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ルカ13:1−5
悔い改めねば皆滅びる
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆悔い改めなければ滅びる
ルカ 13:1 ちょうどその時、ピラトがガリラヤ人の血を彼らのいけにえに混ぜたことを、イエスに告げる者たちがあった。
ルカ
13:2 イエスはお答えになった。「そのガリラヤ人たちがそのような災難に遭ったのは、ほかのすべてのガリラヤ人とは違って、罪人だったからだと思うの
か。
ルカ 13:3 決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。
ルカ
13:4 また、シロアムの塔が倒れて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいるほかのすべての人々とは違って、負い目のある者だったと思うのか。
ルカ 13:5 決してそうではない。あなたがたに言う。あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」
フランシスコ会訳2013
ルカによる福音書 13
フランシスコ訳聖書 Luk <13>章
聖書本文
◆悔い改めない者の滅び
001まさにその時、数人の人が来
て、ピラトがガリラヤ人の血を、彼らの犠牲に混ぜたことを、イエスに告げた。
002そこで、イエスは答えて仰せに
なった、「あなた方は、そのガリラヤ人たちが、そのような災難に遭ったからといって、ほかのすべてのガリラヤ人よりも、罪深い人々
だったと思うのか。
003そうではない。あなた方に言っ
ておく。あなた方も悔い改めなければ、みな同じように滅びる。
004また、シロアムの塔が倒れ、死
んでいったあの十八人は、エルサレムに住んでいるほかのすべての人々よりも、咎があったと思うのか。
005そうではない。あなた方に言っ
ておく。あなた方も悔い改めなければ、みな同じように滅びる」。
岩波翻訳委員会訳1995
421301まさにその時、ある人々が来て、〔例の〕ガリラヤ人たちのことを彼に報告した。ピラトゥスが
彼らの血を、彼らの犠牲の動物〔の血〕に混ぜたのである。
421302すると彼は答えて彼らに言った、「あなたたちは、これらのガリラヤ人が
こ
うしたことを蒙ったために、他のすべてのガリラヤ人よりもいっそう罪人だった
と
考えるのか。
421303そうではない、私はあなたたちに言う、むしろあなたたちも悔い改めなければ、皆同じように滅
びるだろう。
421304あるいは、シロアムの〔池の〕塔が倒れて命を落としたあの十八人の者たちだが、あなたたち
は、彼らがエルサレムに住むすべての人々よりもいっそう負い目ある者だったと考えるのか。
421305そうではない、私はあなたたちに言う、むしろあなたたちも悔い改めなければ、皆そのように滅
びるだろう」。
新共同訳1987
13:1 ちょうどそのとき、何人かの人が来て、ピラトがガリラヤ人の血を彼らのいけにえに混ぜたことをイエスに告げた。
13:2
イエスはお答えになった。「そのガリラヤ人たちがそのような災難に遭ったのは、ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い者だったからだと思うのか。
13:3 決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。
13:4 また、シロアムの塔が倒れて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいたほかのどの人々よりも、罪深い者だったと思うのか。
13:5 決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」
前田訳1978
13:1
ちょうどそのとき、人々が来て、彼にガリラヤ人のことを告げた。ピラトがガリラヤ人の血を彼らの捧げるいけにえ(の血)にまぜたのであった。
13:2
彼は答えられた、「そのガリラヤ人はそんな目にあったがゆえに、ほかのすべてのガリラヤ人よりも罪びとであったと思うか。
13:3
そうではない。わたしはいう、あなた方も悔い改めねば皆同じように滅びよう。
13:4
また、シロアムでやぐらが倒れて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいたすべての人よりも罪びとであったと思うか。
13:5
そうではない。わたしはいう、あなた方も悔い改めねば皆同じように滅びよう」と。
新改訳1970
13:1
ちょうどそのとき、ある人たちがやって来て、イエスに報告した。ピラトがガリラヤ人たちの血をガリラヤ人たちのささげるいけにえに混ぜたというのである。
13:2
イエスは彼らに答えて言われた。「そのガリラヤ人たちがそのような災難を受けたから、ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い人たちだったとでも思うのですか。
13:3
そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。
13:4
また、シロアムの塔が倒れ落ちて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいるだれよりも罪深い人たちだったとでも思うのですか。
13:5
そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。」
塚本訳1963
13:1
ちょうどその時、人が来て、(総督ピラトが犠牲をささげている)ガリラヤ人たちを殺し、その血が彼らの犠牲(の血)にまじったことをイエスに報告した。
13:2
その人たちに言われた、「そのガリラヤ人たちはそんな目にあったので、(ほかの)すべてのガリラヤ人よりも罪人だったと思うのか。
13:3
そうではない。わたしは言う、あなた達も悔改めなければ、皆同じように滅びるであろう。
13:4
またシロアムの(池の)近くの櫓が倒れて(下敷になって)死んだあの十八人は、(当時)エルサレムに住んでいた(ほかの)すべての人よりも罪人だったと思
うのか。
13:5
そうではない。わたしは言う、あなた達も悔改めなければ、皆同様に滅びるであろう。」
口語訳1955
13:1
ちょうどその時、ある人々がきて、ピラトがガリラヤ人たちの血を流し、それを彼らの犠牲の血に混ぜたことを、イエスに知らせた。
13:2
そこでイエスは答えて言われた、「それらのガリラヤ人が、そのような災難にあったからといって、他のすべてのガリラヤ人以上に罪が深かったと思うのか。
13:3
あなたがたに言うが、そうではない。あなたがたも悔い改めなければ、みな同じように滅びるであろう。
13:4
また、シロアムの塔が倒れたためにおし殺されたあの十八人は、エルサレムの他の全住民以上に罪の負債があったと思うか。
13:5
あなたがたに言うが、そうではない。あなたがたも悔い改めなければ、みな同じように滅びるであろう」。
文語訳1917
"421301","
その折しも或人々きたりて、ピラトがガリラヤ人らの血を彼らの犠牲にまじへたりし事をイエスに告げたれば、"
"421302","
答へて言ひ給ふ『かのガリラヤ人は斯かることに遭ひたる故に、凡てのガリラヤ人に勝れる罪人なりしと思ふか。"
"421303","
われ汝らに告ぐ、然らず、汝らも悔改めずば皆おなじく亡ぶべし。"
"421304","
又シロアムの櫓たふれて、壓し殺されし十八人は、エルサレムに住める凡ての人に勝りて、罪の負債ある者なりしと思ふか。"
"421305","
われ汝らに告ぐ、然らず、汝らも悔改めずば、みな斯くのごとく亡ぶべし』"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
・・・・
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
・・・・
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
・・・・
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 使 5:37
5:37
