民数記 22:1−21
バラクとバラム
翻訳比較
聖書協会共同
訳2018
◆バラクとバラム
民 22:1 イスラエルの人々はさらに進んで、ヨルダン川を隔ててエリコの対岸、モアブの平野に宿営した。
民 22:2 さて、ツィポルの子バラクは、イスラエルがアモリ人に行ったことをすべて知った。
民
22:3 モアブはこの民を大いに恐れた。その数がおびただしかったからである。モアブはイスラエルの人々を前にして恐れをなした。
民
22:4 モアブはミデヤン人の長老たちに、「今やこの群衆は、牛が野の草をなめ尽くすように、私たちの周りをすべてなめ尽くしてしまうだろう」と言っ
た。当時はツィポルの子バラクがモアブの王であった。
民
22:5 バラクは、アンモン人の地、ユーフラテス川のほとりにある町、ペトルに住むベオルの子バラムを呼び寄せるために使者を遣わして、次のように言っ
た。「ここにエジプトから出て来た民がおり、今や地の面を覆い、私のすぐそばに住み着こうとしている。
民
22:6 この民は私より強いので、どうか今すぐに来て、この民を呪ってもらいたい。そうすれば、恐らく私はこれを打ち破り、この地から追い払うことがで
きるだろう。あなたが祝福する者は祝福され、あなたが呪う者は呪われることを、私は知っている。」
民 22:7 モアブとミデヤンの長老たちは占いの報酬を手にして出発し、バラムのところに来て、バラクの言葉を告げた。
民
22:8 バラムが「今夜はここに泊まりなさい。主が私に告げられるとおりに、あなたがたにお答えしましょう」と言ったので、モアブの高官たちはバラムの
もとにとどまった。
民 22:9 神はバラムのもとに来て言われた。「あなたのもとにいるこれらの人々は何者か。」
民 22:10 バラムは神に言った。「モアブの王、ツィポルの子バラクが私に人を遣わして言いました。
民
22:11 『ここにエジプトから出て来た民がいて、地の面を覆っている。どうか今すぐに来て、この民に呪いをかけてもらいたい。そうすれば、恐らく私は
これと戦い、追い払うことができるだろう。』」
民
22:12 神はバラムに言われた。「あなたは彼らと一緒に行ってはならない。その民を呪ってはならない。その民は祝福されているからである。」
民
22:13 翌朝、バラムは起きて、バラクの高官たちに、「あなたがたの国にお帰りください。私があなたがたと一緒に行くことを、主が許されないからで
す」と言った。
民 22:14 モアブの高官たちは立ち去り、バラクのもとに来て、「バラムは私たちと一緒に来ることを拒みました」と言った。
民 22:15 バラクはもう一度、前よりも多くの、位の高い高官たちを遣わした。
民
22:16 彼らはバラムのところに来て言った。「ツィポルの子バラクはこう言っています。『どうか私のところに来るのを拒まないでほしい。
民
22:17 私はあなたを手厚くもてなす。あなたが私に言われることは何でもしよう。どうか来て、この民に呪いをかけてもらいたい。』」
民
22:18 バラムはバラクの家臣たちに答えた。「たとえバラクが、彼の家を満たすほどの銀と金を私にくれようとも、わが神、主の言葉に逆らうことは、事
の大小を問わずできません。
民 22:19 あなたがたも今夜はここにとどまってください。主が私に、この上何を告げられるのか、私に分かるかもしれません。」
民
22:20 その夜、神はバラムのもとに来て言われた。「この者たちがあなたを呼びに来たのなら、起きて彼らと共に行くがよい。ただし、私があなたに告げ
ることだけを行わなければならない。」
民 22:21 翌朝、バラムは起きると雌ろばに鞍を置き、モアブの高官たちと共に出かけた。
フランシ
スコ会訳2013
001イスラエルの子らは前進し、エリコの対岸、ヨルダ
ン川の彼方のモアブの平原に宿営した。
002ツィポルの子バラクは、イスラエルがアモリ人に 行ったすべてのことを見た。
003モアブは、イスラエルの民がおびただしいのを見
