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ヨシュア記 14章      

 

翻訳比較



聖書協会共同 訳2018
◆ヨルダン川の西側
ヨシュ 14:1 イスラエルの人々が、カナンの地で相続地として受け継いだのは次のとおりである。これは祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュア、そしてイスラエルの 部族の家長たちが相続地として与えたものである。
ヨシュ 14:2 主がモーセを通して命じられたように、九つの部族とマナセの部族の半数の相続地はくじで割り当てられた。
ヨシュ 14:3 モーセはすでに二つの部族とマナセの部族の半数にはヨルダン川の向こう側に相続地を与えていたが、彼らの間にはレビ人の相続地を与えなかった。
ヨシュ 14:4 ヨセフの一族はマナセとエフライムの二つの部族になっていたが、レビ人には、住むべき町と、財産である家畜のための放牧地を除いては割り当て地 を与えなかった。
ヨシュ 14:5 イスラエルの人々は、主がモーセに命じられたとおりに行い、土地を割り当てた。
◆カレブ
ヨシュ 14:6 ギルガルのヨシュアのもとにユダの一族が進み出た。ケナズ人であるエフネの子カレブがヨシュアに言った。「私とあなたのことについて、主がカデ シュ・バルネアで神の人モーセに告げられた言葉を、あなたはご存じのはずです。
ヨシュ 14:7 主の僕モーセが、この地を偵察させるために私をカデシュ・バルネアから遣わしたとき、私は四十歳でした。私は思ったとおりに報告しました。
ヨシュ 14:8 私と一緒に上って行った兄弟たちは民の心を挫きましたが、私はわが神、主に従い通しました。
ヨシュ 14:9 その日、モーセは『あなたの足が踏んだ地は、とこしえにあなたと、あなたの子孫の相続地になる。あなたがわが神、主に従い通したからである』と 誓いました。
ヨシュ 14:10 御覧ください。主は約束してくださったとおり、私を生かしてくださいました。主がこのことをモーセに約束された時から四十五年がたち、その 間、イスラエルは荒れ野を歩みました。今日、私は八十五歳になりました。
ヨシュ 14:11 今日もなお、モーセが私を遣わした日のように健やかです。戦いのためであれ、日常の務めであれ、今の私の力は当時と同じです。
ヨシュ 14:12 ですから今、主があの日約束してくださったこの山地をください。あの日、あなたも聞いたはずです。そこにはアナク人がおり、城壁に囲まれた大 きな町が幾つもありますが、主が私と共にいてくださるなら、主が約束してくださったとおり、私が彼らを追い払います。」
ヨシュ 14:13 ヨシュアはエフネの子カレブを祝福し、ヘブロンを相続地として与えた。
ヨシュ 14:14 こうして、ヘブロンはケナズ人であるエフネの子カレブの相続地となり、今日に至っている。彼がイスラエルの神、主に従い通したからである。
ヨシュ 14:15 ヘブロンはかつてキルヤト・アルバと呼ばれていた。アナク人の中で最も偉大な男アルバにちなんだものである。こうして、この地の戦いは終わっ た。


フランシ スコ会訳2013

001
イスラエルの子らがカナンの地で継承した相続地 は、次のとおりで、これは祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュア、イスラエルの子らの諸部族の各家長が、分け与えたものである。

002その相続地は、主がモーセを通して命じられたよう に、くじで九つ半の部族に割りあてられた。

003モーセは他の二つ半の部族にはすでに、ヨルダン川 の東側に相続地を与えていた。諸部族の中のレビ人には相続地は与えなかった。

004ヨセフの子らがマナセとエフライムの二つの部族に なっていた。レビ人には土地の割りあてはなく、彼らの住む町とその周りの大小の家畜の放牧地だけが与えられた。

005イスラエルの子らは、主がモーセに命じられたとお りに土地の割りあてを行った。

006そのころ、ギルガルでヨシュアのもとにユダの子ら がやって来た。その一人ケナズ人エフネの子カレブはこう言った、「主がカデシュ・バルネアで、わたしとあなたのことについて神の 人モーセに告げられた言葉を、あなたはご存じでしょう。

007主の僕モーセが、カデシュ・バルネアからわたしを 派遣し、この地域を偵察させたのは、わたしが四十歳の時でした。わたしは心の中で思ったとおりに、彼に報告しました。

