聖書で聖書を読む

旧 約聖書

翻訳比較と新約聖書の引照

 

 

民  数 記 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高橋照男 編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

 

本書は、日本語訳旧約聖書の翻訳比較と各国語(英・米・仏・独・日)の旧約聖書に付された新約聖書の引照を 編集したものである。

聖書は古来これを素読するときに非常なる力が発揮されることは多くの人によって実証されている。本書はその 「聖書素読」を助けるために編集したものである。本書を読めば聖書勉強において必ず大きな満足が得られる。

翻訳比較の意義は、一つの翻訳では意味がわかりにくい場合、複数の翻訳を読むと意味が通ずるところにある。

旧約聖書に付された新約聖書の引照を編集する意義は、旧約聖書を新約聖書の光で読むべきところにある。初代 教会のキリスト信徒達は旧約聖書はイエス・キリストの到来を予告していたのだと読んだ。引照も素読するとよい。旧約のベールが取 り除かれたような感じがする。

このような方法で個々人が直接聖書に接することにより、神の恩恵によっていつの日にか「罪の赦しによる永遠 の生命と復活信仰の希望に生きる」幸福な人生になることを願うものである。

 

本書編集のために協力をしてくださった多くの方々に感謝する。

 

 

 

 

 

 

2021年

編者 高橋照男

 

 

 

 

 

凡 例

 

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底本

 

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分類標題

70人訳ギリシャ語聖書 秦剛平訳・・・河出 書房

 

 

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翻訳比較

        聖書協会共同訳2018・・・・日本聖書協会
       
        フランシスコ会訳2013 ・・・サンパウロ      

        文語訳1917・・・・・・・・日本聖書協会

 

新共同訳1987・・・・・・・日本聖書協会

 

新改訳1970・・・・・・・・ 日本聖書刊行会

 

口語訳1955・・・・・・・・ 日本聖書協会

 

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各国旧約聖書における新約聖書引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべて を拾う・・・

 

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

      欽定訳と呼ばれている英訳聖書の古典。その引照付き聖書。口語訳対 応。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

   米国ではスコフィールド(米国1843-1921)の引照が古くから定番。口語訳対応。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

   世界初のカトリック・プロテスタント共同訳の新版。簡潔で味わい深 いこの引照は定評がある。口語訳対応。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

      ドイツで現在も圧倒的に読まれているルター訳聖書(ドイツ聖書協会 発行)の引照。

    新共同訳対応

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987   

口語訳の引照をもとにエルサレムバイブルなどを参考にして改定してある。

新共同訳対応。

    

 

 

 

 

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 聖書 コード(パ ソコンを使用したために聖書コードを付してあるものがある)

 

 章節先頭コード 

マタイ40 マルコ41 ルカ42 ヨハネ43 使徒44 ローマ 45 1コリ46 2コリ47 ガラ48 エペソ49 ピリ50 コロサ51 1テサ52 2テサ53 1テモ54 2テモ55 テ ト56 ピレ57 ヘブル58 ヤコブ59 1ペテ60 2ペテ61 1ヨハ62 2ヨハ63 

3ヨハ64 ユダ65 モクシ66 

 

 例 マタイ1章1節は400101

 

 

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 聖書の引用について

 

日本聖書協会訳を軸にして、その他の訳はこれと比較勉強するために 「引用」した。

日 本聖書協会2003年6月10日、2004年5月31日、使用許可済み

 

 

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インターネット

本 書の内容はインターネットによるホームページに掲載してある。

ホームページURL http://www.asahi-net.or.jp/~ej2t-tkhs/


                    民 数記標題一覧

(70人訳ギリシャ語聖書・秦剛平訳による)

  

章と節の表示は新共同訳

( )内小文字は口語訳と新改訳

 

1・シナイ の荒野におけるイスラエル(1:1−10:10)

1:1−19  イスラエルの人口調査(第一回)

1:20−46 調査結果の人口

1:47−54 レビびとの場合

2:1−34  宿営時の一二部族の配置

3:1−4   アロンの子ら

3:5−13  レビびとの務め

3:14−20 レビびとの人口調査

3:21−26 ゲルションの氏族とその務め

3:27−32 ケハトの氏族とその務め

3:33−37 メラリの氏族とその務め

3:38−39 モーセとアロンとその子らの務め

3:40−51 イスラエルびとの代わりのレビびと

4:1−20  ケハトの子らの務め

4:21−28 ゲルションの子らの務め

4:29−33 メラリの子らの務め

4:34−49 レビびとの人口調査

5:1−4   不浄な人びと

5:5−10  祭司の受ける分

5:11−31 不倫を疑われた妻

6:1−21  誓願を立てる者

6:22−27 祭司による祝福

7:1−88  イスラエルの指導者(アルコーン)たちの献納物

7:89    主、モーセに語りかける

8:1−4   燭台の灯(とも)し火皿

8:5−22  レビびとの清めの儀式

8:23−25 レビびとの任期

9:1−14  月遅れの過越の祭

9:15−23 旅路は雲とともに

10:1−10  喇叭を吹き鳴らすとき

 

