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ルカ9:1−6

十二人の派遣

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420901そこで彼は十二人を呼び集め、彼らにすべての悪霊どもを〔支配し〕、

〔もろもろの〕病を癒す力と権能とを与えた。

420902そして、神の王国を宣べ伝え、[さまざまの病弱を]癒すために彼らを遣わし、

420903そして彼らに対して言った、「道中は何も携えるな。杖も、革袋も、パンも、銀も、[おのおの]二枚の下着も持つな。

420904そして家に入ったら、そこに留まれ。そしてそこから出て来るのだ。

420905しかし人々があなたたちを受け入れないならば、その町より出て来る時に、あなたたちの足より塵を打ち払い、彼らに対する証しとせよ」。

420906そこで彼らは出て行って、いたるところで福音を告げ知らせて〔病を〕癒しながら、村から村へとめぐって行った。

 

新共同訳1987

9:1 イエスは十二人を呼び集め、あらゆる悪霊に打ち勝ち、病気をいやす力と権能をお授けになった。

9:2 そして、神の国を宣べ伝え、病人をいやすために遣わすにあたり、

9:3 次のように言われた。「旅には何も持って行ってはならない。杖も袋もパンも金も持ってはならない。下着も二枚は持ってはならない。

9:4 どこかの家に入ったら、そこにとどまって、その家から旅立ちなさい。

9:5 だれもあなたがたを迎え入れないなら、その町を出ていくとき、彼らへの証しとして足についた埃を払い落としなさい。」

9:6 十二人は出かけて行き、村から村へと巡り歩きながら、至るところで福音を告げ知らせ、病気をいやした。

 

前田訳1978

9:1 十二人を呼び集めて、すべての悪鬼を押え、病をいやす力と権威を与え、

9:2 神の国をのべ伝えていやしをするよう彼らをつかわされた。

9:3 彼らにいわれた、「道中何も持つな、杖も、袋も、パンも、金も。下着の替えも持つな。

9:4 家に入ったら、そこに泊まってそこから出かけよ。

9:5 人々があなた方を歓迎しないなら、その町を出るとき彼らへの証のために足のちりを払い落とせ」と。

9:6 彼らは出かけて、村から村へとまわり、至るところで福音を説き、また病をいやした。

 

新改訳1970

9:1 イエスは、十二人を呼び集めて、彼らに、すべての悪霊を追い出し、病気を直すための、力と権威とをお授けになった。

9:2 それから、神の国を宣べ伝え、病気を直すために、彼らを遣わされた。

9:3 イエスは、こう言われた。「旅のために何も持って行かないようにしなさい。杖も、袋も、パンも、金も。また下着も、二枚は、いりません。

9:4 どんな家にはいっても、そこにとどまり、そこから次の旅に出かけなさい。

9:5 人々があなたがたを受け入れないばあいは、その町を出て行くときに、彼らに対する証言として、足のちりを払い落としなさい。」

9:6 十二人は出かけて行って、村から村へと回りながら、至る所で福音を宣べ伝え、病気を直した。

 

塚本訳1963

9:1 それから(前に選んだ)十二人(の弟子)を呼びあつめて、すべての悪鬼を支配し、また病気をなおす力と全権とを授けた上、

9:2 神の国(の福音)を説いたり、病気を直したりするために派遣された。

9:3 彼らに言われた、「旅行には何も──杖も、旅行袋も、パンも、金も持ってゆくな。着替えの下着も持ってはならない。

9:4 ある家に入ったら、(その町を去るまでは)その家に泊まっていて、そこから(次の町へ)立ってゆけ。

9:5 人があなた達を歓迎しないなら、(すぐ)その町を(出てゆけ。そして)出てゆくとき、(縁を切ったことを)そこの人々に証明するため、足の埃を払いおとせ。」

9:6 十二人は出かけていって、村から村へとあるき回りながら、到る所で福音を説き、また病気をなおした。

 

口語訳1955

9:1 それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになった。

9:2 また神の国を宣べ伝え、かつ病気をなおすためにつかわして

9:3 言われた、「旅のために何も携えるな。つえも袋もパンも銭も持たず、また下着も二枚は持つな。

9:4 また、どこかの家にはいったら、そこに留まっておれ。そしてそこから出かけることにしなさい。

9:5 だれもあなたがたを迎えるものがいなかったら、その町を出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足からちりを払い落しなさい」。

9:6 弟子たちは出て行って、村々を巡り歩き、いたる所で福音を宣べ伝え、また病気をいやした。

 

文語訳1917

"420901","イエス十二弟子を召し寄せて、もろもろの惡鬼を制し、病をいやす能力と權威とを與へ、"

"420902","また神の國を宣傳へしめ、人を醫さしむる爲に、之を遣さんとして言ひ給ふ、"

"420903","旅のために何をも持つな、杖も糧も銀も、また二つの下衣をも持つな。"

"420904","いづれの家に入るとも、其處に留れ、而して其處より立ち去れ。"

"420905","人もし汝らを受けずば、その町を立ち去るとき、證のために足の塵を拂へ』"

"420906","ここに弟子たち出でて村々を歴巡り、あまねく福音を宣傳へ、醫すことを爲せり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 ルカ 10:1-12

10:1 そのあとで、主は(十二人のほかに)別に七十二人を定め、自分で行こうとしておられる、あらゆる町や場所に二人ずつ先発された。

10:2 彼らに言われた、「刈入れは多いが、働き手が少ない。だから刈入れの主人に、刈入れのため(多くの)働き手を送られるよう、お願いしなさい。

10:3 行け、いまわたしがあなた達を送り出すのは、羊を狼の中に入れるようなものだ。

10:4 (だからただ信仰で武装せよ。)財布も旅行袋も持ってゆかず、靴もはくな。だれにも道で挨拶をするな。

10:5 ある家に入ったら、まっ先に『平安この家にあれ』と言いなさい。

10:6 もしそこに一人でも平安を愛する者がおれば、あなた達の(祈った)平安はその人に止り、もし一人もいなければ、あなた達に返ってくる(、そしてあなた達のものとなる)であろう。

10:7 (どんな家でも一度入ったら、その土地を立ってゆくまでは)同じ家に泊まっていて、家の人が出すものを(遠慮なく)飲み食いせよ。働く者が報酬をいただくのは当然だから。家から家へと移ってはならない。

10:8 ある町に入ったとき、人があなた達を歓迎するなら、出されるものを食べて、

10:9 その町の病人をなおし、また(町の)人々に、『あなた達には神の国(の喜び)が近づいた』と言え。

10:10 しかしある町に入ったとき、人が歓迎しないなら、大通りに出て言え、

10:11 『わたし達は足についたこの町の埃まで、あなた達に拭いてかえす。(縁を切った証拠だ。)しかし(あなた達には、恐ろしい裁きである)神の国が近づいたことを知れ』と。

10:12 わたしは言う、かの日には、(あの堕落町)ソドムの方が、まだその町よりも罰が軽いであろう。

 

塚本訳 マコ 6:7-13

6:7 また(前に選んだ)十二人(の弟子)を呼びよせ、二人ずつ(を一組にして伝道に)派遣することを始められた。そして汚れた霊を支配する全権を授け、

6:8 また旅行には杖一本のほかに、何も──パンも、旅行袋も、帯の中に金も持ってゆかず、

6:9 ただ草鞋をはくことを、また「下着を二枚着るな」と命じられた。

6:10 なお彼らに言われた、「どんな家でも一度入ったら、その土地を立ってゆくまではその家に泊まっておれ。

6:11 しかしある所で、あなた達を歓迎せず、言うことに耳をかたむけないなら、(すぐその土地を出てゆけ。そして)そこを出てゆくとき、(縁を切ったことを)そこの人々に証明するため、足の裏の埃を払いおとせ。」

6:12 そこで十二人は出かけていって、(罪を赦されるための)悔改めを説き、

6:13 多くの悪鬼を追い出し、また油を塗って大勢の病人をなおした。

 

塚本訳 マタ 10:1-15

10:1 そこで十二人の弟子を呼びよせて、汚れた霊を追い出し、またあらゆる病気、あらゆる煩いをなおす全権を授けられた。

10:2 十二使徒の名はこれである。──まず、ペテロと言われたシモンとその兄弟のアンデレ、それからゼベダイの子ヤコブとその兄弟のヨハネ、

10:3 ピリポとバルトロマイ、トマスと税金取りマタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、

10:4 熱心党のシモンと(あとで)イエスを売ったイスカリオテのユダ。

10:5 イエスはこの十二人に次のように命じて(伝道に)派遣された。──「(国を離れてはいけない。)異教人の所へ行くな、またサマリヤ人の町に入るな。

10:6 ただ、イスラエルの家のいなくなった羊(だけ)に行け。

10:7 行って、『天の国は近づいた』と説け。

10:8 病人をなおし、死人を生きかえらせ、癩病人を清め、悪鬼を追い出せ。(福音も病気もなおす力も、みな神から)ただで戴いたのだ、ただで与えよ。

10:9 (旅行に支度はいらない。)金貨も銀貨も銅貨も、帯の中に入れてゆくな。

10:10 旅行には旅行袋も、着替えの下着も、靴も、杖も(なんの用意も)いらない。働く者が食べ物をいただくのは当然だから。

10:11 町なり村なりに入ったら、そこで然るべき人を捜して、(その土地を)立ってゆくまではその家に泊まっておれ。

10:12 家に入ったらば、まず平安を祈れ。

10:13 もしその家が(その祈りをうけるのに)ふさわしければ、あなた達の(祈った)平安はかならずその家に臨み、もしふさわしくなければ、その平安はあなた達にもどってくる。(そしてあなた達のものとなるのである。)

10:14 しかし人があなた達を歓迎せず、あなた達の言葉に耳をかたむけないなら、(すぐ)その家なり町なりを(出てゆけ。そして)出てゆくとき、(縁を切った証拠に)足の埃を払いおとせ。

10:15 アーメン、わたしは言う、(最後の)裁きの日には、あの(堕落町)ソドムやゴモラの地の方が、まだその町よりも罰が軽いであろう。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マタ 4:23

4:23 イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。

 

新共同 ルカ 10:4

10:4 財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶をするな。

 

新共同 マタ 8:4

8:4 イエスはその人に言われた。「だれにも話さないように気をつけなさい。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めた供え物を献げて、人々に証明しなさい。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  13:51

13:51 それで、二人は彼らに対して足の塵を払い落とし、イコニオンに行った。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 使  9:43

9:43 ペテロは、皮なめしシモンという人の家に泊まり、しばらくの間ヨッパに滞在した。

 

口語訳 使  16:15

16:15 そして、この婦人もその家族も、共にバプテスマを受けたが、その時、彼女は「もし、わたしを主を信じる者とお思いでしたら、どうぞ、わたしの家にきて泊まって下さい」と懇望し、しいてわたしたちをつれて行った。

 

口語訳 使  17:7

17:7 その人たちをヤソンが自分の家に迎え入れました。この連中は、みなカイザルの詔勅にそむいて行動し、イエスという別の王がいるなどと言っています」。

 

口語訳 使  18:3

18:3 パウロは彼らのところに行ったが、互に同業であったので、その家に住み込んで、一緒に仕事をした。天幕造りがその職業であった。

 

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ルカ9:7−9

ヘロデ、イエスを恐れる

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420907すると、四分封(しぶんぽう)領主のヘロデが、生じた〔さまざまの〕ことを聞き〔及び〕、ある人々が言っていることのゆえに〔なすすべが〕まったくわからなくなってしまった。

つまり、「ヨハネが死人たちの中から起こされたのだ」というのである

420908またある人々は〔言った〕、「エリヤが現れた」。またほかの者たちは〔言った〕、「いにしえのある預言者が甦った」。

420909しかしヘロデは言った、「ヨハネなら、このわしが首を斬り落とした。だが、こいつは何者だ、こんな〔いろいろな〕ことがわしの耳に入って来るとは」。そこで彼はイエスを見てみたいと願った。

 

