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ルカ2:1−7

イエスの誕生

 

翻訳比較



フランシスコ会訳2013
ルカによる福音書2

フランシスコ訳聖書 Luk <2>章 聖書本文

◆イエスの誕生

001そのころ、皇帝アウグストゥス によって、全世界の住民に登録をせよとの勅令が発布された。

002この登録は、キリニウスがシリ アの総督であった時に行われた、最初のものであった。

003人々はみな登録のために、それ ぞれ自分の町に帰っていった。

004ダビデ家とその血筋に属してい たヨセフも、すでに身籠っていたいいなずけのマリアを伴って、登録のために、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビ デの町へ上って行った。

005***

006ところが、二人がそこにいる間 に、出産の日が満ちて、

007マリアは男の初子を産んだ。そ して、その子を産着にくるみ、飼い葉桶に寝かせた。宿屋には、彼らのために場所がなかったからである。



 

岩波翻訳委員会訳1995

420201さ て、その頃、カェサル・アウグストゥスから、全世界の戸口調査をせよと の勅令が出た。

420202この 戸口調査は、クィリニウスがシリア〔州〕の総督であった時施行され た、最初のものであった。

420203そこ で人は皆、戸口調査〔の登録〕をするために、各自自らの町へと赴い た。

420204そこ でヨセフもまた、ガリラヤのナザレという町から、ユダヤの、ベトレヘ ムと呼ばれていたダビデの町へとのぼった。彼がダビデの家系に属し、その一族であったためである。

420205〔す でに〕身重になっていた、彼の許嫁のマリヤムと一緒に戸口調査〔の登 録〕をするためであった。

420206しか し、彼らがそこにいるうちに、彼女が産をする〔に至る〕日々が満たさ れ、

420207彼女 はその初子の男子を産み、産着にその子をくるんで、飼い葉桶の中に寝 かせた。旅籠の中には、彼らのための居場所がなかったためである。

 

新共同訳1987

2:1 そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。

2:2 これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。

2:3 人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。

2:4 ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。

2:5 身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。

2:6 ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、

2:7 初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。

 

前田訳1978

2:1 そのころ皇帝のアウグストゥスから帝国全体の人民を登録せよとのおふれが出た。

2:2 これは最初の登録で、クレニウスがシリアの総督のときのことである。

2:3 すべての人が登録のためにめいめいおのが町へ行った。

2:4 ヨセフもガリラヤはナザレの町からユダヤはベツレヘムというダビデの町へ上った。彼はダビデ家の出で、その血を引いていたからである。

2:5 登録は身ごもっていた妻たるべきマリヤといっしょであった。

2:6 彼らがそこにいるうちに、マリヤは月満ちて、

2:7 男の初子を生み、布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの場所がなかったのである。

 

新改訳1970

2:1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。

2:2 これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。

2:3 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。

2:4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、

2:5 身重になっているいいなずけの妻マリヤもいっしょに登録するためであった。

2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、

2:7 男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。

 

塚本訳1963

2:1 そのころ、全(ローマ)帝国の人口調査の勅令が皇帝アウグストから出た。

2:2 これは(ローマ政府)第一回の人口調査で、クレニオがシリヤの総督であったときに行われたものである。

2:3 すべての人が登録を受けるために、それぞれ自分の(生まれた)町にかえった。

2:4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上った。彼はダビデ家の出、またその血統であったからである。

2:5 すでに身重であった妻マリヤと共に、登録を受けるためであった。

2:6 するとそこにおる間に、マリヤは月満ちて、

2:7 初子を産み、産着にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には場所がなかったのである。

 

口語訳1955

2:1 そのころ、全世界の人口調査をせよとの勅令が、皇帝アウグストから出た。

2:2 これは、クレニオがシリヤの総督であった時に行われた最初の人口調査であった。

2:3 人々はみな登録をするために、それぞれ自分の町へ帰って行った。

2:4 ヨセフもダビデの家系であり、またその血統であったので、ガリラヤの町ナザレを出て、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。

2:5 それは、すでに身重になっていたいいなづけの妻マリヤと共に、登録をするためであった。

2:6 ところが、彼らがベツレヘムに滞在している間に、マリヤは月が満ちて、

2:7 初子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである。

 

文語訳1917

"420101","我らの中に成りし事の物語に つき、始めよりの目撃者にして、"

"420102","御言の役者となりたる人々 の、我らに傳へし其のままを書き列ねんと、手を著けし者あまたある故に、"

"420103","我も凡ての事を最初より詳細 に推し尋ねたれば、"

"420104","テオピロ閣下よ、汝の教へら れたる事の慥なるを悟らせん爲に、これが序を正して書き贈るは善き事と思はるるなり。"

"420105","ユダヤの王ヘロデの時、アビ ヤの組の祭司に、ザカリヤという人あり。その妻はアロンの裔にて、名をエリザベツといふ。"

"420106","二人ながら神の前に正しくし て、主の誡命と定規とを、みな缺なく行へり。"

"420107"," エリザベツ石女なれば、彼らに子なし、また二人とも年邁みぬ。"

 

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各国聖書引照

 

(日) 並行個所・・・・・・塚本虎二訳

・・・・

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

 

 

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ルカ2:8−20

天使、羊飼に現われる

 

