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ルカ20:1−8
権威問題
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆権威についての問答 (マタ二一23−27、マコ一一27−33)
ルカ
20:1 ある日、イエスが神殿の境内で民衆に教え、福音を告げ知らせておられると、祭司長たちや律法学者たちが、長老たちと一緒に近づいて来て、
ルカ 20:2 言った。「我々に言いなさい。何の権威でこのようなことをするのか。その権威を与えたのは誰か。」
ルカ 20:3 イエスはお答えになった。「では、私も一つ尋ねるから、それに答えなさい。
ルカ 20:4 ヨハネの洗礼(バプテスマ)は天からのものだったか、それとも、人からのものだったか。」
ルカ 20:5 彼らは相談した。「『天からのものだ』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったのか』と言うだろう。
ルカ 20:6 『人からのものだ』と言えば、民衆はこぞって我々を石で打ち殺すだろう。ヨハネを預言者だと信じ込んでいるのだから。」
ルカ 20:7 そこで彼らは、「どこからか、分からない」と答えた。
ルカ 20:8 すると、イエスは言われた。「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、私も言うまい。」
フランシスコ会訳2013
ルカによる福音書20
フランシスコ訳聖書 Luk <20>章
聖書本文
◆イエスの権威の問題(マタ21・23-27、マコ11・27-33)
001ある日、イエスは神殿の境内で
民に教え、福音を宣べておられた。そこへ祭司長や律法学者が、長老たちとともに近づいてきて、
002イエスに言った、「何の権威が
あって、このようなことをするのか、教えてもらいたい。誰がこのような権威を与えたのか」。
003すると、イエスはお答えになっ
た、「わたしもあなた方に一つ尋ねる。それに答えなさい。
004ヨハネの洗礼は天からのもの
か、それとも人からのものか」。
005彼らは互いに論じ合って言っ
た、「もし『天からのものだ』と答えれば、『それでは、なぜ彼を信じなかったのか』と言うだろうし、
006もし『人からのものだ』と答え
れば、民はみなわたしたちを石で殺すだろう。彼らはヨハネを預言者だと信じ込んでいるのだから」。
007そこで、彼らは「どこからか分
かりません」と答えた。
008するとイエスは仰せになった、
「何の権威があってあのようなことをするのか、わたしも言うまい」。
岩波翻訳委員会訳1995
422001そして彼は、とある日、神殿〔境内〕で民を教え、〔福音を〕告げ知らせていると、祭司長たち
と律法学者たちとが長老たちと一緒にやって来て、
422002〔次のように〕言いながら彼に対して語った、「われわれに言え、お前はなんの権
威
をもってこのようなことをするのか。また、このようなことをする権威をお前に与えた者はいったい誰か」。
422003すると彼は答えて、彼らに対して言った、「この私もまた、あなたたちに一つたずねよう。そこ
で私に言え、
422004ヨハネの洗礼は天からのものであったか、人間からのものであったか」。
422005すると彼らはお互いに議論し合いながら言った、「俺たちがもし『天からのもの』だと言うなら
ば、『なぜ彼を信じなかったのか』と彼は言うだろう。
422006他方、もし『人間からのもの』だと言うとしたら、民全体が俺たちを石で打ち殺すだろう。なぜ
なら、〔彼らは〕ヨハネが預言者であると確信しているからだ」。
422007そこで彼らは、どこからかは知らないと答えた。
422008するとイェスは彼らに言った、「この私も、どんな権威でこれらのことをするのか、
あ
なたたちには言わない」。
新共同訳1987
20:1
ある日、イエスが神殿の境内で民衆に教え、福音を告げ知らせておられると、祭司長や律法学者たちが、長老たちと一緒に近づいて来て、
20:2
言った。「我々に言いなさい。何の権威でこのようなことをしているのか。その権威を与えたのはだれか。」
20:3
イエスはお答えになった。「では、わたしも一つ尋ねるから、それに答えなさい。
20:4
ヨハネの洗礼は、天からのものだったか、それとも、人からのものだったか。」
20:5
彼らは相談した。「『天からのものだ』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったのか』と言うだろう。
20:6
『人からのものだ』と言えば、民衆はこぞって我々を石で殺すだろう。ヨハネを預言者だと信じ込んでいるのだから。」
20:7
そこで彼らは、「どこからか、分からない」と答えた。
20:8
すると、イエスは言われた。「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、わたしも言うまい。」
前田訳1978
20:1
ある日、宮で民を教え、福音を説いておられたときのこと、大祭司と学者が長老たちと進み出て、
20:2
彼にいった、「何の権威でこれらのことをするのか、だれがこの権威をあなたに与えたか、いってください」と。
20:3
答えていわれた、「わたしもひとつたずねたいことがある。それをいってもらいたい。
20:4
ヨハネの洗礼は天からであったか人からであったか」と。
20:5
彼らは互いに論じあった、「もし、『天から』といえば、『なぜ彼を信じなかったか』といおう。
20:6
もし、『人から』といえば、民が皆でわれらを石打ちしよう。民はヨハネが預言者であると思い込んでいるから」と。
20:7
そこで、「どこからか知らない」と答えた。
20:8
イエスはいわれた、「わたしも、何の権威でこれらのことをするのか、あなた方にいわない」と。
新改訳1970
20:1
イエスは宮で民衆を教え、福音を宣べ伝えておられたが、ある日、祭司長、律法学者たちが、長老たちといっしょにイエスに立ち向かって、
20:2
イエスに言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのはだれですか。それを言ってください。」
20:3
そこで答えて言われた。「わたしも一言尋ねますから、それに答えなさい。
20:4
ヨハネのバプテスマは、天から来たのですか、人から出たのですか。」
20:5
すると彼らは、こう言って、互いに論じ合った。「もし、天から、と言えば、それならなぜ、彼を信じなかったか、と言うだろう。
20:6
しかし、もし、人から、と言えば、民衆がみなで私たちを石で打ち殺すだろう。ヨハネを預言者と信じているのだから。」
20:7
そこで、「どこからか知りません。」と答えた。
20:8
するとイエスは、「わたしも、何の権威によってこれらのことをするのか、あなたがたに話すまい。」と言われた。
塚本訳1963
20:1
ある日、イエスが宮で人々を教え、福音を説いておられた時のこと、大祭司連、聖書学者が長老たちと共に進み寄って、
20:2
イエスに言った、「なんの権威であんなことを(宮で)するのか。あの権威を授けた者はだれか、言ってもらいたい。」
20:3
答えて言われた、「ではわたしからも一つ尋ねる。それにこたえよ。
20:4
──ヨハネの洗礼は天(の神)から(授かったの)であったか、それとも人間からか。」
20:5
彼はひそかに考えた、「もし『天から』と言えば、『なぜヨハネを信じなかったか』と言うであろうし、
20:6
もし『人間から』と言えば、人民どもは(冒涜だと言って)皆でわたし達を石で打ち殺すにちがいない。彼らはヨハネを預言者だと信じこんでいるのだから。」
20:7
そこで、どこからか知らない、と答えた。
20:8
イエスは言われた、「ではなんの権威であんなことをするか、わたしも言わない。」
口語訳1955
20:1
ある日、イエスが宮で人々に教え、福音を宣べておられると、祭司長や律法学者たちが、長老たちと共に近寄ってきて、
20:2
イエスに言った、「何の権威によってこれらの事をするのですか。そうする権威をあなたに与えたのはだれですか、わたしたちに言ってください」。
20:3
そこで、イエスは答えて言われた、「わたしも、ひと言たずねよう。それに答えてほしい。
20:4
ヨハネのバプテスマは、天からであったか、人からであったか」。
20:5
彼らは互に論じて言った、「もし天からだと言えば、では、なぜ彼を信じなかったのか、とイエスは言うだろう。
20:6
しかし、もし人からだと言えば、民衆はみな、ヨハネを預言者だと信じているから、わたしたちを石で打つだろう」。
20:7
それで彼らは「どこからか、知りません」と答えた。
20:8
イエスはこれに対して言われた、「わたしも何の権威によってこれらの事をするのか、あなたがたに言うまい」。
文語訳1917
"422001","
或日イエス宮にて民を教へ、福音を宣べゐ給ふとき、祭司長・學者らは、長老どもと共に近づき來り、"
"422002","
イエスに語りて言ふ『なにの權威をもて此等の事をなすか、此の權威を授けし者は誰か、我らに告げよ』"
"422003","
答へて言ひ給ふ『われも一言なんぢらに問はん、答へよ。"
"422004","
ヨハネのバプテスマは天よりか、人よりか』"
"422005","
彼ら互に論じて言ふ『もし「天より」と言はば「なに故かれを信ぜざりし」と言はん。"
"422006","
もし「人より」と言はんか、民みなヨハネを預言者と信ずるによりて、我らを石にて撃たん』"
"422007","
遂に何處よりか知らぬ由を答ふ。"
"422008","
イエス言ひたまふ『われも何の權威をもて此等の事をなすか、汝らに告げじ』"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
11:27-33
11:27
またエルサレムに来る。イエスが宮の中をぶらついておられると、大祭司連、聖書学者、長老たちがよって来て
11:28
言った、「なんの権威で(きのうのような)あんなことを(宮で)するのか。だれがそれをする権威を授けたのか。」
11:29
イエスは言われた、「では一つ尋ねる。それに答えよ。その上で、なんの権威でそれをするかを言おう。
11:30
──ヨハネの洗礼は天(の神)から(授かったの)であったか、それとも人間からか、それに答えよ。」
11:31
彼らはひそかに考えた、「もし『天から』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったか』と言うであろうし、
11:32
それとも『人間から』と言おうか。」──(だが)民衆(の反対)がこわかった。みんながヨハネをほんとうに預言者だと思っていたからである。
11:33
そこで「知らない」とイエスに答える。彼らに言われる、「ではなんの権威であんなことをするか、わたしも言わない。」
塚本訳 マタ
21:23-27
21:23
宮に来て教えておられると、大祭司連と国の長老たちが寄ってきて、言った、「なんの権威で(きのうのような)あんなことを(宮で)するのか。だれがあの権
威を授けたのか。」
21:24
イエスは答えて言われた、「ではわたしも一つ尋ねる。それにこたえられたら、わたしも何の権威でそれをするかを言おう。
21:25
──ヨハネの洗礼はどこから来たのか。天(の神)から(授かったの)か、それとも人間からか。」彼らはひそかに考えた、「もし『天から』と言えば、『で
は、なぜヨハネを信じなかったか』と言うであろうし、
21:26
もし『人間から』と言えば、民衆(の反対)がこわい。みんながヨハネを預言者と思っているのだから。」
21:27
そこで「知らない」とイエスに答えた。イエスも言われた、「ではなんの権威であんなことをするのか、わたしも言わない。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ルカ 1:76
1:76 幼子よ、お前はいと高
き方の預言者と呼ばれる。主に先立って行き、その道を整え、
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
・・・・
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 使 4:1
4:1
ペトロとヨハネが民衆に話をしていると、祭司たち、神殿守衛長、サドカイ派の人々が近づいて来た。
新 共同 使 21:33
21:33
千人隊長は近寄ってパウロを捕らえ、二本の鎖で縛るように命じた。そして、パウロが何者であるのか、また、何をしたのかと尋ねた。
新 共同 使 4:7
4:7
