****************************************

マルコ11:1−11

都入り

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

411101さて、彼らがエルサレムに、〔つまり〕オリーブ山のふもとのベトファゲとベタニアに近づく時、イエスはその弟子たちの中の二人を遣わし、

411102彼らに言う、「あなたたちの〔見ている、あの〕向こうの村に行くのだ。すると、あなたたちは、その中に入るとすぐに、つながれている一頭の子ろばを見つけるだろう。その背にまだ誰一人乗ったことがない〔子ろばである〕。それをほどいて連れて来るがよい。411103そしてもし誰かがあなたたちに、『なぜお前らはこんなことをするのだ』と言うならば、『主がこれを必要とされているのです。またすぐにこれをここに渡〔し戻〕されます』と言うのだ」。

411104そこで彼らは出て行き、通りに面した入り口の外につながれている一頭の子ろばを見つけた。そしてそれをほどく。

411105するとそこに立っている者のうち幾人かが彼らに言い出した、「お前らはその子ろばをほどいてどうしようというのだ」。

411106そこで彼らは、イエスが語ったように彼らに言った。すると彼らは、二人のするままにさせた。

411107そこで彼らは、子ろばをイエスのもとに連れて来て、その上に彼らの衣服をかける。すると彼はその上に乗った。

411108また多くの人が自分たちの衣服を路上に敷き、またほかの人々は、畑から切って来た枝葉を〔敷いた〕。

411109そして先頭を行く者たちも〔それに〕従う者たちも叫び続けた、

ホサンナ、

主の名によりて来たる者に祝福あれ。

411110やがて来たらんとする、我らの父ダビデの王国に祝福あれ。

いと高きところにホサンナ」。

411111そして彼はエルサレムに入り、神殿に至った。そしてすべてを見まわしてから、すでに夕方になっていたので、十二人と共にベタニアに出て行った。

 

新共同訳1987

11:1 一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山のふもとにあるベトファゲとベタニアにさしかかったとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、

11:2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、連れて来なさい。

11:3 もし、だれかが、『なぜ、そんなことをするのか』と言ったら、『主がお入り用なのです。すぐここにお返しになります』と言いなさい。」

11:4 二人は、出かけて行くと、表通りの戸口に子ろばのつないであるのを見つけたので、それをほどいた。

11:5 すると、そこに居合わせたある人々が、「その子ろばをほどいてどうするのか」と言った。

11:6 二人が、イエスの言われたとおり話すと、許してくれた。

11:7 二人が子ろばを連れてイエスのところに戻って来て、その上に自分の服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。

11:8 多くの人が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は野原から葉の付いた枝を切って来て道に敷いた。

11:9 そして、前を行く者も後に従う者も叫んだ。「ホサナ。主の名によって来られる方に、/祝福があるように。

11:10 我らの父ダビデの来るべき国に、/祝福があるように。いと高きところにホサナ。」

11:11 こうして、イエスはエルサレムに着いて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、もはや夕方になったので、十二人を連れてベタニアへ出て行かれた。

 

前田訳1978

11:1 彼らがエルサレムに近づいて、オリブ山のベテパゲとベタニアに来ると、彼は弟子をふたりつかわされる。そのときいわれるには、

11:2 「あの向かいの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗らない子ろばがつないであるのが見えよう。それを解いて連れて来なさい。

11:3 もし、『なぜそうするのか』という人があれば、『主のご用です、すぐまたここにお返しになります』といいなさい」と。

11:4 ふたりが行くと、外の通りに、戸につながれた子ろばがあったので、それを解いた。

11:5 そこに立っていた人たちがいった、「子ろばを解いて何をするのか」と。

11:6 ふたりがイエスがいわれたとおりに答えると、そのままにしてくれた。

11:7 ふたりが子ろばをイエスのところに連れて来て、自分らの着物を上にかけると、イエスはそれに乗られた。

11:8 多くの人が自分らの着物を道に敷いた。あるものは野原から切ってきた小枝を敷いた。

11:9 そして先に行くものも、うしろにつくものも叫んだ、「ホサナ。祝福あれ、主のみ名によっておいでの方。

11:10 祝福あれ、来るべきわれらの父ダビデでの国。いと高き所にホサナ」と。

11:11 彼はエルサレムに来て宮に入った。イエスはすべてを見まわってから、はや時もおそくなったので、十二人とベタニヤへと出て行かれた。

 

新改訳1970

11:1 さて、彼らがエルサレムの近くに来て、オリーブ山のふもとのベテパゲとベタニヤに近づいたとき、イエスはふたりの弟子を使いに出して、

11:2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。村にはいるとすぐ、まだだれも乗ったことのない、ろばの子が、つないであるのに気がつくでしょう。それをほどいて、引いて来なさい。

11:3 もし、『なぜそんなことをするのか。』と言う人があったら、『主がお入用なのです。すぐに、またここに送り返されます。』と言いなさい。」

11:4 そこで、出かけて見ると、表通りにある家の戸口に、ろばの子が一匹つないであったので、それをほどいた。

11:5 すると、そこに立っていた何人かが言った。「ろばの子をほどいたりして、どうするのですか。」

11:6 弟子たちが、イエスの言われたとおりを話すと、彼らは許してくれた。

11:7 そこで、ろばの子をイエスのところへ引いて行って、自分たちの上着をその上に掛けた。イエスはそれに乗られた。

11:8 すると、多くの人が、自分たちの上着を道に敷き、またほかの人々は、木の葉を枝ごと野原から切って来て、道に敷いた。

11:9 そして、前を行く者も、あとに従う者も、叫んでいた。「ホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。