翻訳比較


フランシスコ会訳2013
◆羊飼いたちの訪問

008さて、その地方では、羊飼いた ちが野宿をして、夜通し羊の群れの番をしていた。

009すると、主の使いが羊飼いたち のそばに立ち、主の栄光が彼らの周りを照らし出したので、彼らはひどく恐れた。

010み使いは言った、「恐れること はない。わたしは、民全体に及ぶ、大きな喜びの訪れを、あなた方に告げる。

011今日、ダビデの町に、あなた方 のために、救い主がお生まれになった。この方こそ、主メシアである。

012あなた方は、産着にくるまれ て、飼い葉桶に寝ている乳飲み子を見出すであろう。これが徴である」。

013すると突然、み使いに天の大軍 が加わり、神を賛美した。

014「いと高き天には、神に栄光、

地には、み心にかなう人々に平和」。

015み使いたちが離れて天に去る と、羊飼いたちは語り合った、「さあ、ベツレヘムへ行って、主が知らせてくださった、その出来事を見て来よう」。

016そして、彼らは急いで行き、マ リアとヨセフ、そして飼い葉桶に寝ている乳飲み子を捜しあてた。

017それを見た羊飼いたちは、この 幼子について告げられたことを、人々に知らせた。

018羊飼いたちが語ったことを聞い た人々はみな不思議に思った。

019しかし、マリアはこれらのこと をことごとく心に留め、思い巡らしていた。

020羊飼いたちは、見聞きしたこと が、ことごとく告げられたとおりだったので、神をほめたたえ、賛美しながら帰っていった。


 

岩波翻訳委員会訳1995

420208さ て、その地方には、羊飼いたちが野宿をしながら、自分たちの羊の群を夜 も

すがら見張つていた。

420209する と、主の御使いが一人、彼らの上に立ち現れ、主の栄光が彼らを取り巻 いて輝いた。そこで彼らは、戦々恐々として恐れた。

420210する と御使いは彼らに言った、「〔そのように〕恐れることはない。なぜな らば、見よ、私はお前たちに大いなる喜び〔の福音〕を告げ知らせる。この喜びは、民全体のものとなろう。

420211すな わち、今日、お前たちのために、一人の救い主つまり主キリストがダビ デの町に生まれたのだ。

420212ま た、以下のことがお前たちにとっての徴である、〔つまり〕お前たちは産 着にくるまり、飼い葉桶に寝ている嬰児(みどりご)を見いだすであろう」。

420213する と突如として、その御使いと一緒に、天の大軍勢が神を讃め称えて、言 うのであった、

420214「栄 光はいと高き神に、

そして地には平安

意にかなった人々の間に」。

420215さ て、御使いたちが羊飼いたちから離れ去つた時、羊飼いたちは互いに語っ た、「さあ、ベトレヘムまで出かけてみようではないか。そして主がわれらに知らせて下さつたところの、今成し遂げられた〔という〕そ のことを拝見しようではないか」。

420216そし て急いでやつて来て、マリヤムとヨセフと飼い葉桶の中に寝ている嬰児 とを見いだした。

420217また 彼らは、〔幼子とその親たちを〕見て、この幼子のことで彼らに語られ た言葉について報告した。

420218そし て〔これを〕聞いた者たちは皆、羊飼

いたちが彼らに語った〔さまざまの〕ことで、驚 いた。

420219しか しマリヤムは、これら

の言葉を熟慮しながら、その心に収めていた。

420220そこ で羊飼いたちは、彼らが聞

き、見たことすべてのゆえに神を賛美し、讃め称 えながら帰って行った。彼らに対

して〔御使いから〕語られた通りだったのであ る。

 

新共同訳1987

2:8 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。

2:9 すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。

2:10 天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。

2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。

2:12 あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」

2:13 すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。

2:14 「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」

2:15 天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。

2:16 そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。

2:17 その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。

2:18 聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。

2:19 しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。

2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

 

前田訳1978

2:8 そのあたりで、羊飼いが何人か野宿して羊の群れの夜番をしていた。

2:9 すると主の使いが彼らのところにおり立ち、主の栄光が彼らを包み照らしたので、彼らはすっかりおびえた。

2:10 天使はいった、「おそれるな。見よ、わたしは民全体への大きなよろこびをあなた方に伝える。

2:11 きょうダビデの町であなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主キリストである。

2:12 赤子が布にくるまれて飼葉桶に寝ているのが見えよう。それがあなた方への目印である」と。

2:13 するとたちまちその天使に加わって天の大軍勢が現われ、神をたたえていった、

2:14 「いと高き所では栄光が神に、地では平和がみ心にかなう人々に!」、と。

2:15 天使たちが彼らを離れて天に去ると、羊飼いたちは互いにいった、「さあ、ベツレヘムへ行って、主がわれらにお知らせのこの出来事を見よう」と。

2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと飼葉桶に寝ている赤子を探し出した。

2:17 彼らを見ると、この子についていわれたことを告げた。

2:18 それを聞いたものは皆羊飼いたちがいったことにおどろいた。

2:19 しかしマリアはこれらすべてを胸に秘めて、心の中で考えていた。

2:20 羊飼いたちは、聞いたこと見たことすべてがいわれたとおりであったので、神をあがめ、讃美しながら帰って行った。

 

新改訳1970

2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。

2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。

2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。

2:11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。

2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」

2:13 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。

2:14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」

2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て 来よう。」

2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。

2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。

2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。

2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。

2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

 

塚本訳1963

2:8 (その晩、)数人の羊飼がそのあたりで、野宿をしながら群の夜番をしていた。

2:9 すると(突然)一人の主の使が(現われて)彼らに近づき、主の栄光が彼らのまわりを照らしたので、羊飼たちはすっかりおびえてしまった。

2:10 天使が言った、「こわがることはない。いまわたしは、(イスラエルの)民全体への大きな喜びのおとずれを、あなた達に伝えるのだから。

2:11 実は今夜ダビデの町に、あなた達のために一人の救い主がお生まれになった。このお方が(かねて預言されていた)救世主なる主である。

2:12 あなた達はみどり児が産着にくるまれて飼葉桶に寝ているのを見る。それが(救世主の)目印である。」

2:13 するとたちまち、おびただしい天使の群がその天使のところにあらわれて、神を讃美して言った、──

2:14 いと高き所にては神に栄光、地上にては(いまや)平安、御心にかなう人々にあり!

