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マタイ27:1−2

ピラトに引き渡す

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

402701さて、夜明けが来ると、祭司長たちと民の長老たちの全員は、イエスを殺そうとして、彼に対する協議をした。

402802そして彼を縛って引き出し、総督ピラトゥスに引き渡した。

 

新共同訳1987

27:1 夜が明けると、祭司長たちと民の長老たち一同は、イエスを殺そうと相談した。

27:2 そして、イエスを縛って引いて行き、総督ピラトに渡した。

 

前田訳1978

27:1 朝になると、大祭司や民の長老は一致してイエスを死刑にする決議をした。

27:2 そして彼を縛って連れ出し、総督ピラトに引き渡した。

 

新改訳1970

27:1 さて、夜が明けると、祭司長、民の長老たち全員は、イエスを死刑にするために協議した。

27:2 それから、イエスを縛って連れ出し、総督ピラトに引き渡した。

 

塚本訳1963

27:1 夜が明けると、大祭司連、国の長老たち(全最高法院)は満場一致でイエスを死刑にする決議をした。

27:2 それから彼を縛り、引いていって総督ピラトに渡した。

 

口語訳1955

27:1 夜が明けると、祭司長たち、民の長老たち一同は、イエスを殺そうとして協議をこらした上、

27:2 イエスを縛って引き出し、総督ピラトに渡した。

 

文語訳1917

"402701","夜明けになりて凡ての祭司長・民の長老ら、イエスを殺さんと相議り、"

"402702","遂に之を縛り、曳きゆきて總督ピラトに付せり。  "

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 15:1

15:1 夜が明けるとすぐ、大祭司連は長老、聖書学者と共に、すなわち全最高法院で決議をすませたのち、イエスを縛り、引いていって(総督ピラトに)渡した。

 

塚本訳 ルカ 23:1

23:1 そこで法院全体が立ち上がって、イエスを(総督)ピラトの前に引いていって、

 

塚本訳 ヨハ 18:28-32

18:28 人々はイエスをカヤパのところから、総督官舎に引いていった。夜明けであった。しかし総督官舎には入らなかった。(異教人の家に入って身に)不浄をうけると、(その晩の)過越の食事をすることができなくなるからであった。

18:29 そこで、(総督)ピラトが彼らの所に出ていって言う、「いかなる廉でこの男を訴えるのか。」

18:30 彼らが答えて言った、「これが悪事をはたらいた男でなかったら、あなたに引き渡しはしません。(調べてください。)」

18:31 ピラトが言った、「(はっきりした罪名のないところを見ると、わたしが手を下すほどの事件ではなさそうだ。)お前たちがあれを引き取って、自分の法律で裁判するがよい。」ユダヤ人が(とうとう本音を吐いて)言った、「われわれには人を死刑に処する権限がありません。」

18:32 これはイエスが(かねて、)自分はどんな死に方で死なねばならぬかを、暗示して言われた言葉が成就するためであった。(ユダヤ人は十字架でなく、石打ちで、死刑を行ったからである。)

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

新共同 使  3:13

3:13 アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光をお与えになりました。ところが、あなたがたはこのイエスを引き渡し、ピラトが釈放しようと決めていたのに、その面前でこの方を拒みました。

 

新共同 使  4:27

4:27 事実、この都でヘロデとポンティオ・ピラトは、異邦人やイスラエルの民と一緒になって、あなたが油を注がれた聖なる僕イエスに逆らいました。

 

新共同 Tテモ6:13

6:13 万物に命をお与えになる神の御前で、そして、ポンティオ・ピラトの面前で立派な宣言によって証しをなさったキリスト・イエスの御前で、あなたに命じます。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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マタイ27:3−10

ユダくびれる

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

402703そのあと、イエスを売り渡したユダは、イエスが〔死刑を〕宣告されたと知り、後悔して銀三十枚を祭司長たちと長老たちとに返して

402704言った、「俺は罪なき血を売り渡して、罪を犯した」。しかし彼らは言った、「そんなことはわれわれの知ったことか。お前が勝手に始末せよ」。

402705そこで彼は、銀貨を神殿に投げ入れ、立ち去った。そして行って、首をくくっ〔て果て〕た。

402706他方、祭司長たちは、その銀貨を取って言った、「これら〔の銀貨〕を神殿の宝物庫に入れるのは、許されていない。血の代価だからだ」。

402707そこで彼らは協議して、それら〔の銀貨〕で陶器師の地所を買い、外国からの旅人用の墓地にした。

402708このため、この地所は今日に至るまで、「血の地所」と呼ばれている。

402709そのとき、預言者エレミヤを通して語られたことが満たされたのである、すなわち、

   そして彼らは、銀貨三十枚を受け取った、

   値踏みされた者の値を、

イスラエルの子らの幾人かが、この者を値踏みしたのである。

402710そして彼らはそれら〔の銀貨〕を陶器師の地所のために払った、私に主が命じた通りである。

 

新共同訳1987

27:3 そのころ、イエスを裏切ったユダは、イエスに有罪の判決が下ったのを知って後悔し、銀貨三十枚を祭司長たちや長老たちに返そうとして、

27:4 「わたしは罪のない人の血を売り渡し、罪を犯しました」と言った。しかし彼らは、「我々の知ったことではない。お前の問題だ」と言った。

27:5 そこで、ユダは銀貨を神殿に投げ込んで立ち去り、首をつって死んだ。

27:6 祭司長たちは銀貨を拾い上げて、「これは血の代金だから、神殿の収入にするわけにはいかない」と言い、

27:7 相談のうえ、その金で「陶器職人の畑」を買い、外国人の墓地にすることにした。

27:8 このため、この畑は今日まで「血の畑」と言われている。

27:9 こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。「彼らは銀貨三十枚を取った。それは、値踏みされた者、すなわち、イスラエルの子らが値踏みした者の価である。

27:10 主がわたしにお命じになったように、彼らはこの金で陶器職人の畑を買い取った。」

 

前田訳1978

27:3 イエスを売ったユダは彼が判決を受けるのを見て悔い、銀貨三十を大祭司と長老に返した。そしていう、

27:4 「わたしは清らかな血を引き渡して罪を犯した」と。彼らはいった、「われらの知ったことではない。自分で始末せよ」と。

27:5 そこで彼は銀貨を宮に投げて立ち去り、行って首をくくった。

27:6 大祭司は銀貨を手にしていった、「これを宮の献金に入れることはゆるされない、血の代金だから」と。

27:7 彼らは相談してそれで陶器師の畑を買って外人墓地にした。

27:8 それゆえにその畑は今日まで血の畑と呼ばれる。

27:9 かくて預言者エレミヤのことばが成就した。いわく、「彼らは銀貨三十すなわちイスラエルの子らが人間につけた値段の金を取って

27:10 主がわたしに命じられたように陶器師の畑の代として与えた」と。

 

新改訳1970

27:3 そのとき、イエスを売ったユダは、イエスが罪に定められたのを知って後悔し、銀貨三十枚を、祭司長、長老たちに返して、

27:4 「私は罪を犯した。罪のない人の血を売ったりして。」と言った。しかし、彼らは、「私たちの知ったことか。自分で始末することだ。」と言った。

27:5 それで、彼は銀貨を神殿に投げ込んで立ち去った。そして、外に出て行って、首をつった。

27:6 祭司長たちは銀貨を取って、「これを神殿の金庫に入れるのはよくない。血の代価だから。」と言った。

27:7 彼らは相談して、その金で陶器師の畑を買い、旅人たちの墓地にした。

27:8 それで、その畑は、今でも血の畑と呼ばれている。

27:9 そのとき、預言者エレミヤを通して言われた事が成就した。「彼らは銀貨三十枚を取った。イスラエルの人々に値積もりされた人の値段である。

27:10 彼らは、主が私にお命じになったように、その金を払って、陶器師の畑を買った。」

 

塚本訳1963

27:3 その時イエスを売ったユダは、イエスの判決が決まったのを見て後悔し、(受け取ったシケル)銀貨三十枚を大祭司連、長老たちに返して、

27:4 「罪もない(人の)血を売って、悪いことをした」と言った。彼らが答えた、「われわれの知ったことではない。お前が自分で始末しろ!」

27:5 ユダは銀貨を宮に投げ込んで去り、行って首をくくった。

27:6 大祭司連は銀貨を取りのけながら言った、「人殺しの代金だから、賽銭箱に入れるのはよろしくない。」

27:7 そこで決議の上、その金で「瀬戸物やの畑」(と言われた土地)を買って無縁墓地をつくった。

27:8 そのため、この畑は今日まで「血の畑」と呼ばれる。

27:9 その時、預言者エレミヤをもって言われた言葉が成就した。──『わたしは、値ぶみされた人、すなわちイスラエルの子孫たちが値ぶみした人の代金、銀貨三十枚を取って、

27:10 主が』わたしに『命じられたように、それを瀬戸物屋の畑の代金として渡した。』

 

口語訳1955

27:3 そのとき、イエスを裏切ったユダは、イエスが罪に定められたのを見て後悔し、銀貨三十枚を祭司長、長老たちに返して

27:4 言った、「わたしは罪のない人の血を売るようなことをして、罪を犯しました」。しかし彼らは言った、「それは、われわれの知ったことか。自分で始末するがよい」。

27:5 そこで、彼は銀貨を聖所に投げ込んで出て行き、首をつって死んだ。

27:6 祭司長たちは、その銀貨を拾いあげて言った、「これは血の代価だから、宮の金庫に入れるのはよくない」。

27:7 そこで彼らは協議の上、外国人の墓地にするために、その金で陶器師の畑を買った。

27:8 そのために、この畑は今日まで血の畑と呼ばれている。

27:9 こうして預言者エレミヤによって言われた言葉が、成就したのである。すなわち、「彼らは、値をつけられたもの、すなわち、イスラエルの子らが値をつけたものの代価、銀貨三十を取って、

27:10 主がお命じになったように、陶器師の畑の代価として、その金を与えた」。

 

文語訳1917

"402703","ここにイエスを賣りしユダ、その死に定められ給ひしを見て悔い、祭司長・長老らに、かの三十の銀をかへして言ふ、"

"402704","『われ罪なきの血を賣りて罪を犯したり』彼らいふ『われら何ぞ干らん、汝みづから當るべし』"

"402705","彼その銀を聖所に投げすてて去り、ゆきて自ら縊れたり。"

"402706","祭司長ら、その銀をとりて言ふ『これは血の價なれば、宮の庫に納むるは可からず』  "

"402707","かくて相議り、その銀をもて陶工の畑を買ひ、旅人らの墓地とせり。  "

"402708","之によりて其の畑は、今に至るまで血の畑と稱へらる。"

"402709","ここに預言者エレミヤによりて云はれたる言は成就したり。曰く『かくて彼ら値積られしもの、即ちイスラエルの子らが値積りし者の價の銀三十をとりて、  "