そして、使徒たちを真ん中に立たせて、「お前たちは何の権威によって、だれの名によってああいうことをしたのか」と尋問した。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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ルカ20:9−19
悪い小作人
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆「ぶどう園と農夫」のたとえ (マタ二一33−46、マコ一二1−12)
ルカ 20:9 イエスは民衆にこのたとえを話し始められた。「ある人がぶどう園を造り、これを農夫たちに貸して、長い旅に出た。
ルカ
20:10 収穫の時になったので、ぶどう園の収穫を納めさせるために、僕を農夫たちのところへ送った。ところが、農夫たちはこの僕を袋叩きにして、何も
持たせないで追い返した。
ルカ 20:11 そこでまた、別の僕を送ったが、農夫たちはこの僕も袋叩きにし、侮辱して何も持たせないで追い返した。
ルカ 20:12 さらに三人目の僕を送ったが、これにも傷を負わせて放り出した。
ルカ 20:13 そこで、ぶどう園の主人は言った。『どうしようか。私の愛する息子を送ろう。この子ならたぶん敬ってくれるだろう。』
ルカ
20:14 しかし、農夫たちはその息子を見て話し合った。『これは跡取りだ。殺してしまおう。そうすれば、財産はこちらのものだ。』
ルカ 20:15 そして、息子をぶどう園の外に放り出して、殺してしまった。さて、ぶどう園の主人は、農夫たちをどうするだろうか。
ルカ
20:16 戻って来て、この農夫たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えるに違いない。」民衆はこれを聞いて、「そんなことがあってはなりません」と
言った。
ルカ
20:17 イエスは彼らを見つめて言われた。「それでは、こう書いてあるのは、何のことか。/『家を建てる者の捨てた石/これが隅の親石となった。』
ルカ 20:18 その石の上に落ちる者は誰でも打ち砕かれ、その石が落ちて来た者は、押し潰される。」
ルカ
20:19 その時、律法学者たちと祭司長たちは、イエスが自分たちに当てつけてこのたとえを話されたと気付いたので、イエスを捕らえようとしたが、民衆
を恐れた。
フランシスコ会訳2013
◆悪い小作人の喩え(マタ21・33-46、
マコ12・1-12)
009そこで、イエスは、次の喩えを
民に語り始められた、「ある人がぶどう園を造り、小作人たちに貸し与えて、長い旅に出かけた。
010季節になると、ぶどう園の収穫
の分け前を取り立てるために、彼は一人の僕を小作人たちの所へ遣わした。ところが小作人たちは、その僕を打ちたたいたうえ、何も持た
せず追い返した。
011そこで、主人はさらに別の僕を
遣わしたが、小作人たちはこの僕も打ちたたき、侮辱したうえ、何も持たせず追い返した。
012さらに、三人目の僕を遣わした
が、小作人たちはこの僕にも傷を負わせて、放り出した。
013そこで、ぶどう園の主人は考え
た、『どうしたものだろうか。そうだ、わたしの愛する子を遣わそう。わたしの子なら、恐らく敬意を払うに違いない』。
014ところが、小作人たちは息子を
見ると、互いに相談して言った、『あれは跡取りだ。殺してしまおう。そうすれば、遺産はわたしたちのものになる』。
015彼らは息子をぶどう園の外に放
り出し、殺してしまった。さて、ぶどう園の主人は、小作人たちをどうするだろうか。
016彼は帰ってくると、この小作人
たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えるだろう」。人々はこれを聞いて、「そんなことがありませんように」と言った。
017そこで、イエスは彼らを見つめ
て仰せになった、「では、
『家を建てる者たちが捨てた石、
これが隅の親石となった』
と書き記されているのは、どういう意味か。018こ
の石の上に倒れる者はみな粉々に砕かれ、この石が誰かの上に落ちれば、その人を押しつぶす」。
019律法学者や祭司長たちは、彼ら
を指してこの喩えが語られたことを知ると、その場でイエスに手を下そうとしたが、民を恐れた。
岩波翻訳委員会訳1995
422009そこで彼は、民に対して次の譬を語り始めた、「〔[ある]〕人が葡萄園を造り、
そ
れを農夫たちに貸して、そうとうに長い間そこを留守にした。
422010そしてある時が来ると、彼はその農夫たちのところへ〔一人の〕僕を遣わして、彼らに葡萄園の
収穫を納めさせようとした。しかし農夫たちは、僕を殴り、空手で送り返した。
422011そこで主人は、もう一人別の僕をくり返して送った。一方彼らは、その僕をも殴って侮辱を加
え、空手で送り返した。
422012そこで主人は、三番目の〔僕〕をくり返して送った。一方彼らは、この〔僕〕をも、傷を負わせ
て外に投げ捨てた。
422013そこで葡萄園の主人は言った、『どうしようか。〔そうだ、〕私の愛する息子を送ろう。たぶ
ん、この彼なら、彼らも憚(はばか)るところがあるだろう』。
422014しかし農夫たちは彼を見て、互いに
思
いめぐらして言った、「こいつは跡取りだ。こいつを殺してしまおう。そうなれば財産は俺たちのものだ」。
422015そして彼を葡萄園の外に投げ出して殺してしまった。そこで葡萄園の主人は、彼らをどうするだ
ろうか。
422016彼はやって来て、これら
の
農夫を滅ぼしてしまい、葡萄園をほかの者たちにやってしまうだろう」。
す
ると彼らは、〔これを〕聞いて言った、「〔そんなことは〕起こってはならぬ」。
422017彼はしかし、彼らを見つめて言った、「それでは、次のように書かれていること
は
なん〔の意〕か、
家造りたちの棄てた石、
それこそが隅の親石となった。
422018かの石の上に落ちる者は皆、粉々にされるだろう。また、それが誰かの上に落
ち
れば、それはその者を押しつぶすだろう」。
422019そこでまさにその時、律法学者たちと祭司長たちはイエスに手をかけようとし
た
が、民を恐れた。なぜなら彼らは、彼がこの譬を自分たちに当てつけて語ったことを知っていたからである。
新共同訳1987
20:9
イエスは民衆にこのたとえを話し始められた。「ある人がぶどう園を作り、これを農夫たちに貸して長い旅に出た。
20:10
収穫の時になったので、ぶどう園の収穫を納めさせるために、僕を農夫たちのところへ送った。ところが、農夫たちはこの僕を袋だたきにして、何も持たせない
で追い返した。
20:11
そこでまた、ほかの僕を送ったが、農夫たちはこの僕をも袋だたきにし、侮辱して何も持たせないで追い返した。
20:12
更に三人目の僕を送ったが、これにも傷を負わせてほうり出した。
20:13
そこで、ぶどう園の主人は言った。『どうしようか。わたしの愛する息子を送ってみよう。この子ならたぶん敬ってくれるだろう。』
20:14
農夫たちは息子を見て、互いに論じ合った。『これは跡取りだ。殺してしまおう。そうすれば、相続財産は我々のものになる。』
20:15
そして、息子をぶどう園の外にほうり出して、殺してしまった。さて、ぶどう園の主人は農夫たちをどうするだろうか。
20:16
戻って来て、この農夫たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えるにちがいない。」彼らはこれを聞いて、「そんなことがあってはなりません」と言った。
20:17
イエスは彼らを見つめて言われた。「それでは、こう書いてあるのは、何の意味か。『家を建てる者の捨てた石、/これが隅の親石となった。』
20:18
その石の上に落ちる者はだれでも打ち砕かれ、その石がだれかの上に落ちれば、その人は押しつぶされてしまう。」
20:19
そのとき、律法学者たちや祭司長たちは、イエスが自分たちに当てつけてこのたとえを話されたと気づいたので、イエスに手を下そうとしたが、民衆を恐れた。
前田訳1978
20:9
民にこの譬えを話しだされた、「ある人がぶどう園を作り、農夫たちに貸して長い旅に出た。
20:10
季節になったので、農夫たちにひとりの僕をつかわして、ぶどう園の収穫の分け前を納めさせようとした。しかし農夫たちは彼をなぐって、手ぶらで追い帰し
た。
20:11
さらにもうひとりの僕をやったが、それをもなぐって、はずかしめて、手ぶらで追い帰した。
20:12
さらに第三のものをやると、これをも怪我させて追い出した。
20:13
ぶどう園の主人はいった、『どうしよう。よし、わがいとし子をやろう。きっとこれならおそれいろう』と。
20:14
農夫たちは彼を見て互いに話しあった、『これは跡継ぎだ。殺そう。そうすれば財産はわれらのものだ』と。
20:15
そして彼をぶどう園の外に追い出して殺した。そこで、ぶどう園の主人は農夫たちをどうしようか。
20:16
来て農夫たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに渡そう」と。人々はそれを聞いていった、「とんでもない」と。
20:17
彼は人々を見つめていわれた、「では、聖書にこうあるのはどういうことか、『家造りが捨てた石、それが隅の土台石になった』。
20:18
その石の上に倒れるものは皆打ち砕かれ、また、その石が倒れかかる人は粉々になろう」と。
20:19
このとき学者と大祭司は、彼が自分たちに当ててこの譬えを話されたことを知って、彼に手をかけようとしたが、民をおそれていた。
新改訳1970
20:9
また、イエスは、民衆にこのようなたとえを話された。「ある人がぶどう園を造り、それを農夫たちに貸して、長い旅に出た。
20:10
そして季節になったので、ぶどう園の収穫の分けまえをもらうために、農夫たちのところへひとりのしもべを遣わした。ところが、農夫たちは、そのしもべを袋
だたきにし、何も持たせないで送り帰した。
20:11
そこで、別のしもべを遣わしたが、彼らは、そのしもべも袋だたきにし、はずかしめたうえで、何も持たせないで送り帰した。
20:12
彼はさらに三人目のしもべをやったが、彼らは、このしもべにも傷を負わせて追い出した。
20:13
ぶどう園の主人は言った。『どうしたものか。よし、愛する息子を送ろう。彼らも、この子はたぶん敬ってくれるだろう。』
20:14
ところが、農夫たちはその息子を見て、議論しながら言った。『あれはあと取りだ。あれを殺そうではないか。そうすれば、財産はこちらのものだ。』
20:15
そして、彼をぶどう園の外に追い出して、殺してしまった。こうなると、ぶどう園の主人は、どうするでしょう。
20:16
彼は戻って来て、この農夫どもを打ち滅ぼし、ぶどう園をほかの人たちに与えてしまいます。」これを聞いた民衆は、「そんなことがあってはなりません。」と
言った。
20:17
イエスは、彼らを見つめて言われた。「では、『家を建てる者たちの見捨てた石、それが礎の石となった。』と書いてあるのは、何のことでしょう。
20:18
この石の上に落ちれば、だれでも粉々に砕け、またこの石が人の上に落ちれば、その人を粉みじんに飛び散らしてしまうのです。」
20:19
律法学者、祭司長たちは、イエスが自分たちをさしてこのたとえを話されたと気づいたので、この際イエスに手をかけて捕えようとしたが、やはり民衆を恐れ
た。
塚本訳1963
20:9
そして人々にこの譬を話し出された、「ある人が『葡萄畑をつくり、』小作人たちに貸して長い旅行に出かけた。
20:10
(収穫の)時が来たので、葡萄畑の収穫の分け前を納めさせるために、一人の使用人を小作人の所に使いにやった。しかし小作人はそれをなぐりつけ、手ぶらで
おい返した。
20:11
さらにほかの使用人を一人やると、それをもなぐりつけ、かつ侮辱した上、手ぶらでおい返した。
20:12
かさねて第三の者をやると、これも怪我をさせて(葡萄畑から)放り出した。
20:13
そこで葡萄畑の持ち主が考えた、『どうしたものだろう。…よし、最愛の(独り)息子を使にやろう。これなら多分恐れ入るにちがいない。』
20:14
すると小作人たちはそれを見て、互に相談して、『これは相続人だ。殺してしまおう。そしてその財産をおれ達のものにしよう』と言いながら、
20:15
葡萄畑の外に放り出して殺してしまった(という話)。それで(尋ねるが、)葡萄畑の持ち主は小作人たちをどうするだろうか。
20:16
(もちろん)来てこの小作人たちを殺し、葡萄畑をほかの人に貸すにちがいない。」人々はこれを聞いて(驚いて)言った、「とんでもない、そんなことが!」
20:17
イエスは彼らをじっと見て言われた、「では、こう(聖書に)書いてあるのはなんの意味であるか。──』大工たちが(役に立たぬと)捨てた石、それが隅の土
