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ルカ19:1−10
ザアカイが信ずる
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆徴税人ザアカイ
ルカ 19:1 イエスはエリコに入り、町を通っておられた。
ルカ 19:2 そこに、ザアカイと言う人がいた。この人は徴税人の頭で、金持ちであった。
ルカ 19:3 イエスがどんな人か見ようとしたが、背が低かったので、群衆に遮られて見ることができなかった。
ルカ 19:4 それで、イエスを見るために、走って先回りし、いちじく桑の木に登った。そこを通り過ぎようとしておられたからである。
ルカ
19:5 イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、あなたの家に泊まることにしている。」
ルカ 19:6 ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。
ルカ 19:7 これを見た人たちは皆つぶやいた。「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった。」
ルカ
19:8 しかし、ザアカイは立ち上がって、主に言った。「主よ、私は財産の半分を貧しい人々に施します。また、誰からでも、だまし取った物は、それを四
倍にして返します。」
ルカ 19:9 イエスは彼に言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。
ルカ 19:10 人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」
フランシスコ会訳2013
ルカによる福音書 19
フランシスコ訳聖書 Luk <19>章
聖書本文
◆ザアカイの回心
001さて、イエスはエリコに入り、
町の中を通っておられた。
002そこに、ザアカイという名の男
がいた。彼は徴税人の頭で、金持ちであった。
003彼はイエスがどんな人か見よう
としたが、人が大勢いたので、見ることができなかった。背が低かったからである。
004そこで、先のほうに走ってい
き、そこを通られるはずのイエスを見ようとして、いちじく桑の木に登った。
005イエスはそこを通りかかると、
見上げて仰せになった、「ザアカイ、急いで下りて来なさい。今日、わたしはあなたの家に泊まるつもりだ」。
006ザアカイは急いで下りて来て、
喜んでイエスをお迎えした。
007これを見ていた人々はみな、つ
ぶやき、「あの人は、罪人の所に行って宿をとった」と言った。
008しかし、ザアカイは立ち上が
り、主に向かって言った、「主よ、わたしは財産の半分を、貧しい人々に施します。誰かからだまし取っていたら、それを四倍にして払い
戻します」。
009すると、イエスは彼に仰せに
なった、「今日、この家に救いが訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。
010人の子が来たのは、失われたも
のを捜して救うためである」。
岩波翻訳委員会訳1995
421901さて、彼は、エリコの中に入った後、〔そこを〕通り過ぎようとしていた。
421902すると見よ、ザカイオスという名で呼ばれていた男がいたが、この彼は徴税人の頭で、彼自身、
金持ちであった。
421903そして彼は、イエスとは何者なの
か
見ようとしたが、群衆のためにできなかった。彼の背が低かったからである
421904そこで前方に走り出て、いちじく桑の木に登り、イエスを見ようとした。彼がまもなくその道を
通り過ぎるはずだったからである。
421905さて、イエスはその場所に来た時、目を上げて彼に対して言った、「ザカイオスよ、急いで降り
て来なさい。私は今日、あなたの家に留まることになっているから」。
421906そこで彼は、急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。
421907すると皆は、〔これを〕見てつぶやき始めて言った、「彼は罪人である男のもとに入り、泊まろ
うというのだ」。
421908一方ザカイオスは、立ち上がって主に対して言った、「ご覧下さい、私の財産の半分は、主よ、
乞食の者たちに与えます。また、もし私が誰かからゆすり取ったことがあるなら、四倍にして返します」。
421909なおイエスは彼に対して言った、「今日こそ、この家に救いが来た。なぜなら、彼もまたアブラ
ハムの子だからだ。
421910実に人の子は、失われたものを探し、救うために来たのだ」。
新共同訳1987
19:1
イエスはエリコに入り、町を通っておられた。
19:2
そこにザアカイという人がいた。この人は徴税人の頭で、金持ちであった。
19:3
イエスがどんな人か見ようとしたが、背が低かったので、群衆に遮られて見ることができなかった。
19:4
それで、イエスを見るために、走って先回りし、いちじく桑の木に登った。そこを通り過ぎようとしておられたからである。
19:5
イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」
19:6
ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。
19:7
これを見た人たちは皆つぶやいた。「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった。」
19:8
しかし、ザアカイは立ち上がって、主に言った。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍
にして返します。」
19:9
イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。
19:10
人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」
前田訳1978
19:1
彼はエリコへ入って町をお通りであった。
19:2
そこにザアカイという名の人がいた。取税人の頭で、金持であった。
19:3
イエスがどんな方か見ようとしたが、背が低いので、群衆のため果たさなかった。
19:4
それで彼を見ようと前のほうへ駆け出して桑の木にのぼった。そこをお通りのところであったからである。
19:5
イエスはその場所へ来られると、目をあげていわれた、「ザアカイよ、急いでお降り。きょうはあなたの家に泊まることになっているから」と。
19:6
ザアカイは急いで降りて、よろこんでお迎えした。
19:7
皆はこれを見て、「彼は罪びとのところに入って客となった」といってつぶやいた。
19:8
しかしザアカイは立って主にいった、「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、もし人から何かゆすったならば四倍にして返します」と。
19:9
イエスは彼にいわれた、「きょう救いがこの家に入った。彼もまたアブラハムの子である。
19:10
人の子が来たのは失われたものを探して救うためである」と。
新改訳1970
19:1
それからイエスは、エリコにはいって、町をお通りになった。
19:2
ここには、ザアカイという人がいたが、彼は取税人のかしらで、金持ちであった。
19:3
彼は、イエスがどんな方か見ようとしたが、背が低かったので、群衆のために見ることができなかった。
19:4
それで、イエスを見るために、前方に走り出て、いちじく桑の木に登った。ちょうどイエスがそこを通り過ぎようとしておられたからである。
19:5
イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて彼に言われた。「ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。」
19:6
ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた。
19:7
これを見て、みなは、「あの方は罪人のところに行って客となられた。」と言ってつぶやいた。
19:8
ところがザアカイは立って、主に言った。「主よ。ご覧ください。私の財産の半分を貧しい人たちに施します。また、だれからでも、私がだまし取った物は、四
倍にして返します。」
19:9
イエスは、彼に言われた。「きょう、救いがこの家に来ました。この人もアブラハムの子なのですから。
19:10
人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです。」
塚本訳1963
19:1
エリコに入って、(そこを)通っておられた。
19:2
すると、(町に)名をザアカイという人がいた。この人は税金取りの頭で、金持であった。
19:3
イエスがどんな人か見ようとしたが、背が低いので、群衆のため見ることが出来なかった。
19:4
それで先の方に駈けていって、桑無花果の木に上った。そこを通られるところを見ようとしたのである。
19:5
イエスはその場所に来られると、ザアカイを見上げて言われた、「ザアカイ、急いで下りておいで。きょうはあなたの家に泊まることになっているから。」
19:6
ザアカイは急いで下りてきて、喜んでお迎えした。
19:7
皆がこれを見て、イエスは(税金取りのような)罪人の所に入りこんで宿を取った、と言ってぶつぶつ呟いた。
19:8
しかしザアカイは進み出て主に言った、「主よ、わたしは(誓って)財産の半分を貧乏な人たちに施します。人からゆすり取ったものは四倍にして返します。」
19:9
イエスが(人々に)言われた、「救いは(きょう、)この家に入った。(人でなしのように言われる)この人も、やはり(あなた達と同じ)アブラハムの末だか
ら。
19:10
人の子(わたし)は『滅びうせた者をさがして』救うために来たのである。」
口語訳1955
19:1
さて、イエスはエリコにはいって、その町をお通りになった。
19:2
ところが、そこにザアカイという名の人がいた。この人は取税人のかしらで、金持であった。
19:3