新共同訳1987

9:7 ところで、領主ヘロデは、これらの出来事をすべて聞いて戸惑った。というのは、イエスについて、「ヨハネが死者の中から生き返ったのだ」と言う人もいれば、

9:8 「エリヤが現れたのだ」と言う人もいて、更に、「だれか昔の預言者が生き返ったのだ」と言う人もいたからである。

9:9 しかし、ヘロデは言った。「ヨハネなら、わたしが首をはねた。いったい、何者だろう。耳に入ってくるこんなうわさの主は。」そして、イエスに会ってみたいと思った。

 

前田訳1978

9:7 領主ヘロデはこれらの出来事すべてを耳にして、心平らかではなかった。あるものはヨハネが死人の中から復活した、

9:8 あるものはエリヤが現われた、またほかのものは昔のある預言者がよみがえった、といったからである。

9:9 しかしヘロデはいった、「ヨハネはわたしが首をはねた。このようなうわさを聞くその男はだれだ」と。彼はイエスに会いたく思っていた。

 

新改訳1970

9:7 さて、国主ヘロデは、このすべての出来事を聞いて、ひどく当惑していた。それは、ある人々が、「ヨハネが死人の中からよみがえったのだ。」と言い、

9:8 ほかの人々は、「エリヤが現われたのだ。」と言い、さらに別の人々は、「昔の預言者のひとりがよみがえったのだ。」と言っていたからである。

9:9 ヘロデは言った。「ヨハネなら、私が首をはねたのだ。そうしたことがうわさされているこの人は、いったいだれなのだろう。」ヘロデはイエスに会ってみようとした。

 

塚本訳1963

9:7 これは一切の出来事が領主ヘロデの耳にはいると、彼はすっかり不安になった。ある人は(イエスのことを洗礼者)ヨハネが死人の中から生きかえったのだと言い、

9:8 ある人は(預言者)エリヤが現われたと言い、またほかの人は、昔のある預言者が生き返ったのだと言ったからである。

9:9 しかしヘロデは言った、「ヨハネは(確かに)わたしが首をはねた。だが、こんな噂を聞くその男はそもそも何者だろう。」彼はイエスに会いたいと思った。

 

口語訳1955

9:7 さて、領主ヘロデはいろいろな出来事を耳にして、あわて惑っていた。それは、ある人たちは、ヨハネが死人の中からよみがえったと言い、

9:8 またある人たちは、エリヤが現れたと言い、またほかの人たちは、昔の預言者のひとりが復活したのだと言っていたからである。

9:9 そこでヘロデが言った、「ヨハネはわたしがすでに首を切ったのだが、こうしてうわさされているこの人は、いったい、だれなのだろう」。そしてイエスに会ってみようと思っていた。

 

文語訳1917

"420907","さて國守ヘロデ、ありし凡ての事をききて周章てまどふ。或人はヨハネ死人の中より甦へりたりといひ、"

"420908","或人はエリヤ現れたりといひ、また或人は、古への預言者の一人よみがへりたりと言へばなり。"

"420909","ヘロデ言ふ『ヨハネは我すでに首斬りたり、然るに斯かる事のきこゆる此の人は誰なるか』かくてイエスを見んことを求めゐたり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 6:14-16

6:14 イエスの噂が高くなったので、ヘロデ(・アンテパス)王の耳にはいった。──「洗礼者ヨハネが死人の中から生きかえったのだ。それだからあんな(不思議な)力が彼の中に働いている」とある人々は言った。

6:15 しかし、「預言者エリヤだ」言う者もあり、「(昔の)普通の預言者のような預言者だ」と言う者もあった。

6:16 しかしヘロデは聞いて、「わたしが首をはねたヨハネ、あれが生きかえったのだ」と言った。

 

塚本訳 マタ 14:1-2

14:1 そのころ、イエスの評判が領主ヘロデ・アンテパスの耳にはいった。

14:2 「これは洗礼者ヨハネにちがいない。あれが死人の中から生きかえったのだ、それだからあんな(不思議な)力が彼の中に働いている」とヘロデは家来に言った。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ルカ9:10−17

十二人帰る・五千人のパン

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420910aさて、使徒たちは戻って来て、自分たちがなしたことをイエスに〔詳しく〕物語

った。

420910bすると彼は、彼らを連れて、べトサイダと呼ばれる町へ彼らだけで退いた。

420911しかし群衆は、〔それを〕知って、彼に従って行った。そこで彼は彼らを喜んで

受け入れ、神の王国について彼らに語り続け、また癒しを必要としていた者たちを

治した。

420912さて、陽が傾き始めた。そこで十二人がやって来て彼に言った、「群衆を解散させて下さい、そうすれば彼らはまわりの村々や里に赴き、〔そこで〕宿を取り、食糧を見つけるでしょう。私たちはここ、荒涼としたところにいるのですから」。

420913するとイエスは、彼らに対して言った、「あなたたちの方で、彼らに食べ物を与

えるのだ」。すると彼らは言った、「私たちのもとには、五個のパンと二匹の魚以上

のものはありません。そうでなければ、私たちの方で赴いて、この民すべてのため

に食物を買ってくるようなことになりますが」。

420914なぜなら・男五千人ほどの人がいたからである。しかし彼はその弟子たちに対して言った、「彼らを[ほぼ]五十人ずつの組にして横たわらせなさい」。

420915そこで彼らはそのようにし、皆を横たわらせた。

420916そこで彼は、五個のパンと二匹の魚を取り、天に向かって目を上げ、それらに〔神の祝福を〕祈り、裂き、弟子たちに渡して群衆に分け与えるようにした。

420917そして皆が食べて満腹した。そして十二の枝編み籠のパン層が、彼らの残した

物として集められた。

 

新共同訳1987

9:10 使徒たちは帰って来て、自分たちの行ったことをみなイエスに告げた。イエスは彼らを連れ、自分たちだけでベトサイダという町に退かれた。

9:11 群衆はそのことを知ってイエスの後を追った。イエスはこの人々を迎え、神の国について語り、治療の必要な人々をいやしておられた。

9:12 日が傾きかけたので、十二人はそばに来てイエスに言った。「群衆を解散させてください。そうすれば、周りの村や里へ行って宿をとり、食べ物を見つけるでしょう。わたしたちはこんな人里離れた所にいるのです。」

9:13 しかし、イエスは言われた。「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい。」彼らは言った。「わたしたちにはパン五つと魚二匹しかありません、このすべての人々のために、わたしたちが食べ物を買いに行かないかぎり。」

9:14 というのは、男が五千人ほどいたからである。イエスは弟子たちに、「人々を五十人ぐらいずつ組にして座らせなさい」と言われた。

9:15 弟子たちは、そのようにして皆を座らせた。

9:16 すると、イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで、それらのために賛美の祈りを唱え、裂いて弟子たちに渡しては群衆に配らせた。

9:17 すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、十二籠もあった。

 

前田訳1978

9:10 使徒たちは帰って来て、したことのすべてをイエスに話した。イエスは彼らを連れて、そっとベッサイダという町へ退かれた。

9:11 群衆がそれと知って、ついて来たので、彼らを迎えて神の国について語り、手当を要するものをなおされた。

9:12 日が傾きかけると、十二人がおそばへ来ていった、「群衆を解散させ、まわりの村や里へ行って宿らせ、食事をさせてください。われらはこんな人里離れたところにいますから」と。

9:13 彼はいわれた、「あなた方が食べ物をお与えなさい」と。彼らはいった、「パン五つと魚二匹しか手もとにありません、われらがこの人たち皆の食べ物を買いに行かないかぎり」と。

9:14 男五千人ほどいたからである。彼は弟子たちにいわれた、「五十人くらいずつ組にしてすわらせなさい」と。

9:15 彼らはそのとおりにして、皆をすわらせた。

9:16 彼はその五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いでそれを祝福して裂き、群衆に配るように弟子たちに渡された。

9:17 皆が食べて満腹した。余りのくずを拾うと、十二篭あった。

 

新改訳1970

9:10 さて、使徒たちは帰って来て、自分たちのして来たことを報告した。それからイエスは彼らを連れてベツサイダという町へひそかに退かれた。

9:11 ところが、多くの群衆がこれを知って、ついて来た。それで、イエスは喜んで彼らを迎え、神の国のことを話し、また、いやしの必要な人たちをおいやしになった。

9:12 そのうち、日も暮れ始めたので、十二人はみもとに来て、「この群衆を解散させてください。そして回りの村や部落にやって、宿をとらせ、何か食べることができるようにさせてください。私たちは、こんな人里離れた所にいるのですから。」と言った。

9:13 しかしイエスは、彼らに言われた。「あなたがたで、何か食べる物を上げなさい。」彼らは言った。「私たちには五つのパンと二匹の魚のほか何もありません。私たちが出かけて行って、この民全体のために食物を買うのでしょうか。」

9:14 それは、男だけでおよそ五千人もいたからである。しかしイエスは、弟子たちに言われた。「人々を、五十人ぐらいずつ組にしてすわらせなさい。」

9:15 弟子たちは、そのようにして、全部をすわらせた。

9:16 するとイエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて、それらを祝福して裂き、群衆に配るように弟子たちに与えられた。

9:17 人々はみな、食べて満腹した。そして、余ったパン切れを取り集めると、十二かごあった。

 

塚本訳1963

9:10 (さて十人の)使徒たちは帰ってきて、(旅行中に)したことをみなイエスに話した。イエスは彼らを連れて、自分たちだけベツサイダという町の方へ引っ込まれた。

9:11 しかし群衆がそれと知ってついて来たので、これを迎えて神の国のことを語り、また治療を要する人々を直された。

9:12 日が傾きかけると、十二人は来てイエスに言った、「群衆を解散させ、まわりの村や部落に行って宿を取らせ、食事をさせてください。わたし達はこんな人里はなれた所にいるのですから。」

9:13 彼らに言われた、「あなた達が自分で食べさせてやったらよかろう。」彼らが言った、「手許にはパン五つと魚二匹よりありません、わたし達が行って、このみんなの食べる物を買ってこないことには。」

9:14 男五千人ばかりもいたからである。「五十人ぐらいずつ組にして坐らせなさい」と弟子たちに言われた。

9:15 そのように、皆を坐らせた。

9:16 するとイエスは(いつも家長がするように、)その五つのパンと二匹の魚を(手に)取り、天を仰いでそれを祝福したのち、(パンを)裂いて、群衆に配るように弟子たちに渡された。

9:17 皆が食べて満腹した。そして余った(パンの)屑を拾うと、十二篭あった。

 

口語訳1955

9:10 使徒たちは帰ってきて、自分たちのしたことをすべてイエスに話した。それからイエスは彼らを連れて、ベツサイダという町へひそかに退かれた。

9:11 ところが群衆がそれと知って、ついてきたので、これを迎えて神の国のことを語り聞かせ、また治療を要する人たちをいやされた。

9:12 それから日が傾きかけたので、十二弟子がイエスのもとにきて言った、「群衆を解散して、まわりの村々や部落へ行って宿を取り、食物を手にいれるようにさせてください。わたしたちはこんな寂しい所にきているのですから」。

9:13 しかしイエスは言われた、「あなたがたの手で食物をやりなさい」。彼らは言った、「わたしたちにはパン五つと魚二ひきしかありません、この大ぜいの人のために食物を買いに行くかしなければ」。

9:14 というのは、男が五千人ばかりもいたからである。しかしイエスは弟子たちに言われた、「人々をおおよそ五十人ずつの組にして、すわらせなさい」。

9:15 彼らはそのとおりにして、みんなをすわらせた。

9:16 イエスは五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福してさき、弟子たちにわたして群衆に配らせた。

9:17 みんなの者は食べて満腹した。そして、その余りくずを集めたら、十二かごあった。

 

文語訳1917

"420910","使徒たち歸りきて、其の爲しし事を具にイエスに告ぐ。イエス彼らを携へて竊にベツサイダといふ町に退きたまふ。"

"420911","されど群衆これを知りて從ひ來りたれば、彼らを接けて、神の國の事を語り、かつ治療を要する人々を醫したまふ。"

"420912","日傾きたれば、十二弟子きたりて言ふ『群衆を去らしめ、周圍の村また里にゆき、宿をとりて食物を求めさせ給へ。我らは斯かる寂しき所に居るなり』"