その後、住民登録の時、ガリラヤのユダが立ち上がり、民衆を率いて反乱を起こしたが、彼も滅び、つき従った者も皆、ちりぢりにさせら
れた。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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ルカ13:6−9
みのらぬ無花果の譬
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆「実がならないいちじくの木」のたとえ
ルカ
13:6 それから、イエスは次のたとえを話された。「ある人がぶどう園にいちじくの木を植えておき、実を探しに来たが見つからなかった。
ルカ
13:7 そこで、園丁に言った。『もう三年もの間、このいちじくの木に実を探しに来ているのに、見つけたためしがない。切り倒してしまえ。なぜ、土地を
無駄にしておくのか。』
ルカ 13:8 園丁は答えた。『ご主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。
ルカ 13:9 もし来年実を結べばよし、それで駄目なら、切り倒してください。』」
フランシスコ会訳2013
◆いちじくの木の喩え
006そして、イエスは次の喩えを語
られた、「ある人が、自分のぶどう園にいちじくの木を植えておいた。ある日、その実を探しにいったが、一つも見つからなかった。
007そこで、ぶどう園の番人に言っ
た、『三年このかた、このいちじくの木に実を探しに来ているのに、一つも見つけたことがない。切り倒しなさい。なぜ、土地を無駄に
使っているのか』。
008すると、番人は答えた、『ご主
人さま、今年もう一年、このままにしておいてください。木の周りを掘って、肥料をやってみます。
009そうすれば、来年は実を結ぶで
しょう。もしそれでもだめなら、切り倒してください』」。
岩波翻訳委員会訳1995
421306また彼は、次の譬を語った、「ある人が、自分の葡萄園にいちじくの木を植え
さ
せておいた。そして彼は、そこに実を探しに来たが、〔何も〕見つからなかった。
421307そこで彼は園丁に言った、『見よ、私は〔これで〕もう三年もこのいちじくの木に
実
を探しに来ているが、〔何も〕見つからない。[そこで]こいつを切り倒せ、なんの
た
めに〔こいつのせいで〕土地まで遊ばせておくのか』。
421308すると園丁は答えて彼に言う、『主よ、今年だけこの木をこのままにしておいて下さい。〔その
間に、〕私がこの木のまわりを掘って、肥やしをやりましょう。
421309もし〔それによって〕来年本当に実を結ぶとしたら〔、結構でしょう〕。もしそうでないなら
ば、この木を切り倒して
下
さい』」。
新共同訳1987
13:6
そして、イエスは次のたとえを話された。「ある人がぶどう園にいちじくの木を植えておき、実を探しに来たが見つからなかった。
13:7
そこで、園丁に言った。『もう三年もの間、このいちじくの木に実を探しに来ているのに、見つけたためしがない。だから切り倒せ。なぜ、土地をふさがせてお
くのか。』
13:8
園丁は答えた。『御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。
13:9
そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください。』」
前田訳1978
13:6
この譬えを話された、「ある人がそのぶどう園にいちじくの木を植えておいた。そして実を探しに来たが見つからなかった。それで園丁にいった、
13:7
『このとおり三年もこのいちじくの木に実を探しに来ているのに実がない。切り倒しなさい。何のために土地をも疲れさせよう』と。
13:8
答えていった、『ご主人、もう一年そのままにさせてください、まわりを掘ってこやしをやりますから。
13:9
それで来年実ればよし、さもなければ、切り倒してください』」と。
新改訳1970
13:6
イエスはこのようなたとえを話された。「ある人が、ぶどう園にいちじくの木を植えておいた。実を取りに来たが、何も見つからなかった。
13:7
そこで、ぶどう園の番人に言った。『見なさい。三年もの間、やって来ては、このいちじくの実のなるのを待っているのに、なっていたためしがない。これを切
り倒してしまいなさい。何のために土地をふさいでいるのですか。』
13:8
番人は答えて言った。『ご主人。どうか、ことし一年そのままにしてやってください。木の回りを掘って、肥やしをやってみますから。
13:9
もしそれで来年、実を結べばよし、それでもだめなら、切り倒してください。』」
塚本訳1963
13:6
そこでこの譬を話された、「ある人が葡萄畑に一本の無花果の木を植えておいた。(ある日)実をさがしに来たが、見つからないので、
13:7
葡萄畑の作男に言った、『もう三年この方、この無花果の木に実をさがしに来ているのに、まだ実がならない。切ってくれ。(ならないばかりか、)なんで土地
までくたびれさせることがあろう。』
13:8
答えて言う、『ご主人、今年もう一年だけ勘弁してやってください。今度は回りを掘って、肥料をやってみますから。
13:9
それで来年実を結べばよし、それでもだめなら、切ってください。』」
口語訳1955
13:6
それから、この譬を語られた、「ある人が自分のぶどう園にいちじくの木を植えて置いたので、実を捜しにきたが見つからなかった。
13:7
そこで園丁に言った、『わたしは三年間も実を求めて、このいちじくの木のところにきたのだが、いまだに見あたらない。その木を切り倒してしまえ。なんのた
めに、土地をむだにふさがせて置くのか』。
13:8
すると園丁は答えて言った、『ご主人様、ことしも、そのままにして置いてください。そのまわりを掘って肥料をやって見ますから。
13:9
それで来年実がなりましたら結構です。もしそれでもだめでしたら、切り倒してください』」。
文語訳1917
"421306","
又この譬を語りたまふ『或人おのが葡萄園に植ゑありし無花果の樹に來りて、果を求むれども得ずして、"
"421307","
園丁に言ふ「視よ、われ三年きたりて此の無花果の樹に果を求むれども得ず。これを伐り倒せ、何ぞ徒らに地を塞ぐか」"
"421308","
答へて言ふ「主よ、今年も容したまへ、我その周圍を掘りて肥料せん。"
"421309","
そののち、果を結ばば善し、もし結ばずば伐り倒したまへ」』"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
・・・・
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ルカ
5:36
5:36
そして、イエスはたとえを話された。「だれも、新しい服から布切れを破り取って、古い服に継ぎを当てたりはしない。そんなことをすれ
ば、新しい服も破れるし、新しい服から取った継ぎ切れも古いものには合わないだろう。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ロマ 2:4
2:4 それとも、神の慈愛が
あなたを悔改めに導くことも知らないで、その慈愛と忍耐と寛容との富を軽んじるのか。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 ガラ
5:22
5:22
これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、
新 共同 ピリ
1:11
1:11
イエス・キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けて、神の栄光と誉れとをたたえることができるように。
新 共同 コロ
1:10
1:10
すべての点で主に喜ばれるように主に従って歩み、あらゆる善い業を行って実を結び、神をますます深く知るように。
新 共同
Uペテ3:9
3:9
ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆
が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。
新 共同
Uペテ3:15
3:15
また、わたしたちの主の忍耐深さを、救いと考えなさい。それは、わたしたちの愛する兄弟パウロが、神から授かった知恵に基づいて、あ
