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マルコ2:1−12

中風をなおす

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

410201さて、彼が再びカファルナウムにやって来て幾日かすると、彼が家にいるということが知れ渡った。

410202すると大勢の人が集まり、そのために戸口のところは、もはやまったく隙間がなくなってしまった。そこで彼は、彼らに御言葉を語り始めた。

410203すると、人々が彼のもとに一人の中風患者を運んで来る。四人の者が担いで来たのである。

410204そして彼らは、群衆のために、彼のもとに〔病人を〕運んで来ることができなかったので、イエスがいるあたりの屋根を剥いで穴をくり抜き、中風患者の横たわる担架を降ろす。

410205するとイエスは彼らの信仰を見て、中風の者に言う、「子よ、あなたの罪は〔これで〕赦される」。

410206ところが、そこに律法学者たちのうちの幾人かが座っていて、自らの心の中で思いめぐらしていた、

410207「なぜ、こいつはこのようなことを言うのか。こいつは〔神を〕冒瀆している。神お一人のほかにいったい誰が罪を赦すことができようか」。

410208するとイエスは、彼らがこのように思いめぐらしているのをすぐにその霊によって知り、彼らに言う、「なぜお前たちは心の中でそのようなことを思いめぐらしているのか。410209中風の者に『あなたの罪は〔これで〕赦される』と言うのと、『起きよ、そしてあなたの寝床を担げ、そして、歩きまわれ』と言うのと、どちらがたやすいか。

410210しかし、人の子が地上において罪を赦す権能を持つことを、お前たちが承服するために」 ――彼は中風の者に言う ――

410211「私はあなたに言う、起きなさい、あなたの寝床を担ぎなさい、そしてあなたの家に行きなさい」。

410212すると彼は起き上がり、すぐに寝床を担いで、皆の前か

ら出て行った。そこで皆の者は正気を失うほど驚き、神を賛美して言った、「こんなことは、俺たち今まで見たこともなかった」。

 

新共同訳1987

2:1 数日後、イエスが再びカファルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、

2:2 大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、

2:3 四人の男が中風の人を運んで来た。

2:4 しかし、群衆に阻まれて、イエスのもとに連れて行くことができなかったので、イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり降ろした。

2:5 イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。

2:6 ところが、そこに律法学者が数人座っていて、心の中であれこれと考えた。

2:7 「この人は、なぜこういうことを口にするのか。神を冒涜している。神おひとりのほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」

2:8 イエスは、彼らが心の中で考えていることを、御自分の霊の力ですぐに知って言われた。「なぜ、そんな考えを心に抱くのか。

2:9 中風の人に『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて、床を担いで歩け』と言うのと、どちらが易しいか。

2:10 人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に言われた。

2:11 「わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい。」

2:12 その人は起き上がり、すぐに床を担いで、皆の見ている前を出て行った。人々は皆驚き、「このようなことは、今まで見たことがない」と言って、神を賛美した。

 

前田訳1978

2:1 数日後、カペナウムに帰られると、家においでと知れわたった。

2:2 あまり大勢が集まったので、もはや戸口にも場所がなかったが、イエスは彼らに教えをのべておられた。

2:3 そこへ人々は四人にかつがせて中風やみをひとり連れて来た。

2:4 しかし群衆のためにイエスに近づけないので、彼のおられたところの屋根をはずして穴をあけ、中風やみの寝ている床をおろした。

2:5 イエスは彼らの信仰を見て中風やみにいわれる、「わが子よ、あなたの罪はゆるされます」と。

2:6 学者が何人かそこにすわっていて、心の中で考えた、

2:7 「この人はなぜこういうのか。けがしごとだ。神おひとりのほか、だれが罪をゆるせるか」と。

2:8 イエスは彼らがひそかにこう考えているのにすぐ霊で気づいて、彼らにいわれる、「なぜそのようなことを心の中で考えているのか。

2:9 中風やみに『あなたの罪はゆるされます』というのと、『起きて床を持ちあげて歩け』というのとどちらがやさしいか。

2:10 しかし、人の子が地上で罪をゆるす権威を持つことをあなた方に知らせよう」と。そして中風やみにいわれる、

2:11 「あなたに言う、起きて床を持ちあげて家にお帰り」と。

2:12 彼は起きてすぐに床を持ちあげて皆の前を出て行った。皆はおどろき、「こんなことはかつて見たことがない」といって神をたたえた。

 

新改訳1970

2:1 数日たって、イエスがカペナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。

2:2 それで多くの人が集まったため、戸口のところまですきまもないほどになった。この人たちに、イエスはみことばを話しておられた。

2:3 そのとき、ひとりの中風の人が四人の人にかつがれて、みもとに連れて来られた。

2:4 群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、その人々はイエスのおられるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたままその床をつり降ろした。