"402710","陶工の畑の代に之を與へたり。主の我に命じ給ひし如し』

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 使  1:16-20

1:16 「兄弟の方々、イエスを捕らえる者たちを手引したユダについては、聖霊がダビデ(王)の口をもって預言された聖書の言葉が成就しなければならなかった。

1:17 というのは、彼はわたし達(と共に使徒)の一人に数えられ、この職務を授かっていたからである。──

1:18 ところでこの人は、(主を売って得た)不道徳の報酬で地所を手に入れたところ、(高い所から)さかさまに落ちて腹が真中から裂け、はらわたがすっかり流れ出てしまった。

1:19 するとこのことがエルサレムに住む人全体に知れわたって、その地所を国語[ヘブライ語]でアケルダマ、すなわち『血の地所』と呼ぶようになった。──

1:20 詩篇に『彼の屋敷は荒れ果てよ、そこに住む人はなかれかし。』また、『彼の務めはほかの人に得させよ。』と書いてあるから(この言葉が成就しなければならなかったの)である。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

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(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

口語訳 Uコリ7:10

7:10 神のみこころに添うた悲しみは、悔いのない救を得させる悔改めに導き、この世の悲しみは死をきたらせる。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

新共同 使  1:18-19

1:18 ところで、このユダは不正を働いて得た報酬で土地を買ったのですが、その地面にまっさかさまに落ちて、体が真ん中から裂け、はらわたがみな出てしまいました。

1:19 このことはエルサレムに住むすべての人に知れ渡り、その土地は彼らの言葉で『アケルダマ』、つまり、『血の土地』と呼ばれるようになりました。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

口語訳 使  1:18-19

1:18 (彼は不義の報酬で、ある地所を手に入れたが、そこへまっさかさまに落ちて、腹がまん中から引き裂け、はらわたがみな流れ出てしまった。

1:19 そして、この事はエルサレムの全住民に知れわたり、そこで、この地所が彼らの国語でアケルダマと呼ばれるようになった。「血の地所」との意である。)

 

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マタイ27:11−31

ピラトの審問

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

402711さて、イエスは総督の前に立った。そこで総督は彼にたずねて言った、「お前はユダヤ人どもの王なのか」。しかしイエスは言った、「それはあなたの言うことだ」。

402712そして祭司長たちや長老たちに訴えられている間、彼は何一つ答えなかった。

402713そのとき、ピラトゥスは彼に言う、「お前には、彼らがやっきになってお前に不利な証言を申し立てているのが聞こえないのか」。

402714しかしイエスは、総督にはもはや何一つとして答えなかった。そのために彼がいたく驚くほどであった。

402715ところで、総督は祭りのつどに群衆の望む囚人を一人、彼らのために釈放することを慣習にしていた。

402716さて、そのとき、[イエス・]バラバという悪名高い囚人がいた。

402717そこで彼らが集まって来た時、ピラトゥスは彼らに言った、「お前たちは、誰を自分たちに釈放して欲しいか。[イエス・]バラバか、『ユダヤ人たちの王』と言われるイエスか」。

402718というのも、彼は、彼らが妬みのゆえにイエスを引き渡したのを知っていたのである。

402719さて、彼が裁判の席についていた時、彼の妻が彼のもとに人を遣わして言った、「どうか、あの義人とは何の関わり合いにもならないで下さい。なぜなら、私は今朝、彼のために夢でさんざんな目にあったからです」。

402720しかし、祭司長たちと長老たちは群衆を説得し、〔群衆が〕バラバ〔の釈放〕を求め、イエスの方は殺すように〔要求するよう、導いた〕。

402721そこで総督は答えて彼らに言った、「二人のうち、どちらを釈放して欲しいのか」。彼らは言った、「バラバだ」。

402722ピラトゥスは彼らに言う、「ではキリストと言われているイエスを、どうしたらいいのか」。彼らは全員が言う、「十字架につけてしまえ」。

402723そこで彼は言った、「では、こいつはどんな悪事を働いたのか」。しかし彼らはなおいっそう激しく叫び続けた、「十字架につけてしまえ」。

402724そこでピラトゥスは、事態の収拾がつかず、むしろ暴動になると見てとり、群衆の前で水を取って両手を洗い、言った、「この者の血には、私は責任がない。お前たちが勝手に始末せよ」。

402725すると民全体が答えて言った、「彼の血は、われわれとわれわれの子孫の上に〔ふりかかれ〕」。

402726そのときピラトゥスは、彼らのためにバラバを釈放し、他方、イエスを鞭打った後、十字架につけるため〔兵士たちに〕引き渡した。

402727そのあと、総督の兵士たちはイエスを総督本営の中に連れて行き、全部隊を彼のところに呼び集めた。

402728そして彼〔の衣〕を剥(は)ぎ、彼に深紅の外套をまとわせた。

402729さらに茨で冠を編んで、彼の頭上に置いた。そして〔一本の〕葦を彼の右手に持たせ、彼の前にひざまずいて彼をなぶりものにして言った、「ユダヤ人どもの王様、ごきげんうるわしゅう」。

402730また彼に唾を吐きかけながら、くり返し葦を取って彼の頭を打つのだった。

402731aそして彼をなぶりものにした後、外套を彼から剥ぎ、彼〔自身〕の着物を着せた。

402731bそして彼らは、十字架につけるため、彼を引いて行った。

 

新共同訳1987

27:11 さて、イエスは総督の前に立たれた。総督がイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」と言われた。

27:12 祭司長たちや長老たちから訴えられている間、これには何もお答えにならなかった。

27:13 するとピラトは、「あのようにお前に不利な証言をしているのに、聞こえないのか」と言った。

27:14 それでも、どんな訴えにもお答えにならなかったので、総督は非常に不思議に思った。

◆死刑の判決を受ける

27:15 ところで、祭りの度ごとに、総督は民衆の希望する囚人を一人釈放することにしていた。

27:16 そのころ、バラバ・イエスという評判の囚人がいた。

27:17 ピラトは、人々が集まって来たときに言った。「どちらを釈放してほしいのか。バラバ・イエスか。それともメシアといわれるイエスか。」

27:18 人々がイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。

27:19 一方、ピラトが裁判の席に着いているときに、妻から伝言があった。「あの正しい人に関係しないでください。その人のことで、わたしは昨夜、夢で随分苦しめられました。」

27:20 しかし、祭司長たちや長老たちは、バラバを釈放して、イエスを死刑に処してもらうようにと群衆を説得した。

27:21 そこで、総督が、「二人のうち、どちらを釈放してほしいのか」と言うと、人々は、「バラバを」と言った。

27:22 ピラトが、「では、メシアといわれているイエスの方は、どうしたらよいか」と言うと、皆は、「十字架につけろ」と言った。

27:23 ピラトは、「いったいどんな悪事を働いたというのか」と言ったが、群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び続けた。

27:24 ピラトは、それ以上言っても無駄なばかりか、かえって騒動が起こりそうなのを見て、水を持って来させ、群衆の前で手を洗って言った。「この人の血について、わたしには責任がない。お前たちの問題だ。」

27:25 民はこぞって答えた。「その血の責任は、我々と子孫にある。」

27:26 そこで、ピラトはバラバを釈放し、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。

◆兵士から侮辱される

27:27 それから、総督の兵士たちは、イエスを総督官邸に連れて行き、部隊の全員をイエスの周りに集めた。

27:28 そして、イエスの着ている物をはぎ取り、赤い外套を着せ、

27:29 茨で冠を編んで頭に載せ、また、右手に葦の棒を持たせて、その前にひざまずき、「ユダヤ人の王、万歳」と言って、侮辱した。

27:30 また、唾を吐きかけ、葦の棒を取り上げて頭をたたき続けた。

27:31 このようにイエスを侮辱したあげく、外套を脱がせて元の服を着せ、十字架につけるために引いて行った。

 

前田訳1978

27:11 イエスが総督の前に立たされると、総督は彼に問うた、「おまえはユダヤ人の王か」と。イエスはいわれた、「仰せのとおり」と。

27:12 そして大祭司や長老による訴えには何もお答えがなかった。

27:13 そこでピラトが彼にいう、「こんなに不利な証言をしているのが聞こえないのか」と。

27:14 彼からひとこともお答えがないので総督はたいそう不思議に思った。

27:15 祭りの折に総督が民衆の望む囚人ひとりをゆるす習慣があった。

27:16 そのときバラバという評判の囚人がいた。

27:17 人々が集まったときピラトはいった。「どちらをゆるしてあげようか、バラバか、キリストといわれるイエスか」と。

27:18 ピラトは人々が妬みからイエスを引き渡したことを知っていたからである。

27:19 ピラトが席にすわっているとき、彼の妻が人をやっていわせた、「あの義人に何もしないでください。あの人の夢で昨夜苦しみました」と。

27:20 大祭司と長老はバラバをゆるしてイエスを殺してもらえと民衆を説得した。

27:21 総督はいった、「ふたりのうちどれをゆるしてもらいたいか」と。彼らはいった、「バラバを」と。

27:22 ピラトはいう、「キリストといわれるイエスはどうしよう」と。彼らは皆いう、「十字架につけよ」と。

27:23 彼はいう、「何の悪をしたのか」と。彼らはますます叫んで「十字架につけよ」といった。

27:24 ピラトはすべてがむだなばかりで騒動になりそうなのを見て、水を取って群衆の前で手を洗っていう、「わたしはこの人の血にかかりあいはない。あなた方が始末せよ」と。

27:25 民は皆いった、「彼の血はわれらと子孫の上に」と。

27:26 そこでバラバをゆるしてやり、イエスは鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。

27:27 総督の兵隊はイエスを本営に連れて行き、全部隊を彼のまわりに集めた。

27:28 そして着物を脱がせて緋の外套を着せ、

27:29 茨で冠を編んで頭にのせ、右手に葦を持たせ、その前にひざまずいて、「ユダヤ人の王万歳」といってあざけった。

27:30 そして彼に唾し、葦を取って頭をたたいた。

27:31 あざけってから外套を脱がせてもとの着物を着せ、十字架につけるために連れて行った。

 

新改訳1970

27:11 さて、イエスは総督の前に立たれた。すると、総督はイエスに「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」と尋ねた。イエスは彼に「そのとおりです。」と言われた。

27:12 しかし、祭司長、長老たちから訴えがなされたときは、何もお答えにならなかった。

27:13 そのとき、ピラトはイエスに言った。「あんなにいろいろとあなたに不利な証言をしているのに、聞こえないのですか。」

27:14 それでも、イエスは、どんな訴えに対しても一言もお答えにならなかった。それには総督も非常に驚いた。

27:15 ところで総督は、その祭りには、群衆のために、いつも望みの囚人をひとりだけ赦免してやっていた。

27:16 そのころ、バラバという名の知れた囚人が捕えられていた。

27:17 それで、彼らが集まったとき、ピラトが言った。「あなたがたは、だれを釈放してほしいのか。バラバか、それともキリストと呼ばれているイエスか。」

27:18 ピラトは、彼らがねたみからイエスを引き渡したことに気づいていたのである。

27:19 また、ピラトが裁判の席に着いていたとき、彼の妻が彼のもとに人をやって言わせた。「あの正しい人にはかかわり合わないでください。ゆうべ、私は夢で、あの人のことで苦しいめに会いましたから。」