"420913","イエス言ひ給ふ『なんぢら食物を與へよ』弟子たち言ふ『我らただ五つのパンと二つの魚とあるのみ、此の多くの人のために、往きて買はねば他に食物なし』"

"420914","男おほよそ五千人ゐたればなり。イエス弟子たちに言ひたまふ『人々を組にして五十人づつ坐せしめよ』"

"420915","彼等その如くなして、人々をみな坐せしむ。"

"420916","かくてイエス五つのパンと二つの魚とを取り、天を仰ぎて祝し、擘きて弟子たちに付し、群衆のまへに置かしめ給ふ。"

"420917","彼らは食ひて皆飽く。擘きたる餘を集めしに十二筺ほどありき。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 6:30-44

6:30 (さて旅行から帰った十二人の)使徒たちはイエスの所に集まって、したこと、教えたことをのこらず報告した。

6:31 彼らに言われる、「さあ、あなた達だけどこか静かな所へ行って、しばらく休んだがよかろう。」人の出入りが多く、食事する暇もなかったのである。

6:32 そこで彼らだけ、舟で(イエスと一しょに)人里はなれた所へ行った。

6:33 しかしその出かけるのを見て、多くの人はそれと感づいた。それで方々の町から陸を走ってそこへ集まり、彼らよりも先に着いた。

6:34 イエスは(舟から)あがって、多くの群衆が『羊飼のいない羊のように』しているのを見ると、かわいそうになり、多くのことを教え始められた。

6:35 とかくするうち、もう時間もおそくなったので、弟子たちはイエスのそばに来て言った、「ここは人里はなれた所、それにもう時間もおそいので、

6:36 人々を解散させ、まわりの部落や村に行って、自分で何か食べるものを買わせてください。」

6:37 イエスは答えて言われた、「あなた達が自分で食べさせてやったらよかろう。」彼らが言う、「わたし達が行って二百デナリ[十万円]のパンを買ってきて、食べさせるのでしょうか。」

6:38 彼らに言われる、「手許にいくつパンがあるか。見て来なさい。」確かめて来て言う、「五つ。それと魚が二匹です。」

6:39 そこで皆を一組一組、青い草の上に坐らせるよう弟子たちに命じられると、

6:40 あるいは百人ずつ、あるいは五十人ずつ、一列一列になってすわった。

6:41 イエスは(いつも家長がするように、)その五つのパンと二匹の魚を(手に)取り、天を仰いで(神を)讃美したのち、パンを裂き、人々に配るため弟子たちに渡された。二匹の魚も皆に分けられた。

6:42 皆が食べて満腹した。

6:43 そして(パンの)屑を拾うと、十二の篭に一杯あった。魚の残りも拾った。

6:44 パンを食べた者は、男五千人であった。

 

塚本訳 マタ 14:13-21

14:13 これを聞くと、イエスは自分(と弟子たち)だけ、そこから舟で人里はなれた所へ立ちのかれた。すると群衆はそれと聞いて、町々から陸を歩いてついて行った。

14:14 イエスは(舟から)上がって多くの群衆を見ると、かわいそうになり、その中の病人をなおされた。

14:15 夕方になると、弟子たちはイエスのそばに来て言った、「ここは人里はなれた所、それにもう時間も過ぎました。だから群衆を解散させ、村々に行って自分で食べる物を買わせてください。」

14:16 イエスは言われた、「買いに行くには及ばない。あなた達が自分で食べさせてやったらよかろう。」

14:17 彼らが言う、「ここにはパン五つと、魚二匹しか持ちあわせがありません。」

14:18 イエスは言われた、「それをここに持ってきなさい。」

14:19 それから群衆に命じて草の上に座らせ、(いつも家長がするように、)その五つのパンと二匹の魚を(手に)取り、天を仰いで(神を)讃美したのち、パンを裂いて弟子たちに渡されると、弟子たちは群衆に渡した。

14:20 皆が食べて満腹した。そして余ったパンの屑を拾うと、十二の篭に一ぱいあった。

14:21 食べた者は、女、子供ぬきで、男五千人ばかりであった。

 

塚本訳 ヨハ 6:1-13

6:1 そののち、イエスはガリラヤ湖すなわちテベリヤ湖の向こう岸に行かれた。

6:2 多くの群衆がついて行った。病人に行なわれたかずかずの徴[奇蹟]を見たからである。

6:3 イエスは山にのぼって、弟子たちとそこにお坐りになった。

6:4 ユダヤ人の祭りである過越の祭が間近であった。

6:5 イエスは目をあげて、多くの群衆があつまって来るのを見ると、ピリポに言われる、「どこからパンを買ってきて、この人たちに食べさせようか。」

6:6 こう言われるのはピリポを試すためで、自分ではどうするか、わかっておられた。

6:7 ピリポが答えた、「二百デナリ[十万円]のパンでも、みんなに少しずつも行き渡らないでしょう。」

6:8 弟子の一人で、シモン・ペテロの兄弟のアンデレがイエスに言う、

6:9 「ここに大麦パン五つと魚二匹持っている青年がいますが、こんな大勢の人に何の役に立ちましょう。」

6:10 イエスが言われた、「人々をすわらせなさい。」その場所には草がたくさんあった。そこで人々がすわった。その数、男五千人ばかり。

6:11 するとイエスは(いつも家長がするように、)そのパンを手に取り、(神に)感謝したのち、(裂いて、)坐っている人々に分け、魚も同じようにして、ほしいだけ分けておやりになった。

6:12 人々が腹一ぱい食べると、弟子たちに言われる、「余った(パンの)屑を集めなさい、すこしもむだにならないように。」

6:13 そこで集めると、人々が食べのこした五つの大麦パンの屑で、十二の篭がいっぱいになった。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マタ 11:21

11:21 「コラジン、お前は不幸だ。ベトサイダ、お前は不幸だ。お前たちのところで行われた奇跡が、ティルスやシドンで行われていれば、これらの町はとうの昔に粗布をまとい、灰をかぶって悔い改めたにちがいない。

 

新共同 マコ 6:45

6:45 それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸のベトサイダへ先に行かせ、その間に御自分は群衆を解散させられた。

 

新共同 マタ 14:19

14:19 群衆には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ルカ9:18−22

ペテロの告白と受難の予告第一

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420918さて、彼が一人で祈っている際、弟子たちが彼と共にいた。そして彼は彼らに

たずねて言った、「群衆は私を誰だと言っているか」。

420919そこで彼らは答えて言った、「洗礼者ヨハネ、しかしほかの者たちはエリヤ、しかしまたほかの者たちは、いにしえの預言者たちのある者が甦った〔と言っています〕」。

420920そこで彼は彼らに言った、「しかしあなたたちは、私を誰だと言うのか」。そこでペトロは答えて言った、「神のキリストです」。

420921彼はしかし、彼らを叱りつけながら、誰にもこのことを言うなと指図した。

420922〔その際、彼は次のように〕言った、「人の子は、多くの苦しみを受け、長老たちや祭司長たちや律法学者たちから棄てられ、かつ殺され、そして三日目に起こされねばならない」。

 

新共同訳1987

9:18 イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちは共にいた。そこでイエスは、「群衆は、わたしのことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。

9:19 弟子たちは答えた。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています。ほかに、『エリヤだ』と言う人も、『だれか昔の預言者が生き返ったのだ』と言う人もいます。」

9:20 イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」ペトロが答えた。「神からのメシアです。」

◆イエス、死と復活を予告する

9:21 イエスは弟子たちを戒め、このことをだれにも話さないように命じて、

9:22 次のように言われた。「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。」

 

前田訳1978

9:18 彼がひとりで祈っておられるときのこと、弟子たちがおそばにいたのでおたずねになった、「群衆はわたしをなんといっているか」と。

9:19 彼らが答えた、「洗礼者ヨハネです。あるものはエリヤ、あるものは昔のある預言者がよみがえった、と申します」と。

9:20 彼らにいわれた、「あなた方はわたしをなんというか」と。ペテロが答えた、「神のキリスト」と。

9:21 彼は弟子たちをたしなめてこのことをだれにもいわぬよう命じられた。そして、いわれた、

9:22 「人の子は多くの苦しみを受け、長老、大祭司、学者から捨てられ、殺されて三日目に復活せねばならぬ」と。

 

新改訳1970

9:18 さて、イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちがいっしょにいた。イエスは彼らに尋ねて言われた。「群衆はわたしのことをだれだと言っていますか。」

9:19 彼らは、答えて言った。「バプテスマのヨハネだと言っています。ある者はエリヤだと言い、またほかの人々は、昔の預言者のひとりが生き返ったのだとも言っています。」

9:20 イエスは、彼らに言われた。「では、あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」ペテロが答えて言った。「神のキリストです。」

9:21 するとイエスは、このことをだれにも話さないようにと、彼らを戒めて命じられた。

9:22 そして言われた。「人の子は、必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、そして三日目によみがえらねばならないのです。」

 

塚本訳1963

9:18 イエスがひとりで祈っておられた時のこと、弟子たち(だけ)が一しょにいると、こう言って尋ねられた、「人々はわたしのことをなんと言っているのか。」

9:19 彼らが答えて言った、「洗礼者ヨハネ。あるいはエリヤ、あるいは昔のある預言者が生き返ったのだ、と言う者があります。」

9:20 彼らに言われた、「では、あなた達はわたしのことをなんと言うのか。」ペテロが答えて言った、「神の(お約束の)救世主!」

9:21 イエスは弟子たちを戒めて、このことをだれにも言うなと命じられた。

9:22 そして、「人の子(わたし)は多くの苦しみをうけ、長老、大祭司連、聖書学者たちから排斥され、殺され、そして三日目に復活せねばならない。(神はこうお決めになっている)」と言われた。

 

口語訳1955

9:18 イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちが近くにいたので、彼らに尋ねて言われた、「群衆はわたしをだれと言っているか」。

9:19 彼らは答えて言った、「バプテスマのヨハネだと、言っています。しかしほかの人たちは、エリヤだと言い、また昔の預言者のひとりが復活したのだと、言っている者もあります」。

9:20 彼らに言われた、「それでは、あなたがたはわたしをだれと言うか」。ペテロが答えて言った、「神のキリストです」。

9:21 イエスは彼らを戒め、この事をだれにも言うなと命じ、そして言われた、

9:22 「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、また殺され、そして三日目によみがえる」。

 

 文語訳1917

"420918","イエス人々を離れて祈り居給ふとき、弟子たち偕にをりしに、問ひて言ひたまふ『群衆は我を誰といふか』"

"420919","答へて言ふ『バプテスマのヨハネ、或人はエリヤ、或人は古への預言者の一人よみがへりたりと言ふ』"

"420920","イエス言ひ給ふ『なんぢらは我を誰と言ふか』ペテロ答へて言ふ『神のキリストなり』"

"420921","イエス彼らを戒めて、之を誰にも告げぬやうに命じ、かつ言ひ給ふ"

"420922","『人の子は必ず多くの苦難をうけ、長老・祭司長・學者らに棄てられ、かつ殺され、三日めに甦へるべし』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 8:27-33

8:27 イエスは(そこから)弟子たちとピリポ・カイザリヤの(町に近い)村々に出てゆかれた。道すがら弟子たちにこう言って尋ねられた、「世間の人はわたしのことをなんと言っているか。」

8:28 彼らが言った、「洗礼者ヨハネ。あるいはエリヤ、あるいは(昔の)普通の預言者と言う者もあります。」

8:29 イエスは尋ねられた、「では、あなた達はわたしのことをなんと言うのか。」ペテロが答えて言う、「あなたは救世主であります!」

8:30 イエスは自分のことをだれにも言ってはならないと、弟子たちを戒められた。

8:31 (この時から、)イエスは、「人の子(わたし)は多くの苦しみをうけ、長老、大祭司連、聖書学者たちから排斥され、殺され、そして三日の後に復活せねばならない。(神はこうお決めになっている)」と弟子たちに教え始められた。

8:32 しかもおおぴっらにこのことを話された。するとペテロはイエスをわきへ引っ張っていって、忠告を始めた。(救世主が死ぬなどとは考えられなかったのである。)