彼は、イエスがどんな人か見たいと思っていたが、背が低かったので、群衆にさえぎられて見ることができなかった。
19:4
それでイエスを見るために、前の方に走って行って、いちじく桑の木に登った。そこを通られるところだったからである。
19:5
イエスは、その場所にこられたとき、上を見あげて言われた、「ザアカイよ、急いで下りてきなさい。きょう、あなたの家に泊まることにしているから」。
19:6
そこでザアカイは急いでおりてきて、よろこんでイエスを迎え入れた。
19:7
人々はみな、これを見てつぶやき、「彼は罪人の家にはいって客となった」と言った。
19:8
ザアカイは立って主に言った、「主よ、わたしは誓って自分の財産の半分を貧民に施します。また、もしだれかから不正な取立てをしていましたら、それを四倍
にして返します」。
19:9
イエスは彼に言われた、「きょう、救がこの家にきた。この人もアブラハムの子なのだから。
19:10
人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである」。
文語訳1917
"421901","
エリコに入りて過ぎゆき給ふとき、"
"421902","
視よ、名をザアカイといふ人あり、取税人の長にて富める者なり。"
"421903","
イエスの如何なる人なるかを見んと思へど、丈矮うして群衆のために見ること能はず、"
"421904","
前に走りゆき、桑の樹にのぼる。イエスその路を過ぎんとし給ふ故なり。"
"421905","
イエス此處に至りしとき、仰ぎ見て言ひたまふ『ザアカイ、急ぎおりよ、今日われ汝の家に宿るべし』"
"421906","
ザアカイ急ぎおり、喜びてイエスを迎ふ。"
"421907","
人々みな之を見て呟きて言ふ『かれは罪人の家に入りて客となれり』"
"421908","
ザアカイ立ちて主に言ふ『主、視よ、わが所有の半を貧しき者に施さん、若しわれ誣ひ訴へて人より取りたる所あらば、四倍にして償は
ん』"
"421909","
イエス言ひ給ふ『けふ救はこの家に來れり、此の人もアブラハムの子なればなり。"
"421910","
それ人の子の來れるは、失せる者を尋ねて救はん爲なり』"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
・・・・
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 マタ
21:31
21:31
この二人のうち、どちらが父親の望みどおりにしたか。」彼らが「兄の方です」と言うと、イエスは言われた。「はっきり言っておく。徴
税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう。
新 共同 ルカ
9:11
9:11
群衆はそのことを知ってイエスの後を追った。イエスはこの人々を迎え、神の国について語り、治療の必要な人々をいやしておられた。
新 共同 ヨハ
4:53
4:53
それは、イエスが「あなたの息子は生きる」と言われたのと同じ時刻であることを、この父親は知った。そして、彼もその家族もこぞって
信じた。
新 共同 ルカ
3:8
3:8
悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、ア
ブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。
新 共同 ヨハ
3:17
3:17
神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 Uコリ6:1-2
6:1 わたしたちはまた、神
と共に働く者として、あなたがたに勧める。神の恵みをいたずらに受けてはならない。
6:2
神はこう言われる、/「わたしは、恵みの時にあなたの願いを聞きいれ、/救の日にあなたを助けた」。見よ、今は恵みの時、見よ、今は
救の日である。
口 語訳
Tコリ6:9-11
6:9
それとも、正しくない者が神の国をつぐことはないのを、知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫を
する者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、
6:10
貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。
6:11
あなたがたの中には、以前はそんな人もいた。しかし、あなたがたは、主イエス・キリストの名によって、またわたしたちの神の霊によっ
て、洗われ、きよめられ、義とされたのである。
口 語訳 ロマ
4:11-12
4:11
そして、アブラハムは割礼というしるしを受けたが、それは、無割礼のままで信仰によって受けた義の証印であって、彼が、無割礼のまま
で信じて義とされるに至るすべての人の父となり、
4:12
かつ、割礼の者の父となるためなのである。割礼の者というのは、割礼を受けた者ばかりではなく、われらの父アブラハムが無割礼の時に
持っていた信仰の足跡を踏む人々をもさすのである。
口 語訳 ガラ
3:7
3:7
だから、信仰による者こそアブラハムの子であることを、知るべきである。
口 語訳 ロマ
5:6
5:6
わたしたちがまだ弱かったころ、キリストは、時いたって、不信心な者たちのために死んで下さったのである。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 ガラ
3:7
3:7
だから、信仰によって生きる人々こそ、アブラハムの子であるとわきまえなさい。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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ルカ19:11−27
ミナの譬
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆「ムナ」のたとえ (マタ二五14−30)
ルカ
19:11 人々がこれらのことに聞き入っていると、イエスは続けて一つのたとえを話された。ご自身がエルサレムに近づいて来られたのに、人々は神の国が
すぐにも現れるものと思っていたからである。
ルカ 19:12 それで、イエスは言われた。「ある身分の高い人が、王の位を受けて帰るために、遠い国へと旅立つことになった。
ルカ 19:13 そこで、十人の僕を呼んで十ムナの金を渡し、『私が帰って来るまで、これで商売をしなさい』と言った。
ルカ 19:14 しかし、その国の市民は彼を憎んでいたので、後から使者を送り、『我々はこの人を王に戴きたくない』と言わせた。
ルカ 19:15 さて、彼が王の位を受けて帰って来ると、金を渡しておいた僕を呼んで来させ、どれだけ利益を上げたかを知ろうとした。
ルカ 19:16 最初の者が進み出て、『ご主人様、あなたの一ムナで十ムナもうけました』と言った。
ルカ 19:17 主人は言った。『よくやった。良い僕だ。お前はごく小さなことに忠実だったから、十の町を支配させよう。』
ルカ 19:18 二番目の者が来て、『ご主人様、あなたの一ムナで五ムナ稼ぎました』と言った。
ルカ 19:19 主人は、『お前は五つの町を治めよ』と言った。
ルカ 19:20 また、ほかの者が来て言った。『ご主人様、これがあなたの一ムナです。布に包んでしまっておきました。
ルカ 19:21 あなたは預けなかったものを取り立て、蒔かなかったものも刈り取られる厳しい方なので、恐ろしかったのです。』
ルカ
19:22 主人は言った。『悪い僕だ。その言葉のゆえにお前を裁こう。私が預けなかったものを取り立て、蒔かなかったものも刈り取る厳しい人間だと知っ
ていたのか。
ルカ 19:23 ではなぜ、私の金を銀行に預けなかったのか。そうしておけば、帰って来たとき、利息付きでそれを受け取れたのに。』
ルカ 19:24 そして、そばに立っていた人々に言った。『その一ムナをこの男から取り上げて、十ムナ持っている者に与えよ。』
ルカ 19:25 僕たちが、『ご主人様、あの人はすでに十ムナ持っています』と言うと、
ルカ
19:26 主人は言った。『言っておくが、誰でも持っている人は、さらに与えられるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる。
ルカ 19:27 ところで、私が王になるのを望まなかったあの敵どもを、ここに引き出して、私の目の前で打ち殺せ。』」
フランシスコ会訳2013
◆預けた金の喩え(マタ25・14-30)
011さて、人々がこれに聞き入って
いると、イエスはなお一つの喩えを語られた。それは、イエスがエルサレムに近づいておられ、また、神の国はすぐにでも現れるものと、
人々が思っていたからである。
012そこで、イエスは仰せになっ
た、「ある貴い家柄の人が、王の位を受けて帰ってくるため、遠い国に旅立った。
013彼は十人の僕を呼び、各々に一
ムナを渡して、『わたしが帰ってくるまで、これで商売をしなさい』と言った。
014しかし、国民は彼を憎んでいた
ので、後から使者を遣わして、『わたしたちは、この人がわたしたちの王になるのを望まない』と言わせた。
015さて、この人は王位を受けて
帰ってくると、金を渡しておいた僕たちを呼ぶように命じ、めいめいがどれだけ利益を上げたかを知ろうとした。
016最初の者が進み出て、『主よ、
あなたの一ムナで十ムナの利益を得ました』と言った。
017主人は言った、『よくやった。
善良な僕よ。お前はごく小さなことにも忠実であったので、十の町の支配権を与える』。
018二番目の僕が来て、『主よ、あ
なたの一ムナで五ムナ稼ぎました』と言った。
019そこで、主人はこの僕にも、
『お前も五つの町を支配しなさい』と言った。
020そして、別の僕が来て言った、
『主よ、ここにあなたの一ムナがあります。これを布に包んで、しまっておきました。
021あなたは預けないものを取り立
て、ご自分で蒔かなかったものを収穫されるきびしい方ですから、怖かったのです』。
022すると主人は言った、『悪い僕