台石になった。』
20:18
(救世主なる)その石の上に(つまづき)倒れる人は一人のこらず打ち砕かれ、(最後の裁きの日に)その石が倒れかかる人は、粉微塵になるであろう。」
20:19
この時聖書学者と大祭司連は、イエスが自分たちに当てつけてこの譬を言われたことを知ったので、(怒って)イエスに手をかけようと思ったが、人民(が騒ぎ
出すの)を恐れた。
口語訳1955
20:9
そこでイエスは次の譬を民衆に語り出された、「ある人がぶどう園を造って農夫たちに貸し、長い旅に出た。
20:10
季節になったので、農夫たちのところへ、ひとりの僕を送って、ぶどう園の収穫の分け前を出させようとした。ところが、農夫たちは、その僕を袋だたきにし、
から手で帰らせた。
20:11
そこで彼はもうひとりの僕を送った。彼らはその僕も袋だたきにし、侮辱を加えて、から手で帰らせた。
20:12
そこで更に三人目の者を送ったが、彼らはこの者も、傷を負わせて追い出した。
20:13
ぶどう園の主人は言った、『どうしようか。そうだ、わたしの愛子をつかわそう。これなら、たぶん敬ってくれるだろう』。
20:14
ところが、農夫たちは彼を見ると、『あれはあと取りだ。あれを殺してしまおう。そうしたら、その財産はわれわれのものになるのだ』と互に話し合い、
20:15
彼をぶどう園の外に追い出して殺した。そのさい、ぶどう園の主人は、彼らをどうするだろうか。
20:16
彼は出てきて、この農夫たちを殺し、ぶどう園を他の人々に与えるであろう」。人々はこれを聞いて、「そんなことがあってはなりません」と言った。
20:17
そこで、イエスは彼らを見つめて言われた、「それでは、『家造りらの捨てた石が/隅のかしら石になった』と書いてあるのは、どういうことか。
20:18
すべてその石の上に落ちる者は打ち砕かれ、それがだれかの上に落ちかかるなら、その人はこなみじんにされるであろう」。
20:19
このとき、律法学者たちや祭司長たちはイエスに手をかけようと思ったが、民衆を恐れた。いまの譬が自分たちに当てて語られたのだと、悟ったからである。
文語訳1917
"422009","
かくて次の譬を民に語りいで給ふ『ある人、葡萄園を造りて農夫どもに貸し、遠く旅立して久しくなりぬ。"
"422010","
時至りて、葡萄園の所得を納めしめんとて、一人の僕を農夫の許に遣ししに農夫ども之を打ちたたき、空手にて歸らしめたり。"
"422011","
又ほかの僕を遣ししに、之をも打ちたたき、辱しめ、空手にて歸らしめたり。"
"422012","
なほ三度めの者を遣ししに、之をも傷つけて逐ひ出したり。"
"422013","
葡萄園の主いふ「われ何を爲さんか。我が愛しむ子を遣さん、或は之を敬ふなるべし」"
"422014","
農夫ども之を見て互に論じて言ふ「これは世嗣なり。いざ殺して其の嗣業を我らの物とせん」"
"422015","
かくてこれを葡萄園の外に逐ひ出して殺せり。さらば葡萄園の主かれらに何を爲さんか、"
"422016","
來りてかの農夫どもを亡し、葡萄園を他の者どもに與ふべし』人々これを聽きて言ふ『然はあらざれ』"
"422017","
イエス彼らに目を注めて言ひ給ふ『されば、「造家者らの棄てる石は、これぞ隅の首石となれる」、と録されたるは何ぞや。"
"422018","
凡そその石の上に倒るる者は碎け、又その石、人の上に倒るれば、その人を微塵にせん』"
"422019","此のとき學者・祭司長ら、イエスに手をかけんと思ひたれど、民を恐れたり。この譬の
己どもを指して言ひ給へるを悟りしに因る。"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
12:1-12
12:1
それから譬をもって彼らに話し出された、「ある人が『葡萄畑をつくって、垣根をめぐらし、(その中に)搾り場をもうけ、(見張りの)櫓を建てた』上、小作
人たちに貸して旅行に出かけた。
12:2
(収穫の)時が来たので、小作人から葡萄畑の収穫の分け前を取り立てるために、一人の使用人を小作人の所に使にやった。
12:3
すると、それをつかまえてなぐりつけ、手ぶらでかえした。
12:4
またほかの使用人を一人やると、それをも頭をなぐり、かつ侮辱した。
12:5
そこで(また)ほかの一人をやっると、それも殺してしまった。ほかの大勢(の使用人)を(やったが、)なぐったり、殺したりしてしまった。
12:6
(最後に)まだ一人、最愛の(独り)息子があった。『わたしの息子なら恐れ入るにちがいない』と言って、最後にこれを使にやった。
12:7
するとその小作人たちは、『これは相続人だ。さあ、殺してしまおう。そうすればその財産はおれ達のものになるのだ』と互に言いながら、
12:8
つかまえて殺した上、葡萄畑の外に放り出してしまった(という話)。
12:9
(それで尋ねるが、)葡萄畑の持ち主はどうするだろうか。(もちろん)来て小作人たちを殺し、葡萄畑をほかの人に貸すにちがいない。
12:10
あなた達はこの聖書の句をすら読んだことがないのか。──『大工たちが(役に立たぬと)捨てた石、それが隅の土台石になった。
12:11
これは主のなされたことで、われわれの目には不思議である。』」
12:12
彼らはイエスが自分たちに当て付けてこの譬を言われたことを知ったので、(怒って)イエスを捕えようと思ったが、民衆(が騒ぎ出すの)を恐れた。それで、
イエスをそのままにして立ち去った。
塚本訳 マタ
21:33-46
21:33
もう一つの譬を聞きなさい。ある家の主人があった。『葡萄畑をつくって、それに垣根をめぐらし、その中に搾り場をもうけ、(見張りの)櫓を建てた』上、小
作人たちに貸して旅行に出かけた。
21:34
収穫の時が近づくと、収穫を取り立てるために、使用人たちを小作人の所に使いをやった。
21:35
すると小作人は使用人をつかまえて、一人をなぐりつけ、一人を石で打ち、一人を殺した。
21:36
また前よりも多くのほかの使用人をやると、同じような目にあわせた。
21:37
最後に『わたしの独り息子なら恐れ入るにちがいない』と言って、その息子を使いにやった。
21:38
すると小作人たちはこの息子を見て、『これは相続人だ。さあ、殺して、その財産を取ってしまおう』と互に言いながら、
21:39
つかまえて葡萄畑の外に放り出した上、殺してしまった(と言う話。)
21:40
それで(尋ねるが、)葡萄畑の持ち主が来たら、この小作人たちをどうするだろうか。」
21:41
人々が答える、「そのひどい奴どもをひどい目にあわせて殺し、葡萄畑は、収穫の時ごとにそれを納めるほかの小作人に貸すにちがいない。」
21:42
イエスは彼らに言われた、「あなた達は聖書で(この句を)まだ読んだことがないのか。──『大工たちが(役に立たぬと)捨てた石、それが隅の土台石になっ
た。これは主のなされたことで、われわれの目には不思議である。』
21:43
だからわたしは言う、神の国はあなた達から取り上げられて、神の国の実を結ぶ(ほかの)国民に与えられるであろう。
21:44
そして(救世主なる)この石の上に(つまずき)倒れる人は打ち砕かれ、(最後の裁きの日に)この石が倒れかかる人は、粉微塵になるであろう。」
21:45
大祭司連とパリサイ人はこれらの譬を聞いて、イエスが自分達のことを言っておられることを知り、
21:46
怒ってイエスを捕らえようと思ったが、民衆(が騒ぎ出すの)を恐れた。民衆はイエスを預言者と思っていたからである。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 マタ
21:42
21:42
イエスは言われた。「聖書にこう書いてあるのを、まだ読んだことがないのか。『家を建てる者の捨てた石、/これが隅の親石となった。
これは、主がなさったことで、/わたしたちの目には不思議に見える。』
新 共同 マタ
21:26
21:26
『人からのものだ』と言えば、群衆が怖い。皆がヨハネを預言者と思っているから。」
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 Tテサ2:15
2:15 ユダヤ人たちは主イエ
スと預言者たちとを殺し、わたしたちを迫害し、神を喜ばせず、すべての人に逆らい、
口 語訳 ガラ
4:4
4:4
しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 使 7:52
7:52
いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたでしょうか。彼らは、正しい方が来られることを預言した人々を殺
しました。そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった。
新 共同
Uコリ11:24-27
11:24
ユダヤ人から四十に一つ足りない鞭を受けたことが五度。
11:25
鞭で打たれたことが三度、石を投げつけられたことが一度、難船したことが三度。一昼夜海上に漂ったこともありました。
11:26
しばしば旅をし、川の難、盗賊の難、同胞からの難、異邦人からの難、町での難、荒れ野での難、海上の難、偽の兄弟たちからの難に遭
い、
11:27
苦労し、骨折って、しばしば眠らずに過ごし、飢え渇き、しばしば食べずにおり、寒さに凍え、裸でいたこともありました。
新 共同 ヘブ
11:36-37
11:36
また、他の人たちはあざけられ、鞭打たれ、鎖につながれ、投獄されるという目に遭いました。
11:37
彼らは石で打ち殺され、のこぎりで引かれ、剣で切り殺され、羊の皮や山羊の皮を着て放浪し、暮らしに事欠き、苦しめられ、虐待され、
新 共同 使 5:41
5:41
それで使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜び、最高法院から出て行き、
新 共同 ロマ
8:17
8:17
もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です。キリストと共に苦しむなら、共にその栄光を
も受けるからです。
新 共同 ヘブ
1:2
1:2
この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造
されました。
新 共同 ロマ
3:4
3:4
決してそうではない。人はすべて偽り者であるとしても、神は真実な方であるとすべきです。「あなたは、言葉を述べるとき、正しいとさ
れ、/裁きを受けるとき、勝利を得られる」と書いてあるとおりです。
新 共同 ロマ
3:6
3:6
決してそうではない。もしそうだとしたら、どうして神は世をお裁きになることができましょう。
新 共同 ロマ
3:31
3:31
それでは、わたしたちは信仰によって、律法を無にするのか。決してそうではない。むしろ、律法を確立するのです。
新 共同 ロマ
6:2
6:2
決してそうではない。罪に対して死んだわたしたちが、どうして、なおも罪の中に生きることができるでしょう。
新 共同 ロマ
6:15
6:15
では、どうなのか。わたしたちは、律法の下ではなく恵みの下にいるのだから、罪を犯してよいということでしょうか。決してそうではな
い。
新 共同 ロマ
7:7
7:7
では、どういうことになるのか。律法は罪であろうか。決してそうではない。しかし、律法によらなければ、わたしは罪を知らなかったで
しょう。たとえば、律法が「むさぼるな」と言わなかったら、わたしはむさぼりを知らなかったでしょう。
新 共同 ロマ
7:13
7:13
それでは、善いものがわたしにとって死をもたらすものとなったのだろうか。決してそうではない。実は、罪がその正体を現すために、善
いものを通してわたしに死をもたらしたのです。このようにして、罪は限りなく邪悪なものであることが、掟を通して示されたのでした。
新 共同 ロマ
9:14
9:14
では、どういうことになるのか。神に不義があるのか。決してそうではない。
新 共同 ロマ
11:1
11:1
では、尋ねよう。神は御自分の民を退けられたのであろうか。決してそうではない。わたしもイスラエル人で、アブラハムの子孫であり、
ベニヤミン族の者です。
新 共同 ロマ
11:11
11:11
では、尋ねよう。ユダヤ人がつまずいたとは、倒れてしまったということなのか。決してそうではない。かえって、彼らの罪によって異邦
人に救いがもたらされる結果になりましたが、それは、彼らにねたみを起こさせるためだったのです。
新 共同
Tコリ6:15
6:15
あなたがたは、自分の体がキリストの体の一部だとは知らないのか。キリストの体の一部を娼婦の体の一部としてもよいのか。決してそう
ではない。