8:33 イエスは振り返って、弟子たちの見ている前でペテロを叱りつけられた、「引っ込んでろ、悪魔!お前は神様のことを考えずに、人間のことを考えている!」

 

塚本訳 マタ 16:13-23

16:13 ピリポ・カイザリヤ地方に行かれたとき、イエスはこう言って弟子たちに尋ねられた、「世間の人は人の子(わたし)のことをなんと言っているか。」

16:14 彼らが言った、「あるいは洗礼者ヨハネ、あるいは預言者エリヤ、あるいはエレミヤとか(昔の)普通の預言者とか言う者があります。」

16:15 彼らに言われる、「では、あなた達はわたしのことをなんと言うのか。」

16:16 シモン・ペテロが答えて言った、「あなたは救世主、生ける神の子であります!」

16:17 するとイエスは(喜んで)ペテロに答えられた、「バルヨナ・シモン、あなたは幸いだ。これをあなたに示したのは血肉([人間]の知恵)でなく、わたしの天の父上だから。

16:18 それでわたしもあなたに言おう。──あなたはペテロ[岩]、わたしはこの岩の上に、わたしの集会を建てる。黄泉の門[死の力]もこれに勝つことはできない。

16:19 わたしはあなたに天の国の鍵をあずける。(だから)あなたが地上で結ぶことは(そのまま)天でも結ばれ、地上で解くことは(そのまま)天でも解かれるであろう。」

16:20 それからイエスは、自分が救世主であることをだれにも言ってはならないと、弟子たちを戒められた。

16:21 この時から、イエスは自分が(神の計画どおり)エルサレムに行って、長老、大祭司連、聖書学者たちから多くの苦しみをうけ、殺され、そして三日目に復活せねばならないことを弟子たちに示し始められた。

16:22 するとペテロはイエスをわきへ引っ張っていって、「主よ、とんでもない。そんなことは絶対にいけません!」と言って忠告を始めた。(救世主が死ぬなどとは考えられなかったのである。)

16:23 イエスは振り返って、ペテロに言われた、「引っ込んでろ、悪魔、この邪魔者!お前は神様のことを考えずに、人間のことを考えている!」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ルカ 9:28

9:28 この話をしてから八日ほどたったとき、イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。

 

新共同 ルカ 9:7-8

9:7 ところで、領主ヘロデは、これらの出来事をすべて聞いて戸惑った。というのは、イエスについて、「ヨハネが死者の中から生き返ったのだ」と言う人もいれば、

9:8 「エリヤが現れたのだ」と言う人もいて、更に、「だれか昔の預言者が生き返ったのだ」と言う人もいたからである。

 

新共同 マタ 21:42

21:42 イエスは言われた。「聖書にこう書いてあるのを、まだ読んだことがないのか。『家を建てる者の捨てた石、/これが隅の親石となった。これは、主がなさったことで、/わたしたちの目には不思議に見える。』

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ15:4

15:4 そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ルカ9:23−27

十字架を負え

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420923そして彼は皆に対して言った、「もし人が私の後から来たいと望むならば、自

分白身を否み、日々自分の十字架を担って私に従って来るがよい。

420924実に、自分のいのちを救おうと欲する者はそれを滅ぼすだろう。しかし、自分のいのちを私のために滅ぼす者、その者こそそれを救うだろう。

420925そもそも、全世界を儲けても、自分自身を滅ぼしたり、〔自分自身が〕害を蒙ったりしては、人はなんの益を受けるのか。

420926たしかに、私と私の言葉とを恥じる者、その者を人の子も、自らの栄光と父

の〔栄光〕と聖なる御使いたちの〔栄光〕のうちに来る時、恥じるだろう。

420927また、まことに私はあなたたちに言う、この場所に立っている者たちの中には、神の王国を見るまでは、決して死を味わうことのない者が幾人かいる」。

 

新共同訳1987

9:23 それから、イエスは皆に言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。

9:24 自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを救うのである。

9:25 人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の身を滅ぼしたり、失ったりしては、何の得があろうか。

9:26 わたしとわたしの言葉を恥じる者は、人の子も、自分と父と聖なる天使たちとの栄光に輝いて来るときに、その者を恥じる。

9:27 確かに言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、神の国を見るまでは決して死なない者がいる。」

 

前田訳1978

9:23 そして皆にいわれた、「わたしについて来ようとするものは、おのれを捨てて日ごとおのが十字架を負い、それからわたしに従え。

9:24 おのがいのちを救おうとするものはそれを失い、わたしのためにいのちを失うものはそれを救おう。

9:25 人が全世界をかち得ても、自らを失いまたは損したら、何の利得があろう。

9:26 わたしとわがことばを恥じるものがあれば、その人を人の子は恥じよう、彼が自分と父と聖なる天使たちの栄光のうちに来るときに。

9:27 本当にいう、ここに立っているものの中には、神の国を見るまで死を味わわぬものがある」と。

 

新改訳1970

9:23 イエスは、みなの者に言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。

9:24 自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです。

9:25 人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の得がありましょう。

9:26 もしだれでも、わたしとわたしのことばとを恥と思うなら、人の子も、自分と父と聖なる御使いとの栄光を帯びて来るときには、そのような人のことを恥とします。

9:27 しかし、わたしは真実をあなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、神の国を見るまでは、決して死を味わわない者たちがいます。」

 

塚本訳1963

9:23 それから今度は皆に話された、「だれでも、わたしについて来ようと思う者は、(まず)己れをすてて、毎日自分の十字架を負い、それからわたしに従え。

9:24 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしのために(この世の)命を失う者が、(永遠の)命を救うのだから。

9:25 全世界をもうけても、自分(の命)を失ったり損したりするのでは、その人は何を得するのだろう。

9:26 (わたしを信ずると言いながら、)わたしとわたしの福音(を告白すること)とを恥じる者があれば、人の子(わたし)も、自分と父上と聖なる天使たちとの栄光に包まれて(ふたたび地上に)来る時、そんな(臆病)者を(弟子と認めることを)恥じるであろう。

9:27 本当にわたしは言う、(その時はじきに来る。)今ここに立っている者のうちには、死なずにいて、その神の国を見る者がある。」

 

口語訳1955

9:23 それから、みんなの者に言われた、「だれでもわたしについてきたいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負うて、わたしに従ってきなさい。

9:24 自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者は、それを救うであろう。

9:25 人が全世界をもうけても、自分自身を失いまたは損したら、なんの得になろうか。

9:26 わたしとわたしの言葉とを恥じる者に対しては、人の子もまた、自分の栄光と、父と聖なる御使との栄光のうちに現れて来るとき、その者を恥じるであろう。

9:27 よく聞いておくがよい、神の国を見るまでは、死を味わわない者が、ここに立っている者の中にいる」。

 

文語訳1917

"420923","また一同の者に言ひたまふ『人もし我に從ひ來らんと思はば、己をすて、日々おのが十字架を負ひて我に從へ。"

"420924","己が生命を救はんと思ふ者は之を失ひ、我がために己が生命を失ふその人は之を救はん。"

"420925","人、全世界を贏くとも、己をうしなひ己を損せば、何の益あらんや。"

"420926","我と我が言とを恥づる者をば、人の子もまた、己と父と聖なる御使たちとの榮光をもて來らん時に恥づべし。"

"420927","われ實をもて汝らに告ぐ、此處に立つ者のうちに、神の國を見るまでは死を味はぬ者どもあり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 8:34-9:1

8:34 それから、群衆を弟子と一しょに呼びよせて言われた、「だれでも、わたしについて来ようと思う者は、(まず)己れをすてて、自分の十字架を負い、それからわたしに従え。

8:35 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしと福音とのために(この世の)命を失う者は、(永遠の)命を救うのだから。

8:36 全世界をもうけても、命を損するのでは、その人になんの得があろう。

8:37 また、人は(一度失った永遠の)命を受けもどす代価として、何か(神に)渡すことができようか。

8:38 (わたしを信ずると言いながら、)神を忘れた、罪のこの時代において、わたしとわたしの福音(を告白すること)とを恥じる者があれば、人の子(わたし)も、父上の栄光に包まれ、聖なる天使たちを引き連れて(ふたたび地上に)来る時、その(臆病)者を(弟子と認めることを)恥じるであろう。」

9:1 また言葉をつづけられた、「アーメン、わたしは言う、(その時はじきに来る。)今ここに立っている者のうちには、死なずにいて、力強い神の国が来るのを見る者がある。」

 

塚本訳 マタ 16:24-28

16:24 あとでイエスは弟子たちに言われた、「だれでも、わたしについて来ようと思う者は、(まず)己れをすてて、自分の十字架を負い、それからわたしに従え。

16:25 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしのために(この世の)命を失う者は、(永遠の)命を得るのだから。

16:26 たとい全世界をもうけても、命を損するならば、その人は何を得するのだろう。それとも、人は(一度失った永遠の)命を受けもどす代価として、何か(神に)渡すことができるのだろうか。

16:27 (永遠の命のために働け。)人の子(わたし)は父上の栄光に包まれ、自分の使いたちを引き連れて(ふたたび地上に)来るが、その時、『ひとりびとりの行いに応じて褒美を与えるのである』から。

16:28 アーメン、わたしは言う、(その時はじきに来る。今)ここに立っている者のうちには、死なずにいて、人の子(わたし)がその国と共に来るのを見る者がある。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マタ 16:24-25

16:24 それから、弟子たちに言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。

16:25 自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。

 

新共同 マタ 10:33

10:33 しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、わたしも天の父の前で、その人を知らないと言う。」

 

新共同 マタ 16:28

16:28 はっきり言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、人の子がその国と共に来るのを見るまでは、決して死なない者がいる。」

 

新共同 ルカ 19:11

19:11 人々がこれらのことに聞き入っているとき、イエスは更に一つのたとえを話された。エルサレムに近づいておられ、それに、人々が神の国はすぐにも現れるものと思っていたからである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 8:13

8:13 なぜなら、もし、肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬ外はないからである。しかし、霊によってからだの働きを殺すなら、あなたがたは生きるであろう。

 

口語訳 Tコリ15:30

15:30 また、なんのために、わたしたちはいつも危険を冒しているのか。

 

口語訳 Tコリ9:27

9:27 すなわち、自分のからだを打ちたたいて服従させるのである。そうしないと、ほかの人に宣べ伝えておきながら、自分は失格者になるかも知れない。

 

口語訳 Uコリ7:9

7:9 今は喜んでいる。それは、あなたがたが悲しんだからではなく、悲しんで悔い改めるに至ったからである。あなたがたがそのように悲しんだのは、神のみこころに添うたことであって、わたしたちからはなんの損害も受けなかったのである。

 

口語訳 ロマ 1:16

1:16 わたしは福音を恥としない。それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 ヘブ 10:34

10:34 実際、捕らえられた人たちと苦しみを共にしたし、また、自分がもっとすばらしい、いつまでも残るものを持っていると知っているので、財産を奪われても、喜んで耐え忍んだのです。

 

新共同 Uテモ2:12

2:12 耐え忍ぶなら、/キリストと共に支配するようになる。キリストを否むなら、/キリストもわたしたちを否まれる。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ルカ9:28−36

姿が変る

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420928さて、これらのこと〔があった〕後ほぼ八日して、彼はペトロとヨハネとヤコブ

を連れて、祈るために山にのぼった。

420929すると、彼が祈っている際、彼の顔の様が変じ、彼の衣服は白く閃光を発するようになった。

420930そして見よ、二人の男が彼と

一緒に話していたが、彼らはモーセとエリヤであった。

420931栄光のうちに現れた者たちは、イエスが間もなくエルサレムで成就することになるその旅発ちについて話していた。

420932他方、ペトロと、彼と一緒〔にいた〕者たちは、睡魔に襲われていた。し

かし彼らがすっかり目を覚ますと、イエスの栄光と彼と一緒に立っている二人の男

が目に入った。

420933そして、彼らがイエスから去って行く際、ペトロはイエスに対して言った、「師よ、私たちがここにいるのは素晴らしいことです。そこで、三つの幕屋を造ろうではありませんか。あなたに一つと、モーセに一つと、エリヤに一つです」。〔こう言いながらも、〕彼は自分が何を言っているのかわかっていなかったのである。