て、非常に恐れた。モアブはイスラエルの子らを恐れ、
004ミディアンの長老たちに言った、「この群衆は、牛
が野の草を食い尽くすように、わたしたちの周りのものをすべて食い尽くすだろう」。
ツィポルの子バラクは当時、モアブの王であった。
005バラクは、ユーフラテス川のほとりにあるアマウ人
の子らの国ペトルにいるベオルの子バラムを招こうとして使者を遣わして、言わせた、「エジプトから出てきた民が地の面を覆い、わ
たしのすぐ前に住みついています。
006どうか来て、わたしのためにこの民を呪ってくださ
い。彼らは、わたしにとって、強大すぎます。そうしてくだされば、わたしは彼らを打ち負かして、この土地から追い出すことができ
るかもしれません。あなたが祝福する者は祝福され、あなたが呪う者は呪われることをわたしは知っています」。
007モアブの長老たちとミディアンの長老たちは、占い
のための謝礼を携えてバラムの所に行き、バラクの言葉を伝えた。
008バラムは彼らに言った、「今夜はここに泊まりなさ
い。主がわたしに告げられるとおりに、あなた方に伝えましょう」。そこで、モアブの高官たちは、バラムのもとに留まった。
009神はバラムのもとに来て仰せになった、「お前とと もにいる者たちは何者か」。
010バラムは神に言った、「モアブの王、ツィポルの子 バラクがわたしに次の言葉を伝えてきました、
011『ここにエジプトから出てきた民がいて、地の面を
覆っています。さあ来て、わたしのために彼らを呪ってください。そうすれば、わたしは彼らと戦って、追い払うことができるかもし
れません』」。
012しかし、神はバラムに仰せになった、「彼らととも
に行ってはならない。また、あの民を呪ってはならない。彼らは祝福されているからである」。
013バラムは朝起きると、バラクの高官たちに言った、
「あなた方の国にお帰りください。わたしがあなた方とともに行くことを、主はお許しにならないのです」。
014モアブの高官たちは去り、バラクのもとに帰って
言った、「バラムは、わたしたちとともに来ることを拒みました」。
015バラクは、前よりも多くの、身分もより高い高官た ちを遣わした。
016彼らはバラムのもとに来て言った、「ツィポルの子
バラクはこう申しております、『どうかわたしの所においでになるのをお断りにならないでください。
017わたしはあなたを手厚くもてなし、あなたがおっ
しゃることは何でもいたします。どうぞおいでになって、わたしのためにこの民を呪ってください』」。
018バラムはバラクの家来たちに答えた、「たとえ、バ
ラクが銀や金で満ちている彼の家をわたしに下さるとしても、わたしはわたしの神、主の命令に反して、事の大小を問わず、何も行う
ことはできません。
019ですから、あなた方も今晩はここに留まりなさい。
主がわたしに、さらに何をお告げになるか、確かめさせてください」。
020その夜、神はバラムのもとに来て、仰せになった、
「もしこの者たちがお前を呼びに来たのなら、彼らとともに行け。ただし、わたしが命じることだけを行え」。
021バラムは朝起きると、ろばに鞍を置き、モアブの高 官たちとともに出かけた。
新共同訳1987
22:1
イスラエルの人々は更に進んで、エリコに近いヨルダン川の対岸にあるモアブの平野に宿営した。
22:2
ツィポルの子バラクは、イスラエルがアモリ人に対してした事をことごとく見た。
22:3
モアブは、このおびただしい数の民に恐れを抱いていた。モアブはイスラエルの人々の前に気力もうせ、
22:4
ミディアン人の長老たちに、「今やこの群衆は、牛が野の草をなめ尽くすように、我々の周りをすべてなめ尽くそうとしている」と言った。当時、ツィポルの子
バラクがモアブ王であった。
22:5
彼は、ユーフラテス川流域にあるアマウ人の町ペトルに住むベオルの子バラムを招こうとして、使者を送り、こう伝えた。「今ここに、エジプトから上って来た
一つの民がいる。今や彼らは、地の面を覆い、わたしの前に住んでいる。
22:6