2:5 イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、「子よ。あなたの罪は赦されました。」と言われた。

2:6 ところが、その場に律法学者が数人すわっていて、心の中で理屈を言った。

2:7 「この人は、なぜ、あんなことを言うのか。神をけがしているのだ。神おひとりのほか、だれが罪を赦すことができよう。」

2:8 彼らが心の中でこのように理屈を言っているのを、イエスはすぐにご自分の霊で見抜いて、こう言われた。「なぜ、あなたがたは心の中でそんな理屈を言っているのか。

2:9 中風の人に、『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて、寝床をたたんで歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。

2:10 人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために。」こう言ってから、中風の人に、

2:11 「あなたに言う。起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさい。」と言われた。

2:12 すると彼は起き上がり、すぐに床を取り上げて、みなの見ている前を出て行った。それでみなの者がすっかり驚いて、「こういうことは、かつて見たことがない。」と言って神をあがめた。

 

塚本訳1963

2:1 数日の後、カペナウムにかえられると、家におられることがすぐ知れわたって、

2:2 もはや門口にも場所がないほど、大勢の人が集まってきた。この人たちに御言葉を語っておられると、

2:3 人々が一人の中風の者を、四人にかつがせてつれて来る。

2:4 群衆のためイエスのところにつれて行けないので、おいでになる所の(上の)屋根をはがして穴をあけ、中風の者を担架に寝かせたまま(イエスの前に)吊りおろす。

2:5 イエスはその人たちの信仰を見て(驚き)、中風の者に言われる、「子よ、いまあなたの罪は赦された。」

2:6 数人の聖書学者がそこに坐っていたが、心の中で考えた、

2:7 「この人はなぜあんなことを言うのだろう。冒涜だ。神お一人のほか、だれが罪を赦せよう。」

2:8 イエスは彼らがひそかにこう考えているのを、すぐ霊で見抜いて、「なんで、そんなことを心の中で考えているのか。

2:9 この中風の者に、あなたの罪は赦された、と言うのと、起きて担架をかついで歩け、と言うのと、どちらがたやすい(と思う)か。

2:10 では、人の子(わたし)は地上で罪を赦す全権を持っていることを知らせてやろう」と彼らに言いながら、中風の者に言われる、

2:11 「あなたに命令する、起きて担架をかついで、家に帰りなさい。」

2:12 すると彼は起き上がり、すぐ担架をかついで、皆の見ている前を出ていった。皆が呆気にとられ、「こんなことはかって見たことがない」と言って、神を讃美した。

 

口語訳1955

2:1 幾日かたって、イエスがまたカペナウムにお帰りになったとき、家におられるといううわさが立ったので、

2:2 多くの人々が集まってきて、もはや戸口のあたりまでも、すきまが無いほどになった。そして、イエスは御言を彼らに語っておられた。

2:3 すると、人々がひとりの中風の者を四人の人に運ばせて、イエスのところに連れてきた。

2:4 ところが、群衆のために近寄ることができないので、イエスのおられるあたりの屋根をはぎ、穴をあけて、中風の者を寝かせたまま、床をつりおろした。

2:5 イエスは彼らの信仰を見て、中風の者に、「子よ、あなたの罪はゆるされた」と言われた。

2:6 ところが、そこに幾人かの律法学者がすわっていて、心の中で論じた、

2:7 「この人は、なぜあんなことを言うのか。それは神をけがすことだ。神ひとりのほかに、だれが罪をゆるすことができるか」。

2:8 イエスは、彼らが内心このように論じているのを、自分の心ですぐ見ぬいて、「なぜ、あなたがたは心の中でそんなことを論じているのか。

2:9 中風の者に、あなたの罪はゆるされた、と言うのと、起きよ、床を取りあげて歩け、と言うのと、どちらがたやすいか。

2:10 しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威をもっていることが、あなたがたにわかるために」と彼らに言い、中風の者にむかって、

2:11 「あなたに命じる。起きよ、床を取りあげて家に帰れ」と言われた。

2:12 すると彼は起きあがり、すぐに床を取りあげて、みんなの前を出て行ったので、一同は大いに驚き、神をあがめて、「こんな事は、まだ一度も見たことがない」と言った。

 

文語訳1917

"410201","數日の後、またカペナウムに入り給ひしに、その家に在することを聞きて、"

"410202","多くの人あつまり來り、門口すら隙間なき程なり。イエス彼らに御言を語り給ふ。"

"410203","ここに四人に擔はれたる中風の者を人々つれ來る。"

"410204","群衆によりて御許にゆくこと能はざれば、在す所の屋根を穿ちあけて、中風の者を床のまま縋り下せり。"

