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マタイ16:1−4

種まきの譬

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

401601するとファリサイ人たちとサドカイ人たちが近寄って来て、彼を試みようとして、天からの徴を彼らに見せるように、彼に願った。

401502そこで彼は答えて彼らに言った、「[夕方になると、あなたたちは、『〔明日は〕晴れだ、空が赤く燃えているから』、と言う。

401603そして明け方には、『今日は嵐だ。空がどんよりと赤く燃えているから』、と言う。あなたたちは、空模様の見分け方は知っているのに、時の徴は〔見分けることが〕できないのか。]

401604悪い、不貞の世代は徴を求める。しかしこの世代には、預言者ヨナの徴のほかは何の徴も与えられないであろう」。そして彼らを置きざりにして去って行った。

 

新共同訳1987

16:1 ファリサイ派とサドカイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを見せてほしいと願った。

16:2 イエスはお答えになった。「あなたたちは、夕方には『夕焼けだから、晴れだ』と言い、

16:3 朝には『朝焼けで雲が低いから、今日は嵐だ』と言う。このように空模様を見分けることは知っているのに、時代のしるしは見ることができないのか。

16:4 よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。」そして、イエスは彼らを後に残して立ち去られた。

 

前田訳1978

16:1 パリサイ人とサドカイ人が来て、イエスを試すために天からの徴を彼らに示すよう請うた。

16:2 彼は答えられた、「〔夕になるとあなた方はいう、『お天気だ、空が焼けているから』と。

16:3 そして朝には、『きょうは嵐だ、空が曇って焼けているから』と。空の様子を見わけることを知って時の徴がわからないのか〕。

16:4 悪い背信の世代は徴を求めるが、ヨナの徴のほか徴は与えられまい」と。イエスは彼らから立ち去られた。

 

新改訳1970

16:1 パリサイ人やサドカイ人たちがみそばに寄って来て、イエスをためそうとして、天からのしるしを見せてくださいと頼んだ。

16:2 しかし、イエスは彼らに答えて言われた。「あなたがたは、夕方には、『夕焼けだから晴れる。』と言うし、

16:3 朝には、『朝焼けでどんよりしているから、きょうは荒れ模様だ。』と言う。そんなによく、空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができないのですか。

16:4 悪い、姦淫の時代はしるしを求めています。しかし、ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられません。」そう言って、イエスは彼らを残して去って行かれた。

 

塚本訳1963

16:1 するとパリサイ人とサドカイ人とが来て、イエスを試そうとして、(神の子である証拠に)天からの(不思議な)徴を示すようにと頼んだ。

16:2 彼らに答えられた、「あなた達は夕方には『(明日は)天気だ、空が焼けているから』と言い、

16:3 また朝早く、『きょうは荒れだ、空が雲って焼けているから』と言う。あなた達は空の模様を見分けることを知っていながら、時の(せまった)徴を見分けることが出来ないのか。

16:4 この悪い、神を忘れた時代の人は、徴をほしがる。しかしこの人たちには、ヨナの徴以外の徴は与えられない。」イエスは彼らをすてて立ち去られた。

 

口語訳1955

16:1 パリサイ人とサドカイ人とが近寄ってきて、イエスを試み、天からのしるしを見せてもらいたいと言った。

16:2 イエスは彼らに言われた、「あなたがたは夕方になると、『空がまっかだから、晴だ』と言い、

16:3 また明け方には『空が曇ってまっかだから、きょうは荒れだ』と言う。あなたがたは空の模様を見分けることを知りながら、時のしるしを見分けることができないのか。

16:4 邪悪で不義な時代は、しるしを求める。しかし、ヨナのしるしのほかには、なんのしるしも与えられないであろう」。そして、イエスは彼らをあとに残して立ち去られた。

 

文語訳1917

"401601","パリサイ人とサドカイ人と來りてイエスを試み、天よりの徴を示さんことを請ふ。"

"401602","答へて言ひたまふ『夕には汝ら「空あかき故に、晴ならん」と言ひ、"

"401603","また朝には「そら赤くして曇る故に、今日は風雨ならん」と言ふ。なんぢら空フ氣色を見分くることを知りて、時の徴を見分くること能はぬか。"

"401604","邪曲にして不義なる代は徴を求む、されどヨナの徴の外に徴は與へられじ』かくて彼らを離れて去り給ひぬ。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 8:11-13

8:11 するとパリサイ人たちが出てきて、イエスを試そうとして議論を吹きかけ、(神の子である証拠に、)天からの(不思議な)徴を(示すようにと)彼に求めた。

8:12 イエスは心の中で大きく溜息をついて言われる、「この時代の人はなぜ徴を求めるのだろうか。アーメン、わたしは言う、この時代の人に徴が与えられるものか。」

8:13 イエスは彼らを(そこに)のこし、また(舟に)乗って向う岸へ立ち去られた。

 

塚本訳 ルカ 12:54-56

12:54 また群衆にも言われた、「あなた達は雲が西に出るのを見ると、即座に『俄雨が来そうだ』と言うが、はたしてそのとおり。

12:55 また南風が吹きだすと、『暑くなりそうだ』と言うが、はたしてしかり。

12:56 この偽善者たち、天地の模様を見ることを心得ていながら、どうしてこの時(のせまった様子)がわからないのか。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 マタ 12:38

12:38 すると、何人かの律法学者とファリサイ派の人々がイエスに、「先生、しるしを見せてください」と言った。

 

新共同 マタ 12:39

12:39 イエスはお答えになった。「よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

新共同 使  23:7

23:7 パウロがこう言ったので、ファリサイ派とサドカイ派との間に論争が生じ、最高法院は分裂した。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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マタイ16:5−12