27:20 しかし、祭司長、長老たちは、バラバのほうを願うよう、そして、イエスを死刑にするよう、群衆を説きつけた。

27:21 しかし、総督は彼らに答えて言った。「あなたがたは、ふたりのうちどちらを釈放してほしいのか。」彼らは言った。「バラバだ。」

27:22 ピラトは彼らに言った。「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」彼らはいっせいに言った。「十字架につけろ。」

27:23 だが、ピラトは言った。「あの人がどんな悪い事をしたというのか。」しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ。」と叫び続けた。

27:24 そこでピラトは、自分では手の下しようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、群衆の目の前で水を取り寄せ、手を洗って、言った。「この人の血について、私には責任がない。自分たちで始末するがよい。」

27:25 すると、民衆はみな答えて言った。「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい。」

27:26 そこで、ピラトは彼らのためにバラバを釈放し、イエスをむち打ってから、十字架につけるために引き渡した。

27:27 それから、総督の兵士たちは、イエスを官邸の中に連れて行って、イエスの回りに全部隊を集めた。

27:28 そして、イエスの着物を脱がせて、緋色の上着を着せた。

27:29 それから、いばらで冠を編み、頭にかぶらせ、右手に葦を持たせた。そして、彼らはイエスの前にひざまずいて、からかって言った。「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」

27:30 また彼らはイエスにつばきをかけ、葦を取り上げてイエスの頭をたたいた。

27:31 こんなふうに、イエスをからかったあげく、その着物を脱がせて、もとの着物を着せ、十字架につけるために連れ出した。

 

塚本訳1963

27:11 さて、イエスが総督の前に立たれると、総督はイエスに問うた、「お前が、ユダヤ人の王か。(お前はその廉で訴えられているが。)」イエスは言われた、「(そう言われるなら)御意見にまかせる。」

27:12 大祭司連、長老たちから(いろいろと)訴えられたが、何もお答えにならなかった。

27:13 するとピラトが言った、「あんなにお前に不利益な証言をしているのが聞えないのか。」

27:14 イエスはただの一言もお答えにならなかったので、総督は不思議でならなかった。

27:15 さて総督は(過越の)祭の都度、民衆の望む囚人を一人だけ(特赦によって)赦すことにしていた。

27:16 ところがその時、バラバ(・イエス)と言う評判の囚人がいたので、

27:17 ピラトは人々が集まってきたとき言った、「どちらを赦してもらいたいか、バラバ(・イエス)か、救世主と言われるイエスか。」

27:18 ピラトは人々が妬みからイエスを引き渡したことを知っていたのである。

27:19 ピラトが裁判席に着いているとき、その妻が彼の所に人をやって、「その正しい人に関係しないでください。その人のおかげで、昨夜夢で散々な目にあいましたから」と言わせた。

27:20 しかし大祭司連、長老たちは、バラバの命乞いをして、イエスを殺してもらえと群衆を説きつけた。

27:21 総督は彼らに言った、「二人のうち、どちらを赦してもらいたいのか。」「バラバを!」と彼らが言った。

27:22 ピラトが言う、「では、救世主と言われるイエスをどうしようか。」みんなが、「十字架につけるのだ」と言う。

27:23 ピラトは言った、「いったいどんな悪事をはたらいたというのか。」しかし人々はいよいよ激しく、「十字架につけるのだ」と叫びつづけた。

27:24 ピラトは(自分のすることが)なんの甲斐もないばかりか、かえって騒動が起りそうなのを見て、水を取り寄せ、群衆の前で手を洗って言った、「わたしはこの人の血(を流すこと)に責任をもたない。お前たちが自分で始末しろ。」

27:25 民衆全体が答えた、「その男の血のことなら、われわれが孫子の代まで引き受けた。」

27:26 そこでピラトはバラバを赦してやり、イエスの方は鞭打ったのち、十字架につけるため(兵卒)に引き渡した。

27:27 それから総督の兵卒らはイエスを総督官舎(プライトリオン)に連れてゆき、(王の茶番狂言を見せるために)全部隊を彼のまわりに集めた。

27:28 そしてイエスの着物をはいで(自分たちの)緋の外套をきせ、

27:29 茨で冠を編んで頭にかぶらせ、右手に葦(の棒)をもたせて(王に仕立てたのち、)その前にひざまずき、「ユダヤ人の王、万歳!」と言ってなぶった。

27:30 それから唾をかけ、葦(の棒)を取りあげて頭をたたいた。

27:31 こうしてなぶった後、外套を脱がせてもとの着物を着せ、十字架につけるために引いていった。

 

口語訳1955

27:11 さて、イエスは総督の前に立たれた。すると総督はイエスに尋ねて言った、「あなたがユダヤ人の王であるか」。イエスは「そのとおりである」と言われた。

27:12 しかし、祭司長、長老たちが訴えている間、イエスはひと言もお答えにならなかった。

27:13 するとピラトは言った、「あんなにまで次々に、あなたに不利な証言を立てているのが、あなたには聞えないのか」。

27:14 しかし、総督が非常に不思議に思ったほどに、イエスは何を言われても、ひと言もお答えにならなかった。

27:15 さて、祭のたびごとに、総督は群衆が願い出る囚人ひとりを、ゆるしてやる慣例になっていた。

27:16 ときに、バラバという評判の囚人がいた。

27:17 それで、彼らが集まったとき、ピラトは言った、「おまえたちは、だれをゆるしてほしいのか。バラバか、それとも、キリストといわれるイエスか」。

27:18 彼らがイエスを引きわたしたのは、ねたみのためであることが、ピラトにはよくわかっていたからである。

27:19 また、ピラトが裁判の席についていたとき、その妻が人を彼のもとにつかわして、「あの義人には関係しないでください。わたしはきょう夢で、あの人のためにさんざん苦しみましたから」と言わせた。

27:20 しかし、祭司長、長老たちは、バラバをゆるして、イエスを殺してもらうようにと、群衆を説き伏せた。

27:21 総督は彼らにむかって言った、「ふたりのうち、どちらをゆるしてほしいのか」。彼らは「バラバの方を」と言った。

27:22 ピラトは言った、「それではキリストといわれるイエスは、どうしたらよいか」。彼らはいっせいに「十字架につけよ」と言った。

27:23 しかし、ピラトは言った、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。すると彼らはいっそう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。

27:24 ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、「この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい」。

27:25 すると、民衆全体が答えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。

27:26 そこで、ピラトはバラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。

27:27 それから総督の兵士たちは、イエスを官邸に連れて行って、全部隊をイエスのまわりに集めた。

27:28 そしてその上着をぬがせて、赤い外套を着せ、

27:29 また、いばらで冠を編んでその頭にかぶらせ、右の手には葦の棒を持たせ、それからその前にひざまずき、嘲弄して、「ユダヤ人の王、ばんざい」と言った。

27:30 また、イエスにつばきをかけ、葦の棒を取りあげてその頭をたたいた。

27:31 こうしてイエスを嘲弄したあげく、外套をはぎ取って元の上着を着せ、それから十字架につけるために引き出した。

 

文語訳1917

"402711","さてイエス、總督の前に立ち給ひしに、總督問ひて言ふ『なんぢはユダヤ人の王なるか』イエス言ひ給ふ『なんぢの言ふが如し』"

"402712","祭司長・長老ら訴ふれども、何をも答へ給はず。  "

"402713","ここにピラト彼に言ふ『聞かぬか、彼らが汝に對して如何におほくの證據を立つるを』"

"402714","されど總督の甚く怪しむまで、一言をも答へ給はず。"

"402715","祭の時には、總督群衆の望にまかせて、囚人一人を之に赦す例あり。"

"402716","ここにバラバといふ隱れなき囚人あり。"

"402717","されば人々の集れる時、ピラト言ふ『なんぢら我が誰を赦さんことを願ふか。バラバなるか、キリストと稱ふるイエスなるか』"

"402718","これピラト彼らのイエスを付ししは嫉に因ると知る故なり。"

"402719","彼なほ審判の座にをる時、その妻、人を遣して言はしむ『かの義人に係はることを爲な、我けふ夢の中にて彼の故にさまざま苦しめり』"

"402720","祭司長・長老ら、群衆にバラバの赦されん事を請はしめ、イエスを亡さん事を勸む。"

"402721","總督こたへて彼らに言ふ『二人の中いづれを我が赦さん事を願ふか』彼らいふ『バラバなり』"

"402722","ピラト言ふ『さらばキリストと稱ふるイエスを我いかにすべききか』皆いふ『十字架につくべし』"

"402723","ピラト言ふ『かれ何の惡事をなしたるか』彼ら烈しく叫びていふ『十字架につくべし』"

"402724","ピラトは何の効なく反つて亂にならんとするを見て、水をとり群衆のまへに手を洗ひて言ふ『この人の血につきて我は罪なし、汝等みづから當れ』"

"402725","民みな答へて言ふ『其の血は、我らと我らの子孫とに歸すべし』"

"402726","ここにピラト、バラバを彼らに赦し、イエスを鞭ちて、十字架につくる爲に付せり。"

"402727","ここに總督の兵卒ども、イエスを官邸につれゆき、全隊を御許に集め、"

"402728","その衣をはぎて、緋色の上衣をきせ、"

"402729","茨の冠冕を編みて、その首に冠らせ、葦を右の手にもたせ、且その前に跪づき、嘲弄して言ふ『ユダヤ人の王、安かれ』"

"402730","また之に唾し、かの葦をとりて其の首を叩く。"

"402731","かく嘲弄してのち、上衣を剥ぎて、故の衣をきせ、十字架につけんとて曳きゆく。"

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 15:2-20

15:2 ピラトはイエスに問うた、「お前が、ユダヤ人の王か。(お前はその廉で訴えられているが。)」答えて言われる、「(そう言われるならば)御意見にまかせる。」

15:3 大祭司連が(いろいろ罪状をあげて、)しきりにイエスを訴えた。

15:4 そこで、またピラトが問うた、「何も答えないのか。そら、あんなにお前を訴えているではないか。」

15:5 しかしイエスはもはや何もお答えにならなかったので、ピラトは不思議に思った。

15:6 さてピラトは(過越の)祭の都度、人民から願い出る囚人を一人だけ(特赦によって)赦していた。

15:7 ところが暴動の折、人殺しをして繋がれていた暴徒の中に、バラバという者があった。

15:8 群衆が(官邸に)上がってきて、いつもするように(してもらいたい)と願い始めた。

15:9 ピラトは答えて言った、「あのユダヤ人の王を赦してもらいたいのか。」

15:10 ピラトは大祭司連が妬みからイエスを引き渡したことを知っていたのである。

15:11 しかし大祭司連は、(彼よりは)バラバの方を赦してもらえと群衆を煽動した。

15:12 ピラトはまた彼らに言った、「では、お前たちがユダヤ人の王と言っているあの人を、どうしようか。」

15:13 「それを十字架につけろ」とまた人々が叫んだ。

15:14 ピラトは言った、「いったいどんな悪事をはたらいたというのか。」しかし人々はいよいよ激しく、「それを十字架につけろ」と叫んだ。

15:15 ピラトは群衆の機嫌を取ろうと思ってバラバを赦してやり、イエスを鞭打ったのち、十字架につけるため(兵卒)に引き渡した。

15:16 兵卒らは官邸、すなわち総督官舎、の中にイエスを引いてゆき、(王の茶番狂言を見せるために)全部隊を呼びあつめた。

15:17 彼らはイエスに紫の衣を着せ、茨の冠を編んでかぶらせて(王に仕立てたのち、)