なたがたに書き送ったことでもあります。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
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ルカ13:10−17
十八年病気の女
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆安息日に、腰の曲がった女を癒やす
ルカ 13:10 安息日に、イエスはある会堂で教えておられた。
ルカ 13:11 そこに、十八年間も病の霊に取りつかれている女がいた。腰が曲がったまま、どうしても伸ばすことができなかった。
ルカ 13:12 イエスはその女を見て呼び寄せ、「女よ、あなたは病から解放された」と言って、
ルカ 13:13 その上に手を置かれた。女は、たちどころに腰がまっすぐになり、神を崇めた。
ルカ
13:14 ところが会堂長は、イエスが安息日に病人を癒やされたことに腹を立て、群衆に言った。「働くべき日は六日ある。その間に来て治してもらうがよ
い。安息日はいけない。」
ルカ
13:15 しかし、主は彼に言われた。「偽善者たちよ、あなたがたは誰でも、安息日に牛やろばを飼い葉桶から解いて、水を飲ませに引いて行くではない
か。
ルカ
13:16 この女はアブラハムの娘なのに、十八年もの間サタンに縛られていたのだ。安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではないか。」
ルカ 13:17 こう言われると、反対者は皆恥じ入ったが、群衆はこぞって、イエスがなさったすべてのすばらしい行いを見て喜んだ。
フランシスコ会訳2013
◆長患いの女の治癒
010さて、安息日に、イエスはある
会堂で教えておられた。
011そこに、霊に憑かれて、十八年
も病気になっている女がいた。腰が曲がり、どうしてもまっすぐ立つことができなかった。
012イエスは彼女を見ると、呼び寄
せ、「さあ、あなたは病気から解放された」と仰せになって、
013彼女の上に手をお置きになっ
た。すると、立ちどころに腰がまっすぐになり、神をほめたたえた。
014しかし、会堂司は、イエスが安
息日に病気をお治しになったことに憤り、群衆に向かって言った、「働くべき日は六日ある。だからその間に来て、治してもらうがよい。
安息日にはいけない」。
015そこで、主は答えて仰せになっ
た、「偽善者たち、あなた方は誰でも、安息日に牛やろばを飼い葉桶から解いて、水を飲ませに引いていくではないか。
016アブラハムの娘であるこの人
は、十八年もの間サタンに縛られていた。安息日だからといって、その束縛から解いてやってはならないというのか」。
017イエスがこう仰せになると、反
対する者たちはみな恥じ入った。群衆はみな、イエスが行われたすべての素晴らしい業を喜んだ。
岩波翻訳委員会訳1995
421310さて、彼は安息日に会堂の一つで教えていた。
421311すると見よ、十八年間も病弱の霊に憑かれていた女が〔そこにいた〕。彼女は腰が曲がったまま
で、どうしても完全には伸ばすことができなかった。
421312そこでイェスは彼女を見て、〔自分のところへ〕呼んで彼女に言った、「婦人よ、あなたは〔こ
れで〕あなたの病弱さから解き放たれたのです」。
421313そして彼は、彼女の上に両手を置いた。すると彼女〔の体〕はたちどころに直くされ、神を讃え
始めた。
421314しかし会堂長は、イエスが安息日に癒したので〔激しく〕怒り、語り始めて群
衆
に言った、「働くべき日は六日ある。だからお前たちは、それらの日にやって来
て
癒してもらえ。だが安息日には〔まかり〕ならぬ」。
421315そこで主は彼に答え、そして言った、「偽善者どもよ、安息日で〔あっても、〕お前たちの一人
一人は自分の牛やろばを飼い葉桶からほどいてやり、引いて行って水を飲ませてやらない〔とでも言うの〕か。
421316ところが、アブラハムの娘であるこの女は、サタンがなんと十八年間
も
縛りつけていたのだ〔から〕、安息日にその桎梏(しっこく)から解かれねばならない〔の
は
当然ではないか」。
421317そして、彼がこのように語ると、彼に逆らっていた者たちは皆恥じ入った。また、群衆は皆、彼
がなすもろもろの秀でた業を喜んでいた。
新共同訳1987
13:10
安息日に、イエスはある会堂で教えておられた。
13:11
そこに、十八年間も病の霊に取りつかれている女がいた。腰が曲がったまま、どうしても伸ばすことができなかった。
13:12
イエスはその女を見て呼び寄せ、「婦人よ、病気は治った」と言って、
13:13
その上に手を置かれた。女は、たちどころに腰がまっすぐになり、神を賛美した。
13:14
ところが会堂長は、イエスが安息日に病人をいやされたことに腹を立て、群衆に言った。「働くべき日は六日ある。その間に来て治してもらうがよい。安息日は
いけない。」
13:15
しかし、主は彼に答えて言われた。「偽善者たちよ、あなたたちはだれでも、安息日にも牛やろばを飼い葉桶から解いて、水を飲ませに引いて行くではないか。
13:16
この女はアブラハムの娘なのに、十八年もの間サタンに縛られていたのだ。安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったのか。」
13:17
こう言われると、反対者は皆恥じ入ったが、群衆はこぞって、イエスがなさった数々のすばらしい行いを見て喜んだ。
前田訳1978
13:10
安息日にある会堂で教えておられた。
13:11
すると見よ、十八年も病の霊にとりつかれている女がいた。体が曲がったままで、全然まっすぐにできなかった。
13:12
イエスは彼女を見、呼びよせていわれた、「女の方、病は直っています」と。
13:13
そして手をのせられるとたちまちまっすぐになって、神をたたえた。
13:14
しかし会堂司はイエスが安息日にいやされたのを怒って、群衆にいった、「六日のうちに働くべきである。その間に来ていやされよ、安息日にはいけない」と。
13:15
主は答えられた、「偽善者どもよ、あなた方はだれでも、安息日に牛やろばを小屋からはなして、水を飲ませに連れて行かないか。
13:16
この女はアブラハムの末なのに、今まで十八年もの間悪魔が縛っていた。安息日だからとて、その縄目からはなしていけなかったのか」と。
13:17
こういわれると、すべての反対者は恥じ、群衆は皆彼のなさったすべての栄えあるみわざをよろこんだ。
新改訳1970
13:10
イエスは安息日に、ある会堂で教えておられた。
13:11
すると、そこに十八年も病の霊につかれ、腰が曲がって、全然伸ばすことのできない女がいた。
13:12
イエスは、その女を見て、呼び寄せ、「あなたの病気はいやされました。」と言って、
13:13
手を置かれると、女はたちどころに腰が伸びて、神をあがめた。
13:14
すると、それを見た会堂管理者は、イエスが安息日にいやされたのを憤って、群衆に言った。「働いてよい日は六日です。その間に来て直してもらうがよい。安
息日には、いけないのです。」
13:15
しかし、主は彼に答えて言われた。「偽善者たち。あなたがたは、安息日に、牛やろばを小屋からほどき、水を飲ませに連れて行くではありませんか。
13:16
この女はアブラハムの娘なのです。それを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日だからといってこの束縛を解いてやってはいけないのですか。」
13:17
こう話されると、反対していた者たちはみな、恥じ入り、群衆はみな、イエスのなさったすべての輝かしいみわざを喜んだ。
塚本訳1963
13:10
安息日にある礼拝堂で教えておられた。
13:11
その時、そこに十八年も病気の霊につかれている女がいた。体が曲っていて、真直ぐに伸ばすことが出来なかった。
13:12
イエスは女を見て呼びよせ、「女の人、病気は直っている」と言って
13:13
手をのせられると、女はたちどころに体がまっすぐに伸びて、神を讃美した。
13:14
すると礼拝堂監督は、イエスが安息日に病気をなおされたことを憤慨して、群衆に言った、「働くべき日は六日ある。その間に来てなおしてもらったがよかろ
う。安息日の日にはいけない。」
13:15
主が答えられた、「この偽善者たち、あなた達はだれも、安息日には牛や驢馬を小屋から解いて、水を飲ませにつれてゆかないのか。