パリサイ人のパン種

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

401605さて、弟子たちは向こう岸に渡る時、パンを持って来るのを忘れた。

401606そこでイエスは彼らに言った、「心して、ファリサイ派のパン種とサドカイ派のパン種とに用心せよ」。

401607彼らはしかし、自分たちの間で論じ合って言った、「私たちがパンを持って来なかったからだ」。

401608そこでイエスは〔これを〕知って言った、「信仰の薄い者たちよ、なぜあなたたちは、自分たちがパンを持っていないからだ、などとあなたたちの間で論じているのか。

401609まだ理解しないのか。五千人の〔ための〕あの五個のパンのことや、〔パン屑で一杯の〕枝編み籠をいくつ手にしたかを思い出さないのか。

401610また、四千人の〔ための〕あの七個のパンのことや、〔パン屑で一杯の〕手提げ籠をいくつ手にしたか〔を思い出さないのか〕。

401611私があなたたちにパンのことを言ったのではないことが、どうしてわからないのか。ファリサイ派のパン種とサドカイ派のパン種とに用心せよ」。

401612そのとき、彼らは、イエスが〔文字通り〕パンのパン種に用心せよと言ったのではなく、ファリサイ派とサドカイ派の教えに用心せよと言ったことを悟った。

 

新共同訳1987

16:5 弟子たちは向こう岸に行ったが、パンを持って来るのを忘れていた。

16:6 イエスは彼らに、「ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種によく注意しなさい」と言われた。

16:7 弟子たちは、「これは、パンを持って来なかったからだ」と論じ合っていた。

16:8 イエスはそれに気づいて言われた。「信仰の薄い者たちよ、なぜ、パンを持っていないことで論じ合っているのか。

16:9 まだ、分からないのか。覚えていないのか。パン五つを五千人に分けたとき、残りを幾籠に集めたか。

16:10 また、パン七つを四千人に分けたときは、残りを幾籠に集めたか。

16:11 パンについて言ったのではないことが、どうして分からないのか。ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種に注意しなさい。」

16:12 そのときようやく、弟子たちは、イエスが注意を促されたのは、パン種のことではなく、ファリサイ派とサドカイ派の人々の教えのことだと悟った。

 

前田訳1978

16:5 向こう岸に渡るとき弟子たちはパンを持って来るのを忘れていた。

16:6 イエスは彼らにいわれた、「心がけて、パリサイ人とサドカイ人のパン種を警戒せよ」と。

16:7 彼ら同士いいはじめた、「われわれがパンを持って来なかったからだ」と。

16:8 気づいてイエスはいわれた、「なぜあなた方同士でパンのないことを話しあうか、小信もの、

16:9 まだわからないのか、五千人のためのパン五つでいく篭拾ったか、覚えていないのか。

16:10 四千人のためのパン七つでいく篭拾ったか。

16:11 あなた方にいったのはパンのことではないのがなぜわからないのか。パリサイ人とサドカイ人のパン種を警戒せよ」と。

16:12 そこで、弟子たちは彼がパン種でなくてパリサイ人とサドカイ人の教えを警戒するよういわれたことがわかった。

 

新改訳1970

16:5 弟子たちは向こう岸に行ったが、パンを持って来るのを忘れた。

16:6 イエスは彼らに言われた。「パリサイ人やサドカイ人たちのパン種には注意して気をつけなさい。」

16:7 すると、彼らは、「これは私たちがパンを持って来なかったからだ。」と言って、議論を始めた。

16:8 イエスはそれに気づいて言われた。「あなたがた、信仰の薄い人たち。パンがないからだなどと、なぜ論じ合っているのですか。

16:9 まだわからないのですか。覚えていないのですか。五つのパンを五千人に分けてあげて、なお幾かご集めましたか。

16:10 また、七つのパンを四千人に分けてあげて、なお幾かご集めましたか。

16:11 わたしの言ったのは、パンのことなどではないことが、どうしてあなたがたには、わからないのですか。ただ、パリサイ人やサドカイ人たちのパン種に気をつけることです。」

16:12 彼らはようやく、イエスが気をつけよと言われたのは、パン種のことではなくて、パリサイ人やサドカイ人たちの教えのことであることを悟った。

 

塚本訳1963

16:5 向う岸に着いたとき、弟子たちはパンを持ってくるのを忘れていた。

16:6 するとイエスは弟子たちに、「パリサイ人の(パン種)とサドカイ人のパン種に注意し、警戒せよ」と言われた。

16:7 弟子たちは(その意味がわからず、)「パンを持ってこなかったこと(を言われる)らしい」と言って、こそこそ評議をしていた。

16:8 イエスはそれと知って言われた、「なぜパンのないことをこそこそ評議するのか。この信仰の小さい人たち!

16:9 まだ解らないのか、覚えていないのか、あの五千人の五つのパンのとき、いく篭ひろったか。

16:10 また、四千人の七つのパンのとき、いく篭ひろったか。

16:11 パンのことを言ったのではないことが、どうして解らないのか。パリサイ人(のパン種)とサドカイ人のパン種を警戒せよ。」

16:12 その時(やっと)弟子たちは、イエスがパン種でなく、パリサイ人とサドカイ人との教えを警戒せよ、と言われたことを悟った。

 