15:18 「ユダヤ人の王、万歳!」と(叫んで)喝采した。

15:19 それから葦(の棒)で頭をたたき、唾をかけ、ひざまずいておがんだ。

15:20 こうしてなぶった後、紫の衣を脱がせてもとの着物を着せた。兵卒らはイエスを十字架につけるために(都から)引き出した。

 

塚本訳 ルカ 23:2-5

23:2 「われわれはこの男が国民を惑わし、皇帝に貢を納めることを禁じ、かつ、自分が救世主、すなわち王だと言っていることを確かめた」と言って訴え始めた。

23:3 ピラトがイエスに問うた、「お前が、ユダヤ人の王か。」答えて言われた、「(そう言われるなら)御意見にまかせる。」

23:4 ピラトが大祭司連と群衆に向かって、「この人にはなんの罪も認められない」と言うと、

23:5 彼らはますます強く言い張った、「この男はユダヤ人(の国)全体に(自分の)教えを説いて民衆を煽動し、ガリラヤから始めてここまで来ている。」

 

塚本訳 ルカ 23:18-25

23:18 すると人々が一斉に声をあげて叫んだ、「その男を片付けろ。バラバの方を赦してくれ。」

23:19 バラバは都におこった暴動(に関係したの)と人殺しとの廉で、牢に入れられていた者である。

23:20 ピラトはイエスを赦したいので、ふたたび人々に呼びかけたが、

23:21 人々は(ただ)、「十字架につけろ、それを十字架につけろ」とどなりつづけた。

23:22 三度目にピラトは彼らに言った、「いったいどんな悪事をこの人がはたらいたというのか。わたしはこの人に何一つ死罪にあたる罪を認められなかった。だから鞭うった上、赦すことにする。」

23:23 しかし人々は十字架につけることを大声でせがみつづけ、とうとうその声が勝った。

23:24 ピラトは彼らの願いをかなえることに決定して、

23:25 暴動と人殺しとの廉で牢に入れられていた者を願いどおりに赦し、イエスの方は彼らの思うようにさせた。

 

塚本訳 ヨハ 18:33-19:16

18:33 そこでピラトはまた総督官舎に入り、イエスを呼びよせて言った、「お前が、ユダヤ人の王か。」

18:34 イエスが答えられた、「あなたは自分の考えでそう言われるのか、それともだれかほかの人たちが、わたしのことをそうあなたに言ったのか。」

18:35 ピラトが答えた、「このわたしを、ユダヤ人とでも思っているのか。お前の国の人たち、ことに(その代表者の)大祭司連が、(その廉で)お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしでかしたのか。」

18:36 イエスが答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであったら、わたしの手下の者たちが、わたしをユダヤ人に渡すまいとして戦ったはずである。しかし実際のところ、わたしの国はこの世のものではない。」

18:37 そこでピラトが言った、「では、やっぱりお前は王ではないか。」イエスが答えられた、「王だと言われるなら、御意見にまかせる。わたしは真理について証明するために生まれ、またそのためにこの世に来たのである。真理から出た者はだれでも、わたしの声に耳をかたむける。」

18:38 ピラトがたずねる、「真理とは何か。」、ピラトはこう言ったのち、またユダヤ人の所に出ていって言う、「あの人にはなんらの罪も認められない。

18:39 しかし、過越の祭の時にわたしが囚人を一人だけ(特赦によって)赦してやるのが、お前たちの慣例になっている。だから(この慣例によって、)あのユダヤ人の王を赦してやろうか。」

18:40 彼らはまたもや「その男ではない、あのバラバを!」と叫んだ。バラバは強盗であった。

19:1 そこでピラトは、(何とかしてイエスを赦してやろうと思い、ユダヤ人を納得させるために、)今度はイエスを鞭で打たせた。

19:2 また兵卒らは茨で冠を編んで頭にかぶらせ、紫の上着をきせて(王に仕立てたのち、)

19:3 進み出て「ユダヤ人の王、万歳!」と言った。そしていくつも平手打ちをくらわせた。

19:4 ピラトはまた外に出ていって、ユダヤ人に言う、「見よ、あの人をお前たちの前に引き出す。あの人にはなんらの罪も認められない訳がわかろう。」

19:5 イエスが茨の冠をかぶり紫の上着をまとって、(しずかに)出てこられた。ピラトが言う、「見よ、この人だ。」

19:6 すると大祭司連や下役らはイエスを見て、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫んだ。(イエスのみじめな滑稽な姿を見ては、さすがのユダヤ人も心をやわらげるであろうという、ピラトの当てははずれた。)ピラトが言う、「(もし、そうしたければ、)お前たちがこの人を引き取って、十字架につけたらよかろう。この人には罪を認められない。」

19:7 ユダヤ人が答えた、「われわれには律法があって、その律法によると、当然死刑です。神の子気取りでいるのだから。」

19:8 ピラトはこの(神の子という)言葉を聞くと、いよいよ薄気味悪くなり、

19:9 また総督官舎に入ってイエスにたずねる、「お前はいったいどこから来たのか。(本当に天から来たのか。)」イエスは返事をされなかった。

19:10 するとピラトが言う、「このわたしに口をきかないのか。わたしはお前を赦す権力があり、お前を十字架につける権力があることを、知らないのか。」

19:11 イエスは答えられた、「あなたは上[神]から授けられないかぎり、わたしに対してなんの権力もない。だから(あなたの罪はまだ軽いが、)わたしをあなたに売った者[ユダ]の罪は、あなたよりも重い。(あなたは官憲として神の命令を行なうだけだが、彼は自分の発意でやったのだから。」

19:12 このためにピラトは(ますます恐ろしくなり、なんとかして)彼を赦そうと思ったが、ユダヤ人が叫んだ、「この男を赦せば、あなたは皇帝の忠臣ではない。自分を王とする者はだれであろうと、皇帝の敵である。(それを助けるのだから。)」

19:13 ピラトはこの言葉を聞くと(心を決し、)イエスを引き出して、「敷石」──ヘブライ語でガバタ──という所で裁判席に着いた。

19:14 それは過越の祭の支度日で、昼の十二時ごろであった。ピラトがイエスを指さしながら、ユダヤ人に言う、「見よ、お前たちの王様だ。」

19:15 すると彼等が、「片付けろ、片付けろ、それを十字架につけろ」と叫んだ。ピラトが言う、「お前たちの王様を、わたしが十字架につけてよいのか。」大祭司連が答えた、「われわれには皇帝のほかに王はない。」

19:16 ここにおいてピラトは、十字架につけるためにイエスを彼らに引き渡した。さて彼ら[兵卒ら]はイエスを受け取り、

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 使  3:14

3:14 聖なる正しい方を拒んで、人殺しの男を赦すように要求したのです。

 

新共同 マタ 27:17

27:17 ピラトは、人々が集まって来たときに言った。「どちらを釈放してほしいのか。バラバ・イエスか。それともメシアといわれるイエスか。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

口語訳 Uコリ5:21

5:21 神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。

 

口語訳 Tテサ2:15-16

2:15 ユダヤ人たちは主イエスと預言者たちとを殺し、わたしたちを迫害し、神を喜ばせず、すべての人に逆らい、

2:16 わたしたちが異邦人に救の言を語るのを妨げて、絶えず自分の罪を満たしている。そこで、神の怒りは最も激しく彼らに臨むに至ったのである。

 

口語訳 ピリ 1:13

1:13 すなわち、わたしが獄に捕われているのはキリストのためであることが、兵営全体にもそのほかのすべての人々にも明らかになり、

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

新共同 使  18:12

18:12 ガリオンがアカイア州の地方総督であったときのことである。ユダヤ人たちが一団となってパウロを襲い、法廷に引き立てて行って、

 

新共同 使  18:16-17

18:16 そして、彼らを法廷から追い出した。

18:17 すると、群衆は会堂長のソステネを捕まえて、法廷の前で殴りつけた。しかし、ガリオンはそれに全く心を留めなかった。

 

新共同 使  25:6

25:6 フェストゥスは、八日か十日ほど彼らの間で過ごしてから、カイサリアへ下り、翌日、裁判の席に着いて、パウロを引き出すように命令した。

 

新共同 使  25:10

25:10 パウロは言った。「私は、皇帝の法廷に出頭しているのですから、ここで裁判を受けるのが当然です。よくご存じのとおり、私はユダヤ人に対して何も悪いことをしていません。

 

新共同 使  25:17

25:17 それで、彼らが連れ立って当地へ来ましたから、わたしはすぐにその翌日、裁判の席に着き、その男を出廷させるように命令しました。

 

新共同 使  22:14

22:14 アナニアは言いました。『わたしたちの先祖の神が、あなたをお選びになった。それは、御心を悟らせ、あの正しい方に会わせて、その口からの声を聞かせるためです。

 

新共同 ヤコ 5:6

5:6 正しい人を罪に定めて、殺した。その人は、あなたがたに抵抗していません。

 

新共同 Tヨハ3:7

3:7 子たちよ、だれにも惑わされないようにしなさい。義を行う者は、御子と同じように、正しい人です。

 

新共同 使  3:14

3:14 聖なる正しい方を拒んで、人殺しの男を赦すように要求したのです。

 

新共同 使  13:28

13:28 そして、死に当たる理由は何も見いだせなかったのに、イエスを死刑にするようにとピラトに求めました。

 

新共同 使  5:28

5:28 「あの名によって教えてはならないと、厳しく命じておいたではないか。それなのに、お前たちはエルサレム中に自分の教えを広め、あの男の血を流した責任を我々に負わせようとしている。」

 

新共同 使  10:1

10:1 さて、カイサリアにコルネリウスという人がいた。「イタリア隊」と呼ばれる部隊の百人隊長で、

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

口語訳 使  18:6

18:6 しかし、彼らがこれに反抗してののしり続けたので、パウロは自分の上着を振りはらって、彼らに言った、「あなたがたの血は、あなたがた自身にかえれ。わたしには責任がない。今からわたしは異邦人の方に行く」。

 

口語訳 使  5:28

5:28 言った、「あの名を使って教えてはならないと、きびしく命じておいたではないか。それだのに、なんという事だ。エルサレム中にあなたがたの教を、はんらんさせている。あなたがたは確かに、あの人の血の責任をわたしたちに負わせようと、たくらんでいるのだ」。

 