11:10 祝福あれ。いま来た、われらの父ダビデの国に。ホサナ。いと高き所に。」

11:11 こうして、イエスはエルサレムに着き、宮にはいられた。そして、すべてを見て回った後、時間ももうおそかったので、十二弟子といっしょにベタニヤに出て行かれた。

 

塚本訳1963

11:1 一同がエルサレムの近く、(すなわち)オリブ山の中腹にあるベテパゲとベタニヤとに来ると、イエスはこう言って弟子を二人使にやられる、

11:2 「あの向いの村まで行ってきなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗らない一匹の子驢馬がつないであるのが見える。それを解いて、引いてきてもらいたい。

11:3 もし『何をするのか』と言う者があったら、『主がお入用です。すぐここにお返しになります』と言えばよろしい。」

11:4 二人が行って見ると、はたして(ある家の)外の通りに向いた戸に、子驢馬がつないであったので、それを解いた。

11:5 するとそこに立っていた人たちが「子驢馬を解いて、何をするのか」と言ったので、

11:6 イエスに言われたとおりにこたえると、許してくれた。

11:7 二人が子驢馬をイエスの所に引いてきて、自分たちの着物をその上にかけると、イエスはそれに乗られた。

11:8 大勢の者は着物を道に敷いた。野原から小枝を切ってき(て敷い)た者もあった。

11:9 (イエスの)前に行く者もあとについて行く者も、叫んだ。──『ホサナ!、主の御名にて来られる方に祝福あれ。』

11:10 来たるわれらの父ダビデの国に祝福あれ。いと高き所に『ホサナ!』

11:11 やがてエルサレムについって宮に入られた。隅なく見てまわれたのち、時間もはやおそくなったので、十二人を連れてベタニヤに出てゆかれた。

 

口語訳1955

11:1 さて、彼らがエルサレムに近づき、オリブの山に沿ったベテパゲ、ベタニヤの附近にきた時、イエスはふたりの弟子をつかわして言われた、

11:2 「むこうの村へ行きなさい。そこにはいるとすぐ、まだだれも乗ったことのないろばの子が、つないであるのを見るであろう。それを解いて引いてきなさい。

11:3 もし、だれかがあなたがたに、なぜそんな事をするのかと言ったなら、主がお入り用なのです。またすぐ、ここへ返してくださいますと、言いなさい」。

11:4 そこで、彼らは出かけて行き、そして表通りの戸口に、ろばの子がつないであるのを見たので、それを解いた。

11:5 すると、そこに立っていた人々が言った、「そのろばの子を解いて、どうするのか」。

11:6 弟子たちは、イエスが言われたとおり彼らに話したので、ゆるしてくれた。

11:7 そこで、弟子たちは、そのろばの子をイエスのところに引いてきて、自分たちの上着をそれに投げかけると、イエスはその上にお乗りになった。

11:8 すると多くの人々は自分たちの上着を道に敷き、また他の人々は葉のついた枝を野原から切ってきて敷いた。

11:9 そして、前に行く者も、あとに従う者も共に叫びつづけた、「ホサナ、主の御名によってきたる者に、祝福あれ。

11:10 今きたる、われらの父ダビデの国に、祝福あれ。いと高き所に、ホサナ」。

11:11 こうしてイエスはエルサレムに着き、宮にはいられた。そして、すべてのものを見まわった後、もはや時もおそくなっていたので、十二弟子と共にベタニヤに出て行かれた。

 

文語訳1917

"411101","彼らエルサレムに近づき、オリブ山の麓なるベテパゲ及びベタニヤに到りし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、"

"411102","『むかひの村にゆけ、其處に入らば、やがて人の未だ乘りたることなき驢馬の子の繋ぎあるを見ん、それを解きて牽き來れ。"

"411103","誰かもし汝らに「なにゆゑ然するか」と言はば、「主の用なり、彼ただちに返さん」といへ』"

"411104","弟子たち往きて、門フ外の路に驢馬の子の繋ぎあるを見て解きたれば、"

"411105","其處に立つ人々のうちの或者『なんぢら驢馬の子を解きて何とするか』と言ふ。"

"411106","弟子たちイエスの告げ給ひし如く言ひしに、彼ら許せり。"

"411107","かくて弟子たち驢馬の子をイエスの許に牽ききたり、己が衣をその上に置きたれば、イエス之に乘り給ふ。"

"411108","多くの人は己が衣を、或人は野より伐り取りたる樹の枝を途に敷く。"

"411109","かつ前に往き後に從ふ者ども呼はりて言ふ、『「ホサナ、讚むべきかな、主の御名によりて來る者」"

"411110","讚むべきかな、今し來る我らの父ダビデの國。「いと高き處にてホサナ」』"

"411111","遂にエルサレムに到りて宮に入り、凡ての物を見囘し、時はや暮に及びたれば、十二弟子と共にベタニヤに出で往きたまふ。"

 