口語訳1955

16:5 弟子たちは向こう岸に行ったが、パンを持って来るのを忘れていた。

16:6 そこでイエスは言われた、「パリサイ人とサドカイ人とのパン種を、よくよく警戒せよ」。

16:7 弟子たちは、これは自分たちがパンを持ってこなかったためであろうと言って、互に論じ合った。

16:8 イエスはそれと知って言われた、「信仰の薄い者たちよ、なぜパンがないからだと互に論じ合っているのか。

16:9 まだわからないのか。覚えていないのか。五つのパンを五千人に分けたとき、幾かご拾ったか。

16:10 また、七つのパンを四千人に分けたとき、幾かご拾ったか。

16:11 わたしが言ったのは、パンについてではないことを、どうして悟らないのか。ただ、パリサイ人とサドカイ人とのパン種を警戒しなさい」。

16:12 そのとき彼らは、イエスが警戒せよと言われたのは、パン種のことではなく、パリサイ人とサドカイ人との教のことであると悟った。

 

文語訳1917

"401605","弟子たち彼方の岸に到りしに、パンを携ふることを忘れたり。"

"401606","イエス言ひたまふ『愼みてパリサイ人とサドカイ人とのパン種に心せよ』"

"401607","弟子たち互ひに『我らはパン携へざりき』と語り合ふ。"

"401608","イエス之を知りて言ひ給ふ『ああ信仰うすき者よ、何ぞパン無きことを語り合ふか。"

"401609","未だ悟らぬか、五つのパンを五千人に分ちて、その餘を幾籃ひろひ、"

"401610","また七つのパンを四千人に分ちて、その餘を幾籃ひろひしかを覺えぬか。"

"401611","我が言ひしはパンの事にあらぬを何ぞ悟らざる。唯パリサイ人とサドカイ人とのパンだねに心せよ』"

"401612","ここに弟子たちイエスの心せよと言ひ給ひしは、パンの種にはあらで、パリサイ人とサドカイ人との教なることを悟れり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 8:14-21

8:14 ところがパンを持ってくるのを忘れたので、舟にはたった一つしかパンがなかった。

8:15 するとイエスは弟子たちに、「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とに注意し、気をつけよ」と命じられた。

8:16 弟子たちは(その意味がわからず)、パンのないことを互に評議をしていた。

8:17 イエスはそれと知って言われる、「なぜパンのないことを評議するのか。まだ解らないのか、悟らないのか。心が頑なになってしまったのか。

8:18 『目があっても見えず、耳があっても聞えない』のか。覚えていないのか、

8:19 わたしが五つのパンを五千人に裂いた時に拾った(パンの)屑は、篭に一ぱい、いくつあったか。」「十二」と弟子たちがこたえる。

8:20 「七つを四千人の時には、拾った(パンの)屑は篭に一杯いくつあったか。」「七つ」とこたえると、

8:21 「まだ悟らないのか」と言われた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 マタ 22:18

22:18 イエスは彼らの悪意に気づいて言われた。「偽善者たち、なぜ、わたしを試そうとするのか。

 

新共同 マタ 6:30

6:30 今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。

 

新共同 マタ 16:6

16:6 イエスは彼らに、「ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種によく注意しなさい」と言われた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

口語訳 Tテサ5:21

5:21 すべてのものを識別して、良いものを守り、

 

口語訳 Tコリ5:6-8

5:6 あなたがたが誇っているのは、よろしくない。あなたがたは、少しのパン種が粉のかたまり全体をふくらませることを、知らないのか。

5:7 新しい粉のかたまりになるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたは、事実パン種のない者なのだから。わたしたちの過越の小羊であるキリストは、すでにほふられたのだ。

5:8 ゆえに、わたしたちは、古いパン種や、また悪意と邪悪とのパン種を用いずに、パン種のはいっていない純粋で真実なパンをもって、祭をしようではないか。

 

口語訳 ガラ 5:9

5:9 少しのパン種でも、粉のかたまり全体をふくらませる。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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マタイ16:13−20

ペテロの告白

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

401613そしてイエスは、カイサリア・フィリッピ地帯にやって来ると、その弟子たちにたずねて言った、「人々は人の子を誰だと言っているか」。

401614そこで彼らは言った、「ある者たちは洗礼者ヨハネ、しかしまたほかの者たちはエリヤ、またほかの者たちはエレミヤあるいは〔かつての大〕預言者の一人だ〔と言っています〕」。

401615彼は彼らに言う、「しかしあなたたちは、私を誰だと言うのか」。

401616するとシモン・ペトロが答えて言った、「あなたこそキリスト、活ける神の子です」。

401617そこでイエスは答えて彼に言った、「幸いだあなたは、シモン・バルヨナよ。〔そのことを〕あなたに啓示したのは肉や血ではなく、天におられる私の父だからである。

401618この私もまた、あなたに言う、あなたこそペトロである。そしてこの岩の上に、私は自分の教会を建てよう。そして黄泉の門も、これに勝ることはないであろう。

401619私はあなたに天の王国の鍵を与えよう。そしてあなたが地上で結ぶものは天上でも結ばれたものとなるであろう。またあなたが地上で解くものは天上でも解かれたものとなるであろう」。

401620そのあと彼は、自分がキリストであることを誰にも話さないように、弟子たちに命令した。

 

新共同訳1987

16:13 イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。

16:14 弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」

16:15 イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」

16:16 シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。

16:17 すると、イエスはお答えになった。「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。

16:18 わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。

16:19 わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」

16:20 それから、イエスは、御自分がメシアであることをだれにも話さないように、と弟子たちに命じられた。

 