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マタイ27:32−56

十字架

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

402732さて、彼らは〔都の〕外に出て行く時に、シモンという名のキュレネ人を見つけたが、この彼を徴用して、イエスの十字架を負わせた。

402733そして、ゴルゴダと言われている場所 ――すなわち「髑髏(どくろ)の場所」と言われている所 ――に来ると、

402734彼に胆汁を混ぜた酒を与えた。すると彼はそれを舐め〔ただけで〕、飲もうとはしなかった。

402735また、彼らはかれを十字架につけた後、籤を引きながら彼の衣服を分けた。

402736そしてそこに座って彼を見守っていた。

402737そして、彼の頭の上に彼の罪状を書いて掲げた、「この者はユダヤ人どもの王イエスなり」。

402738そのあと、彼と一緒に二人の強盗が、一人はその右に、一人はその左に、十字架につけられる。

402739さて、通りすがりの者たちは、頭を振りながら彼を冒涜して

402740言い続けた、「へぇー。神殿を壊して三日後に建てるお方よ。もし神の子なら自分自身を救ってみろ、[そして]十字架からおりてみろ」。

402741同じように、祭司長たちも律法学者たちや長老たちと共に、〔かれを〕なぶりものにして言い続けた、

402742「ほかの者たちは救ったが、自分自身を救うことはできない〔ざまだ〕。こいつはイスラエルの王なのだ、さあ、十字架から降りてみるがよい。そうすればわれわれもこいつのことを信じてやろう。

402743彼は神に信頼した。さあ、もし彼が〔神の〕お望みなら、救ってもらうがいい。『私は神の子である』とこいつは言ったのだから」。

402744彼と一緒に十字架につけられた強盗たちも、おなじように彼を罵った。

402745さて、第六刻から、地のすべてを闇が襲い、第九刻に及んだ。

402746また、第九刻頃に、イエスは大声を上げて叫び、言った、

   「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」。

これは、わが神よ、わが神よ、なぜ私をお見棄てになったのか、という意味である。

402747そこで、そこに立っていた者のうち何人かが、これを聞いて言い出した、「こいつはエリヤを呼んでいるぞ」。

402748すると、すぐさま彼らの一人が走って行き、そして海綿をとって酢で満たした後、葦〔の先〕につけ、彼に飲まそうとした。

402749しかしほかの者たちが言った、「やめろ。エリヤがやって来てこいつを救うかどうか、見てやることにしよう」。

402750しかしイエスは、再び大声で叫びながら、息を引き取った。

402751すると見よ、神殿の幕が上から下まで裂けて、真っ二つになった。そして大地は震え、岩々が裂けた。

402752そしてまた、〔さまざまな〕墓が開き、眠っていた聖人たちの多くの体が起こされた。

402753そして彼らは、イエスの甦りの後、墓から出て聖都に入り、多くの人に現れた。

402754また、百人隊長と、彼と共にイエスを見張っていた者とは、地震と〔さまざまの〕出来事とを見てはなはだしく恐れ、言った、「ほんとうに、この者は神の子であった」。

402755さて、そこには多くの女たちが遠くから見ていた。彼女らは、イエスに仕えながら、ガリラヤから彼に従って来た者たちである。

402756その中には、マグダラのマリヤと、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、そしてゼベダイの子らの母もいた。

 

新共同訳1987

27:32 兵士たちは出て行くと、シモンという名前のキレネ人に出会ったので、イエスの十字架を無理に担がせた。

27:33 そして、ゴルゴタという所、すなわち「されこうべの場所」に着くと、

27:34 苦いものを混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはなめただけで、飲もうとされなかった。

27:35 彼らはイエスを十字架につけると、くじを引いてその服を分け合い、

27:36 そこに座って見張りをしていた。

27:37 イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王イエスである」と書いた罪状書きを掲げた。

27:38 折から、イエスと一緒に二人の強盗が、一人は右にもう一人は左に、十字架につけられていた。

27:39 そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって、

27:40 言った。「神殿を打ち倒し、三日で建てる者、神の子なら、自分を救ってみろ。そして十字架から降りて来い。」

27:41 同じように、祭司長たちも律法学者たちや長老たちと一緒に、イエスを侮辱して言った。

27:42 「他人は救ったのに、自分は救えない。イスラエルの王だ。今すぐ十字架から降りるがいい。そうすれば、信じてやろう。

27:43 神に頼っているが、神の御心ならば、今すぐ救ってもらえ。『わたしは神の子だ』と言っていたのだから。」

27:44 一緒に十字架につけられた強盗たちも、同じようにイエスをののしった。

◆イエスの死

27:45 さて、昼の十二時に、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。

27:46 三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

27:47 そこに居合わせた人々のうちには、これを聞いて、「この人はエリヤを呼んでいる」と言う者もいた。

27:48 そのうちの一人が、すぐに走り寄り、海綿を取って酸いぶどう酒を含ませ、葦の棒に付けて、イエスに飲ませようとした。

27:49 ほかの人々は、「待て、エリヤが彼を救いに来るかどうか、見ていよう」と言った。

27:50 しかし、イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。

27:51 そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂け、

27:52 墓が開いて、眠りについていた多くの聖なる者たちの体が生き返った。

27:53 そして、イエスの復活の後、墓から出て来て、聖なる都に入り、多くの人々に現れた。

27:54 百人隊長や一緒にイエスの見張りをしていた人たちは、地震やいろいろの出来事を見て、非常に恐れ、「本当に、この人は神の子だった」と言った。

27:55 またそこでは、大勢の婦人たちが遠くから見守っていた。この婦人たちは、ガリラヤからイエスに従って来て世話をしていた人々である。

27:56 その中には、マグダラのマリア、ヤコブとヨセフの母マリア、ゼベダイの子らの母がいた。

 

前田訳1978

27:32 町を出るとシモンというクレネ人に出会ったので兵隊は強いて十字架を負わせた。

27:33 彼らがゴルゴダというところすなわち骸骨の所につくと、

27:34 にがよもぎを混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、なめただけで飲もうとされなかった。

27:35 彼を十字架につけてから、彼らはくじを引いて彼の着物を分け、

27:36 そこにすわって見張っていた。

27:37 彼の頭の上には、「これはユダヤ人の王イエスである」と書かれた捨札がかかげられた。

27:38 そのとき彼とともに強盗がふたり十字架につけられた、ひとりは右にひとりは左に。

27:39 通りがかりの人々は頭を振ってイエスをののしっていった、

27:40 「宮をこわして三日のうちに建てるものよ、自らを救え、もし神の子なら十字架からおりよ」と。

27:41 同じように大祭司らも学者も長老とともにあざけっていった、

27:42 「彼は他人を救って自らを救えない。イスラエルの王で、今十字架からおりて来るなら、彼を信じよう。

27:43 彼が神に頼り、神のみ心なら、今彼は救われよう。われは神の子といったではないか」。

27:44 ともに十字架にかけられた強盗も同じように彼をののしった。

27:45 正午から闇が全地をおおって三時までつづいた。

27:46 三時ごろイエスは大声で叫んで「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」といわれた。「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てですか」である。

27:47 そこに立っていた何人かが、それを聞いて、「彼はエリヤを呼んでいる」といった。

27:48 そのひとりがすぐ駆けていって、海綿をとり、すっぱいぶどう酒をふくませ、葦につけて飲ませようとした。

27:49 ほかのものどもはいった、「エリヤが救いに来るか見ていよう」と。

27:50 イエスはふたたび大声に叫んで息絶えられた。

27:51 すると見よ、宮の幕が上から下まで二つに裂け、地が震え、岩々が裂けた。

27:52 そして幕が開いて、眠っていた多くの聖者の体が起きあがった。

27:53 そしてイエスの復活ののち墓から出て聖都に入り、多くの人に現われた。

27:54 百卒長やいっしょにイエスを見張っていたものは地震やこれらのことを見て、たいそうおそれ、「本当に彼は神の子であった」といった。

27:55 そこでは多くの女たちが遠くから見守っていた。彼女らはガリラヤからイエスについて来て仕えていた。

27:56 そのうちにはマグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフの母マリヤとゼベダイの子らの母がいた。

 

新改訳1970

27:32 そして、彼らが出て行くと、シモンというクレネ人を見つけたので、彼らは、この人にイエスの十字架を、むりやりに背負わせた。

27:33 ゴルゴタという所(「どくろ」と言われている場所)に来てから、

27:34 彼らはイエスに、苦みを混ぜたぶどう酒を飲ませようとした。イエスはそれをなめただけで、飲もうとはされなかった。

27:35 こうして、イエスを十字架につけてから、彼らはくじを引いて、イエスの着物を分け、

27:36 そこにすわって、イエスの見張りをした。

27:37 また、イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王イエスである。」と書いた罪状書きを掲げた。

27:38 そのとき、イエスといっしょに、ふたりの強盗が、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられた。

27:39 道を行く人々は、頭を振りながらイエスをののしって、

27:40 言った。「神殿を打ちこわして三日で建てる人よ。もし、神の子なら、自分を救ってみろ。十字架から降りて来い。」

27:41 同じように、祭司長たちも律法学者、長老たちといっしょになって、イエスをあざけって言った。

27:42 「彼は他人を救ったが、自分は救えない。イスラエルの王さまなら、今、十字架から降りてもらおうか。そうしたら、われわれは信じるから。

27:43 彼は神により頼んでいる。もし神のお気に入りなら、いま救っていただくがいい。『わたしは神の子だ。』と言っているのだから。」

27:44 イエスといっしょに十字架につけられた強盗どもも、同じようにイエスをののしった。

27:45 さて、十二時から、全地が暗くなって、三時まで続いた。

27:46 三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である。

27:47 すると、それを聞いて、そこに立っていた人々のうち、ある人たちは、「この人はエリヤを呼んでいる。」と言った。

27:48 また、彼らのひとりがすぐ走って行って、海綿を取り、それに酸いぶどう酒を含ませて、葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。

27:49 ほかの者たちは、「私たちはエリヤが助けに来るかどうか見ることとしよう。」と言った。

27:50 そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。

27:51 すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。

27:52 また、墓が開いて、眠っていた多くの聖徒たちのからだが生き返った。

27:53 そして、イエスの復活の後に墓から出て来て、聖都にはいって多くの人に現われた。

27:54 百人隊長および彼といっしょにイエスの見張りをしていた人々は、地震やいろいろの出来事を見て、非常な恐れを感じ、「この方はまことに神の子であった。」と言った。

27:55 そこには、遠くからながめている女たちがたくさんいた。イエスに仕えてガリラヤからついて来た女たちであった。

27:56 その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。

 

塚本訳1963

27:32 (都を)出ると、シモンと言うクレネ人に出くわしたので、兵卒らはこの人に有無を言わせずイエスの十字架を負わせた。(イエスにはもう負う力がなかったのである。)

27:33 ゴルゴダという所──すなわち「髑髏の所」──に着くと、

27:34 人々は(苦痛をやわらげるために)『苦艾』を混ぜた葡萄酒を『飲ませようとした』が、なめただけで、飲もうとされなかった。

27:35 兵卒らはイエスを十字架につけると、『籤を引いて』その『着物を自分たちで分けた』のち、

27:36 そこに坐って見張りをしていた。

27:37 イエスの頭の上にはこれはユダヤ人の王イエスであると書いた罪状が掲げられた。

27:38 その時イエスと共に二人の強盗が、一人は右に、一人は左に十字架につけられた。

27:39 通りかかった人々が『頭をふりながら、』イエスを冒涜して

27:40 こう言った、「お宮をこわして三日で建てるという人、自分を救ってみろ。神の子なら、十字架から下りてこい。」

27:41 同じように大祭司連も、聖書学者、長老と一しょに、こう言ってなぶった、

27:42 「あの男、人は救ったが、自分は救えない。イスラエルの王様じゃないか。今すぐ十字架から下りてくるがよい。そうしたら信じてやるのに!