新 共同 ガラ
2:17
2:17
もしわたしたちが、キリストによって義とされるように努めながら、自分自身も罪人であるなら、キリストは罪に仕える者ということにな
るのでしょうか。決してそうではない。
新 共同 ガラ
3:21
3:21
それでは、律法は神の約束に反するものなのでしょうか。決してそうではない。万一、人を生かすことができる律法が与えられたとするな
ら、確かに人は律法によって義とされたでしょう。
新 共同 使 4:11
4:11
この方こそ、/『あなたがた家を建てる者に捨てられたが、/隅の親石となった石』/です。
新 共同
Tペテ2:7
2:7
従って、この石は、信じているあなたがたには掛けがえのないものですが、信じない者たちにとっては、/「家を建てる者の捨てた石、/
これが隅の親石となった」のであり、
新 共同 エペ
2:20
2:20
使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、
新 共同
Tペテ2:6
2:6
聖書にこう書いてあるからです。「見よ、わたしは、選ばれた尊いかなめ石を、/シオンに置く。これを信じる者は、決して失望すること
はない。」
新 共同 ロマ
9:32-33
9:32
なぜですか。イスラエルは、信仰によってではなく、行いによって達せられるかのように、考えたからです。彼らはつまずきの石につまず
いたのです。
9:33
「見よ、わたしはシオンに、/つまずきの石、妨げの岩を置く。これを信じる者は、失望することがない」と書いてあるとおりです。
新 共同
Tペテ2:8
2:8
また、/「つまずきの石、/妨げの岩」なのです。彼らは御言葉を信じないのでつまずくのですが、実は、そうなるように以前から定めら
れているのです。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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ルカ20:20−26
納税問答
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆皇帝への税金 (マタ二二15−22、マコ一二13−17)
ルカ
20:20 そこで、機会を狙っていた彼らは、正しい人を装う回し者を遣わし、イエスの言葉尻を捕らえ、総督当局にイエスを渡そうとした。
ルカ
20:21 回し者らはイエスに尋ねた。「先生、私たちは、あなたが語り、教えておられることが正しく、また、分け隔てをせず、真理に基づいて神の道を教
えておられることを知っています。
ルカ 20:22 ところで、私たちが皇帝に税金を納めるのは許されているでしょうか、いないでしょうか。」
ルカ 20:23 イエスは彼らのたくらみを見抜いて言われた。
ルカ 20:24 「デナリオン銀貨を見せなさい。そこには、誰の肖像と銘があるか。」彼らが「皇帝のものです」と言うと、
ルカ 20:25 イエスは言われた。「それならば、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」
ルカ 20:26 彼らは民衆の前でイエスの言葉尻を捕らえることができず、その答えに驚いて黙ってしまった
フランシスコ会訳2013
◆納税についての問答(マタ22・15-22、
マコ12・13-17)
020そこで、彼らはイエスの言葉じ
りをとらえる機会を狙って、誠実を装う回し者たちを送った。イエスを総督の支配と権威のもとに引き渡すためである。
021彼らはイエスに尋ねて言った、
「先生、わたしたちはあなたが語られること、教えられることが正しく、またあなたが人を分け隔てせず、真理に基づいて、神の道を教え
ておられることを知っています。
022ところで、皇帝に税を納めるこ
とはふさわしいことでしょうか、ふさわしくないのでしょうか」。
023イエスは彼らの悪だくみを見抜
いて、仰せになった、
024「デナリオン銀貨を見せなさ
い。これは誰の肖像か。また誰の銘か」。彼らが、「皇帝のものです」と答えると、
025イエスは仰せになった、「で
は、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」。
026彼らは、民の前でイエスの言葉
じりをとらえることができず、かえってその答えに驚嘆し、黙ってしまった。
岩波翻訳委員会訳
422020そして彼らは、〔状況を〕うかがいながら、自ら義人であるふりをする間諜(かんちょう)ども
を遣わした。〔彼の〕言葉尻をとらえて、彼を総督の当局と〔その〕司法権力とに引き渡すためである。
422021そして彼らは彼にたずねて言った、「先生、私どもはあなた様がまっとうなことを語られ、教え
ておられること、また外観でえこひいきなさらず、真実に神の道を教えておられることを存じ上げております。
422022〔ところで〕私どもがカエサルに税を払うことは許されているのでしょうか、いないのでしょう
か」。
422023しかし彼は、彼らの悪巧みを見抜き、彼らに対して言った、
422024「デナリオン貨幣を私に見せよ。それは誰の像と銘を担っているか」。すると彼らは言った、
「カエサルのです」。
422025すると彼は彼らに対して言った、「そこで、カエサルのものはカエサルに与えよ、そして神のも
のは神に〔与えよ〕」。
422026すると彼らは、民の面前で彼の言葉尻をとらえることができず、〔かえって〕彼の答に驚き、黙
してしまった。
新共同訳1987
20:20
そこで、機会をねらっていた彼らは、正しい人を装う回し者を遣わし、イエスの言葉じりをとらえ、総督の支配と権力にイエスを渡そうとした。
20:21
回し者らはイエスに尋ねた。「先生、わたしたちは、あなたがおっしゃることも、教えてくださることも正しく、また、えこひいきなしに、真理に基づいて神の
道を教えておられることを知っています。
20:22
ところで、わたしたちが皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか、適っていないでしょうか。」
20:23
イエスは彼らのたくらみを見抜いて言われた。
20:24
「デナリオン銀貨を見せなさい。そこには、だれの肖像と銘があるか。」彼らが「皇帝のものです」と言うと、
20:25
イエスは言われた。「それならば、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」
20:26
彼らは民衆の前でイエスの言葉じりをとらえることができず、その答えに驚いて黙ってしまった。
前田訳1978
20:20
彼らは折をうかがい、義人をよそおう回し者をやった。ことばの端をとらえて総督の支配と権威に引き渡すためであった。
20:21
彼らはたずねた、「先生、あなたは正しく言い、かつ教え、別け隔てをなさらず、真実をもって神の道をお教えのことを存じております。
20:22
われらは皇帝に貢を納めてよいですか、よくないですか」と。
20:23
彼らの悪巧を見抜いていわれた、
20:24
「デナリ銀貨を見せなさい。そこにはだれの像と銘があるか」と。彼らはいった、「皇帝のです」と。
20:25
彼はいわれた、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返せ」と。
20:26
彼らは民の前でことばの端をとれず、そのうえ答えぶりにおどろいたので、黙りこんだ。
新改訳1970
20:20
さて、機会をねらっていた彼らは、義人を装った間者を送り、イエスのことばを取り上げて、総督の支配と権威にイエスを引き渡そう、と計った。
20:21
その間者たちは、イエスに質問して言った。「先生。私たちは、あなたがお話しになり、お教えになることは正しく、またあなたは分け隔てなどせず、真理に基
づいて神の道を教えておられることを知っています。
20:22
ところで、私たちが、カイザルに税金を納めることは、律法にかなっていることでしょうか。かなっていないことでしょうか。」
20:23
イエスはそのたくらみを見抜いて彼らに言われた。
20:24
「デナリ銀貨をわたしに見せなさい。これはだれの肖像ですか。だれの銘ですか。」彼らは、「カイザルのです。」と言った。
20:25
すると彼らに言われた。「では、カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」
20:26
彼らは、民衆の前でイエスのことばじりをつかむことができず、お答えに驚嘆して黙ってしまった。
塚本訳1963
20:20
そこで彼らはイエスをつけねらい、信心深そうな風をした回し者をやった。イエスの言葉質をとって、総督の役所や官庁に引き渡すためであった。
20:21
回し者がイエスに尋ねた、「先生、あなたは正直に物を言い、また教えられ、すこしもわけ隔てをせず、本当のことを言って神の道を教えられることをよく承知
しております。
20:22
(それでお尋ねしますが、わたし達は異教人である)皇帝に、貢を納めてよろしいでしょうか、よろしくないでしょうか。」
20:23
彼らの悪賢い考えを見破って言われた、
20:24
「デナリ銀貨を見せなさい。そこにはだれの肖像と銘があるか。」「皇帝のがあります」と彼らが言った。
20:25
イエスは彼らに言われた、「それなら皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返せ。」
20:26
彼らは民衆の前でイエスの言葉質をとることができず、そのうけこたえぶりに驚きながら黙ってしまった。
口語訳1955
20:20
そこで、彼らは機会をうかがい、義人を装うまわし者どもを送って、イエスを総督の支配と権威とに引き渡すため、その言葉じりを捕えさせようとした。
20:21
彼らは尋ねて言った、「先生、わたしたちは、あなたの語り教えられることが正しく、また、あなたは分け隔てをなさらず、真理に基いて神の道を教えておられ
ることを、承知しています。
20:22
ところで、カイザルに貢を納めてよいでしょうか、いけないでしょうか」。
20:23
イエスは彼らの悪巧みを見破って言われた、
20:24
「デナリを見せなさい。それにあるのは、だれの肖像、だれの記号なのか」。「カイザルのです」と、彼らが答えた。
20:25
するとイエスは彼らに言われた、「それなら、カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい」。
20:26
そこで彼らは、民衆の前でイエスの言葉じりを捕えることができず、その答えに驚嘆して、黙ってしまった。
文語訳1917
"422020","
かくて彼ら機を窺ひ、イエスを司の支配人と權威との下に付さんとて、その言を捉ふるために、義人の樣したる間諜どもを遣したれば、"
"422021","
其の者どもイエスに問ひて言ふ『師よ、我らは汝の正しく語り、かつ教へ、外貌を取らず、眞をもて神の道を教へ給ふを知る。"
"422022","
われら貢をカイザルに納むるは、善きか、惡しきか』"
"422023","
イエスその惡巧を知りて言ひ給ふ、"
"422024","
『デナリを我に見せよ。これは誰の像、たれの號なるか』『カイザルのなり』と答ふ。"
"422025","
イエス言ひ給ふ『さらばカイザルの物はカイザルに、神の物は神に納めよ』"
"422026","
かれら民の前にて其の言をとらへ得ず、且その答を怪しみて黙したり。"
****************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
12:13-17
12:13
それから彼らは数人のパリサイ人とヘロデ党の者とを、イエスの所にやった。その言葉尻をとらえ(て訴え出)ようとするのである。
12:14
その人たちは来てイエスに言う、「先生、あなたは正直な方で、だれにも遠慮されないことをよく承知しております。人の顔色を見ず、本当のことを言って神の
道を教えられるからです。(それでお尋ねしますが、わたし達は異教人である)皇帝に、税を納めてよろしいでしょうか、よろしくないで
しょうか。納めるべきでしょうか、納めるべきでないでしょうか。」
12:15
イエスは彼らの偽善を見抜いて言われた、「なぜわたしを試すか。デナリ銀貨を持ってきて見せなさい。」
12:16
持ってくると、言われる、「これはだれの肖像か、まただれの銘か。」「皇帝のです」と彼らが言った。
12:17
イエスは言われた、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返せ。」彼らはイエスに驚いてしまった。
塚本訳 マタ
22:15-22
22:15