よ、わたしはお前のその言葉によって、お前を裁く。わたしが、預けなかったものを取り立て、蒔かなかったものを収穫するきびしい人間
だと、お前は知っていたというのか。
023では、なぜわたしの金を銀行に
預けておかなかったのか。そうすれば、わたしは帰ってきたとき、利子と一緒に、それを受け取れたであろうに』。
024そして、そばに立っていた人々
に言った、『この男からその一ムナを取り上げて、十ムナを持っている者に与えよ』。
025すると彼らが、『主よ、あの人
はすでに十ムナを持っています』と言うと、
026主人は言った、『あなた方に
言っておく。持っている者はさらに与えられ、持っていない者は、持っているものまでも取り上げられる。
027ところで、わたしが王になるの
を望まなかったあの敵たちを、ここに引き出して来て、わたしの目の前で打ち殺せ』」。
岩波翻訳委員会訳1995
421911さて、彼らが聞いているので、彼はさらに言葉を続け、一つの警を話した。彼
が
エルサレムの近くに〔来て〕いたためであり、彼らが神の王国はたちどころに現れると考えていたためである。
421912そこで彼は言った、「ある高貴な生まれの人が、王国〔の支配権〕を受けて戻るために、遠くの
国へ赴いた。
421913なお〔それに際して、〕彼は自分の十人の僕たちを呼んで、彼らに十ムナを渡し、彼らに対して
言った、『私が帰ってくるまで、商売をしておれ」。
421914しかし彼の市民たちは彼を僧んでおり、
彼
の後から使節を送り、言った、『われわれは、この者がわれわれを〔王として〕支
配
することを望みません』。
421915さて、彼は王国〔の支配権〕を受けて帰還すると、金
を
与えておいた例の僕たちを、彼のところに呼ぶように命じた。彼らがどのような
儲
け商売をしたか、知ろうというのであった。
421916そこで最初の者が現れ、言った、『主よ、あなた様の一ムナが十ムナの儲けとなりました」。
421917そこで主人は彼に言った、『よろしい、善き僕よ。お前は最小のことについて忠実だったので、
十の町を統べる権力を持つ者となれ』。
421918また、二番目の僕が来て言った、『あなた様の一ムナは、主よ、五ムナを作りなしました』。
421919そこで主人はこの者にも言った、『お前も、五つの町を統べる者となれ』。
421920また、最後の者が来て言った、『主よ、ご覧下さい、これがあなた様の一ムナで、手ぬぐいの中
にくるんでしまっておきました。
421921あなた様が恐ろしかったもので。というのも、あなた様は過酷な方でおられますから。あなた様
は、お預けにならなかったものを取り立て、お蒔きにならなかったところから刈り取られる方です』。
421922主人は彼に言った、『お前の口答え通りにお前をさばいてやる、悪い僕め。お前は、私が過酷な
人間で、預けなかったものを取り立て、蒔かなかったところから刈り取ることを知っているのか。
421923それでは、どうして私の金を両替屋に託さなかったのか。そうすれば私は、戻って来た時、それ
を利子と一緒に催促できたはずだ』。
421924そして彼は、傍に立っている者たちに言った、『お前たち、こいつからその一ムナを奪い、十ム
ナ持っている者に与えよ』。
421925すると彼らは彼に言った、『主よ、彼は〔すでに〕十ムナを持っていますが』。
421926〔彼は言った、〕『私はあなたたちに言う、「持てる者にはすべて、与えられる
で
あろう。しかし持たざる者からは、持っているものも取り去られるだろう」〔と言われている通りだ〕。
421927他方、私が王として支配することを望まぬ、あの私の敵どもをここに引き出せ、そして奴らを私
の面前で斬り殺せ』」。
新共同訳1987
19:11
人々がこれらのことに聞き入っているとき、イエスは更に一つのたとえを話された。エルサレムに近づいておられ、それに、人々が神の国はすぐにも現れるもの
と思っていたからである。
19:12
イエスは言われた。「ある立派な家柄の人が、王の位を受けて帰るために、遠い国へ旅立つことになった。
19:13
そこで彼は、十人の僕を呼んで十ムナの金を渡し、『わたしが帰って来るまで、これで商売をしなさい』と言った。
19:14
しかし、国民は彼を憎んでいたので、後から使者を送り、『我々はこの人を王にいただきたくない』と言わせた。
19:15
さて、彼は王の位を受けて帰って来ると、金を渡しておいた僕を呼んで来させ、どれだけ利益を上げたかを知ろうとした。
19:16
最初の者が進み出て、『御主人様、あなたの一ムナで十ムナもうけました』と言った。
19:17
主人は言った。『良い僕だ。よくやった。お前はごく小さな事に忠実だったから、十の町の支配権を授けよう。』
19:18
二番目の者が来て、『御主人様、あなたの一ムナで五ムナ稼ぎました』と言った。
19:19
主人は、『お前は五つの町を治めよ』と言った。
19:20
また、ほかの者が来て言った。『御主人様、これがあなたの一ムナです。布に包んでしまっておきました。
19:21
あなたは預けないものも取り立て、蒔かないものも刈り取られる厳しい方なので、恐ろしかったのです。』
19:22
主人は言った。『悪い僕だ。その言葉のゆえにお前を裁こう。わたしが預けなかったものも取り立て、蒔かなかったものも刈り取る厳しい人間だと知っていたの
か。
19:23
ではなぜ、わたしの金を銀行に預けなかったのか。そうしておけば、帰って来たとき、利息付きでそれを受け取れたのに。』
19:24
そして、そばに立っていた人々に言った。『その一ムナをこの男から取り上げて、十ムナ持っている者に与えよ。』
19:25
僕たちが、『御主人様、あの人は既に十ムナ持っています』と言うと、
19:26
主人は言った。『言っておくが、だれでも持っている人は、更に与えられるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる。
19:27
ところで、わたしが王になるのを望まなかったあの敵どもを、ここに引き出して、わたしの目の前で打ち殺せ。』」
前田訳1978
19:11
人々がこれを聞いているとき、彼はもうひとつの譬えを話された。それは、彼がエルサレムに近づかれて、神の国がたちまち現われると人々が思ったからであ
る。
19:12
彼はいわれた、「ある高貴な人が王位を受けて来るために遠いところへ旅立った。
19:13
その人は十人の僕を呼んで十ミナを渡していった、『わたしの留守中これで商売しなさい』と、
19:14
住民は彼を憎んでいたので、あとから使いをやっていわせた、『われらはこの人を王に戴きたくない』と。
19:15
さてその人が王位を受けて帰ると、だれが何を商売したかを知るために、金を渡しておいた僕らを呼ばせた。
19:16
第一のものが現われて、いった、『ご主人、あなたの一ミナは十ミナをもうけました』と。
19:17
主人はいった、『よい僕、小事に忠実であったから、十の町の権限を与えよう』と。
19:18
第二のものが来ていった、『ご主人、あなたの一ミナは五ミナをつくりました』と。
19:19
これにもいった、『あなたには五つの町の権限を』と。
19:20
もうひとりが来ていった、『ご主人、これがあなたの一ミナです。ふくさに包んでしまっておきました。
19:21
あなたはきびしい方で、預けぬものを取り立て、まかぬものを刈られるので、こわかったのです』と。
19:22
彼はいう、『悪い僕、いまそちらの口から出たことばでそちらを裁こう。わたしがきびしい人で、預けぬものを取り立て、まかぬものを刈ると知っていたのか。
19:23
では、なぜわたしの金を銀行に預けなかったか。そうすれば帰ったとき利子つきで受け取れたのに』と。
19:24
そして居合わせた人々にいった、『その一ミナを取りあげて十ミナを持っているものに渡しなさい』と。
19:25
〔彼らはいった、『ご主人、あの人はもう十ミナ持っています』と〕。
19:26
『わたしはいう、だれでも、持つ人は与えられ、持たぬ人は持つものまで取りあげられよう。
19:27
しかし、わたしを王に戴きたがらなかったあの敵どもをここに引いて来て、わたしの目の前で斬り殺せ』」と。
新改訳1970
19:11
人々がこれらのことに耳を傾けているとき、イエスは、続けて一つのたとえを話された。それは、イエスがエルサレムに近づいておられ、そのため人々は神の国
がすぐにでも現われるように思っていたからである。
19:12
それで、イエスはこう言われた。「ある身分の高い人が、遠い国に行った。王位を受けて帰るためであった。
19:13
彼は自分の十人のしもべを呼んで、十ミナを与え、彼らに言った。『私が帰るまで、これで商売しなさい。』
19:14
しかし、その国民たちは、彼を憎んでいたので、あとから使いをやり、『この人に、私たちの王にはなってもらいたくありません。』と言った。
19:15
さて、彼が王位を受けて帰って来たとき、金を与えておいたしもべたちがどんな商売をしたかを知ろうと思い、彼らを呼び出すように言いつけた。
19:16
さて、最初の者が現われて言った。『ご主人さま。あなたの一ミナで、十ミナをもうけました。』
19:17
主人は彼に言った。『よくやった。良いしもべだ。あなたはほんの小さな事にも忠実だったから、十の町を支配する者になりなさい。』
19:18
二番目の者が来て言った。『ご主人さま。あなたの一ミナで、五ミナをもうけました。』
19:19
主人はこの者にも言った。『あなたも五つの町を治めなさい。』
19:20
もうひとりが来て言った。『ご主人さま。さあ、ここにあなたの一ミナがございます。私はふろしきに包んでしまっておきました。
19:21
あなたは計算の細かい、きびしい方ですから、恐ろしゅうございました。あなたはお預けにならなかったものをも取り立て、お蒔きにならなかったものをも刈り
取る方ですから。』
19:22
主人はそのしもべに言った。『悪いしもべだ。私はあなたのことばによって、あなたをさばこう。あなたは、私が預けなかったものを取り立て、蒔かなかったも
のを刈り取るきびしい人間だと知っていた、というのか。
19:23
だったら、なぜ私の金を銀行に預けておかなかったのか。そうすれば私は帰って来たときに、それを利息といっしょに受け取れたはずだ。』
19:24