2・シナイ からカデシュへの旅(10:11−14:45)

  10:11−28 シナイからの出発

  10:29−32 モーセとその舅ホバブ

  10:33−36 民の出発と契約の箱

  11:1−15  民、不満を並べ立てる

  11:16−30 七二人の長老たちの預言

  11:31−35 鶉(うずら)

  12:1−15  ミリアムとアロンの嫉妬

  12:16、13:1−24  偵察隊に選ばれ た一二人の男たち  

13:25−33 偵察隊からの報告

  14:1−10  民の反抗

  14:11−25 モーセ、民のために祈る

  14:26−38 前進を拒む者たち

  14:39−45 敵地侵入の最初の試み

 

3・約35 年間の荒野放浪時代(15:1−21:35)

  15:1−16  献納物について

  15:17−21 パンの献納物

  15:22−31 過失による罪を犯した場合

  15:32−36 安息日を破った場合

  15:37−41 衣服の房飾り

  16:1−11  コラの反逆

  16:12−15 ダタンとアビラムの反逆

  16:16−22 コラかアロンか

  16:23−35 ダタンとアビラムへの罰

  17:1−5   火皿について(16:36―40

  17:6−15  民の反逆とアロンの介入(16:41−50

  17:16−28 アロンの杖の摩訶不思議(17:1−13

  18:1−7   祭司とレビびとに関する規定

  18:8−20  祭司の分け前

  18:21−24 レビびとの分け前

  18:25−32 レビびとが受ける十分の一

  19:1−10  清めの水

  19:11−22 死体に触れた者

  20:1−13  言い争いの水

  20:14−21 エドムの王との交渉

  20:22−29 アロンの死

  21:1−3   カナンびとにたいする勝利

  21:4−9   青銅製の蛇

  21:10−20 ホル山からモアブの平原まで の旅

  21:21−35 イスラエル、シホン王とオグ 王に勝利する

 

4・モアブ の草原での出来事(22:1−36:13)

  22:1−21  バラクとバラム

  22:22−35 バラムと驢馬

  22:36−41 バラク、バラムを手厚くもて なす

  23:1−12  バラムの最初の託宣

  23:13−30 バラムの第二の託宣

  24:1−14  バラムの第三の託宣

  24:15−25 バラムの第四の託宣

  25:1−6   ベエルフェゴールの儀式

  25:7−18  ピネハスの一撃

  25:19、26:1−51 イスラエルの人口 調査(第二回)(26:1−51

  26:52−62 土地の相続

  26:63−65 監査のまとめ

  27:1−11  ツェロフハドの娘たちの直訴

  27:12−23 ヨシュア、モーセの後継者に なる

  28:1−8   捧げ物の規定

  28:9−10  安息日の捧げ物

  28:11−15 新月の捧げ物

  28:16−25 過ぎ越の祭の捧げ物

  28:26−31 七週祭の捧げ物

  29:1−6   第七の月の第一の日の捧げ物

  29:7−11  第七の月の第一〇の日の捧げ 物

  29:12−39 第七の月の第一五の日の捧げ 物

  30:1−6   誓願の規定(29:40、 30:1−5

  30:7−17  妻や娘の誓願(30:6−16

  31:1−12  ミディアンびとへの復讐

  31:13−18 処女たち以外は皆殺しに

  31:19−24 戦いの後の清め

  31:25−47 略奪したものの分配

  31:48−54 指揮官達の捧げ物

  32:1−42  ルベンの子らとガドの子らの 土地

  33:1−4   エジプトを出てからの行程

  33:5−15  エジプトからシナイまで

  33:16−36 シナイからカデシュまで

  33:37―49 カデシュからアベル・シティ ムまで

  33:50−56 カナンの住民を容赦なく滅ぼ す

  34:1−12  約束の地の境界について

  34:13−29 土地の分配について

  35:1−8   レビびとの町

  35:9−15  逃れの町

  35:16−34 殺人者の扱い

  36:1−12  ツェロフハドの娘たち

  36:13    まとめ