この民はわたしよりも強大だ。今すぐに来て、わたしのためにこの民を呪ってもらいたい。そうすれば、わたしはこれを撃ち破って、この国から追い出すことが
できるだろう。あなたが祝福する者は祝福され、あなたが呪う者は呪われることを、わたしは知っている。」
22:7
モアブとミディアンの長老たちは占いの礼物を携えてバラムの所に行き、バラクの言葉を伝えた。
22:8
バラムは彼らに言った。「今夜はここに泊まりなさい。主がわたしに告げられるとおりに、あなたたちに伝えよう。」モアブの長たちは、バラムのもとにとど
まった。
22:9
神はバラムのもとに来て言われた。「あなたのもとにいるこれらの者は何者か。」
22:10
バラムは神に答えた。「モアブの王、ツィポルの子バラクがわたしに人を遣わして、
22:11
『今ここに、エジプトから出て来た民がいて、地の面を覆っている。今すぐに来て、わたしのために彼らに呪いをかけてもらいたい。そうすれば、わたしはこれ
と戦って、追い出すことができるだろう』と申しました。」
22:12
神はバラムに言われた。「あなたは彼らと一緒に行ってはならない。この民を呪ってはならない。彼らは祝福されているからだ。」
22:13
バラムは朝起きると、バラクの長たちに言った。「自分の国に帰りなさい。主は、わたしがあなたたちと一緒に行くことをお許しになりません。」
22:14
モアブの長たちは立ち去り、バラクのもとに来て、「バラムはわたしどもと一緒に来ることを承知しませんでした」と伝えた。
22:15
バラクはもう一度、前よりも多くの、位の高い使者を遣わした。
22:16
彼らはバラムの所に来て言った。「ツィポルの子バラクはこう申します。『どうかわたしのところに来るのを拒まないでください。
22:17
あなたを大いに優遇します。あなたが言われることは何でもします。どうか来て、わたしのためにイスラエルの民に呪いをかけてください。』」
22:18
バラムはバラクの家臣に答えた。「たとえバラクが、家に満ちる金銀を贈ってくれても、わたしの神、主の言葉に逆らうことは、事の大小を問わず何もできませ
ん。
22:19
あなたがたも、今夜はここにとどまって、主がわたしに、この上何とお告げになるか、確かめさせてください。」
22:20
その夜、神はバラムのもとに来て、こう言われた。「これらの者があなたを呼びに来たのなら、立って彼らと共に行くがよい。しかし、わたしがあなたに告げる
ことだけを行わねばならない。」
22:21
バラムは朝起きるとろばに鞍をつけ、モアブの長と共に出かけた。
新改訳1970
22:1
イスラエル人はさらに進んで、ヨルダンのエリコをのぞむ対岸のモアブの草原に宿営した。
22:2
さてツィポルの子バラクは、イスラエルがエモリ人に行なったすべてのことを見た。
22:3
モアブはイスラエルの民が多数であったので非常に恐れた。それでモアブはイスラエル人に恐怖をいだいた。
22:4
そこでモアブはミデヤンの長老たちに言った。「今、この集団は、牛が野の青草をなめ尽くすように、私たちの回りのすべてのものをなめ尽くそうとしてい
る。」ツィポルの子バラクは当時、モアブの王であった。
22:5
そこで彼は、同族の国にあるユーフラテス河畔のペトルにいるベオルの子バラムを招こうとして使者たちを遣わして、言わせた。「今ここに、一つの民がエジプ
トから出て来ている。今や、彼らは地の面をおおって、私のすぐそばにとどまっている。
22:6
どうかいま来て、私のためにこの民をのろってもらいたい。この民は私より強い。そうしてくれれば、たぶん私は彼らを打って、この地から追い出すことができ
よう。私は、あなたが祝福する者は祝福され、あなたがのろう者はのろわれることを知っている。」
22:7
占いに通じているモアブの長老たちとミデヤンの長老たちとは、バラムのところに行き、彼にバラクのことづけを告げた。
22:8
するとバラムは彼らに言った。「今夜はここに泊まりなさい。主が私に告げられるとおりのことをあなたがたに答えましょう。」そこでモアブのつかさたちはバ