****************************************

各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 21:1-11

21:1 一同がエルサレムに近づき、オリーブ山の中腹のベテパゲに来ると、その時イエスはこう言って二人の弟子を使いにやられた、

21:2 「あの向かいの村まで行ってきなさい。(村に入ると)すぐ、子をつれた驢馬がつないであるのが見える。解いてわたしのところに引いてきてもらいたい。

21:3 もしなんとか言う者があったら、『主がお入用です』と言えばよろしい。すぐ渡してくれるから。」

21:4 これは、預言者(ゼカリヤ)をもって言われた言葉が成就するためにおこったのである。──

21:5 『シオンの娘に告げよ、』『見よ、心のやさしいあなたの王が、来られる、驢馬にのって、驢馬の子の子驢馬にのって』と。

21:6 弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにして、

21:7 驢馬と子驢馬とを引いてきた。そして自分たちの着物をその上にひろげると、イエスはそれに乗られた。

21:8 おびただしい群衆がその着物を道に敷いた。木の枝を切ってきて道に敷く者もあった。

21:9 群衆は、イエスの前を行く者もあとについて行く者も、叫んで言った。──ダビデの子に『ホサナ!主の御名にて来られる方に祝福あれ。』いと高き所に『ホサナ!』

21:10 やがてエルサレムに着かれると、都中が「この人はだれだろう」と言って騒ぎたった。

21:11 「この人はガリラヤのナザレの預言者イエスだ」と群衆は言った。

 

塚本訳 ルカ 19:28-38

19:28 このことを話したのち、イエスは進んでエルサレムへと上って行かれた。

19:29 いわゆるオリブ山の中腹にあるベテパゲとベタニヤとの近くに来られると、こう言って弟子を二人使いにやられた、

19:30 向いの村まで行ってきなさい。村に入ると、かつてだれも乗ったことのない一匹の子驢馬がつないであるのが見える。それを解いて引いてきてもらいたい。

19:31 もし『なぜ解くか』と尋ねる者があったら、『主がお入用です』と、こう言えばよろしい。」

19:32 使の者たちが行って見ると、はたしてイエスの言葉どおりであった。

19:33 子驢馬を解いているとき、持ち主たちが「なぜ子驢馬を解くか」と言ったので、

19:34 「主がお入用です」とこたえた。

19:35 二人はそれをイエスの所に引いてきて、自分たちの着物を子驢馬の上に投げかけ、イエスをお乗せした。

19:36 イエスが進んでゆかれると、人々はその着物を道に敷いた。

19:37 すでにオリブ山の降り口近くに来られたとき、弟子の群は皆喜んで、彼らが見た(イエスの)あらゆる奇跡の(すばらしさの)ゆえに、こう言って大声に神を讃美し始めた。──

19:38 『主の御名にて来られる』王に、『祝福あれ。』天には平安、いと高き所には栄光あれ!

 

塚本訳 ヨハ 12:12-16

12:12 あくる日、祭に来ていた大勢の群衆は、イエスがエルサレムに来られると聞くと、

12:13 (手に手に)棗椰子の枝を持って、(町から)迎えに出てきた。彼らは叫んだ。──〃ホサナ!、主の御名にて来られる方に祝福あれ、〃イスラエルの王に!、

12:14 イエスは小さな驢馬を見つけて、それに乗られた。(預言書に)書いてあるとおりである。──

12:15 〃恐れるな、〃〃シオンの娘よ、見よ、あなたの王が来られる、驢馬の子に乗って。〃

12:16 弟子たちは初めこのことがわからなかったが、イエスが(復活して)栄光を受けられた時にはじめてこれはイエスのことを書いたもので、人々がこれを(預言どおり)彼にしたのであることに気づいた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マコ 10:47

10:47 ナザレのイエスだと聞くと、叫んで、「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と言い始めた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ12:3

12:3 そこで、あなたがたに言っておくが、神の霊によって語る者はだれも「イエスはのろわれよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」と言うことができない。

 

口語訳 Uコリ8:9

8:9 あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っている。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、あなたがたが、彼の貧しさによって富む者になるためである。

 

口語訳 ガラ 1:19

1:19 しかし、主の兄弟ヤコブ以外には、ほかのどの使徒にも会わなかった。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

・・・・

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

・・・・

 

****************************************

 

 

 

 

 ****************************************

マルコ11:12−19

無花果を呪う・宮清め

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

411112さて翌日、彼らがベタニアから出て来た時、イエスは空腹をおぼえた。

411113そして一本のいちじくの木が葉をつけているのを遠くから見て、そこに何か見つかるかも知れないと思い、〔そこへ〕行った。しかし木のところに来ても、彼は葉のほかには何も見いだせなかった。いちじくの時節ではなかったからである。

411114そこで彼は語り始めて木に言った、「今から永遠に、誰一人お前から実を食べる者のないように」。そして彼の弟子たちはこれを聞いていた。

411115こうして彼らはエルサレムにやって来る。さてイエスは神殿に入ると、神殿で売り買いする者たちを追い出し始め、両替人たちの台と鳩を売る者たちの椅子とをひっくり返した。

411116また誰にも、神殿〔領域〕を通って道具を運ぶことを許さなかった。

411117そこで彼は教え始め、彼らに言った、「〔聖書には次のように〕書かれているではないか、

私の家は、あらゆる民族の祈りの家と呼ばれるであろう

それなのにお前たちは、それを強盗どもの巣にしてしまった」。

411118そこで祭司長たちと律法学者たちはこれを聞き、どのようにして彼を亡き者にしようかと考えた。なぜなら彼らは群衆を恐れたからである。というのも、すべての群衆が彼の教えに仰天していたからである。

411119そして、夕方になった時、彼らは都から出て行くのであった。

 