27:43 『彼は神にたよっている。神が可愛がっておられるなら、』今すぐ『救ってくださろう』だ。『わたしは神の子だ』と言ったから。」

27:44 一しょに十字架につけられた強盗たちも、同じようにイエスを罵った。

27:45 昼の十二時から地の上が全部暗闇になってきて、三時までつづいた。

27:46 三時ごろ、イエスは大声を出して『エリ エリ レマ サバクタニ!』と叫ばれた。これは『わたしの神様、わたしの神様、なぜ、わたしをお見捨てになりましたか!』である。

27:47 そこに立っていた人たちのうちにはこれを聞いて、「あの人はエリヤを呼んでいるのだ」と言った者が何人かあった。(エリをエリヤと聞きちがえたらしい。)

27:48 そのうちの一人がすぐ駆けていって、海綿をとり、『酸っぱい葡萄酒を』ふくませ、葦(の棒の先)につけて、イエスに『飲ませようとした。』(しかしお受けにならなかった。)

27:49 「(もう少し生かしておいて、)エリヤが救いに来るかどうか、見ていよう」とほかの人々が言った。

27:50 しかしイエスはふたたび(何か)大声で叫ばれると共に、息が切れた。

27:51 その途端に、宮の(聖所の)幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして地が震い、岩が裂け、

27:52 墓が開いて、眠っていた多くの聖者たちの体が生きかえり、

27:53 墓から出てきて、イエスの復活の後、聖なる都(エルサレム)に入って多くの人に現われた。

27:54 百卒長および一しょにイエスの見張りをしていた兵卒らは、地震とこれらの出来事とを見てすっかり恐ろしくなり、「この人は、確かに神の子であった」と言った。

27:55 またそこには、遠くの方から眺めていた女たちが沢山いた。これはガリラヤからイエスについて来て、仕えていた人たちである。

27:56 そのうちにはマグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、およびゼベダイの子らの母がいた。

 

口語訳1955

27:32 彼らが出て行くと、シモンという名のクレネ人に出会ったので、イエスの十字架を無理に負わせた。

27:33 そして、ゴルゴダ、すなわち、されこうべの場、という所にきたとき、

27:34 彼らはにがみをまぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはそれをなめただけで、飲もうとされなかった。

27:35 彼らはイエスを十字架につけてから、くじを引いて、その着物を分け、

27:36 そこにすわってイエスの番をしていた。

27:37 そしてその頭の上の方に、「これはユダヤ人の王イエス」と書いた罪状書きをかかげた。

27:38 同時に、ふたりの強盗がイエスと一緒に、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられた。

27:39 そこを通りかかった者たちは、頭を振りながら、イエスをののしって

27:40 言った、「神殿を打ちこわして三日のうちに建てる者よ。もし神の子なら、自分を救え。そして十字架からおりてこい」。

27:41 祭司長たちも同じように、律法学者、長老たちと一緒になって、嘲弄して言った、

27:42 「他人を救ったが、自分自身を救うことができない。あれがイスラエルの王なのだ。いま十字架からおりてみよ。そうしたら信じよう。

27:43 彼は神にたよっているが、神のおぼしめしがあれば、今、救ってもらうがよい。自分は神の子だと言っていたのだから」。

27:44 一緒に十字架につけられた強盗どもまでも、同じようにイエスをののしった。

27:45 さて、昼の十二時から地上の全面が暗くなって、三時に及んだ。

27:46 そして三時ごろに、イエスは大声で叫んで、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と言われた。それは「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

27:47 すると、そこに立っていたある人々が、これを聞いて言った、「あれはエリヤを呼んでいるのだ」。

27:48 するとすぐ、彼らのうちのひとりが走り寄って、海綿を取り、それに酢いぶどう酒を含ませて葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。

27:49 ほかの人々は言った、「待て、エリヤが彼を救いに来るかどうか、見ていよう」。

27:50 イエスはもう一度大声で叫んで、ついに息をひきとられた。

27:51 すると見よ、神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。また地震があり、岩が裂け、

27:52 また墓が開け、眠っている多くの聖徒たちの死体が生き返った。

27:53 そしてイエスの復活ののち、墓から出てきて、聖なる都にはいり、多くの人に現れた。

27:54 百卒長、および彼と一緒にイエスの番をしていた人々は、地震や、いろいろのできごとを見て非常に恐れ、「まことに、この人は神の子であった」と言った。

27:55 また、そこには遠くの方から見ている女たちも多くいた。彼らはイエスに仕えて、ガリラヤから従ってきた人たちであった。

27:56 その中には、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、またゼベダイの子たちの母がいた。

 

文語訳1917

"402732","その出づる時、シモンといふクレネ人にあひしかば、強ひて之にイエスの十字架をおはしむ。"

"402733","かくてゴルゴタといふ處、即ち髑髏の地にいたり、"

"402734","苦味を混ぜたる葡萄酒を飲ませんとしたるに、嘗めて、飲まんとし給はず。  "

"402735","彼らイエスを十字架につけてのち、籤をひきて其の衣をわかち、"

"402736","且つそこに坐して、イエスを守る。"

"402737","その首の上に『これはユダヤ人の王イエスなり』と記したる罪標を置きたり。"

"402738","ここにイエスとともに二人の強盜、十字架につけられ、一人はその右に、一人はその左におかる。"

"402739","往來の者どもイエスを譏り、首を振りていふ、  "

"402740","『宮を毀ちて三日のうちに建つる者よ、もし神の子ならば己を救へ、十字架より下りよ』  "

"402741","祭司長らもまた同じく學者・長老らとともに嘲弄して言ふ、"

"402742","『人を救ひて己を救ふこと能はず。彼はイスラエルの王なり、いま十字架より下りよかし、さらば我ら彼を信ぜん。"

"402743","彼は神に依り頼めり、神かれを愛しまば今すくひ給ふベし「我は神の子なり」と云へり』"

"402744","ともに十字架につけられたる強盗どもも、同じ事をもてイエスを罵れり。"

"402745","晝の十二時より地の上あまねく暗くなりて、三時に及ぶ。  "

"402746","三時ごろイエス大聲に叫びて『エリ、エリ、レマ、サバクタニ』と言ひ給ふ。わが神、わが神、なんぞ我を見棄て給ひしとの意なり。  "

"402747","そこに立つ者のうち或人々これを聞きて『彼はエリヤを呼ぶなり』と言ふ。"

"402748","直ちにその中の一人はしりゆきて海綿をとり、酸き葡萄酒を含ませ、葦につけてイエスに飲ましむ。"

"402749","その他の者ども言ふ『まて、エリヤ來りて彼を救ふや否や、我ら之を見ん』"

"402750","イエス再び大聲に呼ばはりて息絶えたまふ。"

"402751","視よ、聖所の幕、上より下まで裂けて二つとなり、また地震ひ、磐さけ、"

"402752","墓ひらけて、眠りたる聖徒の屍體おほく活きかへり、"

"402753","イエスの復活ののち墓をいで、聖なる都に入りて、多くの人に現れたり。"

"402754","百卒長および之と共にイエスを守りゐたる者ども、地震とその有りし事とを見て甚く懼れ『實に彼は神の子なりき』と言へり。"

"402755","その處にて遥に望みゐたる多くの女あり、イエスに事へてガリラヤより従ひ來りし者どもなり。  "

"402756","その中には、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、及びゼベダイの子らの母などもゐたり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 15:21-41

15:21 するとアレキサンデルとルポスとの父であるシモンというクレネ人が、野良から来て通りかかったので、有無を言わせずイエスの十字架を負わせる。(イエスにはもう負う力がなかったのである。)

15:22 兵卒らはイエスをゴルゴダという所──訳すると「髑髏の所」──につれて行く。

15:23 人々は(苦痛をやわらげるために)没薬をまぜた葡萄酒をやろうとしたが、お受けにならなかった。

15:24 兵卒らはイエスを十字架につける。それから、だれが何を取るかと、『籤を引いて、』その『着物を自分たちで分ける、』

15:25 十字架につけたのは朝の九時であった。

15:26 罪状札には ユ ダ ヤ 人 の 王と書いてあった。

15:27 またイエスと共に二人の強盗を、一人をその右に、一人を左に十字架につけた。

15:28 (無し)

15:29 通りかかった人々が『頭をふりながら、』こう言ってイエスを冒涜した、「へへえ、お宮をこわして三日で建てるという人、

15:30 自分を救ってみろ、十字架から下りてきて!」

15:31 同じように大祭司連も、聖書学者と一しょに、こう言って(イエスを)なぶり合った、「あの男、人は救ったが、自分は救えない。

15:32 救世主、イスラエルの王様が!今すぐ十字架から下りてくるがよい。見たら信じてやるのに!」一しょに十字架につけられた二人(の強盗)も、イエスを罵った。

15:33 昼の十二時になると、地の上が全部暗闇になってきて、三時までつづいた。

15:34 三時に、イエスは大声を出して『エロイ エロイ ラマ サバクタニ!』と叫ばれた。訳すると、『わたしの神様、わたしの神様、なぜ、わたしをお見捨てになりましたか!』である。

15:35 そばに立っていた人たちのうちにはこれを聞いて、「そら、エリヤを呼んでいる」と言った者が何人かあった。(エロイをエリヤと聞きちがえたらしい。)

15:36 ひとりが駆けていって、『酸っぱい葡萄主を』海綿に含ませ、葦(の棒の先)につけて、「(もう少し生かしておいて、)エリヤが下ろしに来るかどうか、見ていよう」と言いながら、イエスに『飲ませようとした。』

15:37 しかしイエスは(それを受けず)大声を放たれるとともに、息が絶えた。

15:38 (その途端に、)宮の(聖所の)幕が上から下まで真っ二つに裂けた。

15:39 イエスと向かい合ってそばに立っていた百卒長は、こんなにして息が絶えたのを見て、「この方は確かに神の子であった」と言った。

15:40 また遠くの方から眺めていた女たちもいた。そのうちにはマグダラのマリヤ、小男ヤコブとヨセとの母マリヤ、およびサロメもいた。

15:41 ──この三人はイエスがまだガリラヤにおられた時に、ついて回って仕えていた人たちである。──(そこには)このほかに、イエスと一しょにエルサレムに上ってきた多くの女たちもいた。