ラムのもとにとどまった。
22:9
神はバラムのところに来て言われた。「あなたといっしょにいるこの者たちは何者か。」
22:10
バラムは神に申し上げた。「モアブの王ツィポルの子バラクが、私のところに使いをよこしました。
22:11
『今ここに、エジプトから出て来た民がいて、地の面をおおっている。いま来て、私のためにこの民をのろってくれ。そうしたら、たぶん私は彼らと戦って、追
い出すことができよう。』」
22:12
神はバラムに言われた。「あなたは彼らといっしょに行ってはならない。またその民をのろってもいけない。その民は祝福されているからだ。」
22:13
朝になると、バラムは起きてバラクのつかさたちに言った。「あなたがたの国に帰りなさい。主は私をあなたがたといっしょに行かせようとはなさらないか
ら。」
22:14
モアブのつかさたちは立ってバラクのところに帰り、そして言った。「バラムは私たちといっしょに来ようとはしませんでした。」
22:15
バラクはもう一度、前の者より大ぜいの、しかも位の高いつかさたちを遣わした。
22:16
彼らはバラムのところに来て彼に言った。「ツィポルの子バラクはこう申しました。『どうか私のところに来るのを拒まないでください。
22:17
私はあなたを手厚くもてなします。また、あなたが私に言いつけられることは何でもします。どうぞ来て、私のためにこの民をのろってください。』」
22:18
しかしバラムはバラクの家臣たちに答えて言った。「たといバラクが私に銀や金の満ちた彼の家をくれても、私は私の神、主のことばにそむいて、事の大小にか
かわらず、何もすることはできません。
22:19
それであなたがたもまた、今晩ここにとどまりなさい。主が私に何かほかのことをお告げになるかどうか確かめましょう。」
22:20
その夜、神はバラムのところに来て、彼に言われた。「この者たちがあなたを招きに来たのなら、立って彼らとともに行け。だが、あなたはただ、わたしがあな
たに告げることだけを行なえ。」
22:21
朝になると、バラムは起きて、彼のろばに鞍をつけ、モアブのつかさたちといっしょに出かけた。
口語訳1955
22:1
さて、イスラエルの人々はまた道を進んで、エリコに近いヨルダンのかなたのモアブの平野に宿営した。
22:2
チッポルの子バラクはイスラエルがアモリびとにしたすべての事を見たので、
22:3
モアブは大いにイスラエルの民を恐れた。その数が多かったためである。モアブはイスラエルの人々をひじょうに恐れたので、
22:4
ミデアンの長老たちに言った、「この群衆は牛が野の草をなめつくすように、われわれの周囲の物をみな、なめつくそうとしている」。チッポルの子バラクはこ
の時モアブの王であった。
22:5
彼はアンモンびとの国のユフラテ川のほとりにあるペトルに使者をつかわし、ベオルの子バラムを招こうとして言わせた、「エジプトから出てきた民があり、地
のおもてをおおってわたしの前にいます。
22:6
どうぞ今きてわたしのためにこの民をのろってください。彼らはわたしよりも強いのです。そうしてくだされば、われわれは彼らを撃って、この国から追い払う
ことができるかもしれません。あなたが祝福する者は祝福され、あなたがのろう者はのろわれることをわたしは知っています」。
22:7
モアブの長老たちとミデアンの長老たちは占いの礼物を手にして出発し、バラムのもとへ行って、バラクの言葉を告げた。
22:8
バラムは彼らに言った、「今夜ここに泊まりなさい。主がわたしに告げられるとおりに、あなたがたに返答しましょう」。それでモアブのつかさたちはバラムの
もとにとどまった。
22:9
ときに神はバラムに臨んで言われた、「あなたのところにいるこの人々はだれですか」。
22:10
バラムは神に言った、「モアブの王チッポルの子バラクが、わたしに人をよこして言いました。
22:11