新共同訳1987

11:12 翌日、一行がベタニアを出るとき、イエスは空腹を覚えられた。

11:13 そこで、葉の茂ったいちじくの木を遠くから見て、実がなってはいないかと近寄られたが、葉のほかは何もなかった。いちじくの季節ではなかったからである。

11:14 イエスはその木に向かって、「今から後いつまでも、お前から実を食べる者がないように」と言われた。弟子たちはこれを聞いていた。

◆神殿から商人を追い出す

11:15 それから、一行はエルサレムに来た。イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。

11:16 また、境内を通って物を運ぶこともお許しにならなかった。

11:17 そして、人々に教えて言われた。「こう書いてあるではないか。『わたしの家は、すべての国の人の/祈りの家と呼ばれるべきである。』/ところが、あなたたちは/それを強盗の巣にしてしまった。」

11:18 祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。群衆が皆その教えに打たれていたので、彼らはイエスを恐れたからである。

11:19 夕方になると、イエスは弟子たちと都の外に出て行かれた。

 

前田訳1978

11:12 あくる日、彼らがベタニヤから出てくると、イエスは空腹であった。

11:13 葉のあるいちじくの木を遠くから見て、何かあろうとそこに行かれた。しかしそこへ行かれると、葉のほかに何もなかった。いちじくの季節でなかったのである。

11:14 そこで木にいわれた、「これから永遠にだれもおまえの実を食べないように」と。弟子たちはそれを聞いていた。

11:15 彼らはエルサレムに来た。彼は宮に入り、宮で物を売るものや買うものを追い出しはじめ、両替屋の台や、鳩を売るものの椅子を倒された。

11:16 そして器を持って宮を通り抜けるのをおゆしにならなかった。

11:17 そして彼らを教えていわれた、「『わが家はすべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである』と書いてあるではないか。しかるにあなた方はそれを強盗の巣にしてしまった」と。

11:18 大祭司と学者はそれを聞いて、どうして彼を殺そうかと考えていた。群衆が皆その教えに魅せられていたので、彼をおそれたのである。

11:19 夕方になると、イエスらは町を出て行った。

 

新改訳1970

11:12 翌日、彼らがベタニヤを出たとき、イエスは空腹を覚えられた。

11:13 葉の茂ったいちじくの木が遠くに見えたので、それに何かありはしないかと見に行かれたが、そこに来ると、葉のほかは何もないのに気づかれた。いちじくのなる季節ではなかったからである。

11:14 イエスは、その木に向かって言われた。「今後、いつまでも、だれもおまえの実を食べることのないように。」弟子たちはこれを聞いていた。

11:15 それから、彼らはエルサレムに着いた。イエスは宮にはいり、宮の中で売り買いしている人々を追い出し始め、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒し、

11:16 また宮を通り抜けて器具を運ぶことをだれにもお許しにならなかった。

11:17 そして、彼らに教えて言われた。「『わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれる。』と書いてあるではありませんか。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしたのです。」

11:18 祭司長、律法学者たちは聞いて、どのようにしてイエスを殺そうかと相談した。イエスを恐れたからであった。なぜなら、群衆がみなイエスの教えに驚嘆していたからである。

11:19 夕方になると、イエスとその弟子たちは、いつも都から外に出た。

 

塚本訳1963

11:12 あくる日、弟子たちとベタニヤから出てくるとき、イエスは空腹であった。

11:13 それで葉のしげった無花果の木を遠くから見て、何か(実が)ありはしないかとそこに行かれた。が行って見ると、葉ばかりで何もなかった。(まだ)無花果の季節でなかったのである。

11:14 イエスはその木に言われた、「もはやいつまでも、だれもお前の実を食べることのないように!」弟子たちは(この呪いの言葉を)聞いていた。

11:15 エルサレムに来た。イエスは宮に入り、宮(の庭)で物を売る者や買う者を追い出し始め、両替屋の台や、鳩を売る者の腰掛を倒された。

11:16 (また近道をするために)器物を持って宮(の庭)を通り抜けることを許されなかった。

11:17 それからこう言って教えられた、「『わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである』と(聖書に)書いてあるではないか。ところがあなた達はそれを『強盗の巣』にしてしまっている。」

11:18 大祭司連と聖書学者たちはこれを聞いて、どうしてイエスを殺そうかと(その手段を)考えていた。民衆が皆その教えに感心しきっていたので、イエス(の勢力)を恐れたのである。

11:19 夕方になると、イエス達はいつも都を出て(ベタニヤに)いった。

 

口語訳1955

11:12 翌日、彼らがベタニヤから出かけてきたとき、イエスは空腹をおぼえられた。

11:13 そして、葉の茂ったいちじくの木を遠くからごらんになって、その木に何かありはしないかと近寄られたが、葉のほかは何も見当らなかった。いちじくの季節でなかったからである。

11:14 そこで、イエスはその木にむかって、「今から後いつまでも、おまえの実を食べる者がないように」と言われた。弟子たちはこれを聞いていた。

11:15 それから、彼らはエルサレムにきた。イエスは宮に入り、宮の庭で売り買いしていた人々を追い出しはじめ、両替人の台や、はとを売る者の腰掛をくつがえし、

11:16 また器ものを持って宮の庭を通り抜けるのをお許しにならなかった。

11:17 そして、彼らに教えて言われた、「『わたしの家は、すべての国民の祈の家ととなえらるべきである』と書いてあるではないか。それだのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしてしまった」。

11:18 祭司長、律法学者たちはこれを聞いて、どうかしてイエスを殺そうと計った。彼らは、群衆がみなその教に感動していたので、イエスを恐れていたからである。

11:19 夕方になると、イエスと弟子たちとは、いつものように都の外に出て行った。

 

文語訳1917

"411112","あくる日かれらベタニヤより出で來りし時、イエス飢ゑ給ふ。"