420934なお、彼がこれらのことを語っている時、雲が起こり彼らの上を覆った。そして彼らは、雲の中に入った時、恐れた。

420935そしてその雲から声がして、言った、「この者は私の子、選ばれたる者。お前たちは彼に聞け」。

420936そしてこの声がした時、イェスだけが〔そこに〕いるのがわかった。そこで彼らは沈黙を通し、当時は誰にも彼らの見たことを何一つ告げ知らせなかった。

 

新共同訳1987

9:28 この話をしてから八日ほどたったとき、イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。

9:29 祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。

9:30 見ると、二人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリヤである。

9:31 二人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。

9:32 ペトロと仲間は、ひどく眠かったが、じっとこらえていると、栄光に輝くイエスと、そばに立っている二人の人が見えた。

9:33 その二人がイエスから離れようとしたとき、ペトロがイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロは、自分でも何を言っているのか、分からなかったのである。

9:34 ペトロがこう言っていると、雲が現れて彼らを覆った。彼らが雲の中に包まれていくので、弟子たちは恐れた。

9:35 すると、「これはわたしの子、選ばれた者。これに聞け」と言う声が雲の中から聞こえた。

9:36 その声がしたとき、そこにはイエスだけがおられた。弟子たちは沈黙を守り、見たことを当時だれにも話さなかった。

 

前田訳1978

9:28 これらのことをいわれてから八日ほどして、彼はペテロとヨハネとヤコブを連れて山に上って祈られた。

9:29 祈っておられると、お顔の様子が変わり、お着物が白く輝いた。

9:30 すると見よ、ふたりの人が彼と話していた。それはモーセとエリヤで、

9:31 栄光のうちに現われ、イエスがエルサレムで遂げねばならぬ最期について話していたのである。

9:32 ペテロと仲間は眠り込んでいたが、目を覚まして、彼の栄光と、彼とともに立つふたりの人とを見た。

9:33 ふたりが彼と別れるとき、ペテロはイエスにいった、「先生、われらがここにいるのをさいわい、幕屋を三つ作りましょう、一つをあなたに、一つをモーセに、一つをエリヤに」と。何をいっているのか、自分にもわからなかったのである。

9:34 ペテロがこういううちに雲がおこって彼らをおおった。彼らは雲の中に入ったときおそれた。

9:35 すると、雲の中から声がした、「これはわが選びのいとし子。彼に耳傾けよ」と。

9:36 声がしたとき、見ると、イエスだけがおられた。彼らは黙りこんで、見たことをそのころ、いっさいだれにも話さなかった。

 

新改訳1970

9:28 これらの教えがあってから八日ほどして、イエスは、ペテロとヨハネとヤコブとを連れて、祈るために、山に登られた。

9:29 祈っておられると、御顔の様子が変わり、御衣は白く光り輝いた。

9:30 しかも、ふたりの人がイエスと話し合っているではないか。それはモーセとエリヤであって、

9:31 栄光のうちに現われて、イエスがエルサレムで遂げようとしておられるご最期についていっしょに話していたのである。

9:32 ペテロと仲間たちは、眠くてたまらなかったが、はっきり目がさめると、イエスの栄光と、イエスといっしょに立っているふたりの人を見た。

9:33 それから、ふたりがイエスと別れようとしたとき、ペテロがイエスに言った。「先生。ここにいることは、すばらしいことです。私たちが三つの幕屋を造ります。あなたのために一つ、モーセのために一つ、エリヤのために一つ。」ペテロは何を言うべきかを知らなかったのである。

9:34 彼がこう言っているうちに、雲がわき起こってその人々をおおった。彼らが雲に包まれると、弟子たちは恐ろしくなった。

9:35 すると雲の中から、「これは、わたしの愛する子、わたしの選んだ者である。彼の言うことを聞きなさい。」と言う声がした。

9:36 この声がしたとき、そこに見えたのはイエスだけであった。彼らは沈黙を守り、その当時は、自分たちの見たこのことをいっさい、だれにも話さなかった。

 

塚本訳1963

9:28 これらの言葉を語られた後、八日ばかりして、ペテロとヨハネとヤコブとを連れて、祈るために山に上られた。

9:29 祈っておられるうちに、お顔の様子がちがってきて、着物(まで)が白く光り出した。

9:30 すると見よ、二人の人が(現われて、)イエスと話していた。それはモーセとエリヤで、

9:31 栄光に包まれて現われ、イエスがエルサレムで遂げねばならぬ最後について(彼と)語っていたのである。

9:32 ペテロたちはぐっすり眠っていたが、(この時)目を覚まして、このイエスの栄光(の姿)と、一しょに立っている二人の人とを見たのである。

9:33 いよいよ二人がイエスと別れようとした時、ペテロがイエスに言った、「先生、わたし達(三人)がここにいるのは、とても良いと思います。だから小屋を三つ造りましょう。一つをあなたに、一つをモーセに、一つをエリヤに。」──何を言っているのか、(自分にも)わからなかった。

9:34 しかしペテロがこう言い終らないうちに、雲がおこって、彼ら(イエスとモーセとエリヤと)を掩った。彼らが雲の中に入った時、弟子たちは恐ろしくなった。

9:35 すると「これはわたしの『選んだ子、』『彼の言うことを聞け』」と言う声が雲の中から聞えてきた。

9:36 声がきこえた時、見ると(そこには)イエスだけがおられた。彼らはそのころ口をつぐんで、見たことを一切、だれにも話さなかった。

 

口語訳1955

9:28 これらのことを話された後、八日ほどたってから、イエスはペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れて、祈るために山に登られた。

9:29 祈っておられる間に、み顔の様が変り、み衣がまばゆいほどに白く輝いた。

9:30 すると見よ、ふたりの人がイエスと語り合っていた。それはモーセとエリヤであったが、

9:31 栄光の中に現れて、イエスがエルサレムで遂げようとする最後のことについて話していたのである。

9:32 ペテロとその仲間の者たちとは熟睡していたが、目をさますと、イエスの栄光の姿と、共に立っているふたりの人とを見た。

9:33 このふたりがイエスを離れ去ろうとしたとき、ペテロは自分が何を言っているのかわからないで、イエスに言った、「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。それで、わたしたちは小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのために、一つはモーセのために、一つはエリヤのために」。

9:34 彼がこう言っている間に、雲がわき起って彼らをおおいはじめた。そしてその雲に囲まれたとき、彼らは恐れた。

9:35 すると雲の中から声があった、「これはわたしの子、わたしの選んだ者である。これに聞け」。

9:36 そして声が止んだとき、イエスがひとりだけになっておられた。弟子たちは沈黙を守って、自分たちが見たことについては、そのころだれにも話さなかった。

 

文語訳1917

"420928","これらの言をいひ給ひしのち八日ばかり過ぎて、ペテロ、ヨハネ、ヤコブを率きつれ、祈らんとて山に登り給ふ。"

"420929","かくて祈り給ふほどに、御顔の状かはり、其の衣白くなりて輝けり。"

"420930","視よ、二人の人ありてイエスと共に語る。これはモーセとエリヤとにて、"

"420931","榮光のうちに現れ、イエスのエルサレムにて遂げんとする逝去のことを言ひゐたるなり。"

"420932","ペテロ及び共にをる者いたく睡氣ざしたれど、目を覺してイエスの榮光およびに立つ二人を見たり。"

"420933","二人の者イエスと別れんとする時、ペテロ、イエスに言ふ『君よ、我らの此處に居るは善し、我ら三つの廬を造り、一つを汝のため、一つをモーセのため、一つをエリヤの爲にせん』彼は言ふ所を知らざりき。"

"420934","この事を言ひ居るほどに、雲おこりて彼らを覆ふ。雲の中に入りしとき、弟子たち懼れたり。"

"420935","雲より聲出でて言ふ『これは我が選びたる子なり、汝ら之に聽け』"

"420936","聲出でしとき、唯イエスひとり見え給ふ。弟子たち黙して、見し事を何一つ其の頃たれにも告げざりき。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 9:2-8

9:2 (それから)六日の後、イエスはただペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山にのぼられた。すると彼らの見ている前でイエスの姿が変った。

9:3 着物(まで)が真っ白に輝きだし、この世のどんな晒し屋でも、これほど白くは出来ないくらいであった。

9:4 するとエリヤがモーセと共に彼らにあらわれ、二人はイエスと話していた。

9:5 ペテロが口を出してイエスに言う、「先生、わたし達(三人)がここにいるのは、とても良いと思います。だから小屋を三つ造りましょう。あなたに一つ、モーセに一つ、エリヤに一つ。」

9:6 彼はなんと言ってよいかわからなかったのである。三人とも怯えていたから。

9:7 すると雲がおこって彼ら(イエスとモーセとエリヤと)を掩い、「これはわたしの『最愛の子、』『彼の言うことを聞け』」という声が雲の中からきこえてきた。

9:8 途端に(すべてが消えうせて、)見まわすと、もはやだれも見えず、ただイエスだけが、自分たちと一しょにおられた。

 

塚本訳 マタ 17:1-8

17:1 (それから)六日の後、イエスはペテロとヤコブとその兄弟のヨハネだけを連れて、高い山にのぼられた。

17:2 すると彼らの見ている前でイエスの姿が変った。顔は太陽のように照りかがやき、着物(まで)が光のように白くなった。

17:3 すると見よ、モーセとエリヤとが彼らに現われた。二人はイエスと話していた。

17:4 ペテロが口を出してイエスに言った、「主よ、わたし達(三人)がここにいるのは、とても良いと思います。もしよろしければ、わたしはここに小屋を三つ造りましょう。あなたに一つ、モーセに一つ、エリヤに一つ。」

17:5 ペテロの言葉がまだ終らぬうちに、見よ、光る雲が彼ら(イエスとモーセとエリヤと)を掩い、そのとき、「これはわたしの『最愛の子、』『わたしの心にかなった。』『彼の言うことを聞け』」と言う声が雲の中から出た。

17:6 これを聞くと弟子たちは地にひれ伏して、非常に恐ろしくなった。

17:7 イエスは近寄り、彼らにさわって言われた、「起きよ、恐れることはない。」

17:8 目を上げると(そこには)だれも見えず、ただイエスだけがおられた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マタ 17:1

17:1 六日の後、イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。

 

新共同 ルカ 9:22

9:22 次のように言われた。「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。」

 

新共同 ルカ 5:5

5:5 シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。

 

新共同 ルカ 3:22

3:22 聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来た。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ピリ 1:23

1:23 わたしは、これら二つのものの間に板ばさみになっている。わたしの願いを言えば、この世を去ってキリストと共にいることであり、実は、その方がはるかに望ましい。

 

口語訳 ロマ 3:21-23

3:21 しかし今や、神の義が、律法とは別に、しかも律法と預言者とによってあかしされて、現された。

3:22 それは、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、すべて信じる人に与えられるものである。そこにはなんらの差別もない。

3:23 すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、

 

口語訳 Uコリ3:18

3:18 わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる主の働きによるのである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  1:10

1:10 イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、

 

新共同 Uペテ1:15

1:15 自分が世を去った後もあなたがたにこれらのことを絶えず思い出してもらうように、わたしは努めます。

 

新共同 Uペテ1:17-18

1:17 荘厳な栄光の中から、「これはわたしの愛する子。わたしの心に適う者」というような声があって、主イエスは父である神から誉れと栄光をお受けになりました。

1:18 わたしたちは、聖なる山にイエスといたとき、天から響いてきたこの声を聞いたのです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 使  1:10

1:10 イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて

 

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ルカ9:37−43a

癲癇をなおす

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420937さて次の日、彼らが山から下りると、多くの群衆が彼を出迎えた。

420938すると見よ、群衆の中のある男が叫んで言った、「先生、お願いですから、私の息子に目をかけて下さい。一人息子なものですから。

420939つまり、ご覧下さい、ある霊が息子に憑くと、それは突然叫び、息子を泡を吹かせたまま痙撃(けいれん)させ、打ちのめしながらも、息子からなかなか離れようとしないのです。