そして、そばに立っていた者たちに言った。『その一ミナを彼から取り上げて、十ミナ持っている人にやりなさい。』
19:25
すると彼らは、『ご主人さま。その人は十ミナも持っています。』と言った。
19:26
彼は言った。『あなたがたに言うが、だれでも持っている者は、さらに与えられ、持たない者からは、持っている者までも取り上げられるのです。
19:27
ただ、私が王になるのを望まなかったこの敵どもは、みなここに連れて来て、私の目の前で殺してしまえ。』」
塚本訳1963
19:11
人々がこれを聞いているとき、さらに一つの譬を話された。それはイエスが(いよいよ)エルサレムに近づかれたので、今にも神の国が現われるように人々が考
えたからである。
19:12
それで言われた、「ある高貴な人が王の位を授かって来るために、遠い国に行った。
19:13
(出かける時、)彼は十人の僕を呼んで、一ミナ[五万円]ずつ十ミナを渡し、『かえって来るまで(これで)商売をしておけ』と言った。
19:14
ところが国民は彼を憎んでいたので、あとから使者をやって、『われわれはこの人を王に戴きたくない』と言わせた。
19:15
さて、その人は王の位を授かって帰ってくると、だれがどんな風に商売をしたか知ろうとして、金を渡しておいた僕たちを呼ばせた。
19:16
第一の者があらわれて言った、『御主人、あなたの一ミナは十ミナをかせぎました。』
19:17
主人が言った、『感心々々、善い僕よ、ごく小さなことに忠実であったから、十の町の支配権を持たせる。』
19:18
第二の者が来て言った、『御主人、あなたの一ミナは五ミナをこしらえました。』
19:19
これにも言った、『あなたも五つの町を支配せよ。』
19:20
またほかの者が来て言った、『御主人、これがあなたの一ミナです。風呂敷に包んでしまっておきました。
19:21
あなたは預けないものを取り立て、まかないものを刈り取られる厳しい方だから、恐ろしかったのです。』
19:22
彼に言う、『悪い僕よ、あなたのその言葉で罰してやろう。このわたしが、預けないものを取り立て、まかないものを刈り取る厳しい人間だと知っていたのか。
19:23
ではなぜわたしの金を銀行に預けなかったか。そうすればかえって来たとき、利子をつけて受け取ることができたのに。』
19:24
それからそばに立っていた人たちに言った、『その一ミナをその男から取り上げて、十ミナを持っている者に渡しなさい。
19:25
19:26
わたしは言う、だれでも持っている人は(さらに)与えられるが、持たぬ人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。
19:27
ところで、わたしを王に戴くことを好まなかったあの敵どもをここに引っ張ってきて、わたしの見ている前で斬り殺してしまえ。』」
口語訳1955
19:11
人々がこれらの言葉を聞いているときに、イエスはなお一つの譬をお話しになった。それはエルサレムに近づいてこられたし、また人々が神の国はたちまち現れ
ると思っていたためである。
19:12
それで言われた、「ある身分の高い人が、王位を受けて帰ってくるために遠い所へ旅立つことになった。
19:13
そこで十人の僕を呼び十ミナを渡して言った、『わたしが帰って来るまで、これで商売をしなさい』。
19:14
ところが、本国の住民は彼を憎んでいたので、あとから使者をおくって、『この人が王になるのをわれわれは望んでいない』と言わせた。
19:15
さて、彼が王位を受けて帰ってきたとき、だれがどんなもうけをしたかを知ろうとして、金を渡しておいた僕たちを呼んでこさせた。
19:16
最初の者が進み出て言った、『ご主人様、あなたの一ミナで十ミナをもうけました』。
19:17
主人は言った、『よい僕よ、うまくやった。あなたは小さい事に忠実であったから、十の町を支配させる』。
19:18
次の者がきて言った、『ご主人様、あなたの一ミナで五ミナをつくりました』。
19:19
そこでこの者にも、『では、あなたは五つの町のかしらになれ』と言った。
19:20
それから、もうひとりの者がきて言った、『ご主人様、さあ、ここにあなたの一ミナがあります。わたしはそれをふくさに包んで、しまっておきました。
19:21
あなたはきびしい方で、おあずけにならなかったものを取りたて、おまきにならなかったものを刈る人なので、おそろしかったのです』。
19:22
彼に言った、『悪い僕よ、わたしはあなたの言ったその言葉であなたをさばこう。わたしがきびしくて、あずけなかったものを取りたて、まかなかったものを刈
る人間だと、知っているのか。
19:23
では、なぜわたしの金を銀行に入れなかったのか。そうすれば、わたしが帰ってきたとき、その金を利子と一緒に引き出したであろうに』。
19:24
そして、そばに立っていた人々に、『その一ミナを彼から取り上げて、十ミナを持っている者に与えなさい』と言った。
19:25
彼らは言った、『ご主人様、あの人は既に十ミナを持っています』。
19:26
『あなたがたに言うが、おおよそ持っている人には、なお与えられ、持っていない人からは、持っているものまでも取り上げられるであろう。
19:27
しかしわたしが王になることを好まなかったあの敵どもを、ここにひっぱってきて、わたしの前で打ち殺せ』」。
文語訳1917
"421911","
人々これらの事を聽きゐたるとき、譬を加へて言ひ給ふ。これはイエス、エルサレムに近づき給ひ、神の國たソどころに現るべしと彼らが
思ふ故なり。"
"421912","
乃ち言ひたまふ『或貴人、王の權を受けて歸らんとて遠き國へ往くとき、"
"421913","
十人の僕をよび、之に金十ミナを付して言ふ「わが歸るまで商賣せよ」"
"421914","
然るに其の地の民かれを憎み、後より使を遣して「我らは此の人の我らの王となることを欲せず」と言はしむ。"
"421915","
貴人、王の權をうけて歸り來りしとき、銀を付し置きたる僕どもの、如何に商賣せしかを知らんとて彼らを呼ばしむ。"
"421916","
初のもの進み出でて言ふ「主よ、なんぢの一ミナは十ミナを贏けたり」"
"421917","
王いふ「善いかな、良き僕、なんぢは小事に忠なりしゆゑ、十の町を司どるべし」"
"421918","
次の者きたりて言ふ「主よ、なんぢの一ミナは五ミナを贏けたり」"
"421919","
王また言ふ「なんぢも五つの町を司どるべし」"
"421920","
また一人きたりて言ふ「主、視よ、なんぢの一ミナは此處に在り。我これを袱紗に包みて藏め置きたり。"
"421921","
これ汝の厳しき人なるを懼れたるに因る。なんぢは置かぬものを取り、播かぬものを刈るなり」"
"421922","
王いふ「惡しき僕、われ汝の口によりて汝を審かん。我の厳しき人にて、置かぬものを取り、播かぬものを刈るを知るか。"
"421923","
何ぞわが金を銀行に預けざりし、さらば我きたりて元金と利子とを請求せしものを」"
"421924","
かくて傍らに立つ者どもに言ふ「かれの一ミナを取りて十ミナを有てる人に付せ」"
"421925","
彼等いふ「主よ、かれは既に十ミナを有てり」"
"421926","
「われ汝らに告ぐ、凡て有てる人はなほ與へられ、有たぬ人は有てるものをも取らるべし。"
"421927","
而して我が王たる事を欲せぬ、かの仇どもを此處に連れきたり、我が前にて殺せ」』"
****************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マタ
25:14-30
25:14
(ほんとうに目を覚ましておれ。人の子が来る時、)天の国は、旅行に出かける人が僕たちを呼んで財産を預けるようなものであるから。
25:15
それぞれの力に応じて、一人には五タラント[千五百万円]、一人には二タラント[六百万円]、一人には一タラント[三百万円]を渡して旅行に出かけた。
25:16
五タラントあずかった者はさっそく行ってそれを働かせ、ほかに五タラントもうけた。
25:17
同じように、二タラントの者もほかに二タラントもうけた。
25:18
しかし一タラントあずかった者は、行って地を掘り、主人の金を隠しておいた。
25:19
かなり日がたってから主人がかえって来て、僕たちと貸し借りを清算した。
25:20
まず五タラントあずかった者が進み出て、ほかの五タラントを差し出して言った、『御主人、五タラント預りましたが、御覧ください、ほかに五タラントをもう
けました。』
25:21
主人が言った、『感心々々、忠実な善い僕よ、少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一しょに喜んでくれ。』
25:22
二タラントの者も進み出て言った、『御主人、二タラント預りましたが、御覧ください、ほかに二タラントもうけました。』
25:23
主人が言った、『感心々々、忠実な善い僕よ、少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一しょに喜んでくれ。』
25:24
最後に一タラントあずかっていた者も進み出て言った、『御主人、あなたは(種を)まかない所で刈り取り、(金を)まき散らさない所で集める、きつい方と
知っていたので、
25:25
(商売をするのが)恐ろしく、行って、あなたのタラントを地の中に隠しておきました。そら、お返しします。』
25:26
主人が答えた、『怠け者の、悪い僕よ、わたしがまかない所で刈り取り、まき散らさない所で集めることを知っていたのか。
25:27
それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであった。そうすればかえって来たとき、(元金に)利子をつけてもどしてもらえたのに。
25:28
では、その一タラントをその男から取り上げて。十タラント持っている者に渡しなさい。
25:29
だれでも持っている人は(さらに)与えられてあり余るが、持たぬ人は、持っているものまでも取り上げられるのである。
25:30
さあ、この役に立たない僕を外の真暗闇に放り出せ。そこでわめき、歯ぎしりするであろう。』