"411113","遥に葉ある無花果の樹を見て、果をや得んと其のもとに到り給ひしに、葉のほかに何をも見出し給はず、是は無花果の時ならぬに因る。"

"411114","イエスその樹に對ひて言ひたまふ『今より後いつまでも、人なんぢの果を食はざれ』弟子たち之を聞けり。"

"411115","彼らエルサレムに到る。イエス宮に入り、その内にて賣買する者どもを逐ひ出し、両替する者の臺、鴿を賣るものの腰掛を倒し、"

"411116","また器物を持ちて宮の内を過ぐることをゆるし免し給はず。"

"411117","かつ教へて言ひ給ふ『「わが家は、もろもろの國人の祈の家と稱へらるべし」と録されたるにあらずや、然るに汝らは之を「強盜の巣」となせり』"

"411118","祭司長・學者ら之を聞き、如何にしてかイエスを亡さんと謀る、それは群衆みな其の教に驚きたれば、彼を懼れしなり。"

"411119","夕になる毎に、イエス弟子たちと共に都を出でゆき給ふ。"

 

****************************************

 

各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 21:12-19

21:12 イエスは宮に入って、宮(の庭)で物を売る者や買う者を皆追い出し、両替屋の台や、鳩を売る者の腰掛けを倒された。

21:13 それからこう言われた、「『わたしの家は祈りの家と呼ばれるべきである』と(聖書に)書いてあるのに、あなた達はそれを『強盗の巣』にしている。」

21:14 宮(の庭)で盲人や足なえが寄ってきたので、イエスはそれをなおしてやられた。

21:15 すると大祭司連や聖書学者たちは、イエスがされた不思議な業と、宮(の庭)で子供たちが、「ダビデの子に『ホサナ!』」と言って叫んでいるのを見て憤り、

21:16 イエスに言った、「あの子供たちがなんと言っているのか、聞えているのか。」イエスは言われた、「聞えている。あなた達は『(神よ、)あなたは幼児と乳飲み子との口によって、(御自分のために)賛美をお備えになった』と詩篇にあるのを、まだ読んだことがないのか。(大人が黙っているから、子供が叫ぶのだ。)」

21:17 イエスは彼らをすて置き、都を出てベタニヤにゆき、そこで夜を過ごされた。

21:18 (次の)朝早く都に帰られるとき、イエスは空腹であった。

21:19 それで道ばたに一本の無花果の木があるのを見て、そこに行かれた。が見ると、ただ葉ばかりで何もなかった。イエスはその木に言われる、「もはやいつまでも、お前には実がなってはならない!」無花果の木は見る間に枯れてしまった。

 

塚本訳 ルカ 19:45-48

19:45 やがて(エルサレムに着いて)イエスは宮に入り、物を売る者を追い出し始めて、

19:46 こう言われた、「『わたしの家は祈りの家であらねばならぬ』と(聖書に)書いてあるのに、あなた達はそれを『強盗の巣』にしてしまった。」

19:47 イエスは毎日宮で教えておられた。大祭司連、聖書学者たち、それに国の名士たちも、イエスを殺そうと思ったが、

19:48 どう仕様もなかった。だれもかれも皆イエスの話に聞きとれていたからである。

 

塚本訳 ヨハ 2:13-17

2:13 ユダヤ人の過越の祭が近くなると、イエスは(弟子たちと)エルサレムに上られた。

2:14 宮の庭で牛や羊や鳩を売る者、また両替屋が坐っているのを見られると、

2:15 縄で鞭をつくって、何もかも、羊も牛も宮から追い出し、両替屋の銭をまき散らし、その台をひっくり返し、

2:16 また鳩を売る者に言われた、「それをここから持ってゆけ。わたしの父上の家を商店にするな。」

2:17 (これを見て)弟子たちは、〃(神よ、)あなたの家に対する熱心が、わたしを焼きつくします〃と(詩篇に)書いてあるのを思い出した。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マコ 1:22

1:22 人々はその教えに非常に驚いた。律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

・・・・

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

・・・・

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

・・・・

 

****************************************

 

 

 

 

 

****************************************

マルコ11:20−26

無花果枯れる

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

411120そして彼らは、朝早く通りがかりに、例のいちじくの木が根元から枯れてしまっているのを見た。

411121そこでペトロは思い出して彼に言う、「ラビ、ご覧なさい、あなたが呪ったいちじくの木が枯れてしまいました」。

411122するとイエスは答えて彼らに言う、「神〔へ〕の信仰を持て。

411123アーメン、私はあなたたちに言う、この山に『引き抜かれて、海に投げ込まれてしまえ』と言い、その心の中で疑わず、ただ〔自分の〕語ることは〔必ず〕生じると信じる者には、そのようになるだろう。

411124このために、私はあなたたちに言う、あなたたちが祈り、かつ求める一切のことは、〔もう〕受け取ったものと信じよ。そうすれば、あなたたちにそのようになるだろう。

411125また、あなたたちが祈るために立つ時に、もし誰かに対して恨みごとがあるならば〔それを〕赦せ。そうすれば、天にいるあなたたちの父も、あなたたちの〔もろもろの〕過ちを赦して下さるだろう」。

411126なし

 

新共同訳1987

11:20 翌朝早く、一行は通りがかりに、あのいちじくの木が根元から枯れているのを見た。

11:21 そこで、ペトロは思い出してイエスに言った。「先生、御覧ください。あなたが呪われたいちじくの木が、枯れています。」

11:22 そこで、イエスは言われた。「神を信じなさい。

11:23 はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。

11:24 だから、言っておく。祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになる。

11:25 また、立って祈るとき、だれかに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい。そうすれば、あなたがたの天の父も、あなたがたの過ちを赦してくださる。」