13:16
この女はアブラハムの末であるのに、十八年ものあいだ、悪魔が縛っていたのだ。安息の日だからとて、その(悪魔の)縄目から解いてはならなかったのか。」
13:17
こう言われると、(監督はじめ)反対者は皆恥じ入り、群衆は一人のこらず、イエスが行われたあらゆる輝かしい御業を喜んだ。
口語訳1955
13:10
安息日に、ある会堂で教えておられると、
13:11
そこに十八年間も病気の霊につかれ、かがんだままで、からだを伸ばすことの全くできない女がいた。
13:12
イエスはこの女を見て、呼びよせ、「女よ、あなたの病気はなおった」と言って、
13:13
手をその上に置かれた。すると立ちどころに、そのからだがまっすぐになり、そして神をたたえはじめた。
13:14
ところが会堂司は、イエスが安息日に病気をいやされたことを憤り、群衆にむかって言った、「働くべき日は六日ある。その間に、なおしてもらいにきなさい。
安息日にはいけない」。
13:15
主はこれに答えて言われた、「偽善者たちよ、あなたがたはだれでも、安息日であっても、自分の牛やろばを家畜小屋から解いて、水を飲ませに引き出してやる
ではないか。
13:16
それなら、十八年間もサタンに縛られていた、アブラハムの娘であるこの女を、安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったか」。
13:17
こう言われたので、イエスに反対していた人たちはみな恥じ入った。そして群衆はこぞって、イエスがなされたすべてのすばらしいみわざを見て喜んだ。
文語訳1917
"421310","
イエス安息日に或會堂にて教えたまふ時、"
"421311","
視よ、十八年のあひだ病の靈に憑かれたる女あり、屈まりて少しも伸ぶること能はず。"
"421312","
イエスこの女を見、呼び寄せて『女よ、なんぢは病より解かれたり』と言ひ、"
"421313","
之に手を按きたまへば、立刻に身を直にして神を崇めたり。"
"421314","
會堂司イエスの安息日に病を醫し給ひしことを憤ほり、答へて群衆に言ふ『働くべき日は六日あり、その間に來りて醫されよ。安息日には
爲ざれ』"
"421315","
主こたへて言ひたまふ『僞善者らよ、汝等おのおの安息日には、己が牛または驢馬を小屋より解きいだし、水飼はんとて牽き往かぬか。"
"421316","
さらば長き十八年の間サタンに縛られたるアブラハムの娘なる此の女は、安息日にその繋より解かるべきならずや』"
"421317","
イエス此等のことを言ひ給へば、逆ふ者はみな恥ぢ、群衆は擧りてその爲し給へる榮光ある凡ての業を喜べり。"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
・・・・
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 マタ
9:18
9:18
イエスがこのようなことを話しておられると、ある指導者がそばに来て、ひれ伏して言った。「わたしの娘がたったいま死にました。で
も、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、生き返るでしょう。」
新 共同 ルカ
2:20
2:20
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
新 共同 ルカ
14:5
14:5
そして、言われた。「あなたたちの中に、自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいる
だろうか。」
新 共同 ルカ
3:8
3:8
悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、ア
ブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。
新 共同 ルカ
8:29
8:29
イエスが、汚れた霊に男から出るように命じられたからである。この人は何回も汚れた霊に取りつかれたので、鎖でつながれ、足枷をはめ
られて監視されていたが、それを引きちぎっては、悪霊によって荒れ野へと駆り立てられていた。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
・・・・
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 ヘブ
13:15
13:15
だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。
新 共同 ロマ
4:11-12
4:11
アブラハムは、割礼を受ける前に信仰によって義とされた証しとして、割礼の印を受けたのです。こうして彼は、割礼のないままに信じる
すべての人の父となり、彼らも義と認められました。
4:12
更にまた、彼は割礼を受けた者の父、すなわち、単に割礼を受けているだけでなく、わたしたちの父アブラハムが割礼以前に持っていた信
仰の模範に従う人々の父ともなったのです。
新 共同
Tペテ3:16
3:16
それも、穏やかに、敬意をもって、正しい良心で、弁明するようにしなさい。そうすれば、キリストに結ばれたあなたがたの善い生活をの
のしる者たちは、悪口を言ったことで恥じ入るようになるのです。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
****************************************
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ルカ13:18−21
芥子粒の譬とパン種の譬
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆「からし種」と「パン種」のたとえ (マタ一三31−33、マコ四30−32)
ルカ 13:18 そこで、イエスは言われた。「神の国は何に似ているか。何にたとえようか。
ルカ 13:19 それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。」
ルカ 13:20 また言われた。「神の国を何にたとえようか。
ルカ 13:21 パン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨らむ。」
フランシスコ会訳2013
◆芥子種の喩え(マタ13・31-32、
マコ4・30-32)
018そこで、イエスは仰せになっ
た、「神の国は何に似ているだろうか。何に喩えればいいだろうか。
019それは一粒の芥子種に似てい
る。ある人がそれを取って、庭に蒔くと、やがて生長して木となり、空の鳥がその枝に巣を作る」。
◆パン種の喩え(マタ13・33)
020またイエスは仰せになった、
「神の国を何に喩えようか。
021それはパン種に似ている。女が
それを取って、三サトンの小麦粉の中に混ぜると、やがて全体が発酵する」。
岩波翻訳委員会訳1995
421318そこで彼は言った、「神の王国は、何と同じであろう。また、私はそれが何と
同
じであると言おうか。
421319それは〔次のような〕一個の芥子種と同じである。一人の人がそれをとって、自分の園に投げ入
れた。するとそれは成長し、一本の木になった。そのため、天の小鳥たちがその大枝の中に巣を作った」。
421320また彼は言った、「私は神の王国を、何と同じであると言おうか。
421321それは、〔次のような〕パン種と同じである。
一
人の女がそれをとって、三サトンの粉の中に埋めた。すると全体が発酵した」。
新共同訳1987
13:18
そこで、イエスは言われた。「神の国は何に似ているか。何にたとえようか。
13:19
それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。」
13:20
また言われた。「神の国を何にたとえようか。
13:21
パン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。」
前田訳1978
13:18
彼はいわれた、「神の国は何に似ているか。何にたとえようか。
13:19
それはからし種に似ている。ある人がそれを庭にまくと、育って木となり、その枝に空の鳥が巣を作った」と。