420940そこで私は、あなたのお弟子がたにこの霊を追い出してくれるようにお願いしましたが、おできにはならないのです」。

420941そこでイエスは答えて言った、「ああ、信仰のない、曲がった世代よ、いったいいつまで私はあなたたちのもとにいるだろうか、あなたたちを我慢しようか。

あなたの息子をここに引いて来なさい」。

420942さて、彼が〔イエスのもとに〕やって来る途中で、その悪霊は彼をなぎ倒し、激しく痙撃させた。そこでイエスは穢れた霊を叱りつけ、子供を癒し、彼をその父に返した。420943aそこで皆、神の偉大さに仰天し続けた。

 

新共同訳1987

9:37 翌日、一同が山を下りると、大勢の群衆がイエスを出迎えた。

9:38 そのとき、一人の男が群衆の中から大声で言った。「先生、どうかわたしの子を見てやってください。一人息子です。

9:39 悪霊が取りつくと、この子は突然叫びだします。悪霊はこの子にけいれんを起こさせて泡を吹かせ、さんざん苦しめて、なかなか離れません。

9:40 この霊を追い出してくださるようにお弟子たちに頼みましたが、できませんでした。」

9:41 イエスはお答えになった。「なんと信仰のない、よこしまな時代なのか。いつまでわたしは、あなたがたと共にいて、あなたがたに我慢しなければならないのか。あなたの子供をここに連れて来なさい。」

9:42 その子が来る途中でも、悪霊は投げ倒し、引きつけさせた。イエスは汚れた霊を叱り、子供をいやして父親にお返しになった。

9:43a 人々は皆、神の偉大さに心を打たれた。

 

前田訳1978

9:37 次の日彼らが山をおりると、大勢の群衆がイエスを出迎えた。

9:38 すると見よ、群衆のひとりが叫んだ、「先生、お願いします。倅にお心をおかけください。ひとり息子です。

9:39 霊がとりつくが早いか急に叫びだし、ひきつけさせて泡をふかせ、なかなか離れないで弱らせます。

9:40 お弟子たちに霊を追い出すようお願いしましたが、おできになりませんでした」と。

9:41 イエスが答えられた、「ああ不信の曲がった世代よ、いつまであなた方のところにいてあなた方を辛抱すべきか。息子をここに連れて来なさい」と。

9:42 来るうちに悪鬼が子を倒してひきつけさせた。イエスはけがれた霊をたしなめて子をいやし、父親に返された。

9:43a 皆が神の偉大さにおどろきいった。

 

新改訳1970

9:37 次の日、一行が山から降りて来ると、大ぜいの人の群れがイエスを迎えた。

9:38 すると、群衆の中から、ひとりの人が叫んで言った。「先生。お願いです。息子を見てやってください。ひとり息子です。

9:39 ご覧ください。霊がこの子に取りつきますと、突然叫び出すのです。そしてひきつけさせてあわを吹かせ、かき裂いて、なかなか離れようとしません。

9:40 お弟子たちに、この霊を追い出してくださるようお願いしたのですが、お弟子たちにはできませんでした。」

9:41 イエスは答えて言われた。「ああ、不信仰な、曲がった今の世だ。いつまで、あなたがたといっしょにいて、あなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。あなたの子をここに連れて来なさい。」

9:42 その子が近づいて来る間にも、悪霊は彼を打ち倒して、激しくひきつけさせてしまった。それで、イエスは汚れた霊をしかって、その子をいやし、父親に渡された。

9:43a 人々はみな、神のご威光に驚嘆した。イエスのなさったすべてのことに、人々がみな驚いていると、

 

塚本訳1963

9:37 次の日、山から下ってくると、大勢の群衆がイエスを出迎えた。

9:38 すると群衆の中のひとりの人がこう言って叫んだ、「先生、お願いです、伜に目をかけてやってください。独り息子です。

9:39 かわいそうに霊がつくと、灸にどなり出し、またひきつけさせて泡をふかせ、なかなか離れないで、すっかり弱らせてしまいます。

9:40 それで、霊を追い出すことをお弟子たちに願いましたが、お出来になりませんでした。」

9:41 イエスが答えられた、「ああ不信仰な、腐り果てた時代よ、わたしはいつまであなた達の所にいてあなた達に我慢しなければならないのか。息子をここにつれてきなさい。」

9:42 しかし来るうちに、悪鬼がもうその子を投げ倒して、ひどくひきつけさせた。イエスは汚れた霊を叱りつけて子をいやし、父親に返された。

9:43a 皆が神の御威光に驚いてしまった。

 

口語訳1955

9:37 翌日、一同が山を降りて来ると、大ぜいの群衆がイエスを出迎えた。

9:38 すると突然、ある人が群衆の中から大声をあげて言った、「先生、お願いです。わたしのむすこを見てやってください。この子はわたしのひとりむすこですが、

9:39 霊が取りつきますと、彼は急に叫び出すのです。それから、霊は彼をひきつけさせて、あわを吹かせ、彼を弱り果てさせて、なかなか出て行かないのです。

9:40 それで、お弟子たちに、この霊を追い出してくださるように願いましたが、できませんでした」。

9:41 イエスは答えて言われた、「ああ、なんという不信仰な、曲った時代であろう。いつまで、わたしはあなたがたと一緒におられようか、またあなたがたに我慢ができようか。あなたの子をここに連れてきなさい」。

9:42 ところが、その子がイエスのところに来る時にも、悪霊が彼を引き倒して、引きつけさせた。イエスはこの汚れた霊をしかりつけ、その子供をいやして、父親にお渡しになった。

9:43a 人々はみな、神の偉大な力に非常に驚いた。

 

文語訳1917

"420937","次の日、山より下りたるに、大なる群衆イエスを迎ふ。"

"420938","視よ、群衆のうちの或人さけびて言ふ『師よ、願くは我が子を顧みたまへ、之は我が獨子なり。"

"420939","視よ、靈の憑くときは俄に叫ぶ、痙攣けて沫をふかせ、甚く害ひ、漸くにして離るるなり。"

"420940","御弟子たちに之を逐ひ出すことを請ひたれど、能はざりき』"

"420941","イエス答へて言ひ給ふ『ああ信なき曲れる代なる哉、われ何時まで汝らと偕にをりて、汝らを忍ばん。汝の子をここに連れ來れ』"

"420942","乃ち來るとき、惡鬼これを打ち倒し、甚く痙攣けさせたり。イエス穢れし靈を禁め、子を醫して、その父に付したまふ。"

"420943","人々みな神の稜威に驚きあへり。

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 9:14-29

9:14 (山を下りて、ほかの)弟子たちの所にかえって見ると、大勢の群衆が弟子たちを取り巻き、聖書学者たちがこれと議論をしていた。

9:15 群衆はイエス(の姿)を見るが早いか、皆びっくりして、駆けてきて歓迎した。

9:16 イエスが群衆に尋ねられた、「弟子たちと何を議論しているのか。」

9:17 群衆のうちの一人が答えた、「先生、唖の霊につかれている伜をあなたの所につれて来ました。

9:18 この子は霊がつくと所かまわず投げ倒され、泡をふき、歯斬りして、体がこわばってしまいます。それで霊を追い出すことをお弟子たちに頼みましたが、おできになりませんでした。」

9:19 彼らに答えられる、「ああ不信仰な時代よ、わたしはいつまであなた達の所におればよいのか。いつまであなた達に我慢しなければならないのか。その子をつれて来なさい。」(こう言って群衆のいない所に行かれた。)

9:20 人々がイエスの所につれて来ると、霊はイエスを見るや否や、その子をひどくひきつけさせたので、子は地に倒れ、泡をふきながらころげまわった。

9:21 イエスが父親に尋ねられた、「こうなってから、どのくらいになるか。」父親がこたえた、「子供の時からです。

9:22 霊はこの子を殺そうとして、幾たびか、火の中、水の中に投げ込みました。それでも、もしなんとかお出来になるなら、わたしども(親子)を不憫と思って、お助けください。」

9:23 イエスは言われた、「もしお出来になるなら(と言うの)か。信ずる者にはなんでも出来る。」

9:24 即座にその子供の父親が叫んだ、「信じます。不信仰をお助けください。」

9:25 イエスは群衆が駆けよってくるのを見ると、(急いで)汚れた霊を叱りつけて言われた、「唖と聾の霊、わたしが命令するのだ、この子から出てゆけ、二度と入るな!」

9:26 霊はどなって、はげしくひきつけさせて、出ていった。子は死んだようになったので、多くの人が、「死んだ」と言った。

9:27 イエスはその子の手をとって起された。すると立ち上がった。

9:28 家にかえられると、弟子たちは人のいない時に尋ねた、「なぜわたし達には霊を追い出せなかったのでしょうか。」

9:29 彼らに言われた、「この種類(の霊)は、祈り以外(の手段)では決して出てゆかせることは出来ない。」

 

塚本訳 マタ 17:14-21

17:14 (山を下りて)群衆の所にかえると、ひとりの人がイエスに近寄り、ひざまずいて

17:15 言った、「主よ、どうぞ伜にお慈悲を。癲癇で、ひどく苦しんでおります。幾たびも幾たびも火の中、水の中に倒れるのです。

17:16 それでお弟子たちのところにつれて来ましたが、なおおしになれませんでした。」

17:17 イエスは答えられた、「ああ不信仰な、腐り果てた時代よ、わたしはいつまであなた達と一しょにおればよいのか。いつまであなた達に我慢しなければならないのか。その子をここにつれて来なさい。」

17:18 そしてイエスが悪鬼を叱りつけられると、悪鬼が出ていって、その時から子はなおった。

17:19 あとで弟子たちは人のいない時にイエスの所に来て言った、「なぜわたし達には悪鬼を追い出せなかったのでしょうか。」

17:20 彼らに言われた、「信仰が無いからだ。アーメン、わたしは言う、もしあなた達に芥子粒ほどでも信仰があれば、この山に向かい『ここからあそこに移れ』と言えば移り、あなた達に出来ないことは一つもない。」

17:21 〔無し〕

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ルカ 7:21

7:21 そのとき、イエスは病気や苦しみや悪霊に悩んでいる多くの人々をいやし、大勢の盲人を見えるようにしておられた。

 

新共同 マタ 12:39

12:39 イエスはお答えになった。「よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。

 

新共同 ルカ 4:32

4:32 人々はその教えに非常に驚いた。その言葉には権威があったからである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

・・・・

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  2:40

2:40 ペトロは、このほかにもいろいろ話をして、力強く証しをし、「邪悪なこの時代から救われなさい」と勧めていた。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 使  2:40

2:40 ペテロは、ほかになお多くの言葉であかしをなし、人々に「この曲った時代から救われよ」と言って勧めた。

 

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ルカ9:43b−45

受難の予告第二

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420943b皆が彼のなしたすべてのことに驚いている時、彼はその弟子たちに対して言っ

た、

420944「あなたたちは、以下の言葉を、あなたたちの耳に〔しっかりと〕入れておく

がよい。すなわち、人の子はやがて人々の手に渡されるであろう」。

420945しかし彼らはこの言葉が理解できず、また、彼らがそれを理解しないようにそれは彼らにとって覆われていた。さらに彼らは、恐ろしくてこの言葉について彼にたずねることができなかった。

 

新共同訳1987

◆再び自分の死を予告する

9:43 b イエスがなさったすべてのことに、皆が驚いていると、イエスは弟子たちに言われた。

9:44 「この言葉をよく耳に入れておきなさい。人の子は人々の手に引き渡されようとしている。」

 

前田訳1978

9:43b 皆が彼のなさったことすべてにおどろいていると、彼は弟子たちにいわれた、

9:44 「あなた方はこのことばを耳に入れておきなさい。人の子は人々の手に渡されよう」と。

9:45 しかし彼らはこのことがわからなかった。彼らに隠されていたので、理解できなかったのである。そしてこわかったので、そのことについておたずねしなかった。

 

新改訳1970

9:43b イエスのなさったすべてのことに、人々がみな驚いていると、イエスは弟子たちにこう言われた。

9:44 「このことばを、しっかりと耳に入れておきなさい。人の子は、いまに人々の手に渡されます。」

9:45 しかし、弟子たちは、このみことばが理解できなかった。このみことばの意味は、わからないように、彼らから隠されていたのである。また彼らは、このみことばについてイエスに尋ねるのを恐れた。