 

塚本訳 ルカ 23:26-49

23:26 (兵卒らが)イエスを(刑場へ)引いてゆく時、シモンというクレネ人が野良から来(て通りかかっ)たので、つかまえて(イエスの)十字架を背負わせ、イエスの後から担いでゆかせた。(イエスにはもう負う力がなかったのである。)

23:27 民衆と、イエスのために悲しみ嘆く女たちとの大勢の群が、あとにつづいた。

23:28 イエスは女たちの方に振り向いて言われた、「エルサレムの娘さんたち、わたしのためには泣いてくれなくともよろしい。それよりは自分のため、自分の子供のために泣きなさい。

23:29 いまに人々が、『石女と、(子を)産んだことのない胎と、飲ませたことのない乳房とが羨ましい』と言う(恐ろしい)日が来るのだから。

23:30 その時人々は『山にむかっては、『われわれの上に倒れかかって(殺して)くれ』、丘にむかっては、『われわれを埋めてくれ』と言い』続けるであろう。

23:31 (罪のない)生木(のわたし)でさえ、こんな目にあわされるのだ。まして(罪にくされた)枯木は、どうなることであろうか!」

23:32 ほかに二人の罪人も、処刑されるためイエスと共に引かれていった。

23:33 髑髏という所に着くと、(兵卒らは)そこでイエスを十字架につけた。また罪人も、一人を右に、一人を左に(十字架につけた)。

23:34 するとイエスは言われた、「お父様、あの人たちを赦してやってください、何をしているか知らずにいるのです。」『彼らは籤を引いて、』イエスの『着物を自分たちで分けた。』

23:35 民衆は立って『見物していた。』最高法院の)役人たちは『鼻で笑って』言った、「人を救ったのだ、(今度は)自分を救えばいいのに、神の救世主、(神に)選ばれた者なら!」

23:36 兵卒らも近寄って、』酸っぱい葡萄酒を』(その口許に)差し出しながら、イエスをなぶって

23:37 こう言った、「お前がユダヤ人の王様なら、自分を救ってみろ。」

23:38 イエスの(頭の)上には こ れ が ユ ダ ヤ 人 の 王と書いた札までも(悪ふざけに)かけてあった。

23:39 磔にされている罪人の一人がイエスを冒涜した、「お前は救世主じゃないか。自分とおれ達を救ってみろ。」

23:40 するともう一人の者が彼をたしなめて言った、「貴様は(このお方と)同じ(恐ろしい)罰を受けていながら、それでも(まだ)神様がこわくないのか。

23:41 おれ達は自分でしたことの報いを受けるのだから当り前だが、このお方は何一つ、道にはずれたことをなさらなかったのだ。」

23:42 それから(イエスに)言った、「イエス様、こんどあなたのお国と共にお出でになる時には、どうかわたしのことを思い出してください。

23:43 「イエスが言われた、「アーメン、わたしは言う、(その時を待たずとも、)あなたはきょう、わたしと一しょに極楽にはいることができる。」

23:44 すでに昼の十二時ごろであったが、地の上が全部暗闇になってきて、三時までつづいた。

23:45 日蝕だったのである。すると宮の(聖所の)幕が真中から(二つに)裂けた。

23:46 その時イエスは大声をあげて言われた、「お父様、』わたしの霊をあなたにおあずけします。』」こう言われるとともに、息が絶えた。

23:47 百卒長はこの出来事を見て、「この方はほんとうに正しい人であった」と言って神を讃美した。

23:48 見物に来た野次馬も皆、これらの出来事を見て(心を刺され、)胸を打ちながら帰っていった。

23:49 またすべてのイエスの『知人』とガリラヤからついて来た女たちも、『遠くの方に立って』これを見ていた。

 

塚本訳 ヨハ 19:17-19

19:17 イエスは自分で十字架をかついで、いわゆる「髑髏の所」──ヘブライ語でゴルゴタ──へと(都を)出てゆかれた。

19:18 そこで彼らはイエスを十字架につけた。またほかに二人(の囚人)が、イエスを中にしてあちらとこちらで、一しょに十字架につけられた。

19:19 ピラトはまた捨札を書いて十字架の上に掲げさせた。ナザレ人イエス、ユダヤ人の王と書いてあった。

 

塚本訳 ヨハ 19:23-25

19:23 兵卒はイエスを十字架につけると、イエスの上着を四つに分け、四人の兵卒がめいめいその一つを取った。下着もそうしようとしたが、下着には縫い目がなく、上から(下まで)全くの一枚織りであった。

19:24 それで、「これは裂くまい。だれが取るか、籤できめよう」と話し合った。これは、〃彼等は互いにわたしの着物を自分たちで分け、わたしの着るものに籤を引いた。〃という聖書の言葉が成就するためであった。兵卒どもはこんなことをしたのである。

19:25 ところが一方、イエスの十字架のわきには、その母(マリヤ)と母の姉妹、クロパの妻マリヤとマグダラのマリヤが立っていた。

 

塚本訳 ヨハ 19:29-30

19:29 酸っぱい葡萄酒の一ぱい入った器がそこに置いてあった。人々はその[酸っぱい葡萄酒を]一ぱい含ませた海綿をヒソプの(茎の先)につけて、イエス(の口許)に差し出した。

19:30 イエスは酸っぱい葡萄酒を受けると、「(すべて)すんだ」と言って、首を垂れて霊を(神に)渡された。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 マタ 6:9

6:9 だから、こう祈りなさい。『天におられるわたしたちの父よ、/御名が崇められますように。

 

新共同 マタ 26:61

26:61 「この男は、『神の神殿を打ち倒し、三日あれば建てることができる』と言いました」と告げた。

 

新共同 マタ 4:3

4:3 すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」

 

新共同 マタ 4:3

4:3 すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」

 

新共同 マタ 16:16

16:16 シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。

 

新共同 ヘブ 6:19

6:19 わたしたちが持っているこの希望は、魂にとって頼りになる、安定した錨のようなものであり、また、至聖所の垂れ幕の内側に入って行くものなのです。

 

新共同 Tコリ15:20

15:20 しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。

 

新共同 マタ 4:5

4:5 次に、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、

 

新共同 マタ 16:16

16:16 シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。

 

新共同 マコ 15:40

15:40 また、婦人たちも遠くから見守っていた。その中には、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、そしてサロメがいた。

 

新共同 マタ 4:21

4:21 そこから進んで、別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父親のゼベダイと一緒に、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、彼らをお呼びになった。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

口語訳 Tコリ2:11

2:11 いったい、人間の思いは、その内にある人間の霊以外に、だれが知っていようか。それと同じように神の思いも、神の御霊以外には、知るものはない。

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

新共同 使  2:10

2:10 フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、

 

新共同 使  6:9

6:9 ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。

 

新共同 使  11:20

11:20 しかし、彼らの中にキプロス島やキレネから来た者がいて、アンティオキアへ行き、ギリシア語を話す人々にも語りかけ、主イエスについて福音を告げ知らせた。

 

新共同 使  13:1

13:1 アンティオキアでは、そこの教会にバルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、キレネ人のルキオ、領主ヘロデと一緒に育ったマナエン、サウロなど、預言する者や教師たちがいた。

 

新共同 ヘブ 5:7

5:7 キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。

 

新共同 使  7:60

7:60 それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。

 

新共同 黙  11:2

11:2 しかし、神殿の外の庭はそのままにしておけ。測ってはいけない。そこは異邦人に与えられたからである。彼らは、四十二か月の間、この聖なる都を踏みにじるであろう。

 

新共同 黙  21:2

21:2 更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを見た。

 

新共同 黙  22:19

22:19 また、この預言の書の言葉から何か取り去る者があれば、神は、この書物に書いてある命の木と聖なる都から、その者が受ける分を取り除かれる。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

 口語訳 Tペテ3:19

3:19 こうして、彼は獄に捕われている霊どものところに下って行き、宣べ伝えることをされた。

 

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マタイ27:57−61

埋葬

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

402757さて、夕方になると、アリマタヤ出身の裕福な人で、ヨセフという名の人がやって来た。彼もまた、イエスの弟子となっていたのである。

402758この彼がピラトゥスのもとへ来て、イエスの体を〔下げ渡してくれるように〕願った。そのあと、ピラトゥスは〔イエスの体をヨセフに〕与えるように命じた。

402759そこでヨセフは〔イエスの〕体を取り、それを清潔な亜麻布でつつんだ。

402760そして岩の中に掘った、彼の新しい墓にそれを納めた。そして墓の入り口〔をふさぐために、そこ〕に大きな石を転がした後、そこを去った。

402761また、そこには、マグダラのマリヤとほかのマリヤが墓に向かってすわっていた。

 

新共同訳1987

27:57 夕方になると、アリマタヤ出身の金持ちでヨセフという人が来た。この人もイエスの弟子であった。

27:58 この人がピラトのところに行って、イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出た。そこでピラトは、渡すようにと命じた。

27:59 ヨセフはイエスの遺体を受け取ると、きれいな亜麻布に包み、

27:60 岩に掘った自分の新しい墓の中に納め、墓の入り口には大きな石を転がしておいて立ち去った。

27:61 マグダラのマリアともう一人のマリアとはそこに残り、墓の方を向いて座っていた。

 

前田訳1978

27:57 夕になるとアリマタヤの出でヨセフという名の裕福な人が来た。彼もイエスの弟子であった。

27:58 彼はピラトのところへイエスの体をもらいに行った。そこでピラトはそれを渡すように命じた。

27:59 ヨセフは体を受け取り、清らかな亜麻布で包み、

27:60 岩に掘った自らの新しい墓に納めた。そして大きな石を墓の入口にころがして立ち去った。

27:61 そこにマグダラのマリヤともうひとりのマリヤがいて、墓のほうを向いてすわっていた。

 

新改訳1970

27:57 夕方になって、アリマタヤの金持ちでヨセフという人が来た。彼もイエスの弟子になっていた。

27:58 この人はピラトのところに行って、イエスのからだの下げ渡しを願った。そこで、ピラトは、渡すように命じた。

27:59 ヨセフはそれを取り降ろして、きれいな亜麻布に包み、

27:60 岩を掘って造った自分の新しい墓に納めた。墓の入口には大きな石をころがしかけて帰った。

27:61 そこにはマグダラのマリヤとほかのマリヤとが墓のほうを向いてすわっていた。

 

塚本訳1963

27:57 夕方になると、アリマタヤ生まれの金持でヨセフという人が来た。彼もイエスの弟子であった。

27:58 この人がピラトの所に行って、イエスの体(の下げ渡し)を乞うた。そこでピラトはそれを渡すように命じた。

27:59 ヨセフは体を受け取り、清らかな亜麻布で包み、

27:60 岩に掘らせた自分の新しい墓にそれを納め、墓の入口に大きな石をころがしておいて、立ち去った。

27:61 マグダラのマリヤともう一人のマリヤとはそこにのこって、墓の方を向いて坐っていた。

 