13:20
またいわれた、「神の国を何にたとえようか。
13:21
それはパン種に似ている。女がそれを三サトンの粉にまぜると、しまいに全部がふくらんだ」と。
新改訳1970
13:18
そこで、イエスはこう言われた。「神の国は、何に似ているでしょう。何に比べたらよいでしょう。
13:19
それは、からし種のようなものです。それを取って庭に蒔いたところ、生長して木になり、空の鳥が枝に巣を作りました。」
13:20 またこう言われた。「神の国を何に比べましょう。
13:21
パン種のようなものです。女がパン種をとって、三サトンの粉に混ぜたところ、全体がふくれました。」
塚本訳1963
13:18
すると言われた、「神の国は何に似ているか。何にたとえようか。
13:19
それは芥子粒に似ている。ある人がそれをその庭に蒔いたところ、育って(大きな)木になり、』その枝に空の鳥が巣をつくった。』」
13:20
さらに言われた、「神の国を何にたとえようか。
13:21
それはパン種に似ている。女がそれを三サトン[二斗]の粉の中にまぜたところ、ついに全体が醗酵した。」
口語訳1955
13:18
そこで言われた、「神の国は何に似ているか。またそれを何にたとえようか。
13:19
一粒のからし種のようなものである。ある人がそれを取って庭にまくと、育って木となり、空の鳥もその枝に宿るようになる」。
13:20
また言われた、「神の国を何にたとえようか。
13:21
パン種のようなものである。女がそれを取って三斗の粉の中に混ぜると、全体がふくらんでくる」。
文語訳1917
"421318","
かくてイエス言ひたまふ『神の國は何に似たるか、我これを何に擬へん、"
"421319","
一粒の芥種のごとし。人これを取りて己の園に播きたれば、育ちて樹となり、空の鳥その枝に宿れり』"
"421320","
また言ひたまふ『神の國を何に擬へんか、"
"421321","
パン種のごとし。女これを取りて、三斗の粉の中に入るれば、ことごとく脹れいだすなり』"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
4:30-32
4:30
また言われた、「神の国を何にたとえようか。どんな譬で表わそうか。
4:31
(神の国は)芥子粒のようである。地にまかれる時には、地上のあらゆる種の中で一番小さいが、
4:32
まかれると、伸びてきてすべての野菜の中で一番大きくなり、大きな枝を出して、『その(葉の)陰に空の鳥が巣をつく』れるようになるのである。」
塚本訳 マタ
13:31-33
13:31
またほかの譬を彼らに示して言われた、「天の国は芥子粒に似ている。ある人がそれを畑にまいた。
13:32
これはあらゆる種の中で一番小さいが、育つと、野菜の中で一番大きくなり、(大きな)木になって、『空の鳥が』来て『その枝に巣を作る』ようになるのであ
る。」
13:33
またほかの譬を彼らに語られた、「天の国はパン種に似ている。女がそれを三サトン(二斗)の粉の中に混ぜたところ、ついに全体が発酵した。」
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
・・・・
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 Tコリ5:6
5:6
あなたがたが誇っているのは、よろしくない。あなたがたは、少しのパン種が粉のかたまり全体をふくらませることを、知らないのか。
口 語訳
Tテサ5:23
5:23
どうか、平和の神ご自身が、あなたがたを全くきよめて下さるように。また、あなたがたの霊と心とからだとを完全に守って、わたしたち
の主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのない者にして下さるように。
(日)新共同訳1987 の引照
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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ルカ13:22−30
狭い戸口から入れ
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆狭い戸口 (マタ七13−14、21−23)
ルカ 13:22 イエスは町や村を巡って教えながら、エルサレムへと旅を続けられた。
ルカ 13:23 すると、「主よ、救われる人は少ないのでしょうか」と言う人がいた。イエスは一同に言われた。
ルカ 13:24 「狭い戸口から入るように努めなさい。言っておくが、入ろうとしても入れない人が多いのだ。
ルカ
13:25 家の主人が立ち上がって、戸を閉めてしまってからでは、あなたがたが外に立って戸を叩き、『ご主人様、開けてください』と言っても、『お前た
ちがどこの者か知らない』という答えが返って来るだけである。
ルカ
13:26 その時、あなたがたは、『ご一緒に食べたり飲んだりしましたし、私たちの大通りで教えを受けたのです』と言いだすだろう。
ルカ 13:27 しかし主人は、『お前たちがどこの者か知らない。不正を働く者ども、皆私から離れよ』と言うだろう。
ルカ
13:28 あなたがたは、アブラハム、イサク、ヤコブやすべての預言者たちが神の国に入っているのに、自分は外に投げ出されているのを見て、そこで泣き
わめいて歯ぎしりする。
ルカ 13:29 そして人々は、東から西から、また北から南から来て、神の国で宴会の席に着く。
ルカ 13:30 そこでは、後の人で先になる者があり、先の人で後になる者もある。」
フランシスコ会訳2013
◆狭い門(マタ7・13-14、21-23、8・11-12、19・30、マコ10・31)
022さて、イエスは町々や村々を
通って教えながら、エルサレムへの旅を続けておられた。
023すると、ある人がイエスに「主
よ、救われる人は少ないのでしょうか」と尋ねた。そこで、イエスは人々に仰せになった、
024「狭い門から入るように努めな
さい。あなた方に言っておく。多くの人は、入ろうとしても入れないからである。
025家の主人が立って門を閉めた後
で、外に立って、『ご主人さま、開けてください』と言って門をたたいても、主人は、『お前たちが何者か知らない』と答えるだろう。
026その時、『わたしたちは、あな
たとご一緒に食べたり飲んだりしました。また、大通りでわたしたちに教えてくださいました』と言い出しても、
027主人は言うだろう、『お前たち
が何者か知らない。悪を行う者たち、一人残らず、わたしのもとから去れ』。
028アブラハム、イサク、ヤコブ、
またすべての預言者たちが神の国に入っているのに、自分だけが外に投げ出されることを知って、嘆き、歯ぎしりする。
029そして、東から西から、また北
から南から人々が来て、神の国で食事の席に着く。
030後の者で先になる者もあり、先
の者で後になる者もある」。
岩波翻訳委員会訳1995
421322そしてイエスは、町から町へ、村から村へとめぐり行きながら、教え続け、エ
ル
サレムに向かって歩を進めていた。
421323するとある者が彼に言った、〔主よ、救われる者は数少ないのですか〕。すると彼は彼らに対し
て言った、
421324「狭い戸口を通って入るよう、〔必死に〕努めよ。なぜならば、私はあなたたちに言う、多くの
人が中に入ることを求めるが、それができないからだ。
421325家の主人が立ち上がって戸を閉めてしまった後では、あなたたちが外に立ち、
『主
よ、私たちに開けて下さい』と言いながら戸を叩き始めても、彼は答えてあなたたちに言うだろう、『私はお前たちがどこから来たか、知
らない』。
421326その時、あなたたちは言い始めるだろう、『私たちは、あなた様の面前で食べ
て
飲みましたし、またあなた様は私たちの大通りでお教えにな,りました』。
421327すると彼は、あなたたちに〔次のように〕語りながら言うだろう、『私はお前たちがどこから来
たのか、知らない。私から離れよ、〔お前たち〕どれもこれも不義を働く者どもよ』。
421328そこでは嘆きと歯ぎしりとがあるだろう。アブラハム、イサク、ヤコブ、そし
て
すべての預言者たちが神の王国に〔いる〕のに対し、お前たち自身は、外に投げ出
さ
れるのをお前たちが見る時は。
421329そして人々が東から、西から、北から、南から
やっ