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ヨハ
11:44
11:44
すると、死んでいた人が、手と足を布で巻かれたまま出て来た。顔は覆いで包まれていた。イエスは人々に、「ほどいてやって、行かせな
さい」と言われた。
新 共同 マタ
13:12
13:12
持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳
Tコリ15:25
15:25
なぜなら、キリストはあらゆる敵をその足もとに置く時までは、支配を続けることになっているからである。
口 語訳
Tコリ4:5
4:5
だから、主がこられるまでは、何事についても、先走りをしてさばいてはいけない。主は暗い中に隠れていることを明るみに出し、心の中
で企てられていることを、あらわにされるであろう。その時には、神からそれぞれほまれを受けるであろう。
口 語訳
Tコリ15:58
15:58
だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだ
になることはないと、あなたがたは知っているからである。
口 語訳 ロマ
3:19
3:19
さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法のもとにある者たちに対して語られている。それは、すべての口
がふさがれ、全世界が神のさばきに服するためである。
口 語訳
Tテサ2:15-16
2:15
ユダヤ人たちは主イエスと預言者たちとを殺し、わたしたちを迫害し、神を喜ばせず、すべての人に逆らい、
2:16
わたしたちが異邦人に救の言を語るのを妨げて、絶えず自分の罪を満たしている。そこで、神の怒りは最も激しく彼らに臨むに至ったので
ある。
口 語訳 ロマ
9:20
9:20
ああ人よ。あなたは、神に言い逆らうとは、いったい、何者なのか。造られたものが造った者に向かって、「なぜ、わたしをこのように
造ったのか」と言うことがあろうか。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 使 1:6
1:6
さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。
新 共同
Tコリ4:2
4:2
この場合、管理者に要求されるのは忠実であることです。
新 共同
Tテモ3:13
3:13
というのも、奉仕者の仕事を立派に果たした人々は、良い地位を得、キリスト・イエスへの信仰によって大きな確信を得るようになるから
です。
新 共同
Uコリ8:12
8:12
進んで行う気持があれば、持たないものではなく、持っているものに応じて、神に受け入れられるのです。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
****************************************
****************************************
ルカ19:28−40
都入り
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆エルサレムに迎えられる (マタ二一1−11、マコ一一1−11、ヨハ一二12−19)
ルカ 19:28 イエスはこのように話してから、先に立って進み、エルサレムに上って行かれた。
ルカ 19:29 そして、「オリーブ畑」と呼ばれる山に面したベトファゲとベタニアに近づいたとき、二人の弟子を使いに出そうとして、
ルカ
19:30 言われた。「向こうの村へ行きなさい。そこに入ると、まだ誰も乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、引いて来
なさい。
ルカ 19:31 もし、誰かが、『なぜほどくのか』と尋ねたら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。」
ルカ 19:32 使いに出された者たちが出かけて行くと、言われたとおりであった。
ルカ 19:33 子ろばをほどいていると、その持ち主たちが、「なぜ、子ろばをほどくのか」と言った。
ルカ 19:34 二人は、「主がお入り用なのです」と言った。
ルカ 19:35 そして、子ろばをイエスのところに引いて来て、その上に自分の上着を掛け、イエスをお乗せした。
ルカ 19:36 イエスが進んで行かれると、人々は自分の上着を道に敷いた。
ルカ
19:37 いよいよオリーブ山の坂にさしかかられたとき、弟子の群れは皆喜んで、自分の見たあらゆる御力のことで、声高らかに神を賛美し始めた。
ルカ 19:38 「主の名によって来られる王に/祝福があるように。/天には平和/いと高き所には栄光があるように。」
ルカ 19:39 すると、ファリサイ派のある人々が、群衆の中からイエスに向かって、「先生、お弟子たちを叱ってください」と言った。
ルカ 19:40 イエスはお答えになった。「言っておくが、もしこの人たちが黙れば、石が叫ぶだろう。」
フランシスコ会訳2013
◆エルサレムにおける宣教(19・28-21・38)
◆エルサレム入城(マタ21・1-11、マコ11・1-11、ヨハ12・12-19)
028さて、イエスはこれらのことを
語り終えると、先頭に立って、エルサレムへ上って行かれた。
029そして、オリーブと呼ばれる山
に沿った、ベトファゲとベタニアに近づかれたとき、二人の弟子を遣わすにあたって、
030仰せになった、「向こうの村に
行きなさい。そこに入ると、まだ誰も乗ったことのない子ろばがつながれているのを見つける。それを解いて、引いてきなさい。
031もし誰かが、『なぜ解くのか』
と聞いたら、『主がお入り用です』と言いなさい」。
032そこで、遣わされた二人が行っ
てみると、イエスが仰せになったとおりであった。
033二人が子ろばを解いていると、
持ち主たちが、「なぜ子ろばを解いているのか」と尋ねたので、
034彼らは、「主がお入り用です」
と答えた。
035そして、その子ろばをイエスの
もとに引いてきて、その上に自分たちの上着を掛け、イエスをお乗せした。
036イエスが進んでいかれると、
人々は自分の上着を道に敷いた。
037さて、イエスがオリーブ山の下
り坂にさしかかられると、弟子たちの群れはみな、自分たちが見たすべての奇跡について、喜びのうちに、声高らかに神を賛美して
038言った、
「主の名によって来られる方、
王に祝福があるように。
天には平和、
いと高き所には栄光」。
039すると、群衆の中にいた数人の
ファリサイ派の人がイエスに、「先生、あなたの弟子たちを叱りつけてください」と言った。
040イエスは答えて仰せになった、
「あなた方に言っておく。もし彼らが黙れば、石が叫ぶであろう」。
岩波翻訳委員会訳1995
421928さて、彼はこれらのことを語りつつ、先頭を切って進み、エルサレムにのぼって行った。
421929そして彼が、オリーブと呼ばれた山の麓のベトファゲとベタニアに近づいた時、彼は弟子たちの
中の二人を遣わして、
421930言った、「〔あの〕向こうの村に行くのだ。その中に入ると、つながれている一頭の子ろばを見
つけるだろう。その背にかつて誰一人乗ったことがない〔子ろばである〕。そこでそれをほどいて牽(ひ)いて来るがよい。
421931そしてもし誰かがあなたたちに、『なぜお前らは〔それを〕ほどくのか』とたずねるならば、こ
のように言いなさい、『主がこれを必要とされているからで
す』」。
421932そこで遣わ
された者たちは出て行き、彼が彼らに語った通りであることを
見
いだした。
421933そして彼らが子ろばをほどいていると、その主人たちが彼らに対し
て
言った、「なぜお前たちは、子ろばをほどくのか」。
421934そこで彼らは言った、「主
が
これを必要とされているからです」。
421935そして彼らは、子ろばをイエスのもとに
牽
いて来た。そして彼らの衣服を子ろばの上に投げかけて、イエスを〔その上に〕乗せた。
421936また、彼が進んで行くと、人々は自分たちの衣服を路上に敷きつめた。
421937そし
て
彼がすでにオリーブ山の下り坂のあたりまで近づいた時、弟子たちの群は皆、彼らが見たすべての力〔ある業〕について、喜びのあまり、
大声で神を讃め称え始め、
421938言った、
「主の名によりて来たる者、王に祝福あれ。
天
には平安、
そ
して、栄光はいと高きところに」。
421939また、ファリサイ派のある者たちは、群衆の中から彼に対して言った、「先生、あなたの弟子た
ちを叱りとばして下さい」。
421940すると彼は彼らに答えて言った、「私はあなたたちに言う、もしこれらの者が黙(もだ)せば、
石が叫ぶだろう」。
新共同訳1987
19:28
イエスはこのように話してから、先に立って進み、エルサレムに上って行かれた。
19:29
そして、「オリーブ畑」と呼ばれる山のふもとにあるベトファゲとベタニアに近づいたとき、二人の弟子を使いに出そうとして、
19:30
言われた。「向こうの村へ行きなさい。そこに入ると、まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、引いて来なさい。
19:31
もし、だれかが、『なぜほどくのか』と尋ねたら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。」
19:32
使いに出された者たちが出かけて行くと、言われたとおりであった。
19:33
ろばの子をほどいていると、その持ち主たちが、「なぜ、子ろばをほどくのか」と言った。
19:34
二人は、「主がお入り用なのです」と言った。
19:35
そして、子ろばをイエスのところに引いて来て、その上に自分の服をかけ、イエスをお乗せした。
19:36
イエスが進んで行かれると、人々は自分の服を道に敷いた。
19:37
イエスがオリーブ山の下り坂にさしかかられたとき、弟子の群れはこぞって、自分の見たあらゆる奇跡のことで喜び、声高らかに神を賛美し始めた。
19:38
「主の名によって来られる方、王に、/祝福があるように。天には平和、/いと高きところには栄光。」
19:39