008一緒に上って行った兄弟たちは、民の心を挫けさせ ましたが、わたしはわたしの神、主にいちずに従いました。

009その日、モーセは『あなたはわたしの神、主にいち ずに従ったから、あなたが足を踏み入れた土地は、永久にあなたとあなたの子孫の相続地になる』とわたしに誓って言いました。

010ご覧ください。主は約束どおり、わたしを生き永ら えさせてくださいました。イスラエルが荒れ野を旅していたとき、主がモーセにこの約束をなさってから四十五年になります。ご覧く ださい。わたしは今や八十五歳になりますが、

011今でもなお、モーセがわたしを派遣した時のように 強健です。戦いにおいても、日常のことにおいても、今でも昔と同じ力があります。

012さあどうか、あの時、主がわたしに約束してくだ さったこの山地をお与えください。あの時、あなたもお聞きになったとおり、そこにはアナク人がおり、彼らの町々は大きく、城壁で 囲まれています。ただ、主がわたしとともにいてくだされば、主が仰せになったとおり、わたしは彼らを追い払うことができます」。

013ヨシュアはエフネの子カレブを祝福し、彼にヘブロ ンを相続地として与えた。

014それでヘブロンは、今日までケナズ人エフネの子カ レブの相続地となっている。彼がイスラエルの神、主にいちずに従ったからである。

015ヘブロンはかつてキルヤト・アルバと呼ばれてい た。アナク人の最も偉大な人アルバの名に因んだものである。こうして、この地域の戦いは終わった。


 

新共同訳1987

14:1 イスラエルの人々が、カナンの土地で嗣業の土地として受け継いだのは、次のとおりである。これは、祭司エルアザルとヌンの子ヨシュアが、イスラエルの人々 の諸部族の家長と共に、彼らに嗣業の土地として与えたものである。

14:2 すなわち主がモーセを通して命じられたように、くじで九つ半の部族に嗣業の土地を割り当てた。

14:3 モーセは既に他の二つ半の部族にはヨルダン川の東側に嗣業の土地を与えていた。彼はレビ人には嗣業の土地を彼らの間に与えなかったが、

14:4 ヨセフの子孫がマナセとエフライムの二つの部族になっていた。レビ人は、カナンの土地の中には住むべき町と財産である家畜の放牧地のほか、何の割り当て地 も与えられなかった。

14:5 イスラエルの人々は、土地を割り当てるにあたって、主がモーセに命じられたとおりにした。

◆カレブ

14:6 そのころ、ギルガルのヨシュアのもとにユダの人々が来た。その一人ケナズ人エフネの子カレブがこう言った。「主がカデシュ・バルネアでわたしとあなたのこ とについて神の人モーセに告げられた言葉を、あなたはご存じのはずです。

14:7 主の僕モーセがわたしをカデシュ・バルネアから遣わし、この地方一帯を偵察させたのは、わたしが四十歳のときでした。わたしは思ったとおりに報告しまし た。

14:8 一緒に行った者たちは民の心を挫きましたが、わたしはわたしの神、主に従いとおしました。

14:9 その日、モーセは誓って、『あなたがわたしの神、主に従いとおしたから、あなたが足を踏み入れた土地は永久にあなたと、あなたの子孫の嗣業の土地になる』 と約束しました。

14:10 御覧ください。主がモーセにこの約束をなさって以来四十五年、イスラエルがなお荒れ野を旅した間、主は約束どおりわたしを生き永らえさせてくださいまし た。今日わたしは八十五歳ですが、

14:11 今なお健やかです。モーセの使いをしたあのころも今も変わりなく、戦争でも、日常の務めでもする力があります。

14:12 どうか主があの時約束してくださったこの山地をわたしにください。あの時、あなたも聞いたように、そこにはアナク人がおり、城壁のある大きな町々がありま すが、主がわたしと共にいてくださるなら、約束どおり、彼らを追い払えます。」

14:13 ヨシュアはエフネの子カレブを祝福し、ヘブロンを嗣業の土地として彼に与えた。

14:14 ヘブロンはケナズ人エフネの子カレブの嗣業の土地となって、今日に至っている。彼がイスラエルの神、主に従いとおしたからである。

14:15 ヘブロンはかつてキルヤト・アルバと呼ばれていたが、それはアナク人の中で最も偉大な人物アルバの名によるものであった。この地方の戦いはこうして収まっ た。