『エジプトから出てきた民があり、地のおもてをおおっています。どうぞ今きてわたしのために彼らをのろってください。そうすればわたしは戦って、彼らを追
い払うことができるかもしれません』」。
22:12
神はバラムに言われた、「あなたは彼らと一緒に行ってはならない。またその民をのろってはならない。彼らは祝福された者だからである」。
22:13
明くる朝起きて、バラムはバラクのつかさたちに言った、「あなたがたは国にお帰りなさい。主はわたしがあなたがたと一緒に行くことを、お許しになりませ
ん」。
22:14
モアブのつかさたちは立ってバラクのもとに行って言った、「バラムはわたしたちと一緒に来ることを承知しません」。
22:15
バラクはまた前の者よりも身分の高いつかさたちを前よりも多くつかわした。
22:16
彼らはバラムのところへ行って言った、「チッポルの子バラクはこう申します、『どんな妨げをも顧みず、どうぞわたしのところへおいでください。
22:17
わたしはあなたを大いに優遇します。そしてあなたがわたしに言われる事はなんでもいたします。どうぞきてわたしのためにこの民をのろってください』」。
22:18
しかし、バラムはバラクの家来たちに答えた、「たといバラクがその家に満ちるほどの金銀をわたしに与えようとも、事の大小を問わず、わたしの神、主の言葉
を越えては何もすることができません。
22:19
それで、どうぞ、あなたがたも今夜ここにとどまって、主がこの上、わたしになんと仰せられるかを確かめさせてください」。
22:20
夜になり、神はバラムに臨んで言われた、「この人々はあなたを招きにきたのだから、立ってこの人々と一緒に行きなさい。ただしわたしが告げることだけを行
わなければならない」。
22:21
明くる朝起きてバラムは、ろばにくらをおき、モアブのつかさたちと一緒に行った。
文
語訳1917
22:1 かくてイスラエルの子孫また途に進みてモアブの平野に營を張り此はヨルダンの此旁にしてヱリコに對ふ
22:2 チッポルの子バラクはイスラエルが凡てアモリ人に爲たる所を見たり
22:3
是においてモアブ人大いにイスラエルの民を懼る是その數多きに因てなりモアブ人かくイスラエルの子孫のために心をなやましたれば
22:4
すなはちミデアンの長老等に言ふこの群衆は牛が野の草を?食ふごとくに我等の四圍の物をことごとく?食はんとすとこの時にはチッポルの子バラク、モアブ人
の王たり
22:5
彼すなはち使者をペトルに遣してベオルの子バラムを招かしめんとすペトルはバラムの本國にありて河の邊に立りその之を招かしむる言に云く茲にエジプトより
出來し民あり地の面を蓋ふて我の前にをる
22:6
然ば請ふ汝今來りて我ためにこの民を詛へ彼等は我よりも強ければなり然せば我これを撃やぶりて我國よりこれを逐はらふを得ることもあらん其は汝が祝する者
は福徳を得汝が詛ふ者は禍を受くと我しればなりと
22:7 モアブの長老等とミデアンの長老等すなはち占卜の禮物を手にとりて出たちバラムにいたりてバラクの言をこれに告たれば
22:8
バラムかれらに言ふ今晩は此に宿れヱホバの我に告るところに循ひて汝らに返答をなすべしと是をもてモアブの牧伯等バラムの許に居る
22:9 時に神バラムに臨みて言たまはく汝の許にをる此人々は何者なるや
22:10 バラム神に言けるはモアブの王チッポルの子バラク我に言つかはしけらく
22:11
茲にエジプトより出きたりし民ありて地の面を蓋ふ請ふ今來りてわがために之を詛へ然せば我これに戰ひ勝てこれを逐はらふを得ることもあらんと
22:12 神バラムに言たまひけるは汝かれらとともに往べからず亦この民を詛ふべからず是は祝福るる者たるなり
22:13 是においてバラム朝起てバラクの牧伯等に言けるは汝ら國に歸れよヱホバ我が汝らとともに往く事をゆるさざるなりと
22:14 モアブの牧伯たちすなはち起あがりてバラクの許にいたりバラムは我らとともに來ることを肯ぜずと告たれば
22:15 バラクまた前の者よりも尊き牧伯等を前よりも多く遣せり