すると、ファリサイ派のある人々が、群衆の中からイエスに向かって、「先生、お弟子たちを叱ってください」と言った。
19:40
イエスはお答えになった。「言っておくが、もしこの人たちが黙れば、石が叫びだす。」
前田訳1978
19:28
これらのことを話してから、彼は前進してエルサレムへ上られた。
19:29
いわゆるオリブ山にあるベテパゲとベタニアとに近づかれると、ふたりの弟子をつかわして、
19:30
こういわれた、「向かいの村へ行きなさい。そこに入ると、だれも乗ったことのない子ろばが一匹つないであるのが見えよう。それを解いて来なさい。
19:31
もし、『なぜ解くか』とたずねるものがあったら、『主のご用』といいなさい」と。
19:32
使いが行くと、はたしていわれたとおりであった。
19:33
子ろばを解いているとき、持ち主たちが、「なぜ子ろばを解くか」といったので、
19:34 「主のご用」と答えた。
19:35
ふたりはそれをイエスのところへ引いて来て、自分たちの着物を子ろばの上に投げかけ、イエスをお乗せした。
19:36
彼が進まれると、人々はその着物を道に敷いた。
19:37
すでにオリブ山の降り口に近づかれたとき、弟子の群れは皆よろこんで、彼らが見たあらゆる奇跡ゆえに大声で神を賛美しはじめた。彼ら入った、
19:38
「祝福あれ、主のみ名によって来たもう王に、天には平和、いと高きところには栄光あれ」と。
19:39
群衆の中の数人のパリサイ人が彼にいった、「先生、お弟子たちをおたしなめください」と。
19:40
彼は答えられた、「わたしはいう、この人たちが黙れば、石が叫ぼう」と。
新改訳1970
19:28
これらのことを話して後、イエスは、さらに進んで、エルサレムへと上って行かれた。
19:29
オリーブという山のふもとのベテパゲとベタニヤに近づかれたとき、イエスはふたりの弟子を使いに出して、
19:30
言われた。「向こうの村に行きなさい。そこにはいると、まだだれも乗ったことのない、ろばの子がつないであるのに気がつくでしょう。それをほどいて連れて
来なさい。
19:31
もし、『なぜ、ほどくのか。』と尋ねる人があったら、こう言いなさい。『主がお入用なのです。』」
19:32
使いに出されたふたりが行って見ると、イエスが話されたとおりであった。
19:33
彼らがろばの子をほどいていると、その持ち主が、「なぜ、このろばの子をほどくのか。」と彼らに言った。
19:34
弟子たちは、「主がお入用なのです。」と言った。
19:35
そしてふたりは、それをイエスのもとに連れて来た。そして、そのろばの子の上に自分たちの上着を敷いて、イエスをお乗せした。
19:36
イエスが進んで行かれると、人々は道に自分たちの上着を敷いた。
19:37
イエスがすでにオリーブ山のふもとに近づかれたとき、弟子たちの群れはみな、自分たちの見たすべての力あるわざのことで、喜んで大声に神を賛美し始め、
19:38
こう言った。「祝福あれ。主の御名によって来られる王に。天には平和。栄光は、いと高き所に。」
19:39
するとパリサイ人のうちのある者たちが、群衆の中から、イエスに向かって、「先生。お弟子たちをしかってください。」と言った。
19:40
イエスは答えて言われた。「わたしは、あなたがたに言います。もしこの人たちが黙れば、石が叫びます。」
塚本訳1963
19:28
このことを話したのち、イエスは進んでエルサレムへと上って行かれた。
19:29
いわゆるオリブ山の中腹にあるベテパゲとベタニヤとの近くに来られると、こう言って弟子を二人使いにやられた、
19:30
向いの村まで行ってきなさい。村に入ると、かつてだれも乗ったことのない一匹の子驢馬がつないであるのが見える。それを解いて引いてきてもらいたい。
19:31
もし『なぜ解くか』と尋ねる者があったら、『主がお入用です』と、こう言えばよろしい。」
19:32
使の者たちが行って見ると、はたしてイエスの言葉どおりであった。
19:33
子驢馬を解いているとき、持ち主たちが「なぜ子驢馬を解くか」と言ったので、
19:34
「主がお入用です」とこたえた。
19:35
二人はそれをイエスの所に引いてきて、自分たちの着物を子驢馬の上に投げかけ、イエスをお乗せした。
19:36
イエスが進んでゆかれると、人々はその着物を道に敷いた。
19:37
すでにオリブ山の降り口近くに来られたとき、弟子の群は皆喜んで、彼らが見た(イエスの)あらゆる奇跡の(すばらしさの)ゆえに、こう言って大声に神を讃
美し始めた。──
19:38
『主の御名にて来られる』王に、『祝福あれ。』天には平安、いと高き所には栄光あれ!
19:39
群衆の中にいた数人のパリサイ人がイエスに言った、「先生、お弟子たちを叱ってください。」
19:40
答えて言われた、「わたしは言う、この人たちが黙ったら、石が叫ぶであろう。」
口語訳1955
19:28
イエスはこれらのことを言ったのち、先頭に立ち、エルサレムへ上って行かれた。
19:29
そしてオリブという山に沿ったベテパゲとベタニヤに近づかれたとき、ふたりの弟子をつかわして言われた、
19:30
「向こうの村へ行きなさい。そこにはいったら、まだだれも乗ったことのないろばの子がつないであるのを見るであろう。それを解いて、引いてきなさい。
19:31
もしだれかが『なぜ解くのか』と問うたら、『主がお入り用なのです』と、そう言いなさい」。
19:32
そこで、つかわされた者たちが行って見ると、果して、言われたとおりであった。
19:33
彼らが、そのろばの子を解いていると、その持ち主たちが、「なぜろばの子を解くのか」と言ったので、
19:34
「主がお入り用なのです」と答えた。
19:35
そしてそれをイエスのところに引いてきて、その子ろばの上に自分たちの上着をかけてイエスをお乗せした。
19:36
そして進んで行かれると、人々は自分たちの上着を道に敷いた。
19:37
いよいよオリブ山の下り道あたりに近づかれると、大ぜいの弟子たちはみな喜んで、彼らが見たすべての力あるみわざについて、声高らかに神をさんびして言い
はじめた、
19:38
「主の御名によってきたる王に、祝福あれ。天には平和、いと高きところには栄光あれ」。
19:39
ところが、群衆の中にいたあるパリサイ人たちがイエスに言った、「先生、あなたの弟子たちをおしかり下さい」。
19:40
答えて言われた、「あなたがたに言うが、もしこの人たちが黙れば、石が叫ぶであろう」。
文語訳1917
"421928","
イエス此等のことを言ひてのち、先だち進みてエルサレムに上り給ふ。"
"421929","
オリブといふ山の麓なるベテパゲ及びベタニヤに近づきし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、"
"421930","
『向の山にゆけ、其處に入らば一度も人の乘りたる事なき驢馬の子の繋ぎあるを見ん、それを解きて索ききたれ。"
"421931","
誰かもし汝らに「なにゆゑ解くか」と問はば、斯く言ふべし「主の用なり」と』"
"421932","
遣されたる者ゆきたれば、果して言ひ給ひし如くなるを見る。"
"421933","
かれら驢馬の子をとく時、その持主ども言ふ『なにゆゑ驢馬の子を解くか』"
"421934","
答へて言ふ『主の用なり』"
"421935","ゥ
くて驢馬の子をイエスの許に索ききたり、己が衣をその上にかけて、イエスを乘せたり。"
"421936","
その往き給ふとき、人々おのが衣を途に敷く。"
"421937","
オリブ山の下りあたりまで近づき來り給へば、群れゐる弟子たち皆喜びて、その見しところの能力ある御業につき、聲高らかに神を讃美し
て言ひ始む、"
"421938","
讃むべきかな、主の名によりて來る王。天には平和、至高き處には榮光あれ』"
"421939","
群衆のうちの或パリサイ人ら、イエスに言ふ『師よ、なんぢの弟子たちを禁めよ』"
"421940","
答へて言ひ給ふ『われ汝らに告ぐ、此のともがら黙さば、石叫ぶべし』"
****************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
11:1-11
11:1
一同がエルサレムの近く、(すなわち)オリブ山の中腹にあるベテパゲとベタニヤとに来ると、イエスはこう言って弟子を二人使にやられる、
11:2
「あの向いの村まで行ってきなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗らない一匹の子驢馬がつないであるのが見える。それを解いて、引いてきてもらいたい。
11:3
もし『何をするのか』と言う者があったら、『主がお入用です。すぐここにお返しになります』と言えばよろしい。」
11:4
二人が行って見ると、はたして(ある家の)外の通りに向いた戸に、子驢馬がつないであったので、それを解いた。
11:5
するとそこに立っていた人たちが「子驢馬を解いて、何をするのか」と言ったので、
11:6
イエスに言われたとおりにこたえると、許してくれた。
11:7
二人が子驢馬をイエスの所に引いてきて、自分たちの着物をその上にかけると、イエスはそれに乗られた。
11:8
大勢の者は着物を道に敷いた。野原から小枝を切ってき(て敷い)た者もあった。
11:9
(イエスの)前に行く者もあとについて行く者も、叫んだ。──『ホサナ!、主の御名にて来られる方に祝福あれ。』
11:10
来たるわれらの父ダビデの国に祝福あれ。いと高き所に『ホサナ!』
11:11
やがてエルサレムについって宮に入られた。隅なく見てまわれたのち、時間もはやおそくなったので、十二人を連れてベタニヤに出てゆかれた。
塚本訳 マタ
21:1-11
21:1
一同がエルサレムに近づき、オリーブ山の中腹のベテパゲに来ると、その時イエスはこう言って二人の弟子を使いにやられた、
21:2
「あの向かいの村まで行ってきなさい。(村に入ると)すぐ、子をつれた驢馬がつないであるのが見える。解いてわたしのところに引いてきてもらいたい。
21:3
もしなんとか言う者があったら、『主がお入用です』と言えばよろしい。すぐ渡してくれるから。」
21:4