 

新改訳1970

14:1 イスラエル人がカナンの地で相続地の割り当てをした地は次のとおりである。その地を祭司エルアザルと、ヌンの子ヨシュアと、イスラエル人の諸部族の一族の かしらたちが、彼らに割り当て、

14:2 主がモーセを通して命じたとおりに、九部族と半部族とにくじで相続地を割り当てた。

14:3 モーセはすでに二部族と半部族とに、ヨルダン川の向こう側で相続地を与えており、またレビ人には、彼らの中で相続地を与えなかったからであり、

14:4 ヨセフの子孫が、マナセとエフライムの二部族になっていたからである。彼らは、レビ族には、その住むための町々と彼らの所有になる家畜のための放牧地を除 いては、その地で割り当て地を与えなかった。

14:5 イスラエル人は、主がモーセに命じたとおりに行なって、その地を割り当てた。

14:6 ときに、ユダ族がギルガルでヨシュアのところに近づいて来た。そして、ケナズ人エフネの子カレブが、ヨシュアに言った。「主がカデシュ・バルネアで、私と あなたについて、神の人モーセに話されたことを、あなたはご存じのはずです。

14:7 主のしもべモーセがこの地を偵察するために、私をカデシュ・バルネアから遣わしたとき、私は四十歳でした。そのとき、私は自分の心の中にあるとおりを彼に 報告しました。

14:8 私といっしょに上って行った私の身内の者たちは、民の心をくじいたのですが、私は私の神、主に従い通しました。

14:9 そこでその日、モーセは誓って、『あなたの足が踏み行く地は、必ず永久に、あなたとあなたの子孫の相続地となる。あなたが、私の神、主に従い通したからで ある。』と言いました。

14:10 今、ご覧のとおり、主がこのことばをモーセに告げられた時からこのかた、イスラエルが荒野を歩いた四十五年間、主は約束されたとおりに、私を生きながらえ させてくださいました。今や私は、きょうでもう八十五歳になります。

14:11 しかも、モーセが私を遣わした日のように、今も壮健です。私の今の力は、あの時の力と同様、戦争にも、また日常の出入りにも耐えるのです。

14:12 どうか今、主があの日に約束されたこの山地を私に与えてください。あの日、あなたが聞いたように、そこにはアナク人がおり、城壁のある大きな町々があった のです。主が私とともにいてくだされば、主が約束されたように、私は彼らを追い払うことができましょう。」

14:13 それでヨシュアは、エフネの子カレブを祝福し、彼にヘブロンを相続地として与えた。

14:14 それで、ヘブロンは、ケナズ人エフネの子カレブの相続地となった。今日もそうである。それは、彼がイスラエルの神、主に従い通したからである。

14:15 ヘブロンの名は、以前はキルヤテ・アルバであった。アルバというのは、アナク人の中の最も偉大な人物であった。そして、その地に戦争はやんだ。

 

口語訳1955

14:1 イスラエルの人々が、カナンの地で受けた嗣業の地は、次のとおりである。すなわち、祭司エレアザル、ヌンの子ヨシュア、およびイスラエルの人々の部族の首 長たちが、これを彼らに分かち、

14:2 主がモーセによって命じられたように、くじによって、これを九つの部族と、半ばの部族とに、嗣業として与えた。

14:3 これはヨルダンの向こう側で、モーセがすでに他の二つの部族と、半ばの部族とに、嗣業を与えていたからである。ただしレビびとには、彼らの中で嗣業を与え ず、

14:4 ヨセフの子孫が、マナセと、エフライムの二つの部族となったからである。レビびとには土地の分け前を与えず、ただ、その住むべき町々および、家畜と持ち物 とを置くための放牧地を与えたばかりであった。

14:5 イスラエルの人々は、主がモーセに命じられたようにおこなって、その地を分けた。

14:6 時に、ユダの人々がギルガルのヨシュアの所にきて、ケニズびとエフンネの子カレブが、ヨシュアに言った、「主がカデシ・バルネアで、あなたとわたしとにつ いて、神の人モーセに言われたことを、あなたはごぞんじです。

14:7 主のしもべモーセが、この地を探るために、わたしをカデシ・バルネアからつかわした時、わたしは四十歳でした。そしてわたしは、自分の信ずるところを復命 しました。