22:16 彼らバラムに詣りて之に言けるはチッボルの子バラクかく言ふ願くは汝何の障碍をも顧みずして我に來れ
22:17 我汝をして甚だ大なる尊榮を得させん汝が我に言ところは凡て我これを爲べし然ば願くは來りて我ためにこの民を詛へ
22:18
バラム答へてバラクの臣僕等に言けるは假令バラクその家に盈るほどの金銀を我に與ふるとも我は事の大小を諭ずわが神ヱホバの言を踰ては何をも爲ことを得ず
22:19 然ば請ふ汝らも今晩此に宿り我をしてヱホバの再び我に何と言たまふかを知しめよと
22:20
夜にいりて神バラムにのぞみて之に言たまひけるはこの人々汝を招きに來りたれば起あがりて之とともに往け但し汝は我が汝につぐる言のみを行ふべし
22:21 バラム翌朝起あがりてその驢馬に鞍おきてモアブの牧伯等とともに往り
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 Uペテ2:15
2:15 彼らは正しい道からは
ずれて迷いに陥り、ベオルの子バラムの道に従った。バラムは不義の実を愛し、
口 語訳 ユダ
1:11
1:11
彼らはわざわいである。彼らはカインの道を行き、利のためにバラムの惑わしに迷い入り、コラのような反逆をして滅んでしまうのであ
る。
口 語訳 黙 2:14
2:14
しかし、あなたに対して責むべきことが、少しばかりある。あなたがたの中には、現にバラムの教を奉じている者がある。バラムは、バラ
クに教え込み、イスラエルの子らの前に、つまずきになるものを置かせて、偶像にささげたものを食べさせ、また不品行をさせたのであ
る。
口 語訳 ロマ
11:28
11:28
福音について言えば、彼らは、あなたがたのゆえに、神の敵とされているが、選びについて言えば、父祖たちのゆえに、神に愛せられる者
である。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 黙 2:14
2:14 しかし、あなたに対し
て責むべきことが、少しばかりある。あなたがたの中には、現にバラムの教を奉じている者がある。バラムは、バラクに教え込み、イスラ
エルの子らの前に、つまずきになるものを置かせて、偶像にささげたものを食べさせ、また不品行をさせたのである。
口 語訳
Uペテ2:15
2:15
彼らは正しい道からはずれて迷いに陥り、ベオルの子バラムの道に従った。バラムは不義の実を愛し、
口 語訳 ユダ
1:11
1:11
彼らはわざわいである。彼らはカインの道を行き、利のためにバラムの惑わしに迷い入り、コラのような反逆をして滅んでしまうのであ
る。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳
Uペテ2:15-16
2:15
彼らは正しい道からはずれて迷いに陥り、ベオルの子バラムの道に従った。バラムは不義の実を愛し、
2:16
そのために、自分のあやまちに対するとがめを受けた。ものを言わないろばが、人間の声でものを言い、この預言者の狂気じみたふるまい
をはばんだのである。
口 語訳 ユダ
1:11
1:11
彼らはわざわいである。彼らはカインの道を行き、利のためにバラムの惑わしに迷い入り、コラのような反逆をして滅んでしまうのであ
る。
口 語訳 黙 2:14
2:14
しかし、あなたに対して責むべきことが、少しばかりある。あなたがたの中には、現にバラムの教を奉じている者がある。バラムは、バラ
クに教え込み、イスラエルの子らの前に、つまずきになるものを置かせて、偶像にささげたものを食べさせ、また不品行をさせたのであ
る。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 Uペテ2:15
2:15
彼らは、正しい道から離れてさまよい歩き、ボソルの子バラムが歩んだ道をたどったのです。バラムは不義のもうけを好み、
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ユダ 1:11