 

塚本訳1963

9:43b イエスのされたすべてのことに皆が驚いていると、(また)弟子たちに言われた、

9:44 「あなた達はこの言葉をよく耳にしまって置きなさい。──人の子(わたし)は人々の手に引き渡されねばならない。」

9:45 しかし彼らはこの言葉がわからなかった。彼らに(意味が)隠されていたので、会得できなかったのである。でもこわいので、この言葉について尋ねなかった。

 

口語訳1955

9:43b みんなの者がイエスのしておられた数々の事を不思議に思っていると、弟子たちに言われた、

9:44 「あなたがたはこの言葉を耳におさめて置きなさい。人の子は人々の手に渡されようとしている」。

9:45 しかし、彼らはなんのことかわからなかった。それが彼らに隠されていて、悟ることができなかったのである。また彼らはそのことについて尋ねるのを恐れていた。

 

文語訳1917

"420943b","人々みなイエスの爲し給ひし凡ての事を怪しめる時、イエス弟子たちに言ひ給ふ、"

"420944","『これらの言を汝らの耳にをさめよ。人の子は人々の手に付さるべし』"

"420945","かれら此の言を悟らず、辨へぬやうに隱されたるなり。また此の言につきて問ふことを懼れたり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 9:30-32

9:30 一行は(エルサレムに上るため)そこを去って、ガリラヤを通った。しかしイエスは(この旅行が)人に知られることを好まれなかった。

9:31 「人の子(わたし)は人々の手に引き渡され、彼らはこれを殺す。殺されるが、三日の後に復活する」と言って、弟子たちに教えて(その覚悟を求めて)おられたからである。

9:32 彼らはこの言葉(の意味)がわからなかった。でもこわいので尋ねなかった。

 

塚本訳 マタ 17:22-23

17:22 一行がガリラヤを旅行しているとき、イエスは(また)弟子たちに言われた、「人の子(わたし)は人々の手に引き渡されねばならない。

17:23 彼らに殺されるが、三日目に復活する。」弟子たちは非常に悲しんだ。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ルカ 9:22

9:22 次のように言われた。「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。」

 

新共同 ルカ 2:50

2:50 しかし、両親にはイエスの言葉の意味が分からなかった。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Uコリ3:14-16

3:14 実際、彼らの思いは鈍くなっていた。今日に至るまで、彼らが古い契約を朗読する場合、その同じおおいが取り去られないままで残っている。それは、キリストにあってはじめて取り除かれるのである。

3:15 今日に至るもなお、モーセの書が朗読されるたびに、おおいが彼らの心にかかっている。

3:16 しかし主に向く時には、そのおおいは取り除かれる。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 Uペテ1:16

1:16 わたしたちの主イエス・キリストの力に満ちた来臨を知らせるのに、わたしたちは巧みな作り話を用いたわけではありません。わたしたちは、キリストの威光を目撃したのです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ルカ9:46−48

順位争い

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420946さて、彼らの間で、ある論争がもちあがった。誰が〔自分たちのうちで一番〕大

いなる者か〔、という論争である〕。

420947そこでイエスは、彼らの心の思いを知り、一人の子供〔の手〕を取つて、その子を彼自身の傍らに立たせ、

420948そして彼らに言った、

「この子供を私の名のゆえに受け入れる者は、私を受け入れるのだ。また、私を受

け入れる者は、私を遣わした者を受け入れるのだ。なぜならば、あなたたちすべて

の中で最も小さい者、その者が大いなる者だからだ」。

 

新共同訳1987

9:46 弟子たちの間で、自分たちのうちだれがいちばん偉いかという議論が起きた。

9:47 イエスは彼らの心の内を見抜き、一人の子供の手を取り、御自分のそばに立たせて、

9:48 言われた。「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」

 

前田訳1978

9:46 弟子たちの間に、自分たちのだれが一番偉いか、という考えがおこった。

9:47 イエスは彼らの心の考えを悟って、幼子の手を取って自らのそばに立たせて。

9:48 いわれた、「わが名のゆえにこの幼子を迎えるものはわたしを迎える。わたしを迎えるものはわたしをつかわされた方をお迎えする。あなた方の間では一番小さいものが一番偉い」と。

 

新改訳1970

9:46 さて、弟子たちの間に、自分たちの中で、だれが一番偉いかという議論が持ち上がった。

9:47 しかしイエスは、彼らの心の中の考えを知っておられて、ひとりの子どもの手を取り、自分のそばに立たせ、

9:48 彼らに言われた。「だれでも、このような子どもを、わたしの名のゆえに受け入れる者は、わたしを受け入れる者です。また、わたしを受け入れる者は、わたしを遣わされた方を受け入れる者です。あなたがたすべての中で一番小さい者が一番偉いのです。」

 

塚本訳1963

9:46 ここに弟子たちの心に、自分たちのうちでだれが一番えらいだろうという考えが起った。

9:47 イエスは彼らの心の考えを知って、一人の子供の手を取り、自分のわきに立たせて、

9:48 言われた、「わたしの名を信ずるこの子供を迎える者は、わたしを迎えてくれるのである。わたしを迎える者は、わたしを遣わされた方をお迎えするのである。あなた達の間ではだれよりも一番小さい者が、一番えらい。」

 

口語訳1955

9:46 弟子たちの間に、彼らのうちでだれがいちばん偉いだろうかということで、議論がはじまった。

9:47 イエスは彼らの心の思いを見抜き、ひとりの幼な子を取りあげて自分のそばに立たせ、彼らに言われた、

9:48 「だれでもこの幼な子をわたしの名のゆえに受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。そしてわたしを受けいれる者は、わたしをおつかわしになったかたを受けいれるのである。あなたがたみんなの中でいちばん小さい者こそ、大きいのである」。

 

文語訳1917

"420946","ここに弟子たちの中に、誰か大ならんとの爭論おこりたれば、"

"420947","イエスその心の爭論を知りて、幼兒をとり御側に置きて言ひ給ふ、"

"420948","『おほよそ我が名のために此の幼兒を受くる者は、我を受くるなり。我を受くる者は、我を遣しし者を受くるなり。汝らの中にて最も小き者は、これ大なるなり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 9:33-37

9:33 カペナウムに来た。家につかれるとイエスは、弟子たちにお尋ねになった、「道々何を評議していたのか。」

9:34 彼らは黙っていた。(自分たちのうちで)だれが一番えらいかと、道々論じ合っていたからである。

9:35 イエスは坐って、十二人を呼んで言われる、「一番上になりたい者は皆の一番下になれ、皆の召使になれ。」

9:36 それから、一人の子供(の手)を取って彼らの真中に立たせ、それを抱いて言われた、

9:37 「わたしの名を信ずる一人のこんな子供を迎える者は、わたしを迎えてくれるのである。わたしを迎える者は、わたしを迎えるのでなく、わたしを遣わされた方をお迎えするのである。」

 

塚本訳 マタ 18:1-5

18:1 その時、弟子たちがイエスの所に来て、「ではいったい(われわれのうちの)だれが天の国で一番えらいのですか」とたずねた。

18:2 イエスはひとりの子供を呼びよせ、彼らの真中に立たせて

18:3 言われた、「アーメン、わたしは言う、あなた達は生まれかわって子供のように(小さく)ならなければ、決して天の国に入ることはできない。

18:4 だから、この子供のように自分を低くする者、それが天の国では一番えらい人である。

18:5 またわたしの名を信ずるこんな一人の子供を迎える者は、わたしを迎えてくれるのである。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ルカ 5:22

5:22 イエスは、彼らの考えを知って、お答えになった。「何を心の中で考えているのか。

 

新共同 マタ 10:40

10:40 「あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れ、わたしを受け入れる人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 12:3

12:3 わたしは、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりびとりに言う。思うべき限度を越えて思いあがることなく、むしろ、神が各自に分け与えられた信仰の量りにしたがって、慎み深く思うべきである。

 

口語訳 ピリ 2:3

2:3 何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。

 

口語訳 Tコリ7:14

7:14 なぜなら、不信者の夫は妻によってきよめられており、また、不信者の妻も夫によってきよめられているからである。もしそうでなければ、あなたがたの子は汚れていることになるが、実際はきよいではないか。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ルカ9:49−50

「反対しない者は」

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420949するとヨハネが語り始めて言った、「師よ、私たちは、ある者があなたの名で

悪霊どもを追い出しているのを見ましたので、止めさせようとしました。その者が

〔今でも〕私たちと共に〔あなたに〕従っていないからです」。

420950しかしイエスは彼に

対して言った、「止めさせてはならない。あなたたちに逆らわない者は、あなたたちに味方する者なのだから」。

 

新共同訳1987

9:49 そこで、ヨハネが言った。「先生、お名前を使って悪霊を追い出している者を見ましたが、わたしたちと一緒にあなたに従わないので、やめさせようとしました。」

9:50 イエスは言われた。「やめさせてはならない。あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである。」

 

前田訳1978

9:49 ヨハネがいった、「先生、あなたのみ名で悪鬼を追い出しているものを見ましたが、われらに従いませんので、やめさせました」と。

9:50 イエスは彼にいわれた、「やめさせるな。あなた方に反対せぬものはあなた方の味方である」と。

 

新改訳1970

9:49 ヨハネが答えて言った。「先生。私たちは、先生の名を唱えて悪霊を追い出している者を見ましたが、やめさせました。私たちの仲間ではないので、やめさせたのです。」

9:50 しかしイエスは、彼に言われた。「やめさせることはありません。あなたがたに反対しない者は、あなたがたの味方です。」

 

塚本訳1963

9:49 ヨハネが言った、「先生、あなたの名を使って悪鬼を追い出している者を見たので、止めるように言いました。わたし達と一しょに(あなたに)従わないからです。(しかし言うことを聞きませんでした。)」

9:50 イエスはヨハネに言われた、「止めさせるには及ばない。反対しない者はあなた達の味方である。」

 

口語訳1955

9:49 するとヨハネが答えて言った、「先生、わたしたちはある人があなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちの仲間でないので、やめさせました」。

9:50 イエスは彼に言われた、「やめさせないがよい。あなたがたに反対しない者は、あなたがたの味方なのである」。

 

文語訳1917

"420949","ヨハネ答へて言ふ『君よ、御名によりて惡鬼を逐ひいだす者を見しが、我等とともに從はぬ故に、之を止めたり』"

"420950","イエス言ひ給ふ『止むな。汝らに逆はぬ者は、汝らに附く者なり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 9:38-40

9:38 ヨハネがイエスに言った、「先生、わたし達の仲間でない者が、あなたの名を使って悪鬼を追い出しているのを見たので、止めるように言いました。仲間にならないからです。(しかし言うことを聞きませんでした。)」

9:39 イエスは言われた、「止めさせるに及ばない。わたしの名を使って奇蹟を行ったすぐそのあとで、わたしの悪口の言える者はないのだから。

9:40 反対しない者はわたし達の味方である。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ルカ 5:5

5:5 シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ピリ 1:15-18

1:15 一方では、ねたみや闘争心からキリストを宣べ伝える者がおり、他方では善意からそうする者がいる。

1:16 後者は、わたしが福音を弁明するために立てられていることを知り、愛の心でキリストを伝え、

1:17 前者は、わたしの入獄の苦しみに更に患難を加えようと思って、純真な心からではなく、党派心からそうしている。

1:18 すると、どうなのか。見えからであるにしても、真実からであるにしても、要するに、伝えられているのはキリストなのだから、わたしはそれを喜んでいるし、また喜ぶであろう。

 

口語訳 Tコリ12:3

12:3 そこで、あなたがたに言っておくが、神の霊によって語る者はだれも「イエスはのろわれよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」と言うことができない。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  3:16

3:16 あなたがたの見て知っているこの人を、イエスの名が強くしました。それは、その名を信じる信仰によるものです。イエスによる信仰が、あなたがた一同の前でこの人を完全にいやしたのです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 使  3:16

