****************************************

ヨブ記 16:1−17:16 

ヨブの嘆き(五)

 

翻訳比較

 

新共同訳1987

16:1 ヨブは答えた。

16:2 そんなことを聞くのはもうたくさんだ。あなたたちは皆、慰める振りをして苦しめる。

16:3 「無駄口はやめよ」とか/「何にいらだって/そんな答えをするのか」と言う。

16:4 わたしがあなたたちの立場にあったなら/そのようなことを言っただろうか。あなたたちに対して多くの言葉を連ね/あなたたちに向かって頭を振り

16:5 口先で励まし/唇を動かすことをやめなかっただろうか。

16:6 語っても苦しみはやまず/黙っていても、それは去りません。

16:7 もう、わたしは疲れ果てました。わたしの一族をあなたは圧倒し

16:8 わたしを絞り上げられます。このわたしの姿が証人となり/わたしに代わって抗議するでしょう。

16:9 神がわたしを餌食として、怒りを表されたので/敵はわたしを憎んで牙をむき、鋭い目を向ける。

16:10 彼らは大口を開けて嘲笑い/頬を打って侮辱し/一団となってわたしに向かって来る。

16:11 神は悪を行う者にわたしを引き渡し/神に逆らう者の手に任せられた。

16:12 平穏に暮らしていたわたしを神は打ち砕き/首を押さえて打ち据え/的として立て

16:13 弓を射る者に包囲させられた。彼らは容赦なく、わたしのはらわたを射抜き/胆汁は地に流れ出た。

16:14 神は戦士のように挑みかかり/わたしを打ち破り、なお打ち破る。

16:15 わたしは粗布を肌に縫い付け/わたしの角と共に塵の中に倒れ伏した。

16:16 泣きはらした顔は赤く/死の闇がまぶたのくまどりとなった。

16:17 わたしの手には不法もなく/わたしの祈りは清かったのに。

16:18 大地よ、わたしの血を覆うな/わたしの叫びを閉じ込めるな。

16:19 このような時にも、見よ/天にはわたしのために証人があり/高い天には/わたしを弁護してくださる方がある。

16:20 わたしのために執り成す方、わたしの友/神を仰いでわたしの目は涙を流す。

16:21 人とその友の間を裁くように/神が御自分とこの男の間を裁いてくださるように。

16:22 僅かな年月がたてば/わたしは帰らぬ旅路に就くのだから。

17:1 息は絶え、人生の日は尽きる。わたしには墓があるばかり。

17:2 人々はなお、わたしを嘲り/わたしの目は夜通し彼らの敵意を見ている。

17:3 あなた自ら保証人となってください。ほかの誰が/わたしの味方をしてくれましょう。

17:4 彼らの心を覆って目覚めることのないようにし/彼らを高く上げないでください。

17:5 「利益のために友を裏切れば/子孫の目がつぶれる。」

17:6 この格言はわたしのことだと人は言う。わたしは顔につばきされる者。

17:7 目は苦悩にかすみ/手足はどれも影のようだ。

17:8 正しい人よ、これに驚け。罪のない人よ/神を無視する者に対して奮い立て。

17:9 神に従う人はその道を守り/手の清い人は更に勇気をもて。

17:10 あなたたちは皆、再び集まって来るがよい。あなたたちの中に知恵ある者はいないのか。

17:11 わたしの人生は過ぎ去り/わたしの計画も心の願いも失われた。

17:12 夜は昼となり/暗黒の後に光が近づくと人は言うが

17:13 わたしは陰府に自分のための家を求め/その暗黒に寝床を整えた。

17:14 墓穴に向かって「あなたはわたしの父」と言い/蛆虫に向かって「わたしの母、姉妹」と言う。

17:15 どこになお、わたしの希望があるのか。誰がわたしに希望を見せてくれるのか。

17:16 それはことごとく陰府に落ちた。すべては塵の上に横たわっている。

 

新改訳1970

16:1 ヨブは答えて言った。

16:2 そのようなことを、私は何度も聞いた。あなたがたはみな、煩わしい慰め手だ。

16:3 むなしいことばに終わりがあろうか。あなたは何に興奮して答えるのか。

16:4 私もまた、あなたがたのように語ることができる。もし、あなたがたが私の立場にあったなら、私はことばを連ねてあなたがたを攻撃し、あなたがたに向かって、頭を振ったことだろう。