2:15 天使たちが彼らをはなれて天に去ると、羊飼たちは互に言った、「さあ、ベツレヘムに行って、主が知らせてくださった出来事を見てこよう。」

2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどり児とをさがし出した。

2:17 彼らはそれを見ると、幼児について(天使に)告げられたことを(人々)に知らせた。

2:18 聞く者は皆羊飼たちの話を不思議に思った。

2:19 しかしマリヤはこのことを皆胸にひめて、一人でじっと考えていた。

2:20 羊飼たちは、聞いたり見たりしたことがことごとく(天使の)話のとおりであったので、神を崇め、讃美しながら引き返した。

 

口語訳1955

 2:8 さて、この地方で羊飼たちが夜、野宿しながら羊の群れの番をしていた。

2:9 すると主の御使が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照したので、彼らは非常に恐れた。

2:10 御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。

2:11 きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。

2:12 あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」。

2:13 するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使と一緒になって神をさんびして言った、

2:14 「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。

2:15 御使たちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼たちは「さあ、ベツレヘムへ行って、主がお知らせ下さったその出来事を見てこようではないか」と、互に語り 合った。

2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフ、また飼葉おけに寝かしてある幼な子を捜しあてた。

2:17 彼らに会った上で、この子について自分たちに告げ知らされた事を、人々に伝えた。

2:18 人々はみな、羊飼たちが話してくれたことを聞いて、不思議に思った。

2:19 しかし、マリヤはこれらの事をことごとく心に留めて、思いめぐらしていた。

2:20 羊飼たちは、見聞きしたことが何もかも自分たちに語られたとおりであったので、神をあがめ、またさんびしながら帰って行った。

 

文語訳1917

"420208","この地に野宿して、夜群を守 りをる牧者ありしが、"

"420209","主の使その傍らに立ち、主の 榮光その周圍を照したれば、甚く懼る。"

"420210","御使かれらに言ふ『懼るな、 視よ、この民一般に及ぶべき、大なる歡喜の音信を我なんぢらに告ぐ、"

"420211","今日ダビデの町にて汝らの爲 に救主うまれ給へり、これ主キリストなり。"

"420212","なんぢら布にて包まれ、馬槽 に臥しをる嬰兒を見ん、是その徴なり』"

"420213","忽ちあまたの天の軍勢、御使 に加はり、神を讃美して言ふ、"

"420214","『いと高き處には榮光、神に あれ。地には平和、主の悦び給ふ人にあれ』"

"420215","御使等さりて天に往きしと き、牧者たがひに語る『いざ、ベツレヘムにいたり、主の示し給ひし起れる事を見ん』"

"420216","乃ち急ぎ往きて、マリヤとヨ セフと、馬槽に臥したる嬰兒とに尋ねあふ。"

"420217","既に見て、この子につき御使 の語りしことを告げたれば、"

"420218","聞く者はみな牧者の語りしこ とを怪しみたり。"

"420219","而してマリヤは凡て此等のこ とを心に留めて思ひ囘せり。"

"420220","牧者は御使の語りしごとく凡 ての事を見聞せしによりて、神を崇めかつ讃美しつつ歸れり。"

 

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各国聖書引照

 

(日) 並行個所・・・・・・塚本虎二訳

・・・・

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

 

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ルカ2:21−39

割礼と初詣で ―― シメオンの預言とアン ナの感謝

 

翻訳比較


フランシスコ会訳2013
◆イエスの命名

021割礼を施すべき八日目になった とき、受胎の前にみ使いが告げたとおり、幼子はイエスと名づけられた。

◆イエスの奉献

022さて、モーセの律法に定められ た、彼らの清めの日数が満ちると、両親は幼子を主にささげるために、エルサレムへ連れていった。

023これは主の律法に、「はじめて 生まれる男の子はみな、主に聖別された者である」と書き記されているからであり、

024また主の律法に述べられている ところに従って、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽を犠牲としてささげるためであった。

◆シメオンの賛歌と預言

025その時、エルサレムにシメオン という人がいた。この人は正しく敬虔な人で、イスラエルの慰められることを待ち望んでいた。また、聖霊が彼の上にあった。

026彼はまた、主が遣わすメシアを 見るまでは決して死なないとの、聖霊のお告げを受けていた。

027彼は霊に導かれて神殿に入る と、律法の慣習に従って、両親が幼子イエスを連れてきた。

028シメオンはその子を抱きあげ、 神をほめたたえて言った、

029「主よ、今こそ、あなたはお言 葉のとおり、

あなたの僕を、安らかに去らせてくださいます。

030わたしはこの目で、あなたの救 いを見たからです。

031この救いは、あなたが万民の前 に備えられたもの、

032異邦人を照らす光、

あなたの民イスラエルの栄光です」。

033父と母は、幼子について言われ た言葉を聞いて不思議に思った。

034シメオンは彼らを祝福して、母 マリアに言った、「この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするために定められ、また、逆らいを受ける徴として定 められています。

035あなた自身の心も剣で貫かれま す。それによって、多くの人のひそかな思いが、露わにされるでしょう」。

◆アンナ

036さて、アシェル族のファヌエル の娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年老いていて、若いころ嫁ぎ、七年間、夫と生活をともにしたが、

037やもめとなり、すでに八十四歳 になっていた。彼女は神殿を離れず、昼も夜も、断食と祈りのうちに神に仕えていた。

038まさしくその時、彼女も近づい てきて、神をほめたたえ、エルサレムの贖いを待ち望んでいたすべての人に、幼子について語った。

◆イエスの成長

039さて、両親は主の律法どおりに すべてをすませて、自分たちの町、ガリラヤのナザレに帰った。


 