するとパリサイ人は(そこから)出ていって、イエスを(彼自身の)言葉で罠にかけることを決議し、
22:16
その弟子たちをヘロデ党の者と共にイエスのところにやって言わせた、「先生、あなたは正直な方で、本当のことを言って神の道を教えられ、だれにも遠慮され
ないことをよく承知しております。人の顔色を見られないからです。
22:17
それで御意見を聞かせてください──(わたし達は異教人である)皇帝に、税を納めてよろしいでしょうか、よろしくないでしょうか。」
22:18
イエスは彼らの悪意を知って言われた、「なぜわたしを試すのか、この偽善者たち、
22:19
税の貨幣を見せなさい。」デナリ銀貨を差し出すと、
22:20
言われる、「これはだれの肖像か、まただれの銘か。」
22:21
「皇帝のです」と彼らが言う。すると言われる、「では皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返せ。」
22:22
彼らは聞いて驚き、イエスをそのままにして立ち去った。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ルカ
6:7
6:7
律法学者たちやファリサイ派の人々は、訴える口実を見つけようとして、イエスが安息日に病気をいやされるかどうか、注目していた。
新 共同 ルカ
16:15
16:15
そこで、イエスは言われた。「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存じである。人に尊ばれるもの
は、神には忌み嫌われるものだ。
新 共同 エペ
1:21
1:21
すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。
新 共同 ルカ
7:43
7:43
シモンは、「帳消しにしてもらった額の多い方だと思います」と答えた。イエスは、「そのとおりだ」と言われた。
新 共同 ロマ
2:11
2:11
神は人を分け隔てなさいません。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ロマ 13:6-7
13:6 あなたがたが貢を納め
るのも、また同じ理由からである。彼らは神に仕える者として、もっぱらこの務に携わっているのである。
13:7
あなたがたは、彼らすべてに対して、義務を果しなさい。すなわち、貢を納むべき者には貢を納め、税を納むべき者には税を納め、恐るべ
き者は恐れ、敬うべき者は敬いなさい。
口 語訳
Tコリ6:20
6:20
あなたがたは、代価を払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 使 10:34
10:34
そこで、ペトロは口を開きこう言った。「神は人を分け隔てなさらないことが、よく分かりました。
新 共同 使 15:9
15:9
また、彼らの心を信仰によって清め、わたしたちと彼らとの間に何の差別をもなさいませんでした。
新 共同 ロマ
2:11
2:11
神は人を分け隔てなさいません。
新 共同 ガラ
2:6
2:6
おもだった人たちからも強制されませんでした。――この人たちがそもそもどんな人であったにせよ、それは、わたしにはどうでもよいこ
とです。神は人を分け隔てなさいません。――実際、そのおもだった人たちは、わたしにどんな義務も負わせませんでした。
新 共同 エペ
6:9
6:9
主人たち、同じように奴隷を扱いなさい。彼らを脅すのはやめなさい。あなたがたも知っているとおり、彼らにもあなたがたにも同じ主人
が天におられ、人を分け隔てなさらないのです。
新 共同 コロ
3:25
3:25
不義を行う者は、その不義の報いを受けるでしょう。そこには分け隔てはありません。
新 共同 ヤコ
2:1
2:1
わたしの兄弟たち、栄光に満ちた、わたしたちの主イエス・キリストを信じながら、人を分け隔てしてはなりません。
新 共同 ヤコ
2:9
2:9
しかし、人を分け隔てするなら、あなたがたは罪を犯すことになり、律法によって違犯者と断定されます。
新 共同
Tペテ1:17
1:17
また、あなたがたは、人それぞれの行いに応じて公平に裁かれる方を、「父」と呼びかけているのですから、この地上に仮住まいする間、
その方を畏れて生活すべきです。
新 共同 使 13:10
13:10
言った。「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとする
のか。
新 共同 使 18:25-26
18:25
彼は主の道を受け入れており、イエスのことについて熱心に語り、正確に教えていたが、ヨハネの洗礼しか知らなかった。
18:26
このアポロが会堂で大胆に教え始めた。これを聞いたプリスキラとアキラは、彼を招いて、もっと正確に神の道を説明した。
新 共同 使 17:7
17:7
ヤソンは彼らをかくまっているのです。彼らは皇帝の勅令に背いて、『イエスという別の王がいる』と言っています。」
新 共同 使 25:8
25:8
パウロは、「私は、ユダヤ人の律法に対しても、神殿に対しても、皇帝に対しても何も罪を犯したことはありません」と弁明した。
新 共同 使 25:21
25:21
しかしパウロは、皇帝陛下の判決を受けるときまで、ここにとどめておいてほしいと願い出ましたので、皇帝のもとに護送するまで、彼を
とどめておくように命令しました。」
新 共同 使 25:25
25:25
しかし、彼が死罪に相当するようなことは何もしていないということが、わたしには分かりました。ところが、この者自身が皇帝陛下に上
訴したので、護送することに決定しました。
新 共同 使 26:32
26:32
アグリッパ王はフェストゥスに、「あの男は皇帝に上訴さえしていなければ、釈放してもらえただろうに」と言った。
新 共同 使 27:24
27:24
こう言われました。『パウロ、恐れるな。あなたは皇帝の前に出頭しなければならない。神は、一緒に航海しているすべての者を、あなた
に任せてくださったのだ。』
新 共同 使 28:19
28:19
しかし、ユダヤ人たちが反対したので、わたしは皇帝に上訴せざるをえませんでした。これは、決して同胞を告発するためではありませ
ん。
新 共同 ピリ
4:22
4:22
すべての聖なる者たちから、特に皇帝の家の人たちからよろしくとのことです。
新 共同 ロマ
13:7
13:7
すべての人々に対して自分の義務を果たしなさい。貢を納めるべき人には貢を納め、税を納めるべき人には税を納め、恐るべき人は恐れ、
敬うべき人は敬いなさい。
新 共同
Tコリ3:19
3:19
この世の知恵は、神の前では愚かなものだからです。「神は、知恵のある者たちを/その悪賢さによって捕らえられる」と書いてあり、
新 共同
Uコリ4:2
4:2
かえって、卑劣な隠れた行いを捨て、悪賢く歩まず、神の言葉を曲げず、真理を明らかにすることにより、神の御前で自分自身をすべての
人の良心にゆだねます。
新 共同
Uコリ11:3
11:3
ただ、エバが蛇の悪だくみで欺かれたように、あなたがたの思いが汚されて、キリストに対する真心と純潔とからそれてしまうのではない
かと心配しています。
新 共同
Uコリ12:16
12:16
わたしが負担をかけなかったとしても、悪賢くて、あなたがたからだまし取ったということになっています。
新 共同 エペ
4:14
4:14
こうして、わたしたちは、もはや未熟な者ではなくなり、人々を誤りに導こうとする悪賢い人間の、風のように変わりやすい教えに、もて
あそばれたり、引き回されたりすることなく、
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
****************************************
****************************************
ルカ20:27−40
復活問答
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆復活についての問答 (マタ二二23−33、マコ一二18−27)
ルカ 20:27 さて、復活はないと言っているサドカイ派のある者たちが近寄って来て、イエスに質問した。
ルカ
20:28 「先生、モーセは私たちのために書いています。『ある人の兄が妻をめとり、子がなくて死んだ場合、その弟は兄嫁と結婚して、兄のために子をも
うけねばならない。』
ルカ 20:29 ところで、七人の兄弟がいました。長男は妻を迎えましたが、子がないまま死にました。
ルカ 20:30 次男、
ルカ 20:31 三男と次々にこの女を妻にしましたが、七人とも同じように子を残さずに死にました。
ルカ 20:32 最後にその女も死にました。
ルカ 20:33 すると復活の時、彼女は誰の妻になるのでしょうか。七人ともその女を妻にしたのです。」
ルカ 20:34 イエスは言われた。「この世の子らはめとったり嫁いだりするが、
ルカ 20:35 次の世に入って死者の中から復活するのにふさわしいとされた人々は、めとることも嫁ぐこともない。
ルカ 20:36 この人たちは、もはや死ぬことがない。天使に等しい者であり、復活の子として神の子だからである。
ルカ
20:37 死者が復活することは、モーセも『柴』の箇所で、主をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と呼んで、明らかにしている。
ルカ 20:38 神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。すべての人は、神によって生きるからである。」
ルカ 20:39 律法学者の中には、「先生、おっしゃるとおりです」と言う者もいた。
ルカ 20:40 彼らは、もはや、あえて質問することはなかった。
フランシスコ会訳2013
◆復活についての問答(マタ22・23-33、
マコ12・18-27)
027さて、復活はないと主張するサ
ドカイ派の何人かが近寄ってきて、イエスに尋ねた、
028「先生、モーセはわたしたち
に、『ある人が子をもうけないまま、妻を残して死んだ場合、弟がその女を娶り、兄のために子をもうけなければならない』と書き記して
います。
029ところで、七人の兄弟がいまし
た。長男が妻を迎えましたが、子をもうけないまま死にました。
030そこで次男、
031三男と、次々にその女を妻にし
ましたが、七人とも同じように、子を残さずに死にました。
032最後に、その女も死にました。
033では、復活の時、この女は、こ
の兄弟のうち、誰の妻になるのでしょうか。七人とも彼女を妻にしたのですが」。
034すると、イエスはお答えになっ
た、「この代の人は娶ったり、嫁いだりするが、
035次の代に入るにふさわしく、ま
た死者の中からの復活にあずかるのにふさわしいと認められる人々は、娶ることも、嫁ぐこともない。
036この人たちはもはや死ぬことは
ありえない。彼らはみ使いに等しく、復活にあずかる子らとして、神の子だからである。
037死者の復活についてモーセも、
柴の箇所で、主をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と呼んで、このことを示している。
038神は死者の神ではなく、生きて
いる者の神である。すべての人は、神において生きているからである」。
039そこで、律法学者の何人かが答
えて、「先生、りっぱなお答えです」と言った。
040もはや、彼らはあえて何も尋ね
ようとはしなかった。
岩波翻訳委員会訳1995
422027すると、サドカイ派 ――彼らは、甦りはないと言っている者たちである ――の
幾
人かがやって来て、彼にたずねて
422028言った、「先生、モーセは私どもに〔次のように〕書き〔残し〕ました、もしある人の兄が妻を残して死に、その彼に子供 がなかった場合、その弟がその妻を取 り、自分の兄の子孫を起こすようにとのことで
す。
422029ところで七人の兄弟がいました。そして長男が妻を娶って、子供がなく死にました。
422030すると次男が、
422031そして三男が彼女を娶りました。また同じように、七人とも子供を残さず、死にました。
422032最後にその女も死にました。
422033そこで、甦りにおいて、この女は彼らのうちいったい誰の妻になるのでしょう。というのも、七
人とも彼女を妻にしたからです」。
422034するとイエスは彼らに言った、「この世の子らは娶ったり、嫁いだりしている。
422035しかし、かの世と死人のうちからの甦りとにふさわしいとされた者らは、娶らず、嫁がない。
422036彼らはもはや死ぬことはあり得ないからだ。なぜなら、彼らは御使いに等しい者たちであり、ま