て来て、神の王国で食事の席に着くだろう。
421330そして、見よ、最初の者になる最後の者たちがいる、そして最後の者になる最
初
の者たちがいるだろう」。
新共同訳1987
13:22
イエスは町や村を巡って教えながら、エルサレムへ向かって進んでおられた。
13:23
すると、「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」と言う人がいた。イエスは一同に言われた。
13:24
「狭い戸口から入るように努めなさい。言っておくが、入ろうとしても入れない人が多いのだ。
13:25
家の主人が立ち上がって、戸を閉めてしまってからでは、あなたがたが外に立って戸をたたき、『御主人様、開けてください』と言っても、『お前たちがどこの
者か知らない』という答えが返ってくるだけである。
13:26
そのとき、あなたがたは、『御一緒に食べたり飲んだりしましたし、また、わたしたちの広場でお教えを受けたのです』と言いだすだろう。
13:27
しかし主人は、『お前たちがどこの者か知らない。不義を行う者ども、皆わたしから立ち去れ』と言うだろう。
13:28
あなたがたは、アブラハム、イサク、ヤコブやすべての預言者たちが神の国に入っているのに、自分は外に投げ出されることになり、そこで泣きわめいて歯ぎし
りする。
13:29
そして人々は、東から西から、また南から北から来て、神の国で宴会の席に着く。
13:30
そこでは、後の人で先になる者があり、先の人で後になる者もある。」
前田訳1978
13:22
彼は町々村々を通って教えながらエルサレムへの旅をつづけられた。
13:23
ある人がいった、「主よ、救われる人は少ないのですか」と。
13:24
人々にいわれた、「狭い戸口から入るよう努めよ。わたしはいう、入ろうとして入れない人が多いから。
13:25
家の主人が起きて戸をしめたあとで、あなた方が外に立って、『ご主人、おあけください』といって戸をたたいても、彼は答えよう、『あなた方はどこの人か知
らない』と。
13:26
そのときあなた方はこういいだそう、『あなたといっしょに食事をしました、あなたはわれらの大通りでお教えでした』と。
13:27
しかし彼はいおう、『あなた方がどこの人か知らない。不義をなすものは皆わたしを離れよ』と。
13:28
あなた方は、アブラハムやイサクやヤコブやすべての預言者が神の国にいるのに、自分たちは外に投げ出されるのを見て、そこで泣き、歯ぎしりしよう。
13:29
人々が東と西から、北と南から来て、神の国で宴につらなろう。
13:30
しかり、終わりのものははじめになり、はじめのものは終わりになろう」と。
新改訳1970
13:22
イエスは、町々村々を次々に教えながら通り、エルサレムへの旅を続けられた。
13:23
すると、「主よ。救われる者は少ないのですか。」と言う人があった。イエスは、人々に言われた。
13:24
「努力して狭い門からはいりなさい。なぜなら、あなたがたに言いますが、はいろうとしても、はいれなくなる人が多いのですから。
13:25
家の主人が、立ち上がって、戸をしめてしまってからでは、外に立って、『ご主人さま。あけてください。』と言って、戸をいくらたたいても、もう主人は、
『あなたがたがどこの者か、私は知らない。』と答えるでしょう。
13:26
すると、あなたがたは、こう言い始めるでしょう。『私たちは、ごいっしょに、食べたり飲んだりいたしましたし、私たちの大通りで教えていただきました。』
13:27
だが、主人はこう言うでしょう。『私はあなたがたがどこの者だか知りません。不正を行なう者たち。みな出て行きなさい。』
13:28
神の国にアブラハムやイサクやヤコブや、すべての預言者たちがはいっているのに、あなたがたは外に投げ出されることになったとき、そこで泣き叫んだり、歯
ぎしりしたりするのです。
13:29
人々は、東からも西からも、また南からも北からも来て、神の国で食卓に着きます。
13:30
いいですか、今しんがりの者があとで先頭になり、いま先頭の者がしんがりになるのです。」
塚本訳1963
13:22
イエスは町々村々を通って教えながら、エルサレムへの旅行をつづけておられた。
13:23
するとある人が「主よ、救われる者は少ないでしょうか」と尋ねた。人々に言われた、
13:24
「全力を尽くして(今すぐ)狭い戸口から入りなさい。あなた達に言う、(あとになって)入ろうとしても、入れない者が多いのだから。
13:25
家の主人が立ち上がって戸をしめたあとで、あなた達が外に立って、『ご主人、あけてください』と言って戸をたたきつづけても、主人は、『わたしはあなた達
がどこの人だか知らない』と答えるであろう。
13:26
その時あなた達はこう言い出すにちがいない、『わたし達はご一しょに飲んだり食べたりした者です。あなたはわたし達のところの大通りで教えてくださいまし
た』と。
13:27
しかし主人は、『わたしはあなた達がどこの人だか知らない。『この悪者、みんな、わたしをはなれよ!』』と言うであろう。
13:28
あなた達はアブラハムやイサクやヤコブや、またすべての預言者たちが神の国におるのに、自分は外に放り出されるのを見て、そこでわめき、歯ぎしりするであ
ろう。
13:29
また人々が『東から西から北から南から』来て、神の国で宴会につらなるであろう。
13:30
たしかに、最後であって一番になる者があり、一番であって最後になる者がある。」
口語訳1955
13:22
さてイエスは教えながら町々村々を通り過ぎ、エルサレムへと旅を続けられた。
13:23
すると、ある人がイエスに、「主よ、救われる人は少ないのですか」と尋ねた。
13:24
そこでイエスは人々にむかって言われた、「狭い戸口からはいるように努めなさい。事実、はいろうとしても、はいれない人が多いのだから。
13:25
家の主人が立って戸を閉じてしまってから、あなたがたが外に立ち戸をたたき始めて、『ご主人様、どうぞあけてください』と言っても、主人はそれに答えて、
『あなたがたがどこからきた人なのか、わたしは知らない』と言うであろう。
13:26
そのとき、『わたしたちはあなたとご一緒に飲み食いしました。また、あなたはわたしたちの大通りで教えてくださいました』と言い出しても、
13:27
彼は、『あなたがたがどこからきた人なのか、わたしは知らない。悪事を働く者どもよ、みんな行ってしまえ』と言うであろう。
13:28
あなたがたは、アブラハム、イサク、ヤコブやすべての預言者たちが、神の国にはいっているのに、自分たちは外に投げ出されることになれば、そこで泣き叫ん
だり、歯がみをしたりするであろう。
13:29
それから人々が、東から西から、また南から北からきて、神の国で宴会の席につくであろう。
13:30
こうしてあとのもので先になるものがあり、また、先のものであとになるものもある」。
文語訳1917
"421322","
イエス教へつつ町々村々を過ぎて、エルサレムに旅し給ふとき、"
"421323","
或人いふ『主よ、救はるる者は少きか』"
"421324","
イエス人々に言ひたまふ『力を盡して狭き門より入れ。我なんぢらに告ぐ、入らん事を求めて入り能はぬ者おほからん。"
"421325","
家主おきて門を閉ぢたる後、なんぢら外に立ちて「主よ、我らに開き給へ」と言ひつつ門を叩き始めんに、主人こたへて「われ汝らが何處
の者なるかを知らず」と言はん。"
"421326","
その時「われらは御前にて飲食し、なんぢは、我らの町の大路にて教へ給へり」と言ひ出でんに、"
"421327","
主人こたへて「われ汝らが何處の者なるかを知らず、惡をなす者ヌもよ、皆われを離れ去れ」と言はん。"
"421328","
汝らアブラハム、イサク、ヤコブ及び凡ての預言者の、神の國に居り、己らの逐ひ出さるるを見ば、其處にて哀哭・切歯する事あらん。"
"421329","
また人々、東より西より南より北より來りて、神の國の宴に就くべし。"
"421330","視よ、後なる者の先になり、先なる者の後になる事あらん』"
***************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マタ
7:13-14
7:13
狭い門から入りなさい。滅びに至る道は大きく、かつ広く、ここから入る者が多いのだから。
7:14
命にいたる門はなんと狭く、道は細く、それを見つける者の少ないことであろう!