"410205","イエス彼らの信仰を見て、中風の者に言ひたまふ『子よ、汝の罪ゆるされたり』"

"410206","ある學者たち其處に坐しゐたるが、心の中に、"

"410207","『この人なんぞ斯く言ふか、これは神を涜すなり、神ひとりの外は誰か罪を赦すことを得べき』と論ぜしかば、"

"410208","イエス直ちに彼等がかく論ずるを心に悟りて言ひ給ふ『なにゆゑ斯かることを心に論ずるか、"

"410209","中風の者に「なんぢの罪ゆるされたり」と言ふと「起きよ、床をとりて歩め」と言ふと、孰か易き。"

"410210","人の子の地にて罪を赦す權威ある事を、汝らに知らせん爲に』・・中風の者に言ひ給ふ・・"

"410211","『なんぢに告ぐ、起きよ、床をとりて家に歸れ』"

"410212","彼おきて直ちに床をとりあげ、人々の眼前いで往けば、皆おどろき、かつ神を崇めて言ふ『われら斯くの如きことは斷えて見ざりき』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 9:1-8

9:1 それから舟に乗って(湖を)渡り、自分の町(カペナウム)に来られた。

9:2 するとそこに、人々が寝床にねている一人の中風の者をつれて来た。イエスはその人たちの信仰を見て(驚き)、中風の者に言われた、「子よ、安心せよ、いまあなたの罪は赦された。」

9:3 すると数人の聖書学者がひそかに思った、「この人は神を冒涜している。」

9:4 イエスは彼らの考えを知って言われた、「なぜ悪いことを心の中で考えているのか。

9:5 あなたの罪は赦された、と言うのと、起きて歩け、と言うのと、いったいどちらがたやすい(と思う)か。

9:6 では、人の子(わたし)は地上で罪を赦す全権を持っていることを知らせてやろう」と言っておいて、中風の者に言われる、「起きて寝床をかついで、家に帰りなさい。」

9:7 すると彼は起き上がって、家に帰って行った。

9:8 群衆はそれを見て恐ろしくなり、こんな全権を人に授けられた神を賛美した。

 

塚本訳 ルカ 5:17-26

5:17 ある日のこと、イエスが(人々を)教えておられると、パリサイ人と律法学者が坐って(聞いて)いた。この人々はガリラヤとユダヤのすべての村から、ことにエルサレムから来たのである。主の力がイエスに臨んで病気を直させた。

5:18 するとそこに、数人の人が一人の中風にかかった人を寝床にのせてつれて来た。(家の中に)運び込んでイエスの前に置こうとしたが、

5:19 群衆のためどうしても運び込む方法がないので、屋根に上って瓦(をはがし、そ)の間から、寝床ごと、人々の真中、イエスの前に吊りおろした。

5:20 イエスはその人たちの信仰を見て(驚き、中風の者に)言われた、「君、あなたの罪は赦されている。」

5:21 聖書学者とパリサイ人は考え始めた、「冒涜を言うこの人はいったい何者だろう。ただ神のほか、だれが罪を赦せよう。」

5:22 イエスは彼らの考えを見抜いて、「何を心の中で考えているのか。

5:23 あなたの罪は赦されている、と言うのと、起きて歩け、と言うのと、どちらがたやすい(と思う)か。

5:24 では、人の子(わたし)は地上で罪を赦す全権を持っていることを知らせてやろう」と彼らに言いながら、中風の者に言われた、「あなたに命令する、起きて、寝床をかついで家にかえりなさい。」

5:25 すると彼は即座に人々の目の前で立ち上がり、床をかついで、神を讃美しながら家にかえって行った。

5:26 皆が感動して神を讃美し、恐れに満たされて、「きょうは不思議なことを見た」と言った。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マタ 4:13

4:13 そして、ナザレを離れ、ゼブルンとナフタリの地方にある湖畔の町カファルナウムに来て住まわれた。

 

新共同 マコ 1:45

1:45 しかし、彼はそこを立ち去ると、大いにこの出来事を人々に告げ、言い広め始めた。それで、イエスはもはや公然と町に入ることができず、町の外の人のいない所におられた。それでも、人々は四方からイエスのところに集まって来た。

 

新共同 マコ 8:12

8:12 イエスは、心の中で深く嘆いて言われた。「どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。今の時代の者たちには、決してしるしは与えられない。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ11:30

11:30 あなたがたの中に、弱い者や病人が大ぜいおり、また眠った者も少なくないのは、そのためである。

 

口語訳 Tコリ2:11

2:11 いったい、人間の思いは、その内にある人間の霊以外に、だれが知っていようか。それと同じように神の思いも、神の御霊以外には、知るものはない。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 コロ 1:5