た甦りの子らとして神の子らでもあるためだ。
422037死人たちが起こされることについては、モーセも『柴薮(しばやぶ)』のくだりで、主をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と
言いながら〔それを〕
告
知している。
422038また神は死人たちの神などではなく、生ける者たちの神だ。それにすべての者が神にとっては生
きているのだから」。
422039そこ律法学者たちの幾人かが言った、「先生、見事なお答えです」。
422040実際、彼らはこれ以上、彼に何も敢えてたずねようとはしなかった。
新共同訳1987
20:27
さて、復活があることを否定するサドカイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに尋ねた。
20:28
「先生、モーセはわたしたちのために書いています。『ある人の兄が妻をめとり、子がなくて死んだ場合、その弟は兄嫁と結婚して、兄の跡継ぎをもうけねばな
らない』と。
20:29
ところで、七人の兄弟がいました。長男が妻を迎えましたが、子がないまま死にました。
20:30 次男、
20:31
三男と次々にこの女を妻にしましたが、七人とも同じように子供を残さないで死にました。
20:32
最後にその女も死にました。
20:33
すると復活の時、その女はだれの妻になるのでしょうか。七人ともその女を妻にしたのです。」
20:34
イエスは言われた。「この世の子らはめとったり嫁いだりするが、
20:35
次の世に入って死者の中から復活するのにふさわしいとされた人々は、めとることも嫁ぐこともない。
20:36
この人たちは、もはや死ぬことがない。天使に等しい者であり、復活にあずかる者として、神の子だからである。
20:37
死者が復活することは、モーセも『柴』の個所で、主をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と呼んで、示している。
20:38
神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。すべての人は、神によって生きているからである。」
20:39
そこで、律法学者の中には、「先生、立派なお答えです」と言う者もいた。
20:40
彼らは、もはや何もあえて尋ねようとはしなかった。
前田訳1978
20:27
復活の存在を否定するサドカイ人が数人近よって彼にたずねた、
20:28
「先生、モーセはわれらのために書いています、『妻のある兄が死んで子がなければ、弟がその女をめとって兄のためにたねをもうけよ』と。
20:29
さて、七人の兄弟があって、長男が妻をめとり、子なしで死に、
20:30 次男も、
20:31
三男もその女をめとり、同様に七人とも子を残さずに死んで、
20:32
そののちにその女も死にました。
20:33
復活に際しては、この女はだれの妻になりましょうか」と。
20:34
イエスはいわれた、「この世の子らはめとり、とつぐ。
20:35
しかし、あの世に入って、死人から復活するにふさわしいとされるものは、めとりもとつぎもしない。
20:36
彼らは復活の子らであり、天使にひとしく、神の子らであって、もはや死ねないからである。
20:37
死人が復活することは、モーセも柴のくだりで、主を『アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神』と呼んで示している。
20:38
神は死者の神でなく生者の神である。すべてのものが神によって生きているから」と。
20:39
すると数人の学者が答えた、「先生、よいお答えです」と。
20:40
もはや彼らは何ひとつたずねようとしなかった。
新改訳1970
20:27
ところが、復活があることを否定するサドカイ人のある者たちが、イエスのところに来て、質問して、
20:28
こう言った。「先生。モーセは私たちのためにこう書いています。『もし、ある人の兄が妻をめとって死に、しかも子がなかったばあいは、その弟はその女を妻
にして、兄のための子をもうけなければならない。』
20:29
ところで、七人の兄弟がいました。長男は妻をめとりましたが、子どもがなくて死にました。
20:30 次男も、
20:31
三男もその女をめとり、七人とも同じようにして、子どもを残さずに死にました。
20:32
あとで、その女も死にました。
20:33
すると復活の際、その女はだれの妻になるでしょうか。七人ともその女を妻としたのですが。」
20:34
イエスは彼らに言われた。「この世の子らは、めとったり、とついだりするが、
20:35
次の世にはいるのにふさわしく、死人の中から復活するのにふさわしい、と認められる人たちは、めとることも、とつぐこともありません。
20:36
彼らはもう死ぬことができないからです。彼らは御使いのようであり、また、復活の子として神の子どもだからです。
20:37
それに、死人がよみがえることについては、モーセも柴の個所で、主を、『アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神。』と呼んで、このことを示しました。
20:38
神は死んだ者の神ではありません。生きている者の神です。というのは、神に対しては、みなが生きているからです。」
20:39
律法学者のうちのある者たちが答えて、「先生。りっぱなお答えです。」と言った。
20:40
彼らはもうそれ以上何も質問する勇気がなかった。
塚本訳1963
20:27
復活の存在を否定するサドカイ人が数人近寄って、イエスにこう言って質問した、
20:28
「先生、モーセは(その律法に、)『もし死んだ兄に、』妻があって『子がない場合には、弟はその女をめとり、兄の家をつぐべき子をもうけよ』とわたし達の
ために書いています。
20:29
ところで(ここに)七人の兄弟があって、長男が妻をめとったが、子がなくて死に、
20:30
(この律法に従って、)次男、
20:31
三男と、(つぎつぎに)その女をめとり、ついに七人とも同様に子を残さず死んで、
20:32
しまいにはその女も死んでしまいました。
20:33
すると(もし復活があるなら、)復活の折には、この女はその(七人の)うちのだれの妻になるのでしょうか。七人とも女を妻にしましたから。」
20:34
イエスは言われた、「この世の人はめとり嫁ぐけれども、
20:35
あの世にはいる資格を与えられて、死人の中から復活する者は、めとることもなく嫁ぐこともない。
20:36
復活によって生まれる彼らは、天使と同じであり、神の子であるので、もはや死ぬことが出来ない、(従って子を産む必要がない)からである。
20:37
死人が復活することは、(聖書にはっきり書いてある。)モーセも茨の薮の(燃える話の)ところで、主を『アブラハムの神、またイサクの神、またヤコブの神
(である)と』と言ってこれを示している。
20:38
ところで神は死人の神ではなく、生きている者の神である。神に対しては、すべての者が生きているのだから。(してみるとアブラハム、イサクなども皆復活し
て、今生きているわけではないか。)」
20:39
すると数人の聖書学者までが、「先生、りっぱなお答えです」と言った。
20:40
彼らはもう何一つ、問おうとしなかった。
口語訳1955
20:27
復活ということはないと言い張っていたサドカイ人のある者たちが、イエスに近寄ってきて質問した、
20:28
「先生、モーセは、わたしたちのためにこう書いています、『もしある人の兄が妻をめとり、子がなくて死んだなら、弟はこの女をめとって、兄のために子をも
うけねばならない』。
20:29
ところで、ここに七人の兄弟がいました。長男は妻をめとりましたが、子がなくて死に、
20:30
そして次男、三男と、次々に、その女をめとり、
20:31
七人とも同様に、子をもうけずに死にました。
20:32
のちに、その女も死にました。
20:33
さて、復活の時には、この女は七人のうち、だれの妻になるのですか。七人とも彼女を妻にしたのですが」。
20:34
イエスは彼らに言われた、「この世の子らは、めとったり、とついだりするが、
20:35
かの世にはいって死人からの復活にあずかるにふさわしい者たちは、めとったり、とついだりすることはない。
20:36
彼らは天使に等しいものであり、また復活にあずかるゆえに、神の子でもあるので、もう死ぬことはあり得ないからである。
20:37
死人がよみがえることは、モーセも柴の篇で、主を『アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神』と呼んで、これを示した。
20:38
神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神である。人はみな神に生きるものだからである」。
20:39
律法学者のうちのある人々が答えて言った、「先生、仰せのとおりです」。
20:40
彼らはそれ以上何もあえて問いかけようとしなかった。
文語訳1917
"422027","
また復活なしと言張るサドカイ人の或者ども、イエスに來り問ひて言ふ、"
"422028","
『師よ、モーセは、人の兄弟もし妻あり子なくして死なば、其の兄弟かれの妻を娶りて、兄弟のために嗣子を擧ぐべしと、我らに書き遣し
たり。"
"422029","
さて茲に七人の兄弟ありて、兄、妻を娶り、子なくして死に、"
"422030","
第二、第三の者も之を娶り、"
"422031","
七人みな同じく子を殘さずして死に、"
"422032","
後には其の女も死にたり。"
"422033","
されば復活の時、この女は誰の妻た驍ラきか、七人これを妻としたればなり』"
"422034","
イエス言ひ給ふ『この世の子らは娶り嫁ぎすれど、"
"422035","
かの世に入るに、死人の中より甦へるに相應しとせらるる者は、娶り嫁ぎすることなし。"
"422036","
彼等ははや死ぬこと能はざればなり。御使たちに等しく、また復活の子どもにして、神の子供たるなり。"
"422037","
死にたる者の甦へる事は、モーセも柴の條に、主を「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」と呼びて之を示せり。"
"422038","
神は死にたる者の神にあらず、生ける者の神なり。それ神の前には皆生けるなり』"
"422039","
學者のうちの或者ども答へて『師よ、善く言ひ給へり』と言ふ。"
"422040","
彼等ははや何事をも問ひ得ざりし故なり。"
***************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
12:18-27
12:18
そこに、復活なしと主張するサドカイ人たちが来て、イエスにこう言って質問した、
12:19
「先生、モーセは(その律法に、)『もし死んだ兄が、』妻を残して『子をのこさない場合には、弟はその女をめとり、兄の家をつぐべき子をもうけよ』とわた
し達のために書いています。
12:20
(ところでここに)七人の兄弟があって、長男が妻をめとったが、子をのこさずに死に、
12:21
次男が(この律法に従って)その女をめとったが、また子を残さずに死に、三男も同様で、
12:22
ついに七人とも子をのこさず、一番最後にその女も死んでしまいました。
12:23
(もし復活があるなら、)人が復活する復活の折には、この女はその(七人の)うちのだれの妻になるのでしょうか。七人ともその女を妻にしましたから。」
12:24
イエスは言われた、「あなた達は聖書も神の力も知らないから、そんな間違いをしているのではないか。
12:25
死人の中から復活する時には、めとることもなく嫁ぐこともなく、ちょうど天の使のようである。
12:26
死人が復活することについては、(聖書にはっきり書いてある。)モーセの書の茨の薮の(燃える話の)ところで、神がモーセにこう言われたのを読んだことが
ないのか、──『わたしはアブラハムの神、またイサクの神、またヤコブの神(である)』と。
12:27
(ところで)神は死人の神ではなく、生きている者の神である。(だからアブラハム、イサクなども皆復活して、今生きているわけではないか。)あなた達は大
間違いをしている。」
塚本訳 マタ
22:23-33
22:23
同じ日にサドカイ人たちが近寄って、復活なしと主張しながら、イエスにこう言って質問した。
22:24
「先生、モーセは(その律法に)、『もし人が子がなくて死んだ場合には、弟に兄嫁をめとり、兄の家をつぐべき子をもうけよ』と言っています。