岩波翻訳委員会訳1995

420221さ て、幼子に割礼を施すための八日が満ちた時、彼にイエスという名が付け ら

れた。これは、彼が胎に宿される前に、御使いに よって付けられた〔名〕である。

420222さ て、モーセの律法に従って、彼らの清めの日々が満ちた時、彼らはイエス を

主に献げるためエルサレムに連れのぼった。

420223主の 律法に次のように書いてある通りである、母の胎を 開くすべての男の子は、主にとって聖なる者 と呼ばれるであろう。

420224ま た、主の律法に言われていることに従って、山鳩の一つがい、あるいは家

鳩の雛二羽を犠牲として供えるためであった。

420225する と見よ、エルサレムにシメオンという名の人がいたが、この人物は義し く、

敬虞で、イスラエルの慰め〔られること〕を待ち 望んでいた。そして、聖霊が彼

の上にあった。

420226ま た、彼は、主のキリストを見るまでは死を見ることはない、と

聖霊からのお告げを受けていた。

420227さて 彼は,霊に駆られて神殿〔境内〕の中にやって来た。すると、幼子イェ スの両親が、律法の慣習に従って彼に関する〔献納を〕行

なうために、彼を連れて入って来たところ、

420228シメ オン自らが幼子を両腕に受け取

り、神を祝して言った、

420229「今 こそあなたは、あなたの僕を去らせて下さいます、ご主人様...

お言葉通り、平安のうちに。

420230私の 両の目は、あなたの救いを拝見したからです。

420231それ は、あなたがもろもろの国民の面前に備えられた〔救い〕、

420232異邦 人たちの啓示となり、あなたの民イスラエルの栄光となる光です」。.

420233さ て、彼の父と母とは、彼について語られた〔さまざまの〕ことに驚いてい た。

420234する とシメオンは、彼らを祝福し、彼の母のマリヤムに対して言った、「見 よ、この御子(おんこ)はイスラエルの中の多くの者たちを倒れさせ、かつ起き上がらせるよう、そして反対をうける徴となるよう、定め られておる。―――

420235そし て[また]、あなた様の魂そのものをも、太刀が刺し貫〔かずにはいな い〕であろう多くの者の心の

うちなる想いが顕にされるためである」。

420236さ て、アセル族の出で、ファヌエルの娘のアンナという女預言者がいた。こ の

彼女は、すでにきわめて年長けていた。少女の頃 〔嫁いだ〕後、七年問夫と暮らした

が、

420237〔そ の後〕寡婦(やもめ)となり、〔今では〕八十四歳になっていたのであ る。彼女は、昼夜を分かたず断食と祈願をもって〔神に〕仕え、神殿〔境内〕から離れようとはしなかった。

420238そし てまさにその時、彼女はやって来て神への賛美を〔人前で〕唱え出し、

またイスラエルの贖いを待ち望んでいる者たちす べてに、幼子のことを語り始め

た。

420239そし て、主の律法に〔定められた〕ことがことごとく成し遂げられたので、 彼ら

はガリラヤにある自分たちの町ナザレヘ帰って 行った。

 

新共同訳1987

2:21 八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。

◆神殿で献げられる

2:22 さて、モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。

2:23 それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。

2:24 また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。

2:25 そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。

2:26 そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。

2:27 シメオンが“霊”に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。

2:28 シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。

2:29 「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり/この僕を安らかに去らせてくださいます。

2:30 わたしはこの目であなたの救いを見たからです。

2:31 これは万民のために整えてくださった救いで、

2:32 異邦人を照らす啓示の光、/あなたの民イスラエルの誉れです。」

2:33 父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。

2:34 シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、 反対を受けるしるしとして定められています。

2:35 ――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」

2:36 また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、

2:37 夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、

2:38 そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。

◆ナザレに帰る

2:39 親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。

 

前田訳1978

2:21 割礼すべき八日目になると、幼子はイエスと名づけられた。彼が胎にやどる前に、天使に名づけられたとおりである。

2:22 モーセ律法による清めの日が過ぎると、彼らは主にささげるため赤子を連れてエルサレムへ上った。

2:23 主の律法に、男の初子はすべて主に聖別されること、とあるのによったのである。

2:24 また、主の律法にあるとおり、山鳩ひとつがいか雛鳩二羽をいけにえとしてささげるためであった。

2:25 さて、エルサレムにシメオンという名の人があった。この人は正しく、つつしみ深く、イスラエルの慰めを待ち望み、聖霊がのぞんでいた。

2:26 そして、主のキリストを見ないうちは死なないと聖霊に告げられていた。

2:27 彼は霊にあふれて宮へ行った。両親が幼子イエスに律法の習わしどおりに行なうために入って来たとき、

2:28 彼は幼子を両腕に抱き、神をたたえていった、

2:29 「今や、君よ、あなたは僕をおことばどおり平和にお暇させてくださいます、

2:30 わが目があなたの救いを見ましたから。

2:31 この救いはあなたが万民の前にご用意のもの、

2:32 異教徒には啓示のための、あなたの民イスラエルには栄光のための光です」と。

2:33 幼子のことをいうのを父と母はおどろいていた。

2:34 シメオンは彼らを祝福し、母マリヤにいった、「見よ、この子はイスラエルの多くの人を倒し、また立たせるように、また、反対を受ける徴となるように定めら れています。