これは、預言者(ゼカリヤ)をもって言われた言葉が成就するためにおこったのである。──
21:5
『シオンの娘に告げよ、』『見よ、心のやさしいあなたの王が、来られる、驢馬にのって、驢馬の子の子驢馬にのって』と。
21:6
弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにして、
21:7
驢馬と子驢馬とを引いてきた。そして自分たちの着物をその上にひろげると、イエスはそれに乗られた。
21:8
おびただしい群衆がその着物を道に敷いた。木の枝を切ってきて道に敷く者もあった。
21:9
群衆は、イエスの前を行く者もあとについて行く者も、叫んで言った。──ダビデの子に『ホサナ!主の御名にて来られる方に祝福あれ。』いと高き所に『ホサ
ナ!』
21:10
やがてエルサレムに着かれると、都中が「この人はだれだろう」と言って騒ぎたった。
21:11
「この人はガリラヤのナザレの預言者イエスだ」と群衆は言った。
塚本訳 ヨハ
12:12-16
12:12
あくる日、祭に来ていた大勢の群衆は、イエスがエルサレムに来られると聞くと、
12:13
(手に手に)棗椰子の枝を持って、(町から)迎えに出てきた。彼らは叫んだ。──〃ホサナ!、主の御名にて来られる方に祝福あれ、〃イスラエルの王に!、
12:14
イエスは小さな驢馬を見つけて、それに乗られた。(預言書に)書いてあるとおりである。──
12:15
〃恐れるな、〃〃シオンの娘よ、見よ、あなたの王が来られる、驢馬の子に乗って。〃
12:16
弟子たちは初めこのことがわからなかったが、イエスが(復活して)栄光を受けられた時にはじめてこれはイエスのことを書いたもので、人々がこれを(預言ど
おり)彼にしたのであることに気づいた。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ルカ
9:51
9:51
イエスは、天に上げられる時期が近づくと、エルサレムに向かう決意を固められた。
新 共同 マタ
3:11
3:11
わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わた
しは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 Uコリ8:9
8:9 あなたがたは、わたし
たちの主イエス・キリストの恵みを知っている。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、あな
たがたが、彼の貧しさによって富む者になるためである。
口 語訳 ロマ
5:1
5:1
このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストにより、神に対して平和を得ている。
(日)新共同訳1987 の引照
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
****************************************
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ルカ19:41−44
イエスが泣かれる
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
ルカ 19:41 エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、
ルカ
19:42 言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら……。しかし、それは今、お前の目には隠されている。
ルカ 19:43 やがて時が来て、お前の敵が周りに柵を築き、お前を取り巻いて四方から攻め寄せ、
ルカ
19:44 お前とそこにいるお前の子らを地に叩きつけ、お前の中の石を残らず崩してしまうだろう。それは、お前が神の訪れの時を知らなかったからであ
る。」
フランシスコ会訳2013
◆エルサレムに対する嘆き
041都に近づき、イエスは都をご覧
になると、そのためにお泣きになって、
042仰せになった、「もしこの日、
お前も平和をもたらす道が何であるかを知ってさえいたら……。しかし今は、そ
れがお前の目には隠されている。
043いつか時が来て、敵が周囲に塁
壁を築き、お前を取り囲んで、四方から押し迫る。
044そして、お前と、そこにいるお
前の子らを打ち倒し、お前のうちに積み上げられた石を一つも残さないであろう。それは、訪れの時を、お前が知らなかったからであ る」。
岩波翻訳委員会訳1995
421941さて、彼が〔都に〕近づいた時、彼は都を見てそのために泣き、
421942言った、「もしこの日、まさにお前が平和に向かうすべを知っているならば ――。しかし、今
それはお前の目から隠されている。
421943というのも、お前に〔次のような〕日々が到来するからだ。つまり、お前の敵たちがお前のまわ
りに塁壁を築き、お前を包囲し、四方八方からお前を悩ますだろう。
421944そして、お前とお前の中にいるお前の子らとを地に打ち倒すだろう。そして彼らは、お前の中
で、石の上に〔ほかの〕石を残したままにしておくことはないだろう。なぜならば、お前は、〔神が〕お前を訪れてくれる時を知らなかっ
たからだ」。
新共同訳1987
19:41
エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、
19:42
言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら……。しかし今は、それがお前には見えない。
19:43
やがて時が来て、敵が周りに堡塁を築き、お前を取り巻いて四方から攻め寄せ、
19:44
お前とそこにいるお前の子らを地にたたきつけ、お前の中の石を残らず崩してしまうだろう。それは、神の訪れてくださる時をわきまえなかったからである。」
前田訳1978
19:41
近づいて都が見えると、都のために泣いて、いわれた、
19:42
「もしきょうの日におまえにも平和への道が見えたなら!しかし今はそれがおまえの目から隠されている。
19:43
時が来て、敵がおまえのまわりに塁を築き、おまえを取り巻いて四方から攻め、
19:44
おまえとおまえの子らとを地に倒し、重なっている石がおまえのうちにひとつもなくさせよう。おまえが神の顧みの時を知らなかったためである」と。
新改訳1970
19:41
エルサレムに近くなったころ、都を見られたイエスは、その都のために泣いて、
19:42
言われた。「おまえも、もし、この日のうちに、平和のことを知っていたのなら。しかし今は、そのことがおまえの目から隠されている。
19:43
やがておまえの敵が、おまえに対して塁を築き、回りを取り巻き、四方から攻め寄せ、
19:44
そしておまえとその中の子どもたちを地にたたきつけ、おまえの中で、一つの石もほかの石の上に積まれたままでは残されない日が、やって来る。それはおまえ
が、神の訪れの時を知らなかったからだ。」
塚本訳1963
19:41
いよいよ(エルサレムが)近くなって(はじめて)都が見えると、イエスは都(に臨もうとしている裁き)を思い、声をあげて泣きだされた。
19:42
そして言われた、「(ああエルサレム、)お前ももし(「平安を見る」という自分の名のように、)きょうでも平安への道が見えたなら(まだ遅くはないの
に!)しかし今それはお前の目に隠されている。
19:43
やがて時が来て、敵はお前のまわりに塁を築き、お前を取り巻いて四方から攻め立て、
19:44
お前と、そこにいる『お前の子供たちを地べたに叩きつけ、』お前の中に、そのまま重なっている石が一つもないようにするであろう。恩恵の時を知らなかった
罰である。」
口語訳1955
19:41
いよいよ都の近くにきて、それが見えたとき、そのために泣いて言われた、
19:42
「もしおまえも、この日に、平和をもたらす道を知ってさえいたら………しかし、それは今おまえの目に隠されている。
19:43
いつかは、敵が周囲に塁を築き、おまえを取りかこんで、四方から押し迫り、
19:44
おまえとその内にいる子らとを地に打ち倒し、城内の一つの石も他の石の上に残して置かない日が来るであろう。それは、おまえが神のおとずれの時を知らない
でいたからである」。
文語訳1917
"421941","
既に近づきたるとき、都を見やり、之がために泣きて言ひ給ふ、"
"421942","
『ああ汝、なんぢも若しこの日の間に、平和にかかはる事を知りたらんには・・されど今なんぢの目に隱れたり。"
"421943","
日きたりて敵なんぢの周圍に壘をきづき、汝を取り圍みて四方より攻め、"
"421944","
汝と、その内にある子らとを地に打倒し、一つの石をも石の上に遣さざるべし。なんぢ眷顧の時を知らざりしに因る』"
***************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
・・・・
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 マタ 13:13-14
13:13 だから、彼らにはたと
えを用いて話すのだ。見ても見ず、聞いても聞かず、理解できないからである。
13:14
イザヤの預言は、彼らによって実現した。『あなたたちは聞くには聞くが、決して理解せず、/見るには見るが、決して認めない。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 Uコリ6:1-2
6:1 わたしたちはまた、神
と共に働く者として、あなたがたに勧める。神の恵みをいたずらに受けてはならない。
6:2
神はこう言われる、/「わたしは、恵みの時にあなたの願いを聞きいれ、/救の日にあなたを助けた」。見よ、今は恵みの時、見よ、今は
救の日である。
口 語訳
Tテサ2:15-16
2:15
ユダヤ人たちは主イエスと預言者たちとを殺し、わたしたちを迫害し、神を喜ばせず、すべての人に逆らい、
2:16
わたしたちが異邦人に救の言を語るのを妨げて、絶えず自分の罪を満たしている。そこで、神の怒りは最も激しく彼らに臨むに至ったので