22:25
ところがわたし達のところに七人の兄弟があって、長男が結婚して死に、子がなかったので、その妻を弟にのこしました。
22:26
同じように、次男も三男も、ついに七人まで(子をのこさずに)死んで、
22:27
一番しまいにその女も死んでしまいました。
22:28
すると(もし復活があるなら、)復活の折には、この女は七人のうちのだれの妻になるのでしょうか。皆その女を妻にしましたから。」
22:29
イエスは答えられた、「あなた達は聖書も神の力も知らないので、間違いをしている。
22:30
復活の折には、めとることもなく嫁ぐこともなく、ちょうど天の使いのようである。
22:31
死人の復活については、(聖書にはっきり書いてある。)神があなた達に言われたこの言葉を読んだことがないのか。──
22:32
『わたしはアブラハムの神、またイサクの神、またヤコブの神である』と。(ところで)神は死人の神ではなく、生きている者の神である。(だからアブラハ
ム、イサクなども復活して、今生きているわけではないか。」
22:33
民衆はこれを聞いて、その教えに感心してしまった。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 マタ 5:9
5:9 平和を実現する人々
は、幸いである、/その人たちは神の子
と呼ばれる。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳
Tコリ15:53-55
15:53
なぜなら、この朽ちるものは必ず朽ちないものを着、この死ぬものは必ず死なないものを着ることになるからである。
15:54
この朽ちるものが朽ちないものを着、この死ぬものが死なないものを着るとき、聖書に書いてある言葉が成就するのである。
15:55
「死は勝利にのまれてしまった。死よ、おまえの勝利は、どこにあるのか。死よ、おまえのとげは、どこにあるのか」。
口 語訳
Tコリ15:49
15:49
すなわち、わたしたちは、土に属している形をとっているのと同様に、また天に属している形をとるであろう。
口 語訳
Tコリ6:3
6:3
あなたがたは知らないのか、わたしたちは御使をさえさばく者である。ましてこの世の事件などは、いうまでもないではないか。
口 語訳 ロマ
8:17-23
8:17
もし子であれば、相続人でもある。神の相続人であって、キリストと栄光を共にするために苦難をも共にしている以上、キリストと共同の
相続人なのである。
8:18
わたしは思う。今のこの時の苦しみは、やがてわたしたちに現されようとする栄光に比べると、言うに足りない。
8:19
被造物は、実に、切なる思いで神の子たちの出現を待ち望んでいる。
8:20
なぜなら、被造物が虚無に服したのは、自分の意志によるのではなく、服従させたかたによるのであり、
8:21
かつ、被造物自身にも、滅びのなわめから解放されて、神の子たちの栄光の自由に入る望みが残されているからである。
8:22
実に、被造物全体が、今に至るまで、共にうめき共に産みの苦しみを続けていることを、わたしたちは知っている。
8:23
それだけではなく、御霊の最初の実を持っているわたしたち自身も、心の内でうめきながら、子たる身分を授けられること、すなわち、か
らだのあがなわれることを待ち望んでいる。
口 語訳 ガラ
3:26
3:26
あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 使 4:2
4:2
二人が民衆に教え、イエスに起こった死者の中からの復活を宣べ伝えているので、彼らはいらだち、
新 共同 使 23:8
23:8
サドカイ派は復活も天使も霊もないと言い、ファリサイ派はこのいずれをも認めているからである。
新 共同 エペ
1:21
1:21
すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。
新 共同 使 5:41
5:41
それで使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜び、最高法院から出て行き、
新共同 Uテサ1:5
1:5
これは、あなたがたを神の国にふさわしい者とする、神の判定が正しいという証拠です。あなたがたも、神の国のために苦しみを受けてい
るのです。
新 共同
Uテサ1:11
1:11
このことのためにも、いつもあなたがたのために祈っています。どうか、わたしたちの神が、あなたがたを招きにふさわしいものとしてく
ださり、また、その御力で、善を求めるあらゆる願いと信仰の働きを成就させてくださるように。
新 共同
Tコリ15:54-55
15:54
この朽ちるべきものが朽ちないものを着、この死ぬべきものが死なないものを着るとき、次のように書かれている言葉が実現するのです。
「死は勝利にのみ込まれた。
15:55
死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前のとげはどこにあるのか。」
新 共同 黙 21:4
21:4
彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからであ
る。」
新 共同 ロマ
8:14-17
8:14
神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。
8:15
あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、
父よ」と呼ぶのです。
8:16
この霊こそは、わたしたちが神の子供であることを、わたしたちの霊と一緒になって証ししてくださいます。
8:17
もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です。キリストと共に苦しむなら、共にその栄光を
も受けるからです。
新 共同 ロマ
8:19
8:19
被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。
新 共同 ロマ
8:21
8:21
つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。
新 共同 ロマ
8:23
8:23
被造物だけでなく、"霊"の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきな
がら待ち望んでいます。
新 共同 ガラ
4:5
4:5
それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。
新 共同
Tヨハ3:1-2
3:1
御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい。それは、わたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実また、そのとおりで
す。世がわたしたちを知らないのは、御父を知らなかったからです。
3:2
愛する者たち、わたしたちは、今既に神の子ですが、自分がどのようになるかは、まだ示されていません。しかし、御子が現れるとき、御
子に似た者となるということを知っています。なぜなら、そのとき御子をありのままに見るからです。
新 共同 使 7:32
7:32
『わたしは、あなたの先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である』と。モーセは恐れおののいて、それ以上見ようとはしませんで
した。
新 共同 ロマ
6:11
6:11
このように、あなたがたも自分は罪に対して死んでいるが、キリスト・イエスに結ばれて、神に対して生きているのだと考えなさい。
新 共同 ロマ
14:7-8
14:7
わたしたちの中には、だれ一人自分のために生きる人はなく、だれ一人自分のために死ぬ人もいません。
14:8
わたしたちは、生きるとすれば主のために生き、死ぬとすれば主のために死ぬのです。従って、生きるにしても、死ぬにしても、わたした
ちは主のものです。
新 共同
Uコリ5:15
5:15
その一人の方はすべての人のために死んでくださった。その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自
分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。
新 共同 ガラ
2:19
2:19
わたしは神に対して生きるために、律法に対しては律法によって死んだのです。わたしは、キリストと共に十字架につけられています。
新 共同
Tテサ5:10
5:10
主は、わたしたちのために死なれましたが、それは、わたしたちが、目覚めていても眠っていても、主と共に生きるようになるためです。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
口 語訳 ピリ
3:11
3:11
なんとかして死人のうちからの復活に達したいのである。
口 語訳 ロマ
6:10-11
6:10
なぜなら、キリストが死んだのは、ただ一度罪に対して死んだのであり、キリストが生きるのは、神に生きるのだからである。
6:11
このように、あなたがた自身も、罪に対して死んだ者であり、キリスト・イエスにあって神に生きている者であることを、認むべきであ
る。
口 語訳 ガラ
2:19
2:19
わたしは、神に生きるために、律法によって律法に死んだ。わたしはキリストと共に十字架につけられた。
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ルカ20:41−44
救世主(キリスト)はダビデの子か
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆ダビデの子についての問答 (マタ二二41−46、マコ一二35−37)
ルカ 20:41 イエスは彼らに言われた。「どうして人々は、『メシアはダビデの子だ』と言うのか。
ルカ 20:42 ダビデ自身が詩編の中で言っている。/『主は、私の主に言われた。/「私の右に座れ
ルカ 20:43 私があなたの敵を/あなたの足台とするときまで。」』
ルカ 20:44 このように、ダビデがメシアを主と呼んでいるのに、どうしてメシアがダビデの子なのか。」
フランシスコ会訳2013
◆メシアはダビデの子か(マタ22・41-46、
マコ12・35-37a)
041すると、イエスは彼らに仰せに
なった、「どうして、人々はメシアをダビデの子だと言っているのか。
042ダビデ自身が詩編の中で言って
いる、
『主はわたしの主に仰せになった。
わたしの右に座せ。
043わたしがあなたの敵をあなたの
足台とするまで』。
044このように、ダビデはメシアを
主と呼んでいるのに、どうしてメシアがダビデの子なのか」。
岩波翻訳委員会訳1995
422041すると彼は、彼らに対して言った、「なぜ彼らは、キリストがダビデの子だと言うのか。
422042実際、ダビデ自身が詩篇の書で言っている、
主はわが主に言われた、
『私の右に座せ、
422043私がお前
の適どもをお前の足台として据えるまで』。
422044そこでダビデ自身が彼を『主』と呼んでいる。それなら彼はどうしてダビデの
子
なのか」。
新共同訳1987
20:41
イエスは彼らに言われた。「どうして人々は、『メシアはダビデの子だ』と言うのか。
20:42
ダビデ自身が詩編の中で言っている。『主は、わたしの主にお告げになった。「わたしの右の座に着きなさい。
20:43
わたしがあなたの敵を/あなたの足台とするときまで」と。』
20:44
このようにダビデがメシアを主と呼んでいるのに、どうしてメシアがダビデの子なのか。」
前田訳1978
20:41
彼らにいわれた、「どうして人々はキリストをダビデの子というのか。
20:42
ダビデ自身『詩篇』でいう、
20:43
『主はわが主にいわれた、わが右に座せよ、わたしがなんじの敵をなんじの足台にするまで』と。
20:44
ダビデがこのようにキリストを主と呼ぶのに、どうしてダビデの子であろうか」と。
新改訳1970
20:41
すると、イエスが彼らに言われた。「どうして人々は、キリストをダビデの子と言うのですか。
20:42
ダビデ自身が詩篇の中でこう言っています。『主は私の主に言われた。
20:43
「わたしが、あなたの敵をあなたの足台とする時まで、わたしの右の座に着いていなさい。」』
20:44
こういうわけで、ダビデがキリストを主と呼んでいるのに、どうしてキリストがダビデの子でしょう。」
塚本訳1963
20:41