口語訳1955

27:57 夕方になってから、アリマタヤの金持で、ヨセフという名の人がきた。彼もまたイエスの弟子であった。

27:58 この人がピラトの所へ行って、イエスのからだの引取りかたを願った。そこで、ピラトはそれを渡すように命じた。

27:59 ヨセフは死体を受け取って、きれいな亜麻布に包み、

27:60 岩を掘って造った彼の新しい墓に納め、そして墓の入口に大きい石をころがしておいて、帰った。

27:61 マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓にむかってそこにすわっていた。

 

文語訳1917

"402757","日暮れて、ヨセフと云ふアリマタヤの富める人きたる。彼もイエスの弟子なるが、"

"402758","ピラトに往きてイエスの屍體を請ふ。ここにピラト之を付すことを命ず。"

"402759","ヨセフ屍體をとりて淨き亞麻布につつみ、"

"402760","岩にほりたる己が新しき墓に納め、墓の入口に大なる石を轉ばしおきて去りぬ。"

"402761","其處にはマグダラのマリヤと他のマリヤと墓に向ひて坐しゐたり。  "

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

塚本訳 マコ 15:42-47

15:42 もはや夕方になった。その日は支度日、すなわち安息日の前の日[金曜日]であったので、(日が暮れると安息日になって、死体を十字架にかけておくことを許されなかった。そこで)

15:43 名望の高い最高法院の議員であるアリマタヤ生まれのヨセフが来て、臆することなくピラトの所に行き、イエスの体(の下げ渡し)を乞うた。彼も神の国(の来るの)を待ち望んでいた一人であった。

15:44 ピラトはイエスがもう死んでしまったのかと不思議に思い、百卒長を呼んで、とうに死んだかどうかを尋ね、

15:45 百卒長からそうと聞くと、なきがらをヨセフに下げ渡した。

15:46 そこでヨセフは(日が暮れぬうちにと大急ぎで)亜麻布を買い、イエスを(十字架から)下ろして亜麻布で巻き、岩に掘ってあった墓に横たえ、墓の入口に石をころがしておいた。

15:47 マグダラのマリヤとヨセの母マリヤとは、なきがらの納められた所を見ていた。

 

塚本訳 ルカ 23:50-56

23:50 さてここにヨセフという人があった。。最高法院の議員で、りっぱな、信心深い人であった。

23:51 ──この人は(イエスの処分について、)同僚たちの(今度の)決議と行動とに賛成しなかった。──ユダヤの町アリマタヤ生まれで、神の国(の来るの)を待ち望んでいた。

23:52 この人がピラトの所に行ってイエスの体(の下げ渡し)を乞い、

23:53 これを(十字架から)下ろして亜麻布で包み、まだだれも葬られたことのない、岩に穿った墓に納めた。

23:54 この日は支度日[金曜日]であったが、(もう夕方で、)安息日[土曜日]が始まろうとしていた。

23:55 イエスと一しょにガリラヤから来た女たちは(ヨセフの)あとについて行って、墓と、イエスの体が(そこに)納められる様子とを見とどけ、

23:56 帰って、香料と香油を用意した。女たちは掟に従って安息日を休み、

 

塚本訳 ヨハ 19:31

19:31 ところで、その日は支度日、(すなわち安息日の前の日(金曜日))であったので──(ことに)その安息の日は(過越の祭りの第一日で)大切な日であったから──ユダヤ人は安息日に(三人の)体を十字架の上にのこしておかないために、脛を折って(体を)取りおろしてくれとピラトに願い出た。

 

塚本訳 ヨハ 19:38-42

19:38 そのあとで、アリマタヤ生まれのヨセフが、──この人はユダヤ人(の役人たち)を恐れて、隠れてイエスの弟子になっていた人である──ピラトに、イエスの体を取りおろしたいと願い出た。ピラトが許すと、彼は行って体を取りおろした。

19:39 すると以前に、夜、イエスの所に来たニコデモも、没薬と沈香とを混ぜた物を百リトラ(三十二キロ八百グラム)ばかり持って来た。

19:40 彼らはイエスの体を受け取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って、香料をふりかけた亜麻布でこれを巻いた。

19:41 ところがイエスが十字架につけられた場所(の近く)に園があって、園の中に、まだだれも納められたことのない、新しい墓があった。

19:42 その日はユダヤ人の支度日であったので、その墓が近いのをさいわい、(安息日が始まらないうちにと、急いで)そこにイエスを納めた。

 

(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 マタ 27:56

27:56 その中には、マグダラのマリア、ヤコブとヨセフの母マリア、ゼベダイの子らの母がいた。

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

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(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

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マタイ27:62−66

墓に番兵をおく

 

翻訳比較

 

岩波翻訳委員会訳1995

402762あくる日、すなわち準備日の翌日、祭司長たちとファリサイ人たちはピラトゥスのもとに集まり、

402763言った、「主よ、私どもは、あの惑わし者がまだ生きている時に、『三日後に私は起こされるであろう』と言っていたのを思いだしました。

402464ですから、三日目まで、墓の警備をするように命じてください。そうでなければ、彼の弟子たちがやって来て、彼を盗み、『彼は死人の中から起こされた』などと民に吹聴するにいたるでしょう。そうしたら、このあとの方の惑わし事は、前のそれよりもひどいものになるでしょう」。

402765ピラトゥスは彼らに言った、「お前たちは警備兵を持っているであろう。行って、お前たちが承知しているように、〔墓の〕警備をするがよかろう」。

402766そこで彼らは行って、警備兵と共に、石に封印をして墓の警備をした。

 

新共同訳1987

27:62 明くる日、すなわち、準備の日の翌日、祭司長たちとファリサイ派の人々は、ピラトのところに集まって、

27:63 こう言った。「閣下、人を惑わすあの者がまだ生きていたとき、『自分は三日後に復活する』と言っていたのを、わたしたちは思い出しました。

27:64 ですから、三日目まで墓を見張るように命令してください。そうでないと、弟子たちが来て死体を盗み出し、『イエスは死者の中から復活した』などと民衆に言いふらすかもしれません。そうなると、人々は前よりもひどく惑わされることになります。」

27:65 ピラトは言った。「あなたたちには、番兵がいるはずだ。行って、しっかりと見張らせるがよい。」

27:66 そこで、彼らは行って墓の石に封印をし、番兵をおいた。

 

前田訳1978

27:62 あくる日、すなわち準備日(金曜)の翌日、大祭司とパリサイ人がピラトのところへ来ていう、

27:63 「閣下、あのうそつきがまだ生きているとき『わたしは三日ののちによみがえる』といったことが思い出されます。

27:64 それゆえ三日目まで墓を守るよう命じてください。さもないと、弟子たちが来て彼を盗み、民に『彼が死人の中からよみがえった』ということでしょう。するとこのあとのほうのうそは前の(イエスの)より悪いでしょう」と。

27:65 ピラトは彼らにいった、「番兵をつかわしましょう。行ってできるだけ見張りなさい」と。

27:66 そこで彼らは行って墓を守り、番兵とともに石を封印した。

 

新改訳1970

27:62 さて、次の日、すなわち備えの日の翌日、祭司長、パリサイ人たちはピラトのところに集まって、

27:63 こう言った。「閣下。あの、人をだます男がまだ生きていたとき、『自分は三日の後によみがえる。』と言っていたのを思い出しました。

27:64 ですから、三日目まで墓の番をするように命じてください。そうでないと、弟子たちが来て、彼を盗み出して、『死人の中からよみがえった。』と民衆に言うかもしれません。そうなると、この惑わしのほうが、前のばあいより、もっとひどいことになります。」

27:65 ピラトは「番兵を出してやるから、行ってできるだけの番をさせるがよい。」と彼らに言った。

27:66 そこで、彼らは行って、石に封印をし、番兵が墓の番をした。

 

塚本訳1963

27:62 あくる日、すなわち支度日[金曜日]の次の日[安息日]に、大祭司連とパリサイ人とはピラトの所に集まって

27:63 言った、「閣下、あの嘘つきがまだ生きている時、『自分は(死んで)三日の後に復活する』と言ったことを思い出しました。

27:64 だから三日目まで墓を警備するように命令してください。そうでないと、弟子たちが来て盗んでいって、人々に『イエスは死人の中から復活した』と言いふらさないとはかぎりません。そうなると、このあとの方の嘘は、(自分は救世主だと言った)前の(嘘)よりも始末が悪いでしょう。」

27:65 ピラトが言った、「番兵をかしてやる。行って、せいぜい(墓を)警備するがよかろう。」

27:66 そこで彼らは行って(入口の)石に封印し、番兵を置いて墓を警備した。

 

口語訳1955

 27:62 あくる日は準備の日の翌日であったが、その日に、祭司長、パリサイ人たちは、ピラトのもとに集まって言った、

27:63 「長官、あの偽り者がまだ生きていたとき、『三日の後に自分はよみがえる』と言ったのを、思い出しました。

27:64 ですから、三日目まで墓の番をするように、さしずをして下さい。そうしないと、弟子たちがきて彼を盗み出し、『イエスは死人の中から、よみがえった』と、民衆に言いふらすかも知れません。そうなると、みんなが前よりも、もっとひどくだまされることになりましょう」。

27:65 ピラトは彼らに言った、「番人がいるから、行ってできる限り、番をさせるがよい」。

27:66 そこで、彼らは行って石に封印をし、番人を置いて墓の番をさせた。

 

文語訳1917

"402762","あくる日、即ち準備日の翌日、祭司長らとパリサイ人らとピラトの許に集まりて言ふ、"

"402763","『主よ、かの惑はすもの生き居りし時「われ三日の後に甦へらん」と言ひしを、我ら思ひいだせり。"

"402764","されば命じて三日に至るまで墓を固めしめ給へ、恐らくはその弟子ら來りて之を盜み「彼は死人の中より甦へれり」と民に言はん。然らば後の惑は前のよりも甚だしからん』"

"402765","ピラト言ふ『なんぢらに番兵あり、往きて力限り固めよ』"

"402766","乃ち彼らゆきて石に封印し、番兵を置きて墓を固めたり。"

 

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各国聖書引照

 

(日)並行個所・・・・・・塚本虎二訳

 

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(独)NESTLE-ALAND  NOVUM TESTAMENTUM  GRAECE 27版1993 の引照

 

新共同 マタ 12:45

12:45 そこで、出かけて行き、自分よりも悪いほかの七つの霊を一緒に連れて来て、中に入り込んで、住み着く。そうなると、その人の後の状態は前よりも悪くなる。この悪い時代の者たちもそのようになろう。」

 

(英・米)THE NEW TREASURY OF SCRIPTURE KNOWLEDGE 1982 の引照

 

口語訳 Tコリ15:4

15:4 そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、

 

(日)新共同訳1987 の引照

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE 1985 の引照

 

 口語訳 使  10:40

10:40 しかし神はイエスを三日目によみがえらせ、

 

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