11:26 (†底本に節が欠落 異本訳)もし赦さないなら、あなたがたの天の父も、あなたがたの過ちをお赦しにならない。

 

前田訳1978

11:20 翌朝早く、彼らは通りがかりにいちじくの木が根元から枯れているのを見た。

11:21 ペテロは思い出して彼にいう、「先生、ごらんください、お呪いになったいちじくの木が枯れています」と。

11:22 イエスは答えられた、「神を信ぜよ。

11:23 本当にいう、だれでも、この山に向かって、立って海に飛び込め、といって、心に疑わず、いうことが成ると信ずるものは、そのとおりかなえられよう。

11:24 それゆえわたしはいう、祈り求めるものは皆得たと信ぜよ、そうすればそのとおりかなえられよう。

11:25 立って祈っているとき、だれかにうらみがあればゆるせ。天にいますあなた方の父があなた方の過ちをおゆるしになるためである」と。

11:26 〔もしあなた方がゆるさねば、天にいますあなた方の父もおゆるしになるまい〕。

 

新改訳1970

11:20 朝早く、通りがかりに見ると、いちじくの木が根まで枯れていた。

11:21 ペテロは思い出して、イエスに言った。「先生。ご覧なさい。あなたののろわれたいちじくの木が枯れました。」

11:22 イエスは答えて言われた。「神を信じなさい。

11:23 まことに、あなたがたに告げます。だれでも、この山に向かって、『動いて、海にはいれ。』と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります。

11:24 だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。

11:25 また立って祈っているとき、だれかに対して恨み事があったら、赦してやりなさい。そうすれば、天におられるあなたがたの父も、あなたがたの罪を赦してくださいます。」

11:26 [本節欠如]

 

塚本訳1963

11:20 (次の)朝早く、通るときに見ると、(きのうの)無花果の木は根元から枯れていた。

11:21 ペテロは思い出してイエスに言う、「先生、御覧なさい、お呪いになった無花果は枯れています。」

11:22 イエスが彼らに答えられる、「神(の力)を信ぜよ。

11:23 アーメン、わたしは言う、だれでもこの山に向かい、『立ち上がって海に飛び込め』と言って心に疑わず、自分の言うことは成ると信ずるならば、そのとおりになる。

11:24 だからわたしは言う、(神に)祈り求めるものはなんでも、すでに戴いたと信ぜよ。そうすればそのとおりになる。

11:25 なお立って祈っている時に、だれかに恨みがあったら赦してやれ。これは天の父上からも、あなた達の過ちを赦していただくためである。」

11:26 (無し)

 

口語訳1955

11:20 朝はやく道をとおっていると、彼らは先のいちじくが根元から枯れているのを見た。

11:21 そこで、ペテロは思い出してイエスに言った、「先生、ごらんなさい。あなたがのろわれたいちじくが、枯れています」。

11:22 イエスは答えて言われた、「神を信じなさい。

11:23 よく聞いておくがよい。だれでもこの山に、動き出して、海の中にはいれと言い、その言ったことは必ず成ると、心に疑わないで信じるなら、そのとおりに成るであろう。

11:24 そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。

11:25 また立って祈るとき、だれかに対して、何か恨み事があるならば、ゆるしてやりなさい。そうすれば、天にいますあなたがたの父も、あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださるであろう。

11:26 〔もしゆるさないならば、天にいますあなたがたの父も、あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださらないであろう〕」。

 

文語訳1917

"411120","彼ら朝早く路をすぎしに、無花果の樹の根より枯れたるを見る。"

"411121","ペテロ思ひ出してイエスに言ふ『ラビ、見給へ、詛ひ給ひし無花果の樹は枯れたり』"

"411122","イエス答へて言ひ給ふ『神を信ぜよ。"

"411123","まことに汝らに告ぐ、人もし此の山に「移りて海に入れ」と言ふとも、其の言ふところ必ず成るべしと信じて、心に疑はずば、その如く成るべし。"

"411124","この故に汝らに告ぐ、凡て祈りて願ふ事は、すでに得たりと信ぜよ、さらば得べし。"

"411125","また立ちて祈るとき、人を怨む事あらば免せ、これは天に在す汝らの父の、汝らの過失を免し給はん爲なり』"

"411126","〔なし〕"

 

****************************************

 

各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 21:20-22

21:20 これを見て弟子たちは驚いて言った、「なぜ無花果は見る間に枯れてしまったのですか。」

21:21 イエスは答えられた、「アーメン、わたしは言う、もしあなた達に信仰があって疑わないならば、この無花果におこった(と同じ)ことをすることができるばかりか、この山にむかい『立ち上がって海に飛び込め』と言っても、その通りになる。

21:22 信じて祈れば、求めるものはなんでも、戴くことができる。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マコ 9:5

9:5 ペトロが口をはさんでイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」

 

新共同 マタ 17:20

17:20 イエスは言われた。「信仰が薄いからだ。はっきり言っておく。もし、からし種一粒ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここから、あそこに移れ』と命じても、そのとおりになる。あなたがたにできないことは何もない。」

 

新共同 マタ 7:7

7:7 「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Tコリ16:22

16:22 もし主を愛さない者があれば、のろわれよ。マラナ・タ(われらの主よ、きたりませ)。

 