前田訳1978

16:13 イエスはピリポ・カイサリアの地方に来られたとき、弟子たちに問われた、「人々は人の子を何というか」と。

16:14 彼らはいった、「あるものは洗礼者ヨハネ、あるものはエリヤ、他のものはエレミヤとか預言者のひとりといいます」。

16:15 彼らにいわれる、「あなた方はわたしを何というか」と。

16:16 シモン・ペテロが答えた、「あなたはキリスト、生ける神の子です」と。

16:17 イエスは答えられる、「ヨナの子シモン、あなたはさいわいだ、血肉でなく天のわが父がそれをあなたに示されたから。

16:18 わたしもあなたにいう、『あなたはペテロ(岩)で、わたしはこの岩の上にわが教会を建てる。黄泉の門もそれに打ち勝てない。

16:19 わたしはあなたに天国の鍵を与える、あなたが地で縛ることは天でも縛られ、あなたが地でゆるすことは天でもゆるされよう』と」。

16:20 それから弟子たちに彼がキリストであるとだれにもいわぬよういましめられた。

 

新改訳1970

16:13 さて、ピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「人々は人の子をだれだと言っていますか。」

16:14 彼らは言った。「バプテスマのヨハネだと言う人もあり、エリヤだと言う人もあります。またほかの人たちはエレミヤだとか、また預言者のひとりだとも言っています。」

16:15 イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」

16:16 シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」

16:17 するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。

16:18 ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。

16:19 わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」

16:20 そのとき、イエスは、ご自分がキリストであることをだれにも言ってはならない、と弟子たちを戒められた。

 

塚本訳1963

16:13 ピリポ・カイザリヤ地方に行かれたとき、イエスはこう言って弟子たちに尋ねられた、「世間の人は人の子(わたし)のことをなんと言っているか。」

16:14 彼らが言った、「あるいは洗礼者ヨハネ、あるいは預言者エリヤ、あるいはエレミヤとか(昔の)普通の預言者とか言う者があります。」

16:15 彼らに言われる、「では、あなた達はわたしのことをなんと言うのか。」

16:16 シモン・ペテロが答えて言った、「あなたは救世主、生ける神の子であります!」

16:17 するとイエスは(喜んで)ペテロに答えられた、「バルヨナ・シモン、あなたは幸いだ。これをあなたに示したのは血肉([人間]の知恵)でなく、わたしの天の父上だから。

16:18 それでわたしもあなたに言おう。──あなたはペテロ[岩]、わたしはこの岩の上に、わたしの集会を建てる。黄泉の門[死の力]もこれに勝つことはできない。

16:19 わたしはあなたに天の国の鍵をあずける。(だから)あなたが地上で結ぶことは(そのまま)天でも結ばれ、地上で解くことは(そのまま)天でも解かれるであろう。」

16:20 それからイエスは、自分が救世主であることをだれにも言ってはならないと、弟子たちを戒められた。

 

口語訳1955

16:13 イエスがピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、弟子たちに尋ねて言われた、「人々は人の子をだれと言っているか」。

16:14 彼らは言った、「ある人々はバプテスマのヨハネだと言っています。しかし、ほかの人たちは、エリヤだと言い、また、エレミヤあるいは預言者のひとりだ、と言っている者もあります」。

16:15 そこでイエスは彼らに言われた、「それでは、あなたがたはわたしをだれと言うか」。

16:16 シモン・ペテロが答えて言った、「あなたこそ、生ける神の子キリストです」。

16:17 すると、イエスは彼にむかって言われた、「バルヨナ・シモン、あなたはさいわいである。あなたにこの事をあらわしたのは、血肉ではなく、天にいますわたしの父である。

16:18 そこで、わたしもあなたに言う。あなたはペテロである。そして、わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。黄泉の力もそれに打ち勝つことはない。

16:19 わたしは、あなたに天国のかぎを授けよう。そして、あなたが地上でつなぐことは、天でもつながれ、あなたが地上で解くことは天でも解かれるであろう」。

16:20 そのとき、イエスは、自分がキリストであることをだれにも言ってはいけないと、弟子たちを戒められた。

 

文語訳1917

"401613","イエス、ピリポ・カイザリヤの地方にいたり、弟子たちに問ひて言ひたまふ『人々は人の子を誰と言ふか』"

"401614","彼等いふ『或人はバプテスマのヨハネ、或人はエリヤ、或人はエレミヤ、また預言者の一人』"

"401615","彼らに言ひたまふ『なんぢらは我を誰と言ふか』"

"401616","シモン・ペテロ答へて言ふ『なんぢはキリスト、活ける神の子なり』"

"401617","イエス答へて言ひ給ふ『バルヨナ・シモン、汝は幸福なり、汝に之を示したるは血肉にあらず、天にいます我が父なり。"

"401618","我はまた汝に告ぐ、汝はペテロなり、我この磐の上に我が教會を建てん、黄泉の門はこれに勝たざるべし。"

"401619","われ天國の鍵を汝に與へん、凡そ汝が地にて縛ぐ所は天にても縛ぎ、地にて解く所は天にても解くなり』"

"401620","ここにイエス、己がキリストなる事を誰にも告ぐなと、弟子たちを戒め給へり。"

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 8:27-30

8:27 イエスは(そこから)弟子たちとピリポ・カイザリヤの(町に近い)村々に出てゆかれた。道すがら弟子たちにこう言って尋ねられた、「世間の人はわたしのことをなんと言っているか。」

8:28 彼らが言った、「洗礼者ヨハネ。あるいはエリヤ、あるいは(昔の)普通の預言者と言う者もあります。」

8:29 イエスは尋ねられた、「では、あなた達はわたしのことをなんと言うのか。」ペテロが答えて言う、「あなたは救世主であります!」

8:30 イエスは自分のことをだれにも言ってはならないと、弟子たちを戒められた。

 