16:5 私は口先だけであなたがたを強くし、私のくちびるでの慰めをやめなかったことだろう。

16:6 たとい、私が語っても、私の痛みは押えられない。たとい、私が忍んでも、どれだけ私からそれが去るだろう。

16:7 まことに神は今、私を疲れさせた。あなたは私の仲間の者をことごとく荒らされました。

16:8 あなたは私を、つかみました。私のやせ衰えた姿が、証人となり、私に向かって立ち、面と向かって答えをします。

16:9 神は怒って私を引き裂き、私を攻めたて、私に向かって歯ぎしりした。私の敵は私に向かって目をぎらつかせる。

16:10 彼らは私に向かって口を大きくあけ、そしって私の頬を打ち、相集まって私を攻める。

16:11 神は私を小僧っ子に渡し、悪者の手に投げ込まれる。

16:12 私は安らかな身であったが、神は私を打ち砕き、私の首をつかまえて粉々にし、私を立ててご自分の的とされた。

16:13 その射手たちは私を巡り囲み、神は私の内臓を容赦なく射抜き、私の胆汁を地に流した。

16:14 神は私を打ち破って、破れに破れを加え、勇士のように私に向かって馳せかかる。

16:15 私は荒布をはだに縫いつけ、私の角をちりの中に突き刺した。

16:16 私の顔は泣いて赤くなり、私のまぶたには死の陰がある。

16:17 しかし、私の手には暴虐がなく、私の祈りはきよい。

16:18 地よ。私の血をおおうな。私の叫びに休み場所を与えるな。

16:19 今でも天には、私の証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。

16:20 私の友は私をあざけります。しかし、私の目は神に向かって涙を流します。

16:21 その方が、人のために神にとりなしをしてくださいますように。人の子がその友のために。

16:22 数年もたてば、私は帰らぬ旅路につくからです。

17:1 私の霊は乱れ、私の日は尽き、私のものは墓場だけ。

17:2 しかも、あざける者らが、私とともにおり、私の目は彼らの敵意の中で夜を過ごす。

17:3 どうか、私を保証する者をあなたのそばに置いてください。ほかにだれか誓ってくれる者がありましょうか。

17:4 あなたが彼らの心を閉じて悟ることがないようにされたからです。それゆえ、あなたは彼らを高められないでしょう。

17:5 分け前を得るために友の告げ口をする者、その子らの目は衰え果てる。

17:6 神は私を民の物笑いとされた。私は顔につばきをかけられる者となった。

17:7 私の目は悲しみのためにかすみ、私のからだは影のようだ。

17:8 正しい者はこのことに驚き、罪のない者は神を敬わない者に向かって憤る。

17:9 義人は自分の道を保ち、手のきよい人は力を増し加える。

17:10 だが、あなたがたはみな、帰って来るがよい。私はあなたがたの中にひとりの知恵のある者も見いだすまい。

17:11 私の日は過ぎ去り、私の企て、私の心に抱いたことも破れ去った。

17:12 「夜は昼に変えられ、やみから光が近づく。」と言うが、

17:13 もし私が、よみを私の住みかとして望み、やみに私の寝床をのべ、

17:14 その穴に向かって、「おまえは私の父だ。」と言い、うじに向かって、「私の母、私の姉妹。」と言うのなら、

17:15 私の望みはいったいどこにあるのか。だれが、私の望みを見つけよう。

17:16 よみの深みに下っても、あるいは、共にちりの上に降りて行っても。

 

口語訳1955

16:1 そこでヨブは答えて言った、

16:2 「わたしはこのような事を数多く聞いた。あなたがたは皆人を慰めようとして、/かえって人を煩わす者だ。

16:3 むなしき言葉に、はてしがあろうか。あなたは何に激して答をするのか。

16:4 わたしもあなたがたのように語ることができる。もしあなたがたがわたしと代ったならば、/わたしは言葉を練って、あなたがたを攻め、/あなたがたに向かって頭を振ることができる。