口語訳 ロマ 4:18-25

4:18 彼は望み得ないのに、なおも望みつつ信じた。そのために、「あなたの子孫はこうなるであろう」と言われているとおり、多くの国民の父となったのである。

4:19 すなわち、およそ百歳となって、彼自身のからだが死んだ状態であり、また、サラの胎が不妊であるのを認めながらも、なお彼の信仰は弱らなかった。

4:20 彼は、神の約束を不信仰のゆえに疑うようなことはせず、かえって信仰によって強められ、栄光を神に帰し、

4:21 神はその約束されたことを、また成就することができると確信した。

4:22 だから、彼は義と認められたのである。

4:23 しかし「義と認められた」と書いてあるのは、アブラハムのためだけではなく、

4:24 わたしたちのためでもあって、わたしたちの主イエスを死人の中からよみがえらせたかたを信じるわたしたちも、義と認められるのである。

4:25 主は、わたしたちの罪過のために死に渡され、わたしたちが義とされるために、よみがえらされたのである。

 

口語訳 ロマ 4:20-21

4:20 彼は、神の約束を不信仰のゆえに疑うようなことはせず、かえって信仰によって強められ、栄光を神に帰し、

4:21 神はその約束されたことを、また成就することができると確信した。

 

(日)新共同訳1987 の引照

新共同 Tコリ13:2

13:2 たとえ、預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ、山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも、愛がなければ、無に等しい。

 

新共同 ヤコ 1:6

1:6 いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。

 

新共同 エペ 4:31

4:31 無慈悲、憤り、怒り、わめき、そしりなどすべてを、一切の悪意と一緒に捨てなさい。

 

新共同 コロ 3:13

3:13 互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。

 

新共同 Tヨハ1:9

1:9 自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

口語訳 Tコリ13:2

13:2 たといまた、わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。

 

****************************************

 

 

 

 

 

****************************************

マルコ11:27−33

権威問題

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

411127そして彼らは再びエルサレムにやって来る。そこでイエスが神殿の中を歩いていると、彼のところへ祭司長たちと律法学者たちと長老たちとがやって来る。

411128そして彼らは彼に言った、「お前は何の権威をもってこのようなことをするのか。ま

た、このようなことをする権威をいったい誰がお前に与えたのか」。

411129するとイエスは彼らに言った、「あなたたちに一つたずねよう。そこで私に答えよ、そうすれば私がどのような権威でこれらのことをするか、あなたたちに言おう。

411130ヨハネの洗礼は天からのものであったか、人間からのものであったか。私に答えよ」。

411131そこで彼らはお互いに論じ合いながら言った、「俺たちがもし『天からのもの』だと

言うならば、『[では]なぜ彼を信じなかったのか』と彼は言うだろう。

411132それでは『人間からのもの』だと言おうか」 ――彼らは群衆を恐れていた。なぜなら、皆が本当にヨハネを預言者と見なしていたからである。

411133そこで彼らはイエスに答えて言う、「私たちは知らない」。するとイエスは彼らに言う、「この私も、どんな権威でこれらのことをするのか、あなたたちには言わない」。

 

新共同訳1987

11:27 一行はまたエルサレムに来た。イエスが神殿の境内を歩いておられると、祭司長、律法学者、長老たちがやって来て、

11:28 言った。「何の権威で、このようなことをしているのか。だれが、そうする権威を与えたのか。」

11:29 イエスは言われた。「では、一つ尋ねるから、それに答えなさい。そうしたら、何の権威でこのようなことをするのか、あなたたちに言おう。

11:30 ヨハネの洗礼は天からのものだったか、それとも、人からのものだったか。答えなさい。」

11:31 彼らは論じ合った。「『天からのものだ』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったのか』と言うだろう。

11:32 しかし、『人からのものだ』と言えば……。」彼らは群衆が怖かった。皆が、ヨハネは本当に預言者だと思っていたからである。

11:33 そこで、彼らはイエスに、「分からない」と答えた。すると、イエスは言われた。「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、わたしも言うまい。」

 

前田訳1978

11:27 彼らはまたエルサレムに来た。彼が宮の中をお歩きのとき、大祭司、学者、長老らがおそばへ来て、

11:28 彼にいった、「何の権威であのようなことをするのか。だれがああする権威を与えたのか」と。

11:29 イエスはいわれた、「ではひとつたずねよう。それに答えれば何の権威でわたしがああするかをいおう。

11:30 ヨハネの洗礼は天からであったか、人からか。答えよ」と。

11:31 彼らは内輪で論じあった、「もし天からといえば、『なぜ彼を信じなかったか』といおうし、

11:32 人から、といおうか」と。しかし彼らは群衆をおそれた。皆がヨハネを本当に預言者と思っていたからである。

11:33 そこで彼らはイエスに答えた、「知らない」と。イエスはいわれる、「それなら何の権威でああするか、わたしもいわない」と。

 

新改訳1970

11:27 彼らはまたエルサレムに来た。イエスが宮の中を歩いておられると、祭司長、律法学者、長老たちが、イエスのところにやって来た。

11:28 そして、イエスに言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。だれが、あなたにこれらのことをする権威を授けたのですか。」

11:29 そこでイエスは彼らに言われた。「一言尋ねますから、それに答えなさい。そうすれば、わたしも、何の権威によってこれらのことをしているかを、話しましょう。

11:30 ヨハネのバプテスマは、天から来たのですか、人から出たのですか。答えなさい。」

11:31 すると、彼らは、こう言いながら、互いに論じ合った。「もし、天から、と言えば、それならなぜ、彼を信じなかったかと言うだろう。

11:32 だからといって、人から、と言ってよいだろうか。」――彼らは群衆を恐れていたのである。というのは、人々がみな、ヨハネは確かに預言者だと思っていたからである。