塚本訳 ルカ 9:18-21

9:18 イエスがひとりで祈っておられた時のこと、弟子たち(だけ)が一しょにいると、こう言って尋ねられた、「人々はわたしのことをなんと言っているのか。」

9:19 彼らが答えて言った、「洗礼者ヨハネ。あるいはエリヤ、あるいは昔のある預言者が生き返ったのだ、と言う者があります。」

9:20 彼らに言われた、「では、あなた達はわたしのことをなんと言うのか。」ペテロが答えて言った、「神の(お約束の)救世主!」

9:21 イエスは弟子たちを戒めて、このことをだれにも言うなと命じられた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 マタ 21:11

21:11 そこで群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレから出た預言者イエスだ」と言った。

 

新共同 マタ 4:18

4:18 イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。

 

新共同 ヨハ 1:42

1:42 そして、シモンをイエスのところに連れて行った。イエスは彼を見つめて、「あなたはヨハネの子シモンであるが、ケファ――『岩』という意味――と呼ぶことにする」と言われた。

 

新共同 マタ 18:18

18:18 はっきり言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる。

 

新共同 マタ 8:4

8:4 イエスはその人に言われた。「だれにも話さないように気をつけなさい。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めた供え物を献げて、人々に証明しなさい。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

口語訳 Tコリ12:3

12:3 そこで、あなたがたに言っておくが、神の霊によって語る者はだれも「イエスはのろわれよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」と言うことができない。

 

口語訳 Tコリ15:55

15:55 「死は勝利にのまれてしまった。死よ、おまえの勝利は、どこにあるのか。死よ、おまえのとげは、どこにあるのか」。

 

口語訳 ロマ 8:33-39

8:33 だれが、神の選ばれた者たちを訴えるのか。神は彼らを義とされるのである。

8:34 だれが、わたしたちを罪に定めるのか。キリスト・イエスは、死んで、否、よみがえって、神の右に座し、また、わたしたちのためにとりなして下さるのである。

8:35 だれが、キリストの愛からわたしたちを離れさせるのか。患難か、苦悩か、迫害か、飢えか、裸か、危難か、剣か。

8:36 「わたしたちはあなたのために終日、/死に定められており、/ほふられる羊のように見られている」/と書いてあるとおりである。

8:37 しかし、わたしたちを愛して下さったかたによって、わたしたちは、これらすべての事において勝ち得て余りがある。

8:38 わたしは確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、

8:39 高いものも深いものも、その他どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのである。

 

口語訳 Tコリ15:55

15:55 「死は勝利にのまれてしまった。死よ、おまえの勝利は、どこにあるのか。死よ、おまえのとげは、どこにあるのか」。

 

口語訳 Uコリ5:18

5:18 しかし、すべてこれらの事は、神から出ている。神はキリストによって、わたしたちをご自分に和解させ、かつ和解の務をわたしたちに授けて下さった。

 

口語訳 Tコリ5:3-5

5:3 しかし、わたし自身としては、からだは離れていても、霊では一緒にいて、その場にいる者のように、そんな行いをした者を、すでにさばいてしまっている。

5:4 すなわち、主イエスの名によって、あなたがたもわたしの霊も共に、わたしたちの主イエスの権威のもとに集まって、

5:5 彼の肉が滅ぼされても、その霊が主のさばきの日に救われるように、彼をサタンに引き渡してしまったのである。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

新共同 使  14:15

14:15 言った。「皆さん、なぜ、こんなことをするのですか。わたしたちも、あなたがたと同じ人間にすぎません。あなたがたが、このような偶像を離れて、生ける神に立ち帰るように、わたしたちは福音を告げ知らせているのです。この神こそ、天と地と海と、そしてその中にあるすべてのものを造られた方です。

 

新共同 ロマ 9:26

9:26 『あなたたちは、わたしの民ではない』/と言われたその場所で、/彼らは生ける神の子らと呼ばれる。」

 

新共同 Uコリ3:3

3:3 あなたがたは、キリストがわたしたちを用いてお書きになった手紙として公にされています。墨ではなく生ける神の霊によって、石の板ではなく人の心の板に、書きつけられた手紙です。

 

新共同 Uコリ6:16

6:16 神の神殿と偶像にどんな一致がありますか。わたしたちは生ける神の神殿なのです。神がこう言われているとおりです。「『わたしは彼らの間に住み、巡り歩く。そして、彼らの神となり、/彼らはわたしの民となる。

 

新共同 Tテサ1:9

1:9 彼ら自身がわたしたちについて言い広めているからです。すなわち、わたしたちがあなたがたのところでどのように迎えられたか、また、あなたがたがどのように偶像から離れて神に立ち帰り、生けるまことの神に仕えるようになったか、

 

新共同 Tテモ3:15

3:15 行くのが遅れる場合、神の家でどのように生活すべきかを知ってもらいたいのです。神の家とは、真理の柱であり土台である生ける神の教会です。

 

新共同 Tテモ4:10

4:10 わたしたちが労苦し、奮闘するのは、すべての人、特に信じる人々の救い主である生ける神に希望を置いているからです。

 

新共同 ヘブ 3:12

3:12 兄弟たち、あなたがたのうちに、信仰のない悪い心を抱いて、生ける神から離れてしまう者がないように注意しなさい。

 

新共同 ヘブ 9:14

9:14 まして、永遠の“霊”によって、御自身をきずのないものとして神に献げられたキリストの血は、わたしたちの良心を死んだ業から清めて、生ける神を礼拝するようにさせないでしょうか。

 

新共同 ヘブ 10:31

10:31 生ける神の手に落ちるのは、恐ろしいことです。

 

新共同 ヘブ 12:22

12:22 しかし、あなたがたが近づいたのは、シオンの山、生ける神の都、天のエルサレム、無数の天使たちの祝いの集まり、

 