2:35 そしてあなた自身の胸をも剣が刺し通すでしょう、多くの人の心の思いがあらわになるために」と。

2:36 また、アセル族のパヌエルの娘にアンナという女預言者があった。年おいていて、娘時代のあと七年夫とともにあり、

2:37 そののちやもめで、八十四歳になっていた。宮を離れず、夜昼断食と祈りとでお勤めしていた。

2:38 彼女はちょうどそのとき近よって来て神に感謝し、エルサレムの人々であがないを待ち望むものすべてに幼子のことを話した。

2:39 彼らは主の律法のとおりすべてを果たすと、ガリラヤのおのが町ナザレへ帰った。

 

新改訳1970

2:21 八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり、幼子はイエスという名で呼ばれることになった。胎内に宿る前に御使いがつけた名である。

2:22 さて、モーセの律法による彼らのきよめの期間が満ちたとき、両親は幼子を主にささげるために、エルサレムへ連れて行った。

2:23 ――それは、主の律法に「母の胎を開く男子の初子は、すべて、主に聖別された者、と呼ばれなければならない。」と書いてあるとおりであった。――

2:24 また、主の律法に「山ばと一つがい、または、家ばとのひな二羽。」と定められたところに従って犠牲をささげるためであった。

2:25 そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい、敬虔な人で、イスラエルの慰められることを待ち望んでいた。聖霊が彼の上にとどまってお られた。

2:26 また、主のキリストを見るまでは、決して死なないと、聖霊のお告げを受けていた。

2:27 彼が御霊に感じて宮にはいると、幼子イエスを連れた両親が、その子のために律法の慣習を守るために、はいって来た。

2:28 すると、シメオンは幼子を腕に抱き、神をほめたたえて言った。

2:29 「主よ。今こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおり、安らかに去らせてくださいます。

2:30 私の目があなたの御救いを見たからです。

2:31 御救いはあなたが万民の前に備えられたもので、

2:32 異邦人を照らす啓示の光、御民イスラエルの光栄です。」

2:33 父と母は、幼子についていろいろ語られる事に驚いた。

2:34 また、シメオンは両親を祝福し、母マリヤに言った。「ご覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人が倒れ、また、立ち上がるために定められ、また、反対を 受けるしるしとして定められています。

2:35 剣があなたの心さえも刺し貫くでしょう。それは多くの人の心の思いが現われるためです。」

2:36 また、アセル族のパヌエルの娘で女預言者のアンナという人がいた。この人は非常に年をとっていた。処女の時代のあと七年間、夫とともに住み、

2:37 その後やもめになり、八十四歳になっていた。そして宮を離れず、夜も昼も、断食と祈りをもって神に仕えていた。

2:38 ちょうどこのとき、彼女もそこにいて、神に感謝をささげ、そして、エルサレムの贖いを待ち望んでいるすべての人々に、この幼子のことを語った。

2:39 さて、彼らは主の律法による定めをすべて果たしたので、ガリラヤの自分たちの町ナザレに帰った。

 

塚本訳1963

2:21 八日過ぎて割礼の日が来ると、人々は、胎内に宿る前に天使からつけられたイエスという名を、幼児につけた。

2:22 両親はモーセ律法による彼らの『清めの日(四十日)が過ぎる』と、幼児をつれてエルサレムに上った。

2:23 これは主の律法に、『はじめて生まれた男の子は皆主に聖別しなければならない』と書いてあるとおりに、これを主に捧げるため、

2:24 また(母親の清めについて)主の律法に、『山鳩一番か雛鳩二羽(を捧げねばならない)』とある規定によって、犠牲を供えるためであった。

2:25 さて(そのころ)エルサレムに名をシメオンという人がいた。この人は正しい、信心深い人で、イスラエルの慰め(である救世主)を待ち望み、聖霊が彼をはな れなかった。

2:26 かつ主の救世主を見ないうちは決して死なないと、かねて聖霊からお告げを受けていた。

2:27 (この日)御霊に感じて宮に行くと、ちょうど両親が、律法の仕来りどおり幼児イエスに行おうとして彼をつれて入ってきたので、

2:28 シメオンは幼児を両腕に抱き、こう言って神を讃美した。──

2:29 今こそ、主よ、あなたはこの僕をしてお言葉のとおり安らかに(この世に)暇乞いをさせてくださいます、

2:30 わたしの目が『もうあなたの救いを拝見しました』からです。

2:31 この救いこそ、あなたが『全人類の(ため、その)目の前で』用意されたもの、

2:32 『異教人には啓示を、』あなたの民『イスラエルには栄光をあたえる』『光』であります。

2:33 幼児のことをこのように言うのを父と母とが不思議に思っていると、

2:34 シメオンは両親を祝福し、母マリヤに言った、「驚きなさるなよ、この幼児はイスラエルの多くの人を、(この方に対する態度によって)倒されたり立たせたり する、また、一つの目印となって(この世の烈しい)反対をうける、使命を負わされているのです。──

2:35 (母人よ、)あなたも劔で胸を刺しつらぬかれ(る苦しみをせ)ねばなりますまい。──これは多くの人の心の(隠れた)考えを外に出させるためなのです。」

2:36 また、アセル族のパヌエルの娘に、アンナという女預言者があった。非常に年を取っていて、娘時代の後、七年の結婚生活をおくり、

2:37 (その後)八十四歳(の今日)まで寡婦ぐらしをしていた。(片時も)宮を離れず、夜も昼も断食と祈りとをもって(神に)奉仕していたが、

2:38 (シメオンが預言している)ちょうどその時、近寄ってきて(幼児について)神に感謝をささげ、またエルサレムの人々のあがないを待ち望むみんなの人に、こ の幼児のことを話した。

2:39 両親は主の律法のさだめをすべて果すと、ガリラヤの自分の町ナザレに帰った。

 