14:8 しかし、共に上って行った兄弟たちは、民の心をくじいてしまいましたが、わたしは全くわが神、主に従いました。

14:9 その日モーセは誓って、言いました、『おまえの足で踏んだ地は、かならず長くおまえと子孫との嗣業となるであろう。おまえが全くわが神、主に従ったからで ある』。

14:10 主がこの言葉をモーセに語られた時からこのかた、イスラエルが荒野に歩んだ四十五年の間、主は言われたように、わたしを生きながらえさせてくださいまし た。わたしは今日すでに八十五歳ですが、

14:11 今もなお、モーセがわたしをつかわした日のように、健やかです。わたしの今の力は、あの時の力に劣らず、どんな働きにも、戦いにも堪えることができます。

14:12 それで主があの日語られたこの山地を、どうか今、わたしにください。あの日あなたも聞いたように、そこにはアナキびとがいて、その町々は大きく堅固です。 しかし、主がわたしと共におられて、わたしはついには、主が言われたように、彼らを追い払うことができるでしょう」。

14:13 そこでヨシュアはエフンネの子カレブを祝福し、ヘブロンを彼に与えて嗣業とさせた。

14:14 こうしてヘブロンは、ケニズびとエフンネの子カレブの嗣業となって、今日に至っている。彼が全くイスラエルの神、主に従ったからである。

14:15 ヘブロンの名は、もとはキリアテ・アルバといった。アルバは、アナキびとのうちの、最も大いなる人であった。こうしてこの地に戦争はやんだ。

 

文 語訳1917

14:1 イスラエルの子孫がカナンの地にて取しその?業の地は左のごとし即ち祭司エレアザル、ヌンの子ヨシユアおよびイスラエルの子孫の支派 の族長等これを彼らに分ち
14:2 ヱホバがモーセによりて命じたまひしごとく?業の籤によりて之を九の支派および半の支派に與ふ
14:3 其はヨルダンの彼旁にてモーセ已にかの二の支派と半の支派とに?業を與へたればなり但しレビ人には之が中に?業を與へざりき
14:4 是はヨセフの子孫マナセ、エフライムの二の支派と成たるに因て然りレビ人には此地において何の分をも與へず唯その住べき邑々およびその家畜と貨財を置べき 郊地を與へしのみ
14:5 イスラエルの子孫ヱホバのモーセに命じたまひしごとく行ひてその地を分てり
14:6 茲にユダの子孫ギルガルにてヨシユアの許に至りケニズ人ヱフンネの子カレブ、ヨシユアに言けるはヱホバ、カデシバルネアにて我と汝との事につきて神の人 モーセに告たまひし事あり汝これを知る
14:7 ヱホバの僕モーセが此地を窺はせんとて我をカデシバルネアより遣はしし時に我は四十歳なりき其時我は心に思ふまにまに彼に復命したり
14:8 我とともに上り往しわが兄弟等は民の心を挫くことを爲たりしが我は全く我神ヱホバに從へり
14:9 その日モーセ誓ひて言けらく汝の足の踐たる地は必ず永く汝と汝の子孫の?業となるべし汝まったく我神ヱホバに從がひたればなりと
14:10 ヱホバこの言をモーセに語りたまひし時より已來イスラエルが荒野に歩みたる此四十五年の間かく其のたまひし如く我を生存らへさせたまへり視よ我は今日すで に八十五歳なるが
14:11 今日もなほモーセの我を遣はしたりし日のごとく健剛なり我が今の力はかの時の力のごとくにして出入し戰闘をなすに堪ふ
14:12 然ば彼日ヱホバの語りたまひし此山を我に與へよ汝も彼日聞たる如く彼處にはアナキ人をりその邑々は大にして堅固なり然ながらヱホバわれとともに在して我つ ひにヱホバの宣ひしごとく彼らを逐はらふことを得んと
14:13 ヨシユア、ヱフンネの子カレブを祝しヘブロンをこれに與へて?業となさしむ
14:14 是をもてヘブロンは今日までケニズ人ヱフンネの子カレブの?業となりをる是は彼まつたくイスラエルの神ヱホバに從がひたればなり
14:15 ヘブロンの名は元はキリアテアルバと曰ふアルバはアナキ人の中の最も大なる人なりき茲にいたりてその地に戰爭やみぬ


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 ロマ 8:31

8:31 それでは、これらの事 について、なんと言おうか。もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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