新共同 黙  7:2

7:2 わたしはまた、もう一人の天使が生ける神の刻印を持って、太陽の出る方角から上って来るのを見た。この天使は、大地と海とを損なうことを許されている四人の天使に、大声で呼びかけて、

 

新共同 Tコリ15:50

15:50 兄弟たち、わたしはこう言いたいのです。肉と血は神の国を受け継ぐことはできず、朽ちるものが朽ちないものを受け継ぐことはできません。

 

新共同 ガラ 1:16

1:16 御子をわたしに示して、その福音を異邦人に告げ知らせるようにされたとき、わたしは、すぐ血肉に相談するようなことはせず、

 

新共同 エペ 6:12

6:12 わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。

 

新共同 ヘブ 2:14

2:14 ところで、子らは血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。それは、死をつかさどる者、つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、

 

新共同 黙  1:18

1:18 また生きている者である。一度は死んだが、見よ、世々限りなく生きて、死と陰府の鍵を持っている。

 

新共同 黙  3:7

3:7 フィラデルフィアにある教会の天使にこう書き送れ。『聖なる方、真実な方、/ダビデの鍵を持つ方、/この方が開けると、だれも閉じることなく、/閉じると、だれも開けることがない。その方が次のように言われる。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

口語訳 ロマ 7:5

7:5 というのは、わたしたちが肉にあった時には、律法による罪の欲情が、死のために実を結ばせようとして、わたしたちの肢体のうちに働いていた。

 

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マタイ16:21−23

受難の予告第一

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

401621そのとき以来、イエスはその弟子たちに、彼がエルサレムに行かねばならず、また長老たちや祭司長たちや律法学者たちによって多くの苦しみを受け、かつ殺され、そして三日目に起こされねばならないことを示し始めた。

401622そこでペトロは彼をわきへ連れて行き、彼を叱り始めて言った、「主よ、とんでもない。そんなことがあなたに起こるはずがありません」。

401623しかし、彼は振り返り、ペトロに言った、「サタンよ、私の後ろに失せろ。お前は私の躓きだ。お前は神のことがらを思わず、人間のことがらを思っているのだ」。

 

新共同訳1987

16:21 このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。

16:22 すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」

16:23 イエスは振り向いてペトロに言われた。「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」

 

前田訳1978

16:21 それ以来イエス・キリストは、弟子たちに、エルサレムへ行って、長老、大祭司、学者から手痛く苦しめられ、殺されて、三日目に復活せねばならぬことを示しはじめられた。

16:22 ペテロは彼をかたわらに引いて、制止しはじめた、「主よ、とんでもない、決してそんなことはなりません」と。

16:23 彼は振り返ってペテロにいわれた、「サタン、引きさがれ。おまえはわがつまずき。おまえは神のことをでなく、人間のことを考えている」と。

 

新改訳1970

16:21 その時から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められた。

16:22 するとペテロは、イエスを引き寄せて、いさめ始めた。「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」

16:23 しかし、イエスは振り向いて、ペテロに言われた。「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」

 

塚本訳1963

16:21 この時から、イエスは自分が(神の計画どおり)エルサレムに行って、長老、大祭司連、聖書学者たちから多くの苦しみをうけ、殺され、そして三日目に復活せねばならないことを弟子たちに示し始められた。

16:22 するとペテロはイエスをわきへ引っ張っていって、「主よ、とんでもない。そんなことは絶対にいけません!」と言って忠告を始めた。(救世主が死ぬなどとは考えられなかったのである。)

16:23 イエスは振り返って、ペテロに言われた、「引っ込んでろ、悪魔、この邪魔者!お前は神様のことを考えずに、人間のことを考えている!」

 

口語訳1955

16:21 この時から、イエス・キリストは、自分が必ずエルサレムに行き、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえるべきことを、弟子たちに示しはじめられた。

16:22 すると、ペテロはイエスをわきへ引き寄せて、いさめはじめ、「主よ、とんでもないことです。そんなことがあるはずはございません」と言った。

16:23 イエスは振り向いて、ペテロに言われた、「サタンよ、引きさがれ。わたしの邪魔をする者だ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている」。

 

文語訳1917

"401621","この時よりイエス・キリスト、弟子たちに、己のエルサレムに往きて、長老・祭司長・學者らより多くの苦難を受け、かつ殺され、三日めに甦へるべき事を示し始めたまふ。"

"401622","ペテロ、イエスを傍にひき戒め出でて言ふ『主よ、然あらざれ、此の事なんぢに起らざるべし』"

"401623","イエス振反りてペテロに言ひ給ふ『サタンよ、我が後に退け、汝はわが躓物なり、汝は神のことを思はず、反つて人のことを思ふ』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 8:31-33

8:31 (この時から、)イエスは、「人の子(わたし)は多くの苦しみをうけ、長老、大祭司連、聖書学者たちから排斥され、殺され、そして三日の後に復活せねばならない。(神はこうお決めになっている)」と弟子たちに教え始められた。

8:32 しかもおおぴっらにこのことを話された。するとペテロはイエスをわきへ引っ張っていって、忠告を始めた。(救世主が死ぬなどとは考えられなかったのである。)

8:33 イエスは振り返って、弟子たちの見ている前でペテロを叱りつけられた、「引っ込んでろ、悪魔!お前は神様のことを考えずに、人間のことを考えている!」

 

塚本訳 ルカ 9:22

9:22 そして、「人の子(わたし)は多くの苦しみをうけ、長老、大祭司連、聖書学者たちから排斥され、殺され、そして三日目に復活せねばならない。(神はこうお決めになっている)」と言われた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 マタ 28:6

28:6 あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

口語訳 Tコリ15:4

15:4 そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、

 