口語訳1955

2:21 八日が過ぎ、割礼をほどこす時となったので、受胎のまえに御使が告げたとおり、幼な子をイエスと名づけた。

2:22 それから、モーセの律法による彼らのきよめの期間が過ぎたとき、両親は幼な子を連れてエルサレムへ上った。

2:23 それは主の律法に「母の胎を初めて開く男の子はみな、主に聖別された者と、となえられねばならない」と書いてあるとおり、幼な子を主にささげるためであ り、

2:24 また同じ主の律法に、「山ばと一つがい、または、家ばとのひな二羽」と定めてあるのに従って、犠牲をささげるためであった。

2:25 その時、エルサレムにシメオンという名の人がいた。この人は正しい信仰深い人で、イスラエルの慰められるのを待ち望んでいた。また聖霊が彼に宿っていた。

2:26 そして主のつかわす救主に会うまでは死ぬことはないと、聖霊の示しを受けていた。

2:27 この人が御霊に感じて宮にはいった。すると律法に定めてあることを行うため、両親もその子イエスを連れてはいってきたので、

2:28 シメオンは幼な子を腕に抱き、神をほめたたえて言った、

2:29 「主よ、今こそ、あなたはみ言葉のとおりに/この僕を安らかに去らせてくださいます、

2:30 わたしの目が今あなたの救を見たのですから。

2:31 この救はあなたが万民のまえにお備えになったもので、

2:32 異邦人を照す啓示の光、み民イスラエルの栄光であります」。

2:33 父と母とは幼な子についてこのように語られたことを、不思議に思った。

2:34 するとシメオンは彼らを祝し、そして母マリヤに言った、「ごらんなさい、この幼な子は、イスラエルの多くの人を倒れさせたり立ちあがらせたりするために、 また反対を受けるしるしとして、定められています。――

2:35 そして、あなた自身もつるぎで胸を刺し貫かれるでしょう。――それは多くの人の心にある思いが、現れるようになるためです」。

2:36 また、アセル族のパヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。彼女は非常に年をとっていた。むすめ時代にとついで、七年間だけ夫と共に住み、

2:37 その後やもめぐらしをし、八十四歳になっていた。そして宮を離れずに夜も昼も断食と祈とをもって神に仕えていた。

2:38 この老女も、ちょうどそのとき近寄ってきて、神に感謝をささげ、そしてこの幼な子のことを、エルサレムの救を待ち望んでいるすべての人々に語りきかせた。

2:39 両親は主の律法どおりすべての事をすませたので、ガリラヤへむかい、自分の町ナザレに帰った。

 

文語訳1917

"420221","八日みちて幼兒に割禮を施す べき日となりたれば、未だ胎内に宿らぬ先に御使の名づけし如く、その名をイエスと名づけたり。"

"420222","モーセの律法に定めたる潔の 日滿ちたれば、彼ら幼兒を携へてGルサレムに上る。"

"420223","これは主の律法に『すべて初 子に生るる男子は、主につける聖なる者と稱へらるべし』と録されたる如く、幼兒を主に獻げ、"

"420224","また主の律法に『山鳩一つが ひ或は家鴿の雛二羽』と云ひたるに遵ひて、犠牲を供へん爲なり。"

"420225","視よ、エルサレムにシメオン といふ人あり。この人は義かつ敬虔にして、イスラエルの慰められんことを待ち望む。聖靈その上に在す。"

"420226","また聖靈に、主のキリストを 見ぬうちは死を見ずと示されしが、"

"420227","此とき御靈に感じて宮に入 る。兩親その子イエスを携へ、この子のために律法の慣例に遵ひて行はんとて來りたれば、"

"420228","シメオン、イエスを取りいだ き、神を讃めて言ふ、"

"420229","『主よ、今こそ御言に循ひ て、僕を安らかに逝かしめ給ふなれ。"

"420230","わが目は、はや主の救を見た り。"

"420231","是もろもろの民の前に備へ給 ひし者、"

"420232","異邦人をてらす光、御民イス ラエルの榮光なり』"

"420233","かく幼兒に就きて語ること を、其の父母あやしみ居たれば、"

"420234","シメオン彼らを祝して母マリ ヤに言ふ『視よ、この幼兒は、イスラエルの多くの人の或は倒れ、或は起たん爲に、また言ひ逆ひを受くる徴のために置かる。"

"420235","・・劍なんぢの心をも刺し貫 くべし・・これは多くの人の心の念の顯れん爲なり』"

"420236","ここにアセルの族パヌエルの 娘に、アンナといふ預言者あり、年いたく老ゆ。處女のとき、夫に適きて七年ともに居り、"

"420237","八十四年寡婦たり。宮を離れ ず、夜も晝も斷食と祈祷とを爲して神に事ふ。"

"420238","この時すすみ寄りて神に感謝 し、また凡てエルサレムの拯贖を待ちのぞむ人に、幼兒のことを語れり。"

"420239"," さて主の律法に遵ひて、凡ての事を果したれば、ガリラヤに歸り、 己が町ナザレに到れり。"

 

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各国聖書引照

 

(日) 並行個所・・・・・・塚本虎二訳

・・・・

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

 

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ルカ2:40−52

イエスの成長・過越まいり

 