1:5 それは、あなたがたのために天に蓄えられている希望に基づくものであり、あなたがたは既にこの希望を、福音という真理の言葉を通して聞きました。

 

新共同 使  5:31

5:31 神はイスラエルを悔い改めさせ、その罪を赦すために、この方を導き手とし、救い主として、御自分の右に上げられました。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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マルコ2:13−17

税金取りレビ

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

410213さて、彼は再び海に沿って出かけて行った。するとすべての群衆が、彼のもと

に来始めた。そこで彼は、彼らを教え続けた。

410214また彼は、通りすがりにアルファイオスの子レビが収税所に座っているのを見

た。そして彼に言う、「私に従って来なさい」。すると彼は立ち上がって、イエスに

従った。

410215さて、彼の家でイエスが食事の座につく。すると、多くの徴税人や罪人が、イエ

スやその弟子たちと共に食事の席についた。彼の後に従っていたそのような者たちは、実に大勢いたのである。

410216するとフアリサイ派の律法学者らが、彼が罪人や徴税人と食事をしているのを見て、彼の弟子たちに言い始めた、「なぜ彼は、徴税人どもや罪人らといっしょに食事などをするのか」。

410217そこでイエスは〔これを〕聞いて彼らに言う、「丈夫な者に医者はいらない、いるのは病んでいる者だ。私は『義人』どもを呼ぶためではなく、『罪人』たちを呼ぶために来たのだ」。

 

新共同訳1987

2:13 イエスは、再び湖のほとりに出て行かれた。群衆が皆そばに集まって来たので、イエスは教えられた。

2:14 そして通りがかりに、アルファイの子レビが収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。

2:15 イエスがレビの家で食事の席に着いておられたときのことである。多くの徴税人や罪人もイエスや弟子たちと同席していた。実に大勢の人がいて、イエスに従っていたのである。

2:16 ファリサイ派の律法学者は、イエスが罪人や徴税人と一緒に食事をされるのを見て、弟子たちに、「どうして彼は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。

2:17 イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

 

前田訳1978

2:13 ふたたび彼は湖畔に出て行かれた。群衆が皆彼のところに来たのでお教えになった。

2:14 進んで行かれると、アルバヨの子レビが収税所にすわっているのを見受けて、彼にいわれる、「わたしについて来なさい」と。すると立って従った。

2:15 イエスが彼の家で食卓につかれると、多くの取税人や罪びとも彼や弟子たちと同席した。彼に従うものは多かったのである。

2:16 すると、パリサイ人の学者は彼が罪びとや取税人と食を共にされるの見て、弟子たちにいった、「彼は取税人や罪びとと食を共にするのか」と。

2:17 イエスはそれを聞いて、彼らにいわれる、「医者を要するのは健康人ではなくて病人である。わたしが招きに来たのは、義人をではなく罪びとをである」と。

 

新改訳1970

2:13 イエスはまた湖のほとりに出て行かれた。すると群衆がみな、みもとにやって来たので、彼らに教えられた。

2:14 イエスは、道を通りながら、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをご覧になって、「わたしについて来なさい。」と言われた。すると彼は立ち上がって従った。

2:15 それから、イエスは、彼の家で食卓に着かれた。取税人や罪人たちも大ぜい、イエスや弟子たちといっしょに食卓に着いていた。こういう人たちが大ぜいいて、イエスに従っていたのである。

2:16 パリサイ派の律法学者たちは、イエスが罪人や取税人たちといっしょに食事をしておられるのを見て、イエスの弟子たちにこう言った。「なぜ、あの人は取税人や罪人たちといっしょに食事をするのですか。」

2:17 イエスはこれを聞いて、彼らにこう言われた。「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」

 

塚本訳1963

2:13 また湖のほとりに出てゆかれた。群衆が皆あつまって来たので、教えられた。

2:14 それから通りがかりに、アルパヨの子レビが税務所に坐っているのを見て、「わたしについて来なさい」と言われると、立って従った。

2:15 イエスが(レビの)家で食卓についておられたとき、大勢の税金取りや罪人も、イエスや弟子たちと同席していた。──(すでにこの時)多くの人がイエスに従っていたのである。──

2:16 パリサイ派の聖書学者たちは、イエスが罪人や税金取りと一しょに食事をされるのを見て、弟子たちに言った、「なぜあの人は税金取りや罪人と一しょに食事をするのか。」

2:17 イエスは聞いてその人たちに言われる、「丈夫な者に医者はいらない、医者のいるのは病人である。わたしは正しい人を招きに来たのではない、罪人を招きに来たのである。」

 