口語訳 Uコリ11:14-15

11:14 しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。

11:15 だから、たといサタンの手下どもが、義の奉仕者のように擬装したとしても、不思議ではない。彼らの最期は、そのしわざに合ったものとなろう。

 

口語訳 Tコリ2:15

2:15 しかし、霊の人は、すべてのものを判断するが、自分自身はだれからも判断されることはない。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

新共同 コロ 3:2

3:2 上にあるものに心を留め、地上のものに心を引かれないようにしなさい。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

口語訳 使  10:40

10:40 しかし神はイエスを三日目によみがえらせ、

 

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マタイ16:24−28

十字架を負え

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

401624そののちイエスは、その弟子たちに言った、「もし人が私の後ろから来たいと望むならば、自分自身を否み、自分の十字架を担って私に従って来るがよい。

401625実に、自分のいのちを救おうと欲する者はそれを滅ぼすであろう。しかし、自分のいのちを私のために滅ぼす者は、それを見いだすであろう。

401626そもそも、人が全世界を儲けたとしても、そのいのちを損なっては何の益となろう。つまり、人は自分のいのちの代価として何を与えようというのか。

401627たしかに、人の子はその父の栄光のうちに、その御使いたちと共にやがてやって来るであろう、そしてそのとき彼は各人にその行ないに従って報いるであろう。

401628アーメン、私はあなたたちに言う、ここに立っている者たちの中には、人の子がその王国のうちにやって来るのを見るまでは、決して死を味わうことのない者が幾人かいる」。

 

新共同訳1987

16:24 それから、弟子たちに言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。

16:25 自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。

16:26 人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。

16:27 人の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。

16:28 はっきり言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、人の子がその国と共に来るのを見るまでは、決して死なない者がいる。」

 

前田訳1978

16:24 それからイエスは弟子たちにいわれた、「わたしにつこうと思うものは、おのれを捨てておのが十字架を負い、それからわたしに従え。

16:25 おのがいのちを救おうと思うものはそれを失い、わがゆえにおのがいのちを失おうと思うものはそれを得よう。

16:26 全世界をかち得てもおのがいのちをとられれば何の役に立とう。おのがいのちの代価に何を与えようか。

16:27 人の子が父の栄光を受けて天使とともに来るであろうとき、めいめいにその行ないによって報いよう。

16:28 本当にいう、ここに立つもののうち、人の子が彼の国に来るのを見るまで死を味わわぬものがある」と。

 

新改訳1970

16:24 それから、イエスは弟子たちに言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。

16:25 いのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしのためにいのちを失う者は、それを見いだすのです。

16:26 人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。

16:27 人の子は父の栄光を帯びて、御使いたちとともに、やがて来ようとしているのです。その時には、おのおのその行ないに応じて報いをします。

16:28 まことに、あなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、人の子が御国とともに来るのを見るまでは、決して死を味わわない人々がいます。」

 

塚本訳1963

16:24 あとでイエスは弟子たちに言われた、「だれでも、わたしについて来ようと思う者は、(まず)己れをすてて、自分の十字架を負い、それからわたしに従え。

16:25 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしのために(この世の)命を失う者は、(永遠の)命を得るのだから。

16:26 たとい全世界をもうけても、命を損するならば、その人は何を得するのだろう。それとも、人は(一度失った永遠の)命を受けもどす代価として、何か(神に)渡すことができるのだろうか。

16:27 (永遠の命のために働け。)人の子(わたし)は父上の栄光に包まれ、自分の使いたちを引き連れて(ふたたび地上に)来るが、その時、『ひとりびとりの行いに応じて褒美を与えるのである』から。

16:28 アーメン、わたしは言う、(その時はじきに来る。今)ここに立っている者のうちには、死なずにいて、人の子(わたし)がその国と共に来るのを見る者がある。」

 

口語訳1955

16:24 それからイエスは弟子たちに言われた、「だれでもわたしについてきたいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負うて、わたしに従ってきなさい。

16:25 自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者は、それを見いだすであろう。

16:26 たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。また、人はどんな代価を払って、その命を買いもどすことができようか。

16:27 人の子は父の栄光のうちに、御使たちを従えて来るが、その時には、実際のおこないに応じて、それぞれに報いるであろう。

16:28 よく聞いておくがよい、人の子が御国の力をもって来るのを見るまでは、死を味わわない者が、ここに立っている者の中にいる」。

 

文語訳1917

"401624","ここにイエス弟子たちに言ひたまふ『人もし我に從ひ來らんと思はば、己をすて、己が十字架を負ひて、我に從へ。"

"401625","己が生命を救はんと思ふ者は、これを失ひ、我がために己が生命をうしなふ者は、之を得べし。"

"401626","人、全世界を贏くとも、己が生命を損せば、何の益あらん、又その生命の代に何を與へんや。"

"401627","人の子は父の榮光をもて、御使たちと共に來らん。その時おのおのの行爲に随ひて報ゆべし。"

"401628","まことに汝らに告ぐ、ここに立つ者のうちに、人の子のその國をもて來るを見るまでは、死を味はぬ者どもあり』"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 8:34-38

8:34 それから、群衆を弟子と一しょに呼びよせて言われた、「だれでも、わたしについて来ようと思う者は、(まず)己れをすてて、自分の十字架を負い、それからわたしに従え。

8:35 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしと福音とのために(この世の)命を失う者は、(永遠の)命を救うのだから。