翻訳比較


フランシスコ会訳2013
040
幼子は成長し、たくましくなり、知恵に満たされた。神の恵みがその上にあった。

◆エルサレムへの巡礼

041さて、イエスの両親は、毎年、 過越の祭りにはエルサレムへ上っていた。

042イエスが十二歳になられた時 も、両親は祭りの慣習に従って、都に上った。

043祭りの期間が終わって、帰路に 就いたが、少年イエスはエルサレムに残っておられた。しかし、両親はそれに気づかなかった。

044道連れの中にイエスはいるのだ ろうと思い込み、彼らは一日の旅を終えてから、親戚や知人の間を捜し回ったが、

045見つからなかったので、イエス を捜しながらエルサレムまで引き返した。

046そして、三日の後、両親は神殿 の境内でイエスを見つけた。イエスは学者たちの間に座り、彼らの言葉を聞き、また彼らに質問しておられた。

047イエスの言葉を聞いた人々はみ な、その賢明な受け答えに驚嘆していた。

048両親はイエスを見て驚き、母は 言った、「あなたは、どうしてこんなことをしたのですか。お父さまもわたしも心配して、あなたを捜していました」。

049すると、イエスは仰せになっ た、「どうして、わたしをお捜しになったのですか。わたしは父の家にいなければならないことを、ご存じなかったのですか」。

050両親には、イエスの言葉の意味 が分からなかった。

◆ナザレでの居住

051それから、イエスは両親ととも にナザレに下って行き、二人に仕えてお暮らしになった。母はこれらのことをことごとく心に留めていた。

052イエスは知恵も増し、背丈も伸 び、ますます神と人に愛された。

 


 

岩波翻訳委員会訳1995

420240さ て、幼子は知恵に満ちて成長し、力強くなっていった。そして神の恵みが そ

の上にあった。

420241とこ ろで、彼の両親は、毎年、過越祭の時はエルサレムに赴くのを常として い

た。

420242さ て、彼が十二歳になった時、彼らが祭りの慣習に従って上京した時のこと

である。

420243彼ら が〔祭りの〕日々を〔とどこおりなく〕終え、帰途についた時、少年イ

エスはエルサレムに残った。しかし彼の両親は、 〔そのことを〕知らなかった。

420244そし て彼らは、彼が道連れの人々の中にいるものと思って、一日分の距離を 行き、親族や知人たちの中に彼を探した。

420245しか し見つけ〔ることができ〕ず、彼を探しながら、エルサレムヘ戻って 行った。420246そして三日後に、彼らは彼を神殿〔境内〕で見いだした。彼は、律法学者たちの只中に座って、彼らの言うことを聞 いたり、彼らに質問したりしていた。

420247そこ で彼〔が語るの〕を聞いた者は全員、その洞察とその〔もろもろの〕答 とに正気を失うほど驚いていた。

420248さ て、両親は彼を見て仰天し、その母が彼に対して言った、「子よ、なぜ私 たちにこんなことをしてくれたのです。見なさい、お前の父上とこの私とは、〔ひどく苦しんで〕お前を探していたのです」。

420249する と彼は彼らに言った、「なぜぼくを探されたのですか。ぼくが、自分の 父の〔家〕にいるはずだ、ということを知らなかったのですか」。

420250しか し、彼ら自身、彼が彼らに語った言葉を理解できなかった。

420251そこ で彼は彼らと共にくだって行き、ナザレに行った。そして、彼は彼らに 従っていた。しかし彼の母は、その心の中にこれらの言葉をすべて収めていた。

420252さ て、イエスは、知恵[に]も背丈[に]もますます秀で、

神からも人々からも〔いや増す〕恵みを受けてい た。

 

新共同訳1987

2:40 幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

◆神殿での少年イエス

2:41 さて、両親は過越祭には毎年エルサレムへ旅をした。

2:42 イエスが十二歳になったときも、両親は祭りの慣習に従って都に上った。

2:43 祭りの期間が終わって帰路についたとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。

2:44 イエスが道連れの中にいるものと思い、一日分の道のりを行ってしまい、それから、親類や知人の間を捜し回ったが、

2:45 見つからなかったので、捜しながらエルサレムに引き返した。

2:46 三日の後、イエスが神殿の境内で学者たちの真ん中に座り、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。

2:47 聞いている人は皆、イエスの賢い受け答えに驚いていた。

2:48 両親はイエスを見て驚き、母が言った。「なぜこんなことをしてくれたのです。御覧なさい。お父さんもわたしも心配して捜していたのです。」

2:49 すると、イエスは言われた。「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」

2:50 しかし、両親にはイエスの言葉の意味が分からなかった。

2:51 それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親に仕えてお暮らしになった。母はこれらのことをすべて心に納めていた。

2:52 イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。

 

前田訳1978

2:40 幼子は成長して強くなり、知恵に満ち、神の恵みがその上にあった。

2:41 彼の両親は毎年過越の祭りにエルサレムへ行った。

2:42 彼が十二歳になったとき、彼らは祭りの習わしによって都へ上った。

2:43 日程が終わって帰るとき、少年イエスはエルサレムに残っていたが、両親はそれに気づかなかった。

2:44 道連れの中にいると思い込んで一日の行程を行ってから、親戚と知人の中を探したが、

2:45 見つからないので探しながらエルサレムへ戻った。

2:46 すると三日ののち彼が宮で教師たちの間にすわって、話を聞いたりたずねたりするのを見つけた。

2:47 聞く人々は皆彼の応答の賢さに感心していた。

2:48 両親は彼を見ておどろき、母がいった、「坊や、なぜこんなことをしてくれましたか。ごらんなさい、お父さまもわたしも心配してあなたを探しているのに」 と。

2:49 彼はいった、「なぜお探しでしたか。わたしがお父さまの家にいるのが当り前なのをご存じなかったのですか」と。

2:50 両親にはこういわれたことがわからなかった。

2:51 それから彼は両親といっしょに下ってナザレに行き、彼らに仕えておられた。母はこのことをすべて胸に秘めていた。

2:52 イエスは知恵も背たけも、神と人との恵みも増しに増していった。

 

新改訳1970

2:40 幼子は成長し、強くなり、知恵に満ちて行った。神の恵みがその上にあった。

2:41 さて、イエスの両親は、過越の祭りには毎年エルサレムに行った。

2:42 イエスが十二歳になられたときも、両親は祭りの慣習に従って都へ上り、

2:43 祭りの期間を過ごしてから、帰路についたが、少年イエスはエルサレムにとどまっておられた。両親はそれに気づかなかった。

2:44 イエスが一行の中にいるものと思って、一日の道のりを行った。それから、親族や知人の中を捜し回ったが、

2:45 見つからなかったので、イエスを捜しながら、エルサレムまで引き返した。

2:46 そしてようやく三日の後に、イエスが宮で教師たちの真中にすわって、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。