イエスは人々に言われた、「人はどういう訳で、救世主はダビデの子である、と言うのであろうか。
20:42
ダビデ自身が詩篇の中でこう言っているではないか。──『(神なる)主はわが主(救世主)に仰せられた、『わたしの右に坐りなさい、
20:43
わたしがあなたの敵を(征服して)あなたの足台にしてやるまで』と。』
20:44
だから、ダビデが(このように)救世主を主と呼んでいるのに、どういう訳で(その救世主が)ダビデの子であろうか。」
口語訳1955
20:41
イエスは彼らに言われた、「どうして人々はキリストをダビデの子だと言うのか。
20:42
ダビデ自身が詩篇の中で言っている、『主はわが主に仰せになった、
20:43
あなたの敵をあなたの足台とする時までは、わたしの右に座していなさい』。
20:44
このように、ダビデはキリストを主と呼んでいる。それなら、どうしてキリストはダビデの子であろうか」。
文語訳1917
"422041","
イエス彼らに言ひたまふ『如何なれば人々、キリストをダビデの子と言ふか。"
"422042","
ダビデ自ら詩篇に言ふ「主わが主に言ひたもふ、"
"422043","
われ汝の敵を汝の足臺となすまでは、わが右に坐せよ」"
"422044","ダビデ斯く彼を主と稱ふれば、爭でその子ならんや』"
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各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
12:35-37
12:35
イエスは宮で教えておられたとき、言い出された、「聖書学者はどういう訳で『救世主はダビデの子である』と言うのであろうか。
12:36
ダビデ自身が聖霊に感じてこう言った。──、『(神なる)主はわが主(救世主)に仰せられた、『わたしの右に坐りなさい、わたしがあなたの敵を(征服し
て)あなたの足の下に置くまで』と。』
12:37
(このように)ダビデ自身が救世主を主と言っているのに、どうして(その救世主が)ダビデの子であろうか。」大勢の群衆は喜んでイエスの話を聞いていた。
塚本訳 マタ
22:41-46
22:41
イエスは(そこに)集まっているパリサイ人にお尋ねになった、
22:42
「あなた達は救世主のことをどう思うか。だれの子だろうか。」「ダビデの子」と答えると、
22:43
彼らに言われる、「ではダビデが御霊に感じて、救世主を主と呼んでいるのはどういう訳だろう。彼はこう言っている。──
22:44
『(神なる)主はわが主(救世主)に仰せられた、『わたしの右に坐りなさい、わたしがあなたの敵を(征服して)あなたの足の下に置くまで』と。』
22:45
だから、ダビデが(このように)救世主を主と呼んでいる以上、どういう訳で(その救世主が)ダビデの子であろうか。」
22:46
これにはだれ一人、一言も答えることが出来ず、またその日以後、もう問おうとする者もなかった。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
・・・・
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ロマ 1:3-4
1:3
御子に関するものである。御子は、肉によればダビデの子孫から生れ、
1:4
聖なる霊によれば、死人からの復活により、御力をもって神の御子と定められた。これがわたしたちの主イエス・キリストである。
口 語訳
Tコリ15:25
15:25
なぜなら、キリストはあらゆる敵をその足もとに置く時までは、支配を続けることになっているからである。
口 語訳 ロマ
9:5
9:5
また父祖たちも彼らのものであり、肉によればキリストもまた彼らから出られたのである。万物の上にいます神は、永遠にほむべきかな、
アァメン。
口 語訳 ガラ
4:4
4:4
しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 使 2:34-35
2:34
ダビデは天に昇りませんでしたが、彼自身こう言っています。『主は、わたしの主にお告げになった。「わたしの右の座に着け。
2:35
わたしがあなたの敵を/あなたの足台とするときまで。」』
新 共同
Tコリ15:25
15:25
キリストはすべての敵を御自分の足の下に置くまで、国を支配されることになっているからです。
新 共同 ヘブ
1:13
1:13
神は、かつて天使のだれに向かって、/「わたしがあなたの敵をあなたの足台とするまで、/わたしの右に座っていなさい」と言われたこ
とがあるでしょうか。
新 共同 ヘブ
10:13
10:13
その後は、敵どもが御自分の足台となってしまうまで、待ち続けておられるのです。
新 共同 使 7:49
7:49
『主は言われる。「天はわたしの王座、/地はわたしの足台。お前たちは、わたしに/どんな家を建ててくれると言うのか。わたしの憩う
場所はどこにあるのか。
新 共同 ロマ
1:3-4
1:3
御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、
1:4
聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。この方が、わたしたちの主イエス・キリストです。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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ルカ20:45−47
聖書学者の偽善
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆律法学者を非難する (マタ二三1−36、マコ一二38−40、ルカ一一37−54)
ルカ 20:45 民衆が皆聞いているとき、イエスは弟子たちに言われた。
ルカ
20:46 「律法学者に注意しなさい。彼らは正装して歩きたがり、また、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを好む。
ルカ
20:47 また、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。」
フランシスコ会訳2013
◆律法学者の偽善(マタ23・1-36、
マコ12・38-40)
045また民がみな聞いている前で、
イエスは弟子たちに仰せになった、
046「律法学者たちに警戒しなさ
い。彼らは長い衣を着て歩き回るのを好み、広場で挨拶されることや、会堂の上席、宴会の上座に座ることを喜び、
047やもめの家を食いつぶし、見せ
かけの長い祈りをする。このような人たちはよりきびしい裁きを受ける」。
岩波翻訳委員会訳1995
422045また、すべての民が聞いている時、彼は[その]弟子たちに言った、
422046「律法学者たちに用心せよ。彼らの望むのは長衣(ながころも)を着て歩きまわることであり、
好きで〔たまらない〕のは市場で挨拶〔されること〕、それに会堂での最上席と食事においての特等席だ。
422047彼らは寡婦たちの家々をむさぼり、見せかけだけのながながとした祈りをする。この彼らこそ、
いっそう〔厳しい〕さばきを受けるだろう」。
新共同訳1987
20:45
民衆が皆聞いているとき、イエスは弟子たちに言われた。
20:46
「律法学者に気をつけなさい。彼らは長い衣をまとって歩き回りたがり、また、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを好む。
20:47
そして、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。」
前田訳1978
20:45
民が皆聞いているとき、弟子たちにいわれた、
20:46
「学者に心せよ。彼らは長い衣を着て歩むことを好み、広場でのあいさつ、会堂の上席、食卓の上座をよろこび、
20:47
やもめの家を食いつぶし、見かけの長い祈りをする。彼らの受ける裁きは人一倍きびしかろう」と。
新改訳1970
20:45
また、民衆がみな耳を傾けているときに、イエスは弟子たちにこう言われた。
20:46
「律法学者たちには気をつけなさい。彼らは、長い衣をまとって歩き回ったり、広場であいさつされたりすることが好きで、また会堂の上席や宴会の上座が好き
です。
20:47
また、やもめの家を食いつぶし、見えを飾るために長い祈りをします。こういう人たちは人一倍きびしい罰を受けるのです。」
塚本訳1963
20:45
民衆が皆聞いているまえで、弟子たちに言われた。
20:46
「聖書学者に用心せよ。あの人たちは(人の目につくように)長い衣を着て歩くことが好きで、市場で挨拶されることや、礼拝堂の上席、宴会の上座を喜び、
20:47
また寡婦の家を食いつぶし、長く、見かけばかりの祈りをする。あの人たちは人一倍きびしい裁きを受けるであろう。」
口語訳1955
20:45
民衆がみな聞いているとき、イエスは弟子たちに言われた、
20:46
「律法学者に気をつけなさい。彼らは長い衣を着て歩くのを好み、広場での敬礼や会堂の上席や宴会の上座をよろこび、
20:47
やもめたちの家を食い倒し、見えのために長い祈をする。彼らはもっときびしいさばきを受けるであろう」。
文語訳1917
"422045","
民の皆ききをる中にて、イエス弟子たちに言ひ給ふ、"
"422046","
『學者らに心せよ。彼らは長き衣を著て歩むことを好み、市場にての敬禮、會堂の上座、饗宴の上席を喜び、"
"422047","
また寡婦らの家を呑み、外見をつくりて長き祈をなす。其の受くる審判は更に厳しからん』"
****************************************
各国聖書引照
(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳
塚本訳 マコ
12:38-40
12:38
またその教えの中で(こんなことを)言われた、「聖書学者に気をつけよ。あの人たちは(人の目につくように)長い衣を着て歩くことや、市場で挨拶されるこ
とや、
12:39
礼拝堂の上席、宴会の上座が好きである。
12:40
また寡婦の家を食いつぶし、長く、見かけばかりの祈りをする。あの人たちは人一倍きびしい裁きを受けるであろう。」
塚本訳 マタ
23:1-7
23:1
それからイエスは群衆と弟子たちにむかって語られた、
23:2
「聖書学者とパリサイ人はいまモーセの(後継ぎとしてその)椅子に坐っている。(彼らにはモーセの権威がある。)
23:3
だからなんでも彼らがあなた達に言うことを行い、また守れ。しかし、そのすることを真似てはならない。あの人たちは言うだけで行わないのだから。
23:4
すなわち思い荷をたばねて人の肩にのせながら、自分では(担ってやるどころか、)指一本でこれを動かしてやろうともしない。
23:5
そのすること為すことがことごとく、人に見せびらかすためである。たとえば、(人の目につくように)経箱の幅を広くしたり、上着の総を大きくしたりする。
23:6
また宴会の上座や礼拝堂の上席、
23:7
市場で挨拶されることや人から先生と呼ばれることを喜ぶ。
(独)NESTLE-ALAND NOVUM
TESTAMENTUM GRAECE
27版1993 の引照
新 共同 ルカ 14:7
14:7 イエスは、招待を受け
た客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。
(英・米)THE NEW TREASURY OF
SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照
口 語訳 ピリ 2:3-5
2:3 何事も党派心や虚栄か
らするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。
2:4
おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。
2:5
キリスト・イエスにあっていだいているのと同じ思いを、あなたがたの間でも互に生かしなさい。
(日)新共同訳1987 の引照
新 共同 ヤコ
3:1
3:1
わたしの兄弟たち、あなたがたのうち多くの人が教師になってはなりません。わたしたち教師がほかの人たちより厳しい裁きを受けること
になると、あなたがたは知っています。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE
1985 の引照
・・・・
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