塚本訳 マタ
7:22-23
7:22
(最後の裁きの)かの日には、大勢の者がわたしに、『主よ、主よ、(入れてください。)『わたし達はあなたの名で伝道し、』あなたの名で悪鬼を追い出し、
あなたの名で奇蹟を沢山行ったではありませんか』と言うであろう。
7:23
その時わたしは、はっきり彼らに言おう、『かってお前たちを弟子にした覚えはない。『この不届者、わたしを離れよ!』』と。
塚本訳 マタ
8:11-12
8:11
わたしは言う、(最後の日には、このような信仰のあつい)大勢の人が『東から西から』来て、天の国でアブラハムやイサクやヤコブと共に宴会につらなり、
8:12
(かんじんのイスラエル人、すなわち)御国の子供たちは外の真暗闇に放り出され、そこでわめき、歯ぎしりするであろう。」
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ルカ
9:51
9:51
イエスは、天に上げられる時期が近づくと、エルサレムに向かう決意を固められた。
新 共同
Tコリ1:18
1:18
十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。
新 共同 マタ
8:11-12
8:11
言っておくが、いつか、東や西から大勢の人が来て、天の国でアブラハム、イサク、ヤコブと共に宴会の席に着く。
8:12
だが、御国の子らは、外の暗闇に追い出される。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。」
新 共同 マタ
19:30
19:30
しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ピリ
2:12-13
2:12
わたしの愛する者たちよ。そういうわけだから、あなたがたがいつも従順であったように、わたしが一緒にいる時だけでなく、いない今
は、いっそう従順でいて、恐れおののいて自分の救の達成に努めなさい。
2:13
あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。
口 語訳 ロマ
9:31-33
9:31
しかし、義の律法を追い求めていたイスラエルは、その律法に達しなかった。
9:32
なぜであるか。信仰によらないで、行いによって得られるかのように、追い求めたからである。彼らは、つまずきの石につまずいたのであ
る。
9:33
「見よ、わたしはシオンに、/つまずきの石、さまたげの岩を置く。それにより頼む者は、失望に終ることがない」/と書いてあるとおり
である。
口 語訳
Uコリ6:1-2
6:1
わたしたちはまた、神と共に働く者として、あなたがたに勧める。神の恵みをいたずらに受けてはならない。
6:2
神はこう言われる、/「わたしは、恵みの時にあなたの願いを聞きいれ、/救の日にあなたを助けた」。見よ、今は恵みの時、見よ、今は
救の日である。
口 語訳 ロマ
9:30-31
9:30
では、わたしたちはなんと言おうか。義を追い求めなかった異邦人は、義、すなわち、信仰による義を得た。
9:31
しかし、義の律法を追い求めていたイスラエルは、その律法に達しなかった。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同
Tペテ3:20
3:20
この霊たちは、ノアの時代に箱舟が作られていた間、神が忍耐して待っておられたのに従わなかった者です。この箱舟に乗り込んだ数人、
すなわち八人だけが水の中を通って救われました。
新 共同 黙 3:20
3:20
見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事を
し、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。
新 共同
Uテモ2:19
2:19
しかし、神が据えられた堅固な基礎は揺るぎません。そこには、「主は御自分の者たちを知っておられる」と、また「主の名を呼ぶ者は
皆、不義から身を引くべきである」と刻まれています。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
****************************************
****************************************
ルカ13:31−35
エルサレム滅亡の預言
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆エルサレムのために嘆く (マタ二三37−39)
ルカ
13:31 ちょうどその時、ファリサイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに言った。「ここを立ち去ってください。ヘロデがあなたを殺そうとしていま
す。」
ルカ
13:32 イエスは言われた。「行って、あの狐に、『私は今日も明日も三日目も、悪霊を追い出し、癒やしを行うことをやめない』と伝えよ。
ルカ
13:33 ともかく、私は、今日も明日も、その次の日も進んで行かねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。
ルカ
13:34 エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めんどりが雛を羽の下に集めるように、私はお前の子ら
を何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。
ルカ
13:35 見よ、お前たちの家は見捨てられる。言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言う時が来るまで、決し
て私を見ることはない。」
フランシスコ会訳2013
◆旅の目的
031まさにその時、数人のファリサ
イ派の人々が、イエスに近づいて言った、「ここから立ち去りなさい。ヘロデがあなたを殺そうとしています」。
032すると、イエスは仰せになっ
た、「行って、あの狐にこう言いなさい、『見よ、わたしは今日も明日も、悪霊を追い出し、病気を治す。そして、三日目にすべてを成し
遂げる』。
033しかし、今日も明日も、その次
の日も、わたしは旅を続けなければならない。預言者がエルサレム以外の地で死ぬことはありえないからである」。
◆エルサレムに対する非難(マタ23・37-39)
034「エルサレム、エルサレム、預
言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ。めん鳥が翼の下に雛を集めるように、わたしはいく度、お前の子らを集めよ
うとしたことであろう。しかし、お前たちはそれに応じようとしなかった。
035見よ、お前たちの家は見捨てら
れる。わたしは言っておく。お前たちが、『主の名によって来られる方に祝福があるように』と言う時が来るまで、決してわたしを見るこ
とがない」。
岩波翻訳委員会訳1995
421331まさにその時、幾人かのファリサイ人が近寄って来て、彼に言った、「出て、
こ
こから去ってお行きなさい。ヘロデがあなたを殺そうと思っているからです」。
421332すると彼は彼らに言った、「行って、あの狐に言うがよい、『見よ、私は今日も明日も、悪霊ど
もを追い出し、癒しを行ない〔続ける〕。そして三日目には、私は全うされるだろう」、と。
421333いずれにせよ、私は今日も明日も次の日も、進まなければ
な
らない。預言者がエルサレム以外で滅びることは、あり得ないからだ。
421334エルサレムよ、土ルサレムよ。預言者たちを殺し、自分のもとに遣わされた者
た
ちを石打ちにする者よ。私は雌鳥が自らの群を翼の下に〔集める〕ように、何
度
お前の子らを集めようとしたことか。しかしお前たちは〔それを〕望まなかった。
421335見よ、お前たちの家は見棄てられる。[そこで]私はお前たちに言う、お前たち
は、
二度と私を見ることはないだろう、お前たちが、主
の名によりて来たる者に祝福あれ、という[時が来る]までは」。
新共同訳1987
13:31
ちょうどそのとき、ファリサイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに言った。「ここを立ち去ってください。ヘロデがあなたを殺そうとしています。」
13:32
イエスは言われた。「行って、あの狐に、『今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える』とわたしが言ったと伝えなさい。
13:33
だが、わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。
13:34
エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集め
ようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。
13:35
見よ、お前たちの家は見捨てられる。言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言う時が来るまで、決してわたしを見
ることがない。」
前田訳1978
13:31
ちょうどそのとき、パリサイ人が何人か来て彼にいった、「ここを出てよそへお移りください。ヘロデがあなたを殺そうとしています」と。
13:32
彼はいわれた、「行ってあの狐にいいなさい、『見よ、わたしはきょうとあす悪鬼を追い出し、いやしをし、三日目に全うされる。
13:33
しかしわたしは、きょうもあすもあさっても進まねばならない。預言者がエルサレムの外で死ぬことはありえないから』と。
13:34