2:47 聞いていた人々はみな、イエスの知恵と答えに驚いていた。

2:48 両親は彼を見て驚き、母は言った。「まあ、あなたはなぜ私たちにこんなことをしたのです。見なさい。父上も私も、心配してあなたを捜し回っていたので す。」

2:49 するとイエスは両親に言われた。「どうしてわたしをお捜しになったのですか。わたしが必ず自分の父の家にいることを、ご存じなかったのですか。」

2:50 しかし両親には、イエスの話されたことばの意味がわからなかった。

2:51 それからイエスは、いっしょに下って行かれ、ナザレに帰って、両親に仕えられた。母はこれらのことをみな、心に留めておいた。

2:52 イエスはますます知恵が進み、背たけも大きくなり、神と人とに愛された。

 

塚本訳1963

2:40 幼児は大きくなり強くなって、知恵満ち、神の恵みが彼をはなれなかった。

2:41 さてイエスの両親は、過越の祭には毎年エルサレムに行った。

2:42 イエスが十二歳になった時、両親は(その)祭の習わしに従って、(彼を連れて都へ)上った。

2:43 (祭の)日が終って帰る時、イエス少年はエルサレムにのこったのに、両親はそれを知らなかった。

2:44 道連れの中にいるとばかり思って、一日路を行ったのち、(はじめてそれに気づき、)親類、知人の中を捜したけれども、

2:45 見つからないので、捜しながらエルサレムに引き返した。

2:46 そして(都を出て)三日の後に、イエスが宮で教師たちの真中に坐って、話を聞いたり尋ねたりしているのを見つけた。

2:47 彼の話を聞いている人々は皆、その賢いうけこたえぶりに舌をまいていた。

2:48 両親はこれを見て驚き、母が言った、「坊や、どうしてこんなことをしましたか。ごらん、お父さまもわたしも(こんなに)心配して、あなたをさがしているで はありませんか。」

2:49 彼らに答えられた、「なぜおさがしになったのです。わたしが(天の)お父さまの家に居るのは当り前でしょう。御存知なかったのですか。」

2:50 両親にはこう言われた言葉(の意味)がわからなかった。

2:51 それからイエスは一しょに(エルサレムから)下ってナザレに帰り、両親につかえられた。母(マリヤ)はこのことを皆胸に秘めていた。

2:52 イエスは知恵も身の丈も、』また神と人との寵愛も、いやましに増していった。』

 

口語訳1955

2:40 幼な子は、ますます成長して強くなり、知恵に満ち、そして神の恵みがその上にあった。

2:41 さて、イエスの両親は、過越の祭には毎年エルサレムへ上っていた。

2:42 イエスが十二歳になった時も、慣例に従って祭のために上京した。

2:43 ところが、祭が終って帰るとき、少年イエスはエルサレムに居残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。

2:44 そして道連れの中にいることと思いこんで、一日路を行ってしまい、それから、親族や知人の中を捜しはじめたが、

2:45 見つからないので、捜しまわりながらエルサレムへ引返した。

2:46 そして三日の後に、イエスが宮の中で教師たちのまん中にすわって、彼らの話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。

2:47 聞く人々はみな、イエスの賢さやその答に驚嘆していた。

2:48 両親はこれを見て驚き、そして母が彼に言った、「どうしてこんな事をしてくれたのです。ごらんなさい、おとう様もわたしも心配して、あなたを捜していたの です」。

2:49 するとイエスは言われた、「どうしてお捜しになったのですか。わたしが自分の父の家にいるはずのことを、ご存じなかったのですか」。

2:50 しかし、両親はその語られた言葉を悟ることができなかった。

2:51 それからイエスは両親と一緒にナザレに下って行き、彼らにお仕えになった。母はこれらの事をみな心に留めていた。

2:52 イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、そして神と人から愛された。

 

 文語訳1917

"420240","幼兒は漸に成長して健かにな り、知慧みち、かつ神の惠その上にありき。"

"420241","かくてその兩親、過越の祭に は年毎にエルサレムに往きぬ。"

"420242","イエスの十二歳のとき、祭の 慣例に遵ひて上りゆき、"

"420243","祭の日終りて歸る時、その子 イエスはエルサレムに止りたまふ。兩親は之を知らずして、"

"420244","道伴のうちに居るならんと思 ひ、一日路ゆきて、親族・知邊のうちを尋ぬれど、"

"420245","遇はぬに因りて復たづねつつ エルサレムに歸り、"

"420246","三日ののち、宮にて教師のな かに坐し、かつ聽ォ、かつ問ひゐ給ふに遇ふ。"

"420247","聞く者は皆その聰と答とを怪 しむ。"

"420248","兩親イエスを見て、いたく驚 き、母は言ふ『兒よ、何故かかる事を我らに爲しぞ、視よ、汝の父と我と憂ひて尋ねたり』"

"420249","イエス言ひたまふ『何故われ を尋ねたるか、我はわが父の家に居るべきを知らぬか』"

"420250","兩親はその語りたまふ事を悟 らず。"

"420251","かくてイエス彼等とともに下 り、ナザレに往きて順ひ事へたまふ。其の母これらの事をことごとく心に藏む。"

"420252"," イエス智慧も身のたけも彌まさり、神と人とにますます愛せられ給 ふ。"

 

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各国聖書引照

 

(日) 並行個所・・・・・・塚本虎二訳

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

 

 

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