口語訳1955

2:13 イエスはまた海べに出て行かれると、多くの人々がみもとに集まってきたので、彼らを教えられた。

2:14 また途中で、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをごらんになって、「わたしに従ってきなさい」と言われた。すると彼は立ちあがって、イエスに従った。

2:15 それから彼の家で、食事の席についておられたときのことである。多くの取税人や罪人たちも、イエスや弟子たちと共にその席に着いていた。こんな人たちが大ぜいいて、イエスに従ってきたのである。

2:16 パリサイ派の律法学者たちは、イエスが罪人や取税人たちと食事を共にしておられるのを見て、弟子たちに言った、「なぜ、彼は取税人や罪人などと食事を共にするのか」。

2:17 イエスはこれを聞いて言われた、「丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である。わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである」。

 

文語訳1917

"410213","イエスまた海邊に出でゆき給ひしに、群衆みもとに集ひ來りたれば、之を教へ給へり。"

"410214","かくて過ぎ往くとき、アルパヨの子レビの收税所に坐しをるを見て『われに從へ』と言ひ給へば、立ちて從へり。"

"410215","而して其の家にて食事の席につき居給ふとき、多くの取税人・罪人ら、イエス及び弟子たちと共に席に列る、これらの者おほく居て、イエスに從へるなり。"

"410216","パリサイ人の學者ら、イエスの罪人・取税人とともに食し給ふを見て、その弟子たちに言ふ『なにゆゑ取税人・罪人とともに食するか』"

"410217","イエス聞きて言ひ給ふ『健かなる者は醫者を要せず、ただ病ある者これを要す。我は正しき者を招かんとにあらで、罪人を招かんとて來れり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 9:9-13

9:9 イエスはそこから出かけて、(湖のほとりで)マタイという人が税務所に坐っているのを見て、「わたしについて来なさい」と言われると、立って従った。

9:10 イエスが家で食卓についておられるたときのこと、大勢の税金取りや罪人も来て、イエスや弟子たちと同席していた。

9:11 パリサイ人はこれを見て、弟子たちに言った、「なぜあなた達の先生は、税金取りや罪人と一しょに食事をするのか。」

9:12 聞いて言われた、「丈夫な者に医者はいらない、医者のいるのは病人である。

9:13 『わたしは憐れみを好み、犠牲を好まない』という(神の言葉の)意味を、行って、勉強したがよかろう。わたしは正しい人を招きに来たのではない、罪人を招きに来たのである。」

 

塚本訳 ルカ 5:27-32

5:27 そのあとで、イエスは(湖のほとりに)出てゆき、レビという税金取りが税務署に坐っているのを見て、「わたしについて来なさい」と言われると、

5:28 何もかも捨てて、立って従った。

5:29 レビがイエスのために家で大宴会を催すと、税金取り、その他の人々が大勢、(イエスや弟子たちと)共に食卓についていた。

5:30 パリサイ人とパリサイ派の聖書学者が弟子たちに向かってつぶやいた、「なぜあなた達は税金取りや罪人と一しょに飲み食いするのか。」

5:31 イエスはその人たちに答えられた、「健康な者に医者はいらない、医者のいるのは病人である。

5:32 わたしは正しい人を招きに来たのではない、罪人を招いて悔改めさせるために来たのである。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 ヨハ 1:43

1:43 その翌日、イエスは、ガリラヤへ行こうとしたときに、フィリポに出会って、「わたしに従いなさい」と言われた。

 

新共同 マコ 2:2

2:2 大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、

 

新共同 ヨハ 3:17

3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 5:6-8

5:6 わたしたちがまだ弱かったころ、キリストは、時いたって、不信心な者たちのために死んで下さったのである。

5:7 正しい人のために死ぬ者は、ほとんどいないであろう。善人のためには、進んで死ぬ者もあるいはいるであろう。

5:8 しかし、まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さったことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのである。

 

口語訳 Tコリ6:9-11

6:9 それとも、正しくない者が神の国をつぐことはないのを、知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、

6:10 貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。

6:11 あなたがたの中には、以前はそんな人もいた。しかし、あなたがたは、主イエス・キリストの名によって、またわたしたちの神の霊によって、洗われ、きよめられ、義とされたのである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 使  23:9

23:9 そこで、騒ぎは大きくなった。ファリサイ派の数人の律法学者が立ち上がって激しく論じ、「この人には何の悪い点も見いだせない。霊か天使かが彼に話しかけたのだろうか」と言った。

 

新共同 Tテモ1:15

1:15 「キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた」という言葉は真実であり、そのまま受け入れるに値します。わたしは、その罪人の中で最たる者です。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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マルコ2:18−22

断食問題

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

410218さて、ヨハネの弟子たちとファリサイ人たちが断食していた。そこで人々がやって来て彼に言う、「なぜヨハネの弟子たちとファリサイ派の弟子たちが断食しているのに、あなたに〔従っている〕弟子たちは断食しないのか」。