16:5 また口をもって、あなたがたを強くし、/くちびるの慰めをもって、あなたがたの苦しみを/和らげることができる。

16:6 たといわたしは語っても、/わたしの苦しみは和らげられない。たといわたしは忍んでも、/どれほどそれがわたしを去るであろうか。

16:7 まことに神は今わたしを疲れさせた。彼はわたしのやからをことごとく荒した。

16:8 彼はわたしを、しわ寄らせた。これがわたしに対する証拠である。またわたしのやせ衰えた姿が立って、わたしを攻め、/わたしの顔にむかって証明する。

16:9 彼は怒ってわたしをかき裂き、わたしを憎み、/わたしに向かって歯をかみ鳴らした。わたしの敵は目を鋭くして、わたしを攻める。

16:10 人々はわたしに向かって口を張り、/侮ってわたしのほおを打ち、/ともに集まってわたしを攻める。

16:11 神はわたしをよこしまな者に渡し、/悪人の手に投げいれられる。

16:12 わたしは安らかであったのに、/彼はわたしを切り裂き、/首を捕えて、わたしを打ち砕き、/わたしを立てて的とされた。

16:13 その射手はわたしを囲む。彼は無慈悲にもわたしの腰を射通し、/わたしの肝を地に流れ出させられる。

16:14 彼はわたしを打ち破って、破れに破れを加え、/勇士のようにわたしに、はせかかられる。

16:15 わたしは荒布を膚に縫いつけ、/わたしの角をちりに伏せた。

16:16 わたしの顔は泣いて赤くなり、/わたしのまぶたには深いやみがある。

16:17 しかし、わたしの手には暴虐がなく、/わたしの祈は清い。

16:18 地よ、わたしの血をおおってくれるな。わたしの叫びに、休む所を得させるな。

16:19 見よ、今でもわたしの証人は天にある。わたしのために保証してくれる者は高い所にある。

16:20 わたしの友はわたしをあざける、/しかしわたしの目は神に向かって涙を注ぐ。

16:21 どうか彼が人のために神と弁論し、/人とその友との間をさばいてくれるように。

16:22 数年過ぎ去れば、/わたしは帰らぬ旅路に行くであろう。

17:1 わが霊は破れ、わが日は尽き、/墓はわたしを待っている。

17:2 まことにあざける者どもはわたしのまわりにあり、/わが目は常に彼らの侮りを見る。

17:3 どうか、あなた自ら保証となられるように。ほかにだれがわたしのために/保証となってくれる者があろうか。

17:4 あなたは彼らの心を閉じて、/悟ることのないようにされた。それゆえ、彼らに勝利を得させられるはずはない。

17:5 分け前を得るために友を訴えるものは、/その子らの目がつぶれるであろう。

17:6 彼はわたしを民の笑い草とされた。わたしは顔につばきされる者となる。

17:7 わが目は憂いによってかすみ、/わがからだはすべて影のようだ。

17:8 正しい者はこれに驚き、/罪なき者は神を信ぜぬ者に対して憤る。

17:9 それでもなお正しい者はその道を堅く保ち、/潔い手をもつ者はますます力を得る。

17:10 しかし、あなたがたは皆再び来るがよい、/わたしはあなたがたのうちに賢い者を見ないのだ。

17:11 わが日は過ぎ去り、わが計りごとは敗れ、/わが心の願いも敗れた。

17:12 彼らは夜を昼に変える。彼らは言う、『光が暗やみに近づいている』と。

17:13 わたしがもし陰府をわたしの家として望み、/暗やみに寝床をのべ、

17:14 穴に向かって『あなたはわたしの父である』と言い、/うじに向かって『あなたはわたしの母、/わたしの姉妹である』と言うならば、

17:15 わたしの望みはどこにあるか、/だれがわたしの望みを見ることができようか。

17:16 これは下って陰府の関門にいたり、/われわれは共にちりに下るであろうか」。

 

****************************************

各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口語訳 ロマ 1:9

1:9 わたしは、祈のたびごとに、絶えずあなたがたを覚え、いつかは御旨にかなって道が開かれ、どうにかして、あなたがたの所に行けるようにと願っている。このことについて、わたしのためにあかしをして下さるのは、わたしが霊により、御子の福音を宣べ伝えて仕えている神である。

 

口語訳 ロマ 9:20

9:20 ああ人よ。あなたは、神に言い逆らうとは、いったい、何者なのか。造られたものが造った者に向かって、「なぜ、わたしをこのように造ったのか」と言うことがあろうか。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口語訳 マタ 27:39

27:39 そこを通りかかった者たちは、頭を振りながら、イエスをののしって

 

口語訳 使  7:54

7:54 人々はこれを聞いて、心の底から激しく怒り、ステパノにむかって、歯ぎしりをした。

 

口語訳 使  23:2

23:2 すると、大祭司アナニヤが、パウロのそばに立っている者たちに、彼の口を打てと命じた。

 

口語訳 ロマ 1:9

1:9 わたしは、祈のたびごとに、絶えずあなたがたを覚え、いつかは御旨にかなって道が開かれ、どうにかして、あなたがたの所に行けるようにと願っている。このことについて、わたしのためにあかしをして下さるのは、わたしが霊により、御子の福音を宣べ伝えて仕えている神である。

 

口語訳 ピリ 1:8

1:8 わたしがキリスト・イエスの熱愛をもって、どんなに深くあなたがた一同を思っていることか、それを証明して下さるかたは神である。

 

口語訳 Tテサ2:5

2:5 わたしたちは、あなたがたが知っているように、決してへつらいの言葉を用いたこともなく、口実を設けて、むさぼったこともない。それは、神があかしして下さる。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口語訳 マタ 27:39

27:39 そこを通りかかった者たちは、頭を振りながら、イエスをののしって

 

口語訳 黙  8:3-4

8:3 また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈に加えて、御座の前の金の祭壇の上にささげるためのものであった。

8:4 香の煙は、御使の手から、聖徒たちの祈と共に神のみまえに立ちのぼった。

 

口語訳 ヨハ 8:12

8:12 イエスは、また人々に語ってこう言われた、「わたしは世の光である。わたしに従って来る者は、やみのうちを歩くことがなく、命の光をもつであろう」。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

・・・・

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987 

新共同 マタ 27:39

27:39 そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって、

 

新共同 使  7:54

7:54 人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。

 

新共同 使  23:2

23:2 すると、大祭司アナニアは、パウロの近くに立っていた者たちに、彼の口を打つように命じた。

 

新共同 ピリ 1:8

1:8 わたしが、キリスト・イエスの愛の心で、あなたがた一同のことをどれほど思っているかは、神が証ししてくださいます。

 

新共同 マコ 9:48

9:48 地獄では蛆が尽きることも、火が消えることもない。

 

****************************************