ある。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 ヘブ
5:7
5:7
キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとを
ささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。
新 共同
Tペテ2:12
2:12
また、異教徒の間で立派に生活しなさい。そうすれば、彼らはあなたがたを悪人呼ばわりしてはいても、あなたがたの立派な行いをよく見
て、訪れの日に神をあがめるようになります。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
****************************************
****************************************
ルカ19:45−48
宮清め
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆神殿から商人を追い出す (マタ二一12−17、マコ一一15−19、ヨハ二13−22)
ルカ 19:45 それから、イエスは神殿の境内に入り、商売人たちを追い出し始め、
ルカ
19:46 彼らに言われた。「こう書いてある。/『私の家は、祈りの家となる。』/ところが、あなたがたはそれを強盗の巣にした。」
ルカ 19:47 毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長たち、律法学者たち、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、
ルカ 19:48 どうしてよいか分からなかった。民衆が皆、イエスの話に熱心に聞き入っていたからである。
フランシスコ会訳2013
◆神殿は祈りの家(マタ21・12-13、
マコ11・15-17、
ヨハ2・13-17)
045それから、イエスは神殿の境内
にお入りになり、商売をしていた人々を追い出し始め、
046彼らに仰せになった、「『わた
しの家は祈りの家でなければならない』と書き記されている。それなのに、あなた方はそれを強盗の巣にしてしまった」。
◆イエス、神殿で教える(マコ11・18-19)
047そして、イエスは毎日、神殿の
境内で教えておられた。祭司長や律法学者、また民の指導者たちは、イエスを殺そうと狙っていた。
048しかし、どうすることもできな
かった。民がみな、イエスの言葉に聞き入っていたからである。
岩波翻訳委員会訳1995
421945そして彼は神殿〔境内〕に入ると、売る者たちを追い出し始めた。
421946〔そして〕彼らに対して言った、「〔聖書には次のように〕書かれている、
私の家は、〔必ずや〕祈りの家となるであろう。
そ
れなのにお前たちは、それを強盗どもの巣に
してしまった」。
421947そして彼は、日々、神殿〔境内〕で教え続けた。しかし、祭司長たちと律法学者たち、および民
の筆頭の者たちは、彼を亡き者にしようとした。
421948しかし、何をしたらよいか、見いだせなかった。なぜなら、すべての民が、彼〔の話〕を聞くこ
とに熱中していたためである。
新共同訳1987
19:45
それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、
19:46
彼らに言われた。「こう書いてある。『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』/ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」
19:47
毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、
19:48
どうすることもできなかった。民衆が皆、夢中になってイエスの話に聞き入っていたからである。
前田訳1978
19:45
宮に入ると、彼は物売りを追い出しはじめて、
19:46
こういわれた、「『わが家は祈りの家たるべきである』と聖書にあるのに、あなた方はそれを強盗の巣にしてしまった」と。
19:47
彼は日ごとに宮で教えておられた。大祭司、学者、民のおもだったものたちは彼を殺そうと思ったが、
19:48
どうすることもできなかった。民が皆彼に耳傾けて心酔していたからである。
新改訳1970
19:45
宮にはいられたイエスは、商売人たちを追い出し始め、
19:46
こう言われた。「『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にした。」
19:47
イエスは毎日、宮で教えておられた。祭司長、律法学者、民のおもだった者たちは、イエスを殺そうとねらっていたが、
19:48
どうしてよいかわからなかった。民衆がみな、熱心にイエスの話に耳を傾けていたからである。
塚本訳1963
19:45
やがて(エルサレムに着いて)イエスは宮に入り、物を売る者を追い出し始めて、
19:46
こう言われた、「『わたしの家は祈りの家であらねばならぬ』と(聖書に)書いてあるのに、あなた達はそれを『強盗の巣』にしてしまった。」
19:47
イエスは毎日宮で教えておられた。大祭司連、聖書学者たち、それに国の名士たちも、イエスを殺そうと思ったが、
19:48
どう仕様もなかった。だれもかれも皆イエスの話に聞きとれていたからである。
口語訳1955
19:45
それから宮にはいり、商売人たちを追い出しはじめて、
19:46
彼らに言われた、「『わが家は祈の家であるべきだ』と書いてあるのに、あなたがたはそれを盗賊の巣にしてしまった」。
19:47
イエスは毎日、宮で教えておられた。祭司長、律法学者また民衆の重立った者たちはイエスを殺そうと思っていたが、
19:48
民衆がみな熱心にイエスに耳を傾けていたので、手のくだしようがなかった。
文語訳1917
"421945","
かくて宮に入り、商ひする者どもを逐ひ出しはじめ、"
"421946","
之に言ひたまふ『「わが家は祈の家たるべし」と録されたるに、汝らは之を強盜の巣となせり』"
"421947","
イエス日々宮にて教へたまふ。祭司長・學者ら及び民の重立ちたる者ども、之を殺さんと思ひたれど、"
"421948","
民みな耳を傾けてイエスに聽きたれば、爲すべき力を知らざりき。"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
11:15-18
11:15
エルサレムに来た。イエスは宮に入り、宮(の庭)で物を売る者や買う者を追い出し始め、両替屋の台や、鳩を売る者の腰掛を倒された。
11:16
(また近道をするために)器物を持って宮(の庭)を通り抜けることを許されなかった。
11:17
それからこう言って教えられた、「『わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである』と(聖書に)書いてあるではないか。ところがあなた達
はそれを『強盗の巣』にしてしまっている。」
11:18
大祭司連と聖書学者たちはこれを聞いて、どうしてイエスを殺そうかと(その手段を)考えていた。民衆が皆その教えに感心しきっていたので、イエス(の勢
力)を恐れたのである。
塚本訳 マタ
21:12-16
21:12
イエスは宮に入って、宮(の庭)で物を売る者や買う者を皆追い出し、両替屋の台や、鳩を売る者の腰掛けを倒された。
21:13
それからこう言われた、「『わたしの家は祈りの家と呼ばれるべきである』と(聖書に)書いてあるのに、あなた達はそれを『強盗の巣』にしている。」
21:14
宮(の庭)で盲人や足なえが寄ってきたので、イエスはそれをなおしてやられた。
21:15
すると大祭司連や聖書学者たちは、イエスがされた不思議な業と、宮(の庭)で子供たちが、「ダビデの子に『ホサナ!』」と言って叫んでいるのを見て憤り、
21:16
イエスに言った、「あの子供たちがなんと言っているのか、聞えているのか。」イエスは言われた、「聞えている。あなた達は『(神よ、)あなたは幼児と乳飲
み子との口によって、(御自分のために)賛美をお備えになった』と詩篇にあるのを、まだ読んだことがないのか。(大人が黙っているか
ら、子供が叫ぶのだ。)」
塚本訳 ヨハ
2:13-17
2:13
ユダヤ人の過越の祭が近くなると、イエスは(弟子たちと)エルサレムに上られた。
2:14
宮の庭で牛や羊や鳩を売る者、また両替屋が坐っているのを見られると、
2:15
縄で鞭をつくって、何もかも、羊も牛も宮から追い出し、両替屋の銭をまき散らし、その台をひっくり返し、
2:16
また鳩を売る者に言われた、「それをここから持ってゆけ。わたしの父上の家を商店にするな。」
2:17
(これを見て)弟子たちは、〃(神よ、)あなたの家に対する熱心が、わたしを焼きつくします〃と(詩篇に)書いてあるのを思い出した。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ルカ
20:19
20:19
そのとき、律法学者たちや祭司長たちは、イエスが自分たちに当てつけてこのたとえを話されたと気づいたので、イエスに手を下そうとし
たが、民衆を恐れた。
新 共同 使 28:17
28:17
三日の後、パウロはおもだったユダヤ人たちを招いた。彼らが集まって来たとき、こう言った。「兄弟たち、わたしは、民に対しても先祖
の慣習に対しても、背くようなことは何一つしていないのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に引き渡されてしまいました。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
・・・・
(日)新共同訳1987 の引照
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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