410219そこでイエスは彼らに言った、「新婚の部屋の子らは、花婿がそこにいっしょにいるのに断食できるだろうか。花婿がいっしょにいる間は、断食できるはずがない。

410220しかし、花婿が彼らから奪い去られる日々が来るだろう。そのときこそ、その日にこそ、彼らは断食するだろう。

410221誰も、晒していない布の当て切れを古い着物の上に縫いはしない。そんなことをすれば、新しい当て布は古い着物そのものから裂けて取れ、破れはいっそうひどくなるだろう。

410222また、誰も新しい酒を古い革袋には入れない。そんなことをすれば、酒は革袋を裂き破り、酒も革袋も駄目になってしまうだろう。そうではなく、新しい酒は新しい革袋に〔入れるものだ〕」。

 

新共同訳1987

1:18 二人はすぐに網を捨てて従った。

1:19 また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、

1:20 すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。

◆汚れた霊に取りつかれた男をいやす

1:21 一行はカファルナウムに着いた。イエスは、安息日に会堂に入って教え始められた。

1:22 人々はその教えに非常に驚いた。律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。

 

前田訳1978

1:18 彼らはただちに網を捨てて従った。

1:19 少し進むとゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネとが、これも舟で網を整えているのがお目にとまった。

1:20 そこですぐお招きになると、父ゼベダイを雇人ごと舟に残して、彼らはイエスのあとについて行った。

1:21 彼らはカペナウムに着いた。さっそくイエスは安息日に会堂に入ってお教えになった。

1:22 人々は彼の教えにおどろいた。教えのさまが学者らのようでなく、権威あるもののようであったからである。

 

新改訳1970

1:18 すると、すぐに、彼らは網を捨て置いて従った。

1:19 また少し行かれると、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネをご覧になった。彼らも舟の中で網を繕っていた。

1:20 すぐに、イエスがお呼びになった。すると彼らは父ゼベダイを雇い人たちといっしょに舟に残して、イエスについて行った。

1:21 それから、一行はカペナウムにはいった。そしてすぐに、イエスは安息日に会堂にはいって教えられた。

1:22 人々は、その教えに驚いた。それはイエスが、律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように教えられたからである。

 

塚本訳1963

1:18 すぐ網をすてて従った。

1:19 また少し進んでいって、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟のヨハネとが、これも舟で網を繕っているのを見られた。

1:20 すぐお呼びになると、父ゼベダイを雇人たちと共に舟にのこして、イエスのあとについて行った。

1:21 彼らは(湖畔の町)カペナウムに着いた。イエスはさっそく(次の)安息日に礼拝堂に入って教えられた。

1:22 人々はその教えに感心してしまった。聖書学者のようでなく、権威を持つ者のように教えられたからである。

 

口語訳1955

1:18 すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。

1:19 また少し進んで行かれると、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネとが、舟の中で網を繕っているのをごらんになった。

1:20 そこで、すぐ彼らをお招きになると、父ゼベダイを雇人たちと一緒に舟において、イエスのあとについて行った。

1:21 それから、彼らはカペナウムに行った。そして安息日にすぐ、イエスは会堂にはいって教えられた。

1:22 人々は、その教に驚いた。律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである。

 

文語訳1917

"410218","ヨハネの弟子とパリサイ人とは、斷食しゐたり。人々イエスに來りて言ふ『なにゆゑヨハネの弟子とパリサイ人の弟子とは斷食して、汝の弟子は斷食せぬか』"

"410219","イエス言ひ給ふ『新郎の友だち、新郎と偕にをるうちは斷食し得べきか、新郎と偕にをる間は、斷食するを得ず。"

"410220","されど新郎をとらるる日きたらん。その日には斷食せん。"

"410221","誰も新しき布の裂を舊き衣に縫ひつくることは爲じ。もし然せば、その補ひたる新しきものは、舊きものをやぶり、破綻さらに甚だしからん。"

"410222","誰も新しき葡萄酒を、ふるき革嚢に入るることは爲じ。もし然せば、葡萄酒は嚢をはりさきて、葡萄酒も嚢も廢らん。新しき葡萄酒は、新しき革嚢に入るるなり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 9:14-17

9:14 そのあと、洗礼者ヨハネの弟子がイエスの所に来て言う、「わたし達とパリサイ人とは断食をするのに、なぜあなたの弟子は断食をしないのか。」

9:15 イエスは言われた、「婚礼の客は花婿がまだ一しょにいる間に、(断食をして)悲しむことが出来ようか。しかしいまに花嫁を奪いとられる時が来る。すると彼らは(いやでも)断食をするであろう。