1:11
不幸な者たちです。彼らは「カインの道」をたどり、金もうけのために「バラムの迷い」に陥り、「コラの反逆」によって滅んでしまうのです。
新共同 黙 2:14
2:14
しかし、あなたに対して少しばかり言うべきことがある。あなたのところには、バラムの教えを奉ずる者がいる。バラムは、イスラエルの子らの前につまずきと
なるものを置くようにバラクに教えた。それは、彼らに偶像に献げた肉を食べさせ、みだらなことをさせるためだった。
****************************************
民数記 22:22−35
バラムと驢馬
翻訳比較
◆バラムとろば
民
22:22 ところが、彼が出かけた途端に、神の怒りが燃え上がった。主の使いは彼を妨げようとして、道に立ち塞がった。バラムは自分の雌ろばに乗ってお
り、二人の従者が共にいた。
民
22:23 雌ろばは、主の使いが抜き身の剣を手にし、道に立ち塞がっているのを見たので、道をそれて畑に入った。バラムは雌ろばを打って、道に戻そうと
した。
民 22:24 すると、主の使いはぶどう畑の間の狭い道に立ち塞がった。道の両側には石垣があった。
民 22:25 雌ろばは主の使いを見て、石垣に体を押しつけ、バラムの足を石垣に押しつけたので、バラムは再び雌ろばを打った。
民 22:26 すると、主の使いはまたしても、今度は右にも左にも逃れようのない狭い場所に立ち塞がった。
民
22:27 雌ろばは主の使いを見て、バラムを乗せたままうずくまってしまった。バラムは怒りを燃え上がらせ、雌ろばを杖で打った。
民
22:28 すると、主が雌ろばの口を開かれたので、雌ろばはバラムに、「私があなたに何をしたというのですか。私を三度も打つとは」と言った。
民
22:29 バラムが雌ろばに、「お前が私にひどいことをするからだ。私の手に剣があったら、今お前を殺していただろう」と言うと、
民
22:30 雌ろばはバラムに、「私は、あなたが今日までずっと乗ってこられた、あなたの雌ろばではありませんか。私が今までこのようなことをしたことが
ありますか」と言い、彼は「いや、なかった」と言った。
民
22:31 主はこの時、バラムの目を開かれた。彼は、主の使いが道に立ち塞がり、抜き身の剣を手にしているのを見て、ひざまずいてひれ伏した。
民
22:32 主の使いは言った。「なぜ、あなたはあなたの雌ろばを三度も打ったのか。私はあなたの敵として出て来た。あなたが私の前に誤った道を行くから
だ。
民
22:33 この雌ろばは私を見て、三度私を避けようとした。もし雌ろばが私を避けようとしなかったら、今頃、私は雌ろばを生かし、あなたを殺していたで
あろう。」
民
22:34 バラムは主の使いに言った。「私は罪を犯しました。あなたが私に対して道に立ち塞がっておられるのを、私は知らなかったのです。もしこれがあ
なたの目に悪とされることでしたら、私は引き返します。」
民
22:35 主の使いはバラムに言った。「この者たちと共に行きなさい。ただし、私があなたに告げることだけを語りなさい。」バラムはバラクの高官たちと
共に行った。
フランシ
スコ会訳2013
022ところが、バラムが出かけたために神の怒りは燃え
上がり、主の使いが彼の進路を妨げようと道に立ちふさがった。バラムはろばに乗っており、二人の召使も一緒だった。
023ろばは、主の使いが抜き身の剣を手にして道に立ち
ふさがっているのを見て、道をそれ畑に入った。バラムはろばを鞭で打って道に戻そうとした。
024その時、主の使いは、両側に石垣のあるぶどう畑の 間の狭い道に立っていた。
025ろばは主の使いを見て壁に身を寄せ、バラムの足を
壁に押しつけたので、彼は再びろばを鞭で打った。
026主の使いはさらに前に進み、右にも左にもそれる余 地がないほど狭い所に立った。
027ろばは主の使いを見て、バラムを乗せたまましゃが
み込んだ。バラムは怒りに燃え、ろばを杖で打った。