8:36 全世界をもうけても、命を損するのでは、その人になんの得があろう。

8:37 また、人は(一度失った永遠の)命を受けもどす代価として、何か(神に)渡すことができようか。

8:38 (わたしを信ずると言いながら、)神を忘れた、罪のこの時代において、わたしとわたしの福音(を告白すること)とを恥じる者があれば、人の子(わたし)も、父上の栄光に包まれ、聖なる天使たちを引き連れて(ふたたび地上に)来る時、その(臆病)者を(弟子と認めることを)恥じるであろう。」

9:1 また言葉をつづけられた、「アーメン、わたしは言う、(その時はじきに来る。)今ここに立っている者のうちには、死なずにいて、力強い神の国が来るのを見る者がある。」

 

塚本訳 ルカ 9:23-27

9:23 それから今度は皆に話された、「だれでも、わたしについて来ようと思う者は、(まず)己れをすてて、毎日自分の十字架を負い、それからわたしに従え。

9:24 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしのために(この世の)命を失う者が、(永遠の)命を救うのだから。

9:25 全世界をもうけても、自分(の命)を失ったり損したりするのでは、その人は何を得するのだろう。

9:26 (わたしを信ずると言いながら、)わたしとわたしの福音(を告白すること)とを恥じる者があれば、人の子(わたし)も、自分と父上と聖なる天使たちとの栄光に包まれて(ふたたび地上に)来る時、そんな(臆病)者を(弟子と認めることを)恥じるであろう。

9:27 本当にわたしは言う、(その時はじきに来る。)今ここに立っている者のうちには、死なずにいて、その神の国を見る者がある。」

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 マタ 24:31

24:31 人の子は、大きなラッパの音を合図にその天使たちを遣わす。天使たちは、天の果てから果てまで、彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める。」

 

新共同 ロマ 2:6

2:6 神はおのおのの行いに従ってお報いになります。

 

新共同 マタ 20:21

20:21 イエスが、「何が望みか」と言われると、彼女は言った。「王座にお着きになるとき、この二人の息子が、一人はあなたの右に、もう一人は左に座れるとおっしゃってください。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

口語訳 Tコリ11:1

11:1 わたしがキリストにならう者であるように、あなたがたもわたしにならう者になりなさい。

 

口語訳 Uコリ5:10

5:10 なぜなら、わたしたちは皆、キリストのさばきの座の前にあらわれ、善であれ悪であれ、自分の行ったことに応じて、それぞれ報いを受けねばならないからである。

 

口語訳 ガラ 6:7-8

6:7 まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。

6:8 すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

新共同 使  1:11

1:11 言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」

 

新共同 Tテサ4:16

4:16 すなわち、合図の号令がかかり、大天使の声が聞こえて、神のラッパが鳴り響くと、主御自身が天から降って来られます。すると、キリストに結ばれて死んだ人たちが、まず最初に復活し、

 

新共同 Uテサ1:7

1:7 また、苦しみを受けているあなたがたには、わたしたちと共に休息をもって報いてくださるのです。主イエスが力強い天使たちを率いて天から来られるとき、神はこの報いを実現なさいます。

 

新共同 Tヨハ2:28

2:28 さて、子たちよ、御子の内にいつもとどまりなさい。そうすれば、御子の現れるとき、確信を持つことができ、御子が来られるとき、御前で恥じ入るようなことがありません。

 

新共同 黙  1:7

1:7 見よ、その方が雲に乗って来られる。すべての人の目が彼を仰ぎ見る、/ことに、彼を突き刺した者どもは。地上の諸民族は皆、彼のために嘆き悲しむ。然り、アーメン。

 

新共同 ロマ 2:6

2:6 神はおのおのの行いに従ってお報いになります。

 

新共同 Uコリ5:10

5:10 なぜなら、わたしたちは皆、キリストの裁きの座の前に立ち、善であれ悪であれ、めいめい体を住みかとしていたときに行ったことに応じて、報いを受けねばならないからです。

 

新共同 エペ 6:8

6:8 あなたがたも知っているとおり、奴隷であっても自由な身分の者であっても、善いことを行えば、だれでも主から報いを受けるのです。

 

新共同 コロ 3:24-25

3:24 あなたがたは、御国を受け継ぐという報いを主から受けることを知っています。あなたがたは主キリストに仕えているのです。

3:25 不義を行う者は、その不義の報いを受けるでしょう。そこには分け隔てはありません。

 

新共同 Uテモ4:14

4:14 銅細工人アレクサンドロがわたしをひどく苦しめました。主は、その仕業に応じて彼にお報いになります。

 

新共同 Tペテ1:17

1:17 また、あなたがたは、人それぞれの行いに応じて公平に裁かれる方を、「父」と呼びかけているのですから、この地上に仮住まいする間、その方を畏れて生活すべきです。

 

新共同 黙  2:23

2:23 また、この女の子供たちも打ち殺そう。こうして、全教会は、わたしが人の思いや判断を見通す者だということを悟るようになる。わたしは、あなたがたが行ったことに応じて、一人一人に報いよう。

 

新共同 黙  22:12

22:12 見よ、わたしはすぐに来る。わたしは、報いを携えて来て、それぞれの行いに応じて報いる。

 

新共同 ヘブ 2:9

2:9 ただ、「天使たちよりも、わずかの間、低い者とされた」イエスが、死の苦しみのゆえに、「栄光と栄誉の冠を授けられた」のを見ています。神の恵みによって、すべての人のために死んでくださったのです。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

口語訳 Uコリ4:10-11

4:10 いつもイエスの死をこの身に負うている。それはまた、イエスのいのちが、この身に現れるためである。

4:11 わたしたち生きている者は、イエスのために絶えず死に渡されているのである。それはイエスのいのちが、わたしたちの死ぬべき肉体に現れるためである。

 

口語訳 ロマ 2:6

2:6 神は、おのおのに、そのわざにしたがって報いられる。

 

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