3:16 そして、イエスの名が、それを信じる信仰のゆえに、あなたがたのいま見て知っているこの人を、強くしたのであり、イエスによる信仰が、彼をあなたがた一同の前で、このとおり完全にいやしたのである。

 

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ルカの旅行記(9:51−18:14)

ルカ9:51−56

サマリヤ人歓迎せず

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420951さて、イエスが〔天に〕取り上げられる日々が満ちた時、彼は自らその面(おもて)をエルサレムに向けて〔決然と〕進もうとした。

420952そして自分の〔赴く〕先々に使者たちを遣わした。そこで彼らは〔先だつて〕行き、彼のために備えようと、サマリア人たちのある村に入った。

420953しかし彼らは彼を受け入れなかった。彼の面がエルサレムに向かっていたからである。

420954〔これを〕見て、弟子たちのヤコブとヨハネは言った、

「主よ、天から火が下り、彼らを焼き払うように私どもが命ずることをお望みですか」。

420955彼はしかし、振り返って彼らを叱りつけた。

420956そして彼らは、あるほかの村へと赴いた。

 

新共同訳1987

9:51 イエスは、天に上げられる時期が近づくと、エルサレムに向かう決意を固められた。

9:52 そして、先に使いの者を出された。彼らは行って、イエスのために準備しようと、サマリア人の村に入った。

9:53 しかし、村人はイエスを歓迎しなかった。イエスがエルサレムを目指して進んでおられたからである。

9:54 弟子のヤコブとヨハネはそれを見て、「主よ、お望みなら、天から火を降らせて、彼らを焼き滅ぼしましょうか」と言った。

9:55 イエスは振り向いて二人を戒められた。

9:56 そして、一行は別の村に行った。

 

前田訳1978

9:51 昇天の日が迫ったので、彼は顔を毅然とエルサレムへ向けて進み、

9:52 使いたちを先発させられた。彼らが行って宿の用意にとサマリア人の村に入ると、

9:53 人々は彼を受け入れなかった。顔をエルサレムへ向けて進んでおられたからである。

9:54 弟子のヤコブとヨハネがそれを見ていった、「主よ、天から火を呼びおろして彼らを焼き殺しましょうか」と。

9:55 彼は振り返ってふたりをたしなめられた。

9:56 そして一行は別の村へと進んだ。

 

新改訳1970

9:51 さて、天に上げられる日が近づいて来たころ、イエスは、エルサレムに行こうとして御顔をまっすぐ向けられ、

9:52 ご自分の前に使いを出された。彼らは行って、サマリヤ人の町にはいり、イエスのために準備した。

9:53 しかし、イエスは御顔をエルサレムに向けて進んでおられたので、サマリヤ人はイエスを受け入れなかった。

9:54 弟子のヤコブとヨハネが、これを見て言った。「主よ。私たちが天から火を呼び下して、彼らを焼き滅ぼしましょうか。」

9:55 しかし、イエスは振り向いて、彼らを戒められた。

9:56 そして一行は別の村に行った。

 

塚本訳1963

9:51 イエスは(いよいよ)昇天の日が迫ったので、決然としてその顔をエルサレムへ向けて進み、

9:52 (まず行くさきざきに)使を先発させられた。ところが、彼らが行ってイエスのために宿の用意をしようとしてサマリヤ人の村に入ると、

9:53 村人たちはイエスが顔をエルサレムへ向けて進んでおられるので、承知しなかった。

9:54 弟子のヤコブとヨハネとはそれを見て(憤慨して)言った、「主よ、(エリヤのように)『天から火を』呼び『下して、』あの奴らを『焼き殺してしまい』ましょうか。」

9:55 イエスは振り返って二人を叱り、

9:56 みなとほかの村へ行かれた。

 

口語訳1955

9:51 さて、イエスが天に上げられる日が近づいたので、エルサレムへ行こうと決意して、その方へ顔をむけられ、

9:52 自分に先立って使者たちをおつかわしになった。そして彼らがサマリヤ人の村へはいって行き、イエスのために準備をしようとしたところ、

9:53 村人は、エルサレムへむかって進んで行かれるというので、イエスを歓迎しようとはしなかった。

9:54 弟子のヤコブとヨハネとはそれを見て言った、「主よ、いかがでしょう。彼らを焼き払ってしまうように、天から火をよび求めましょうか」。

9:55 イエスは振りかえって、彼らをおしかりになった。

9:56 そして一同はほかの村へ行った。

 

文語訳1917

"420951","イエス天に擧げらるる時滿ちんとしたれば、御顔を堅くエルサレムに向けて進まんとし、"

"420952","己に先だちて使を遣したまふ。彼ら往きてイエスの爲に備をなさんとて、サマリヤ人の或村に・閧オに、"

"420953","村人そのエルサレムに向ひて往き給ふさまなるが故に、イエスを受けず、"

"420954","弟子のヤコブ、ヨハネ、これを見て言ふ『主よ、我らが天より火を呼び下して彼らを滅すことを欲し給ふか』"

"420955","イエス顧みて彼らを戒め、"

"420956","遂に相共に他の村に往きたまふ。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マコ 10:1

10:1 そこを立って、ユダヤ地方とヨルダン川の向こう(のペレヤ)とに行かれる。すると群衆がまた彼の所に集まってきたので、またいつものように教えられた。

 

塚本訳 マタ 19:1-2

19:1 イエスはこれらの話を終えると、ガリラヤを去り、ヨルダン川の向こうのユダヤ(人の住むペレヤ)地方に行かれた。

19:2 すると大勢の群衆がついて来たので、そこで彼らの病気をなおされた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 Tテモ3:16

3:16 信心の秘められた真理は確かに偉大です。すなわち、/キリストは肉において現れ、/"霊"において義とされ、/天使たちに見られ、/異邦人の間で宣べ伝えられ、/世界中で信じられ、/栄光のうちに上げられた。

 

新共同 ルカ 7:27

7:27 『見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、/あなたの前に道を準備させよう』/と書いてあるのは、この人のことだ。

 

新共同 使  8:1

8:1 サウロは、ステファノの殺害に賛成していた。(見出挿入による分割)

8:1 その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。

 

新共同 マタ 4:21

4:21 そこから進んで、別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父親のゼベダイと一緒に、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、彼らをお呼びになった。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 12:14

12:14 あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福して、のろってはならない。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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ルカ9:57−62

弟子の覚悟

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

420957すると、彼らが道を進んで行く時、ある者が彼に対して言った、「どこへ行か

れようと、あなたに従ってまいります」。

420958するとイエスは彼に言った、「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。しかし人の子には頭(こうべ)を横たえるところがない」。

420959また彼は、他のある者に対して言った、「私に従って来なさい」。しかし彼は言った、「[主よ、]まず行って私の父を葬ることを許して下さい」。

420960しかし彼は彼に言った、「死人どもに彼らの死人たちを葬らせよ。しかしあなたは行って、神の王国を告げ知らせるのだ」。

420961また、さらに他の者が言った、「あなたに従ってまいります、主よ。しかしまず、私の家の者たちに別れを告げることを許して下さい」。

420962しかしイエスは[彼に対して]言った、「鋤に手をつけてから後ろを振り返る者は、一人たりとも神の王国に適する者ではない」。

 

新共同訳1987

9:57 一行が道を進んで行くと、イエスに対して、「あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言う人がいた。

9:58 イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」

9:59 そして別の人に、「わたしに従いなさい」と言われたが、その人は、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。

9:60 イエスは言われた。「死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って、神の国を言い広めなさい。」

9:61 また、別の人も言った。「主よ、あなたに従います。しかし、まず家族にいとまごいに行かせてください。」

9:62 イエスはその人に、「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」と言われた。

 

前田訳1978

9:57 彼らが道行くとき、ある人がイエスにいった、「どこでもおいでのところへお伴します」と。

9:58 イエスはいわれた、「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。しかし人の子には枕するところがない」と。

9:59 またほかの人にいわれた、「わたしに従いなさい」と。その人がいった、「まず父を葬りに行かせてください」と。

9:60 その人にいわれた、「死人に自分らの死人を葬らせ、あなたは行って神の国をのべ伝えなさい」と。

9:61 もうひとりもいった、「主よ、お伴します。ただ、まず家のものに別れを告げさせてください」と。

9:62 イエスはいわれた、「鋤に手をかけてからうしろを見るものは神の国にふさわない」と。

 

新改訳1970

9:57 さて、彼らが道を進んで行くと、ある人がイエスに言った。「私はあなたのおいでになる所なら、どこにでもついて行きます。」

9:58 すると、イエスは彼に言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣があるが、人の子には枕する所もありません。」

9:59 イエスは別の人に、こう言われた。「わたしについて来なさい。」しかしその人は言った。「まず行って、私の父を葬ることを許してください。」

9:60 すると彼に言われた。「死人たちに彼らの中の死人たちを葬らせなさい。あなたは出て行って、神の国を言い広めなさい。」

9:61 別の人はこう言った。「主よ。あなたに従います。ただその前に、家の者にいとまごいに帰らせてください。」

9:62 するとイエスは彼に言われた。「だれでも、手を鋤につけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくありません。」

 

塚本訳1963

9:57 彼らが道を進んでいると、ある人がイエスに言った、「どこへでもおいでになる所はお供をします。」

9:58 イエスはその人に言われた、「狐には穴がある、空の鳥には巣がある。しかし人の子(わたし)には枕する所がない。(その覚悟があるか。)」

9:59 またほかの一人に言われた、「わたしについて来なさい。」その人が言った、「その前に、父の葬式をしに行かせてください。」

9:60 その人に言われた、「死んだ者の葬式は死んだ者にまかせ、あなたは行って神の国を伝えなさい。」

9:61 もう一人のほかの人も言った、「主よ、お供します。ただその前に、家の者に暇乞いをさせてください。」

9:62 しかしイエスは言われた、「鋤に手をかけたあとで後を見る者は、神の国の役に立たない。」

 

口語訳1955

9:57 道を進んで行くと、ある人がイエスに言った、「あなたがおいでになる所ならどこへでも従ってまいります」。

9:58 イエスはその人に言われた、「きつねには穴があり、空の鳥には巣がある。しかし、人の子にはまくらする所がない」。

9:59 またほかの人に、「わたしに従ってきなさい」と言われた。するとその人が言った、「まず、父を葬りに行かせてください」。

9:60 彼に言われた、「その死人を葬ることは、死人に任せておくがよい。あなたは、出て行って神の国を告げひろめなさい」。

9:61 またほかの人が言った、「主よ、従ってまいりますが、まず家の者に別れを言いに行かせてください」。

9:62 イエスは言われた、「手をすきにかけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくないものである」。

 

文語訳1917

"420957","途を往くとき、或人イエスに言ふ『何處に往き給ふとも我は從はん』"

"420958","イエス言ひたまふ『狐は穴あり、空の鳥は塒あり、されど人の子は枕する所なし』"

"420959","また或人に言ひたまふ『我に從え』かれ言ふ『まづ往きて我が父を葬ることを許し給へ』"

"420960","イエス言ひたまふ『死にたる者に、その死にたる者を葬らせ、汝は往きて神の國を言い弘めよ』"

"420961","また或人いふ『主よ、我なんぢに從はん、されど先づ家の者に別を告ぐることを許し給へ』"

"420962","イエス言ひたまふ『手を鋤につけてのち後を顧みる者は、神の國に適ふ者にあらず』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

新共同 マタ 8:19-22

8:19 そのとき、ある律法学者が近づいて、「先生、あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言った。

8:20 イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」

8:21 ほかに、弟子の一人がイエスに、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。

8:22 イエスは言われた。「わたしに従いなさい。死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Uコリ8:9

8:9 あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っている。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、あなたがたが、彼の貧しさによって富む者になるためである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 ピリ 3:13

3:13 兄弟たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、

 

新共同 ヘブ 10:38

10:38 わたしの正しい者は信仰によって生きる。もしひるむようなことがあれば、/その者はわたしの心に適わない。」

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 ピリ 3:13

3:13 兄弟たちよ。わたしはすでに捕えたとは思っていない。ただこの一事を努めている。すなわち、後のものを忘れ、前のものに向かってからだを伸ばしつつ、

 

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