9:16 真新しい布切で古い着物に継ぎをする者はない。当て切は着物をひきさき、裂け目はますますひどくなるからである。

9:17 新しい酒を古い皮袋に入れることもしない。そんなことをすれば、皮袋が破れて酒は流れ出し、皮袋もだめになる。新しい酒は新しい皮袋に入れる。そうすれば両方とも安全である。」

 

塚本訳 ルカ 5:33-39

5:33 彼らがイエスに言った、「(洗礼者)ヨハネの弟子はしばしば断食をし、祈りをするのに、あなたの弟子は(平気で)飲み食いしている。」

5:34 イエスは言われた、「あなた達は花婿がまだ一しょにいるうちに、婚礼の客に(悲しみの)断食をさせることが出来るのか。

5:35 しかしいまに(悲しみの)時が来て、花婿が奪いとられたら、その時、彼らは(いやでも)断食をするであろう。」

5:36 なお一つの譬を彼らに話された、「新しい着物を切って、古い着物に継ぎをする者はない。そんなことをすれば、新しい着物も疵ものになり、新しいのから切った継ぎも古いのにあわない。

5:37 また新しい酒を古い皮袋に入れる者はない。そんなことをすれば、新しい酒は皮袋を破って流れ出し、皮袋もだめになるであろう。

5:38 新しい酒は新しい皮袋に入れねばならない。

5:39 また、古い酒を飲んだ者は、新しいのをほしがらない。『古い方が甘い』と言って。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 ロマ 10:3

10:3 なぜなら、彼らは神の義を知らないで、自分の義を立てようと努め、神の義に従わなかったからである。

 

口語訳 Tコリ7:5

7:5 互に拒んではいけない。ただし、合意の上で祈に専心するために、しばらく相別れ、それからまた一緒になることは、さしつかえない。そうでないと、自制力のないのに乗じて、サタンがあなたがたを誘惑するかも知れない。

 

口語訳 Tコリ10:13

10:13 あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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マルコ2:23−28

安息日に穂を摘む

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

410223さて、彼は安息日に麦畑を通っていた。すると彼の弟子たちは、穂を摘みながら進み始めた。

410224そこでフアリサイ人たちが、彼に言い出した、「見ろ、彼らはなぜ安息日に許されていないことをするのか」。

410225そこで彼は彼らに言う、「お前たちは、ダビデが、彼自身もまた彼と共にいた者たちも困り果てて飢えた時何をしたか、まつたく読んだことがないのか。

410226つまり、彼は大祭司アビアタルの時代に神の家に入り、祭司たちの外は誰にも食べることが許されていない供えのパンを食べ、また一緒にいる者たちにも与えたのだ」。

410227そして彼は彼らに言った、「安息日は人間のためにできたのであって、人間が安息日のためにできたのではない。

410228だから人の子は安息日の主でもあるのだ」。

 

新共同訳1987

2:23 ある安息日に、イエスが麦畑を通って行かれると、弟子たちは歩きながら麦の穂を摘み始めた。

2:24 ファリサイ派の人々がイエスに、「御覧なさい。なぜ、彼らは安息日にしてはならないことをするのか」と言った。

2:25 イエスは言われた。「ダビデが、自分も供の者たちも、食べ物がなくて空腹だったときに何をしたか、一度も読んだことがないのか。

2:26 アビアタルが大祭司であったとき、ダビデは神の家に入り、祭司のほかにはだれも食べてはならない供えのパンを食べ、一緒にいた者たちにも与えたではないか。」

2:27 そして更に言われた。「安息日は、人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない。

2:28 だから、人の子は安息日の主でもある。」

 

前田訳1978

2:23 安息日に麦畑を通られたときのこと、弟子たちが道すがら穂を摘みはじめた。

2:24 パリサイ人らが彼にいった、「あのように、彼らはなぜ安息日にすまじきことをしているのですか」と。

2:25 彼はいわれる、「ダビデとお伴が何も持たなくて飢えたとき何をしたか、あなた方は読まなかったのか。

2:26 彼は大祭司アビヤタルのとき神の家に入って供えのパンを食べた。それを食べることは祭司たちだけにゆるされるのに、彼はそれをお供にも与えた」と。

2:27 さらにいわれた、「安息日は人のためにあり、人が安息日のためにあるのではない。

2:28 それゆえ、人の子は安息日の主でもある」と。

 