ああ、エルサレム、エルサレム、預言者を殺し、つかわされたものを石打ちするものよ、めんどりが雛を翼の下に集めるように、何度わたしはおまえの子らを集
めようとしたか。しかしおまえらはそれを欲しなかった。
13:35
見よ、おまえらの家は見捨てられる。わたしはいう、『祝福あれ、主のみ名によって来るものに』とおまえらがいう時の来るまで、おまえらは決してわたしを見
まい」と。
新改訳1970
13:31
ちょうどそのとき、何人かのパリサイ人が近寄って来て、イエスに言った。「ここから出てほかの所へ行きなさい。ヘロデがあなたを殺そうと思っています。」
13:32
イエスは言われた。「行って、あの狐にこう言いなさい。『よく見なさい。わたしは、きょうと、あすとは、悪霊どもを追い出し、病人を直し、三日目に全うさ
れます。
13:33
だが、わたしは、きょうもあすも次の日も進んで行かなければなりません。なぜなら、預言者がエルサレム以外の所で死ぬことはありえないからです。』
13:34
ああ、エルサレム、エルサレム。預言者たちを殺し、自分に遣わされた人たちを石で打つ者、わたしは、めんどりがひなを翼の下にかばうように、あなたの子ら
を幾たび集めようとしたことか。それなのに、あなたがたはそれを好まなかった。
13:35
見なさい。あなたがたの家は荒れ果てたままに残される。わたしはあなたがたに言います。『祝福あれ。主の御名によって来られる方に。』とあなたがたの言う
ときが来るまでは、あなたがたは決してわたしを見ることができません。」
塚本訳1963
13:31
ちょうどその時、数人のパリサイ人が来てイエスに言った、「(すぐ)ここを逃げ出しなさい。ヘロデ(王)があなたを殺そうと思っています。」
13:32
彼らに言われた、「(忠告はありがたいが、)行って、あの狐(のヘロデ)にこう言ってもらいたい、『見よ、わたしはきょうとあしたは、(まだここにいて)
悪鬼を追い出し治療を行い、三日目に(仕事が終って)全うされる。
13:33
とはいえ、きょうもあしたもあさっても、わたしは(たえずエルサレムへ向かって)進みゆかねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことはあり得な
いのだから』と。
13:34
ああエルサレム、エルサレム、預言者を殺し、(神から)遣わされた者を石で打ち殺して(ばかり)いる者よ、雌鳥がその雛を翼の下に集めるように、何度わた
しはお前の子供たちを(わたしの所に)集めようとしたことか。だがお前たち(エルサレムの者)はそれを好まなかった。
13:35
そら、『お前たちの町は(宮もろとも神に)見捨てられ(て荒れ果て)るのだ。』お前たちに言っておく、お前たちが(わたしを迎えて)『主の御名にて来られ
る方に祝福あれ。』と言う時の来るまで、わたしを見ることは決してないであろう。」
口語訳1955
13:31
ちょうどその時、あるパリサイ人たちが、イエスに近寄ってきて言った、「ここから出て行きなさい。ヘロデがあなたを殺そうとしています」。
13:32
そこで彼らに言われた、「あのきつねのところへ行ってこう言え、『見よ、わたしはきょうもあすも悪霊を追い出し、また、病気をいやし、そして三日目にわざ
を終えるであろう。
13:33
しかし、きょうもあすも、またその次の日も、わたしは進んで行かねばならない。預言者がエルサレム以外の地で死ぬことは、あり得ないからである』。
13:34
ああ、エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、おまえにつかわされた人々を石で打ち殺す者よ。ちょうどめんどりが翼の下にひなを集めるように、わたし
はおまえの子らを幾たび集めようとしたことであろう。それだのに、おまえたちは応じようとしなかった。
13:35
見よ、おまえたちの家は見捨てられてしまう。わたしは言って置く、『主の名によってきたるものに、祝福あれ』とおまえたちが言う時の来るまでは、再びわた
しに会うことはないであろう」。
文語訳1917
"421331","
そのとき或るパリサイ人らイエスに來りて言ふ『いでて此處を去り給へ、ヘロデ汝を殺さんとす』"
"421332","
答へて言ひ給ふ『往きてかの狐に言へ。視よ、われ今日明日、惡鬼を逐ひ出し、病を醫し、而して三日めに全うせられん。"
"421333","
されど今日も明日も次の日も我は進み往くべし。それ預言者のエルサレムの外にて死ぬることは有るまじきなり。"
"421334","
噫エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、遣されたる人々を石にて撃つ者よ、牝鶏の己が雛を翼のうちに集むるごとく、我なんぢの
子どもを集めんとせしこと幾度ぞや。されど汝らは好まざりき。"
"421335","視よ、汝らの家は棄てられて汝らに遺らん。我なんぢらに告ぐ、「讃むべきかな、主の
名によりて來る者」と、汝らの言ふ時の至るまでは、我を見ざるべし』"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マタ
23:37-39
23:37
ああエルサレム、エルサレム、預言者を殺し、(神から)遣わされた者を石で打ち殺して(ばかり)いる者よ、雌鳥がその雛を翼の下に集めるように、何度わた
しはお前の子供たちを(わたしの所に)集めようとしたことか。だがお前たち(エルサレムの者)はそれを好まなかった。
23:38
そら、『お前たちの町は(宮もろとも神に)見捨てられ(て荒れ果て)るのだ。』
23:39
お前たちに言っておく、お前たちが(わたしを迎えて)、『主の御名にて来られる方に祝福あれ。』と言う時まで、わたしを見ることは今後決してないであろ
う。」
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 マタ
16:21
16:21
このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復
活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。
新 共同 マタ
21:34-39
21:34
さて、収穫の時が近づいたとき、収穫を受け取るために、僕たちを農夫たちのところへ送った。
21:35
だが、農夫たちはこの僕たちを捕まえ、一人を袋だたきにし、一人を殺し、一人を石で打ち殺した。
21:36
また、他の僕たちを前よりも多く送ったが、農夫たちは同じ目に遭わせた。
21:37
そこで最後に、『わたしの息子なら敬ってくれるだろう』と言って、主人は自分の息子を送った。
21:38
農夫たちは、その息子を見て話し合った。『これは跡取りだ。さあ、殺して、彼の相続財産を我々のものにしよう。』
21:39
そして、息子を捕まえ、ぶどう園の外にほうり出して殺してしまった。
新 共同 マタ
3:11
3:11
わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わた
しは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ロマ
10:9-15
10:9
すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、あなたは救わ
れる。
10:10
なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。
10:11
聖書は、「すべて彼を信じる者は、失望に終ることがない」と言っている。
10:12
ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである。
10:13
なぜなら、「主の御名を呼び求める者は、すべて救われる」とあるからである。
10:14
しかし、信じたことのない者を、どうして呼び求めることがあろうか。聞いたことのない者を、どうして信じることがあろうか。宣べ伝え
る者がいなくては、どうして聞くことがあろうか。
10:15
つかわされなくては、どうして宣べ伝えることがあろうか。「ああ、麗しいかな、良きおとずれを告げる者の足は」と書いてあるとおりで
ある。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 ヘブ
2:10
2:10
というのは、多くの子らを栄光へと導くために、彼らの救いの創始者を数々の苦しみを通して完全な者とされたのは、万物の目標であり源
である方に、ふさわしいことであったからです。
新 共同 ヘブ
5:9
5:9
そして、完全な者となられたので、御自分に従順であるすべての人々に対して、永遠の救いの源となり、
新 共同 ヘブ
7:28
7:28
律法は弱さを持った人間を大祭司に任命しますが、律法の後になされた誓いの御言葉は、永遠に完全な者とされておられる御子を大祭司と
したのです。
新 共同
Uコリ13:5
13:5
信仰を持って生きているかどうか自分を反省し、自分を吟味しなさい。あなたがたは自分自身のことが分からないのですか。イエス・キリ
ストがあなたがたの内におられることが。あなたがたが失格者なら別ですが……。
新 共同 ロマ
11:25-26
11:25
兄弟たち、自分を賢い者とうぬぼれないように、次のような秘められた計画をぜひ知ってもらいたい。すなわち、一部のイスラエル人がか
たくなになったのは、異邦人全体が救いに達するまでであり、
11:26
こうして全イスラエルが救われるということです。次のように書いてあるとおりです。「救う方がシオンから来て、/ヤコブから不信心を
遠ざける。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
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