11:33 そこで彼らは、イエスに答えて、「わかりません。」と言った。そこでイエスは彼らに、「わたしも、何の権威によってこれらのことをするのか、あなたがたに話すまい。」と言われた。

 

塚本訳1963

11:27 またエルサレムに来る。イエスが宮の中をぶらついておられると、大祭司連、聖書学者、長老たちがよって来て

11:28 言った、「なんの権威で(きのうのような)あんなことを(宮で)するのか。だれがそれをする権威を授けたのか。」

11:29 イエスは言われた、「では一つ尋ねる。それに答えよ。その上で、なんの権威でそれをするかを言おう。

11:30 ──ヨハネの洗礼は天(の神)から(授かったの)であったか、それとも人間からか、それに答えよ。」

11:31 彼らはひそかに考えた、「もし『天から』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったか』と言うであろうし、

11:32 それとも『人間から』と言おうか。」──(だが)民衆(の反対)がこわかった。みんながヨハネをほんとうに預言者だと思っていたからである。

11:33 そこで「知らない」とイエスに答える。彼らに言われる、「ではなんの権威であんなことをするか、わたしも言わない。」

 

口語訳1955

11:27 彼らはまたエルサレムにきた。そして、イエスが宮の内を歩いておられると、祭司長、律法学者、長老たちが、みもとにきて言った、

11:28 「何の権威によってこれらの事をするのですか。だれが、そうする権威を授けたのですか」。

11:29 そこで、イエスは彼らに言われた、「一つだけ尋ねよう。それに答えてほしい。そうしたら、何の権威によって、わたしがこれらの事をするのか、あなたがたに言おう。

11:30 ヨハネのバプテスマは天からであったか、人からであったか、答えなさい」。

11:31 すると、彼らは互に論じて言った、「もし天からだと言えば、では、なぜ彼を信じなかったのか、とイエスは言うだろう。

11:32 しかし、人からだと言えば……」。彼らは群衆を恐れていた。人々が皆、ヨハネを預言者だとほんとうに思っていたからである。

11:33 それで彼らは「わたしたちにはわかりません」と答えた。するとイエスは言われた、「わたしも何の権威によってこれらの事をするのか、あなたがたに言うまい」。

 

文語訳1917

"411127","かれら又エルサレムに到る。イエス宮の内を歩み給ふとき、祭司長・學者・長老たち御許に來りて、"

"411128","『何の權威をもて此等の事をなすか、誰が此等の事を爲すべき權威を授けしか』と言ふ。"

"411129","イエス言ひ給ふ『われ一言なんぢらに問はん、答へよ、さらば我も何の權威をもて、此等の事を爲すかを告げん。"

"411130","ヨハネのバプテスマは、天よりか、人よりか、我に答へよ』"

"411131","彼ら互に論じて言ふ『もし天よりと言はば「何故かれを信ぜざりし」と言はん。"

"411132","されど人よりと言はんか……』彼ら群衆を恐れたり、人みなヨハネを實に預言者と認めたればなり。"

"411133","遂にイエスに答へて『知らず』と言ふ。イエス言ひ給ふ『われも何の權威をもて此等の事を爲すか、汝らに告げじ』"

 

****************************************

 

各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

塚本訳 マタ 21:23-27

21:23 宮に来て教えておられると、大祭司連と国の長老たちが寄ってきて、言った、「なんの権威で(きのうのような)あんなことを(宮で)するのか。だれがあの権威を授けたのか。」

21:24 イエスは答えて言われた、「ではわたしも一つ尋ねる。それにこたえられたら、わたしも何の権威でそれをするかを言おう。

21:25 ──ヨハネの洗礼はどこから来たのか。天(の神)から(授かったの)か、それとも人間からか。」彼らはひそかに考えた、「もし『天から』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったか』と言うであろうし、

21:26 もし『人間から』と言えば、民衆(の反対)がこわい。みんながヨハネを預言者と思っているのだから。」

21:27 そこで「知らない」とイエスに答えた。イエスも言われた、「ではなんの権威であんなことをするのか、わたしも言わない。

 

塚本訳 ルカ 20:1-8

20:1 ある日、イエスが宮で人々を教え、福音を説いておられた時のこと、大祭司連、聖書学者が長老たちと共に進み寄って、

20:2 イエスに言った、「なんの権威であんなことを(宮で)するのか。あの権威を授けた者はだれか、言ってもらいたい。」

20:3 答えて言われた、「ではわたしからも一つ尋ねる。それにこたえよ。

20:4 ──ヨハネの洗礼は天(の神)から(授かったの)であったか、それとも人間からか。」

20:5 彼はひそかに考えた、「もし『天から』と言えば、『なぜヨハネを信じなかったか』と言うであろうし、

20:6 もし『人間から』と言えば、人民どもは(冒涜だと言って)皆でわたし達を石で打ち殺すにちがいない。彼らはヨハネを預言者だと信じこんでいるのだから。」

20:7 そこで、どこからか知らない、と答えた。

20:8 イエスは言われた、「ではなんの権威であんなことをするか、わたしも言わない。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

新共同 マタ 21:26

21:26 『人からのものだ』と言えば、群衆が怖い。皆がヨハネを預言者と思っているから。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

口語訳 Uコリ4:3-4

4:3 もしわたしたちの福音がおおわれているなら、滅びる者どもにとっておおわれているのである。

4:4 彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

・・・・

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

・・・・

 

****************************************