新改訳1970

2:23 ある安息日のこと、イエスは麦畑の中を通って行かれた。すると、弟子たちが道々穂を摘み始めた。

2:24 すると、パリサイ人たちがイエスに言った。「ご覧なさい。なぜ彼らは、安息日なのに、してはならないことをするのですか。」

2:25 イエスは彼らに言われた。「ダビデとその連れの者たちが、食物がなくてひもじかったとき、ダビデが何をしたか、読まなかったのですか。

2:26 アビヤタルが大祭司のころ、ダビデは神の家にはいって、祭司以外の者が食べてはならない供えのパンを、自分も食べ、またともにいた者たちにも与えたではありませんか。」

2:27 また言われた。「安息日は人間のために設けられたのです。人間が安息日のために造られたのではありません。

2:28 人の子は安息日にも主です。」

 

塚本訳1963

2:23 ある安息日に麦畑の中を通られたときのこと、弟子たちが(空腹を覚えて)歩きながら穂を摘み始めた。

2:24 パリサイ人がイエスに言った、「なぜあの人たちは、あんな、安息日にしてはならぬことをするのか。」

2:25 イエスが言われるには、「あなた達は、ダビデ(王)が自分も供の者も食べるものがなくて空腹の時に何をしたか、(まだ聖書で)読んだことがないのか。

2:26 ──彼が大祭司アビアタルの時、神の家に入って、祭司のほかだれも食べてはならない、『供えのパンを』食べ、供をしている者にもわけてやったことを。」

2:27 また彼らに言われた、「安息日は人のためで、人が安息日のためにあるのではない。

2:28 だから人の子(わたし)はまた安息日の主人である。」

 

口語訳1955

2:23 ある安息日に、イエスは麦畑の中をとおって行かれた。そのとき弟子たちが、歩きながら穂をつみはじめた。

2:24 すると、パリサイ人たちがイエスに言った、「いったい、彼らはなぜ、安息日にしてはならぬことをするのですか」。

2:25 そこで彼らに言われた、「あなたがたは、ダビデとその供の者たちとが食物がなくて飢えたとき、ダビデが何をしたか、また読んだことがないのか。

2:26 すなわち、大祭司アビアタルの時、神の家にはいって、祭司たちのほか食べてはならぬ供えのパンを、自分も食べ、また供の者たちにも与えたではないか」。

2:27 また彼らに言われた、「安息日は人のためにあるもので、人が安息日のためにあるのではない。

2:28 それだから、人の子は、安息日にもまた主なのである」。

 

 文語訳1917

"410223","イエス安息日に麥畠をとほり給ひしに、弟子たち歩みつつ穂を摘み始めたれば、"

"410224","パリサイ人、イエスに言ふ『視よ、彼らは何ゆゑ安息日に爲まじき事をするか』"

"410225","答へ給ふ『ダビデその伴へる人々と共に乏しくして飢ゑしとき爲しし事を未だ讀まぬか。"

"410226","即ち大祭司アビアタルの時、ダビデ神の家に入りて、祭司のほかは食ふまじき供のパンを取りて食ひ、おのれと偕なる者にも與へたり』"

"410227","また言ひたまふ『安息日は人のために設けられて、人は安息日のために設けられず。"

"410228","されば人の子は安息日にも主たるなり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

add 1 マタ 13:1-8

13:1 その日イエスは家を出て、湖のほとりに坐って(教えて)おられたが、

13:2 大勢の群衆が集まってきたので、舟に乗って坐られた。群衆は皆岸に立っていた。

13:3 譬をもって多くのことを語られた。──「種まく人が種まきに出かけた。

13:4 まく時に、あるものは道ばたに落ちた。鳥が来て食ってしまった。

13:5 あるものは土の多くない岩地に落ちた。土が深くないため、すぐ芽を出したが、

13:6 日が出ると焼けて、しっかりした根がないので枯れてしまった。

13:7 あるものは茨の(根が張っている)間に落ちた。茨が伸びてきて押えつけてしまった。

13:8 しかしあるものは良い地に落ちた。そしてあるいは百倍、あるいは六十倍、あるいは三十倍の実がなった。

 

add 1 ルカ 6:1-5

6:1 ある安息日に麦畑の中を通られたときのこと、弟子たちが(空腹を覚えて)穂を摘み、手でもんで食べていた。

6:2 パリサイ人が言った、「なぜあなた達は、安息日にしてはならぬことをするのか。」

6:3 イエスが答えて言われた、「あなた達は、ダビデ(王)が自分も供をしている者も空腹の時にしたことを、(聖書で)読んだことすらないのか。

6:4 ──彼が神の家に入って、ただ祭司のほかはだれも食べてはならない『供えのパンを』取って食べ、供の者にわけてやったことを。」

6:5 また彼らに言われた、「人の子(わたし)は安息日の主人である。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

新共同 コロ 2:16

2:16 だから、あなたがたは食べ物や飲み物のこと、また、祭りや新月や安息日のことでだれにも批評されてはなりません。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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