028主がろばの口を開かれたので、ろばはバラムに言っ
た、「わたしがあなたに何をしたというのですか。わたしを三度も打つとは」。
029バラムはろばに言った、「お前がわたしをばかにし
たからだ。もしわたしの手に剣があれば、お前を殺してしまうのだが」。
030すると、ろばはバラムに言った、「わたしは、あな
たが今日のこの日までずっと乗ってきた、あなたのろばではありませんか。わたしがあなたに対してこのように振る舞ったことがある
でしょうか」。彼は答えた、「いや、なかった」。
031その時、主がバラムの目を開かれたので、彼は、主
の使いが抜き身の剣を手にして道に立っているのを見た。彼は身をかがめてひれ伏した。
032主の使いは彼に言った、「なぜお前のろばを三度も
打ったのか。進路を妨げようとして出てきたのはわたしなのだ。わたしにとって、お前の道はわたしの意に反したからである。
033ろばはわたしを見て、三度もわたしから身をかわし
た。もしろばが、わたしから身をかわさなかったなら、わたしは確かにお前を殺しており、ろばを生かしておいたであろう」、
034バラムは主の使いに言った、「わたしは罪を犯しま
した。あなたがわたしの道に立ちふさがっておられるのを知りませんでした。もしも、あなたのお気に召さないのでしたら、わたしは
引き返しましょう」。
035主の使いはバラムに言った、「この者たちとともに
行け。ただし、わたしがお前に語ることだけを告げよ」。こうしてバラムはバラクの高官たちとともに行った。
新共同訳1987
22:22
ところが、彼が出発すると、神の怒りが燃え上がった。主の御使いは彼を妨げる者となって、道に立ちふさがった。バラムはろばに乗り、二人の若者を従えてい
た。
22:23
主の御使いが抜き身の剣を手にして道に立ちふさがっているのを見たろばは、道をそれて畑に踏み込んだ。バラムはろばを打って、道に戻そうとした。
22:24
主の御使いは、ぶどう畑の間の狭い道に立っていた。道の両側には石垣があった。
22:25
ろばは主の御使いを見て、石垣に体を押しつけ、バラムの足も石垣に押しつけたので、バラムはまた、ろばを打った。
22:26
主の御使いは更に進んで来て、右にも左にもそれる余地のない狭い場所に立ちふさがった。
22:27
ろばは主の御使いを見て、バラムを乗せたままうずくまってしまった。バラムは怒りを燃え上がらせ、ろばを杖で打った。
22:28
主がそのとき、ろばの口を開かれたので、ろばはバラムに言った。「わたしがあなたに何をしたというのですか。三度もわたしを打つとは。」
22:29
バラムはろばに言った。「お前が勝手なことをするからだ。もし、わたしの手に剣があったら、即座に殺していただろう。」
22:30
ろばはバラムに言った。「わたしはあなたのろばですし、あなたは今日までずっとわたしに乗って来られたではありませんか。今まであなたに、このようなこと
をしたことがあるでしょうか。」彼は言った。「いや、なかった。」
22:31
主はこのとき、バラムの目を開かれた。彼は、主の御使いが抜き身の剣を手にして、道に立ちふさがっているのを見た。彼は身をかがめてひれ伏した。
22:32
主の御使いは言った。「なぜ、このろばを三度も打ったのか。見よ、あなたはわたしに向かって道を進み、危険だったから、わたしは妨げる者として出て来たの
だ。
22:33
このろばはわたしを見たから、三度わたしを避けたのだ。ろばがわたしを避けていなかったなら、きっと今は、ろばを生かしておいても、あなたを殺していたで
あろう。」
22:34
バラムは主の御使いに言った。「わたしの間違いでした。あなたがわたしの行く手に立ちふさがっておられるのをわたしは知らなかったのです。もしも、意に反
するのでしたら、わたしは引き返します。」
22:35
主の御使いはバラムに言った。「この人たちと共に行きなさい。しかし、ただわたしがあなたに告げることだけを告げなさい。」バラムはバラクの長たちと共に
行った。
新改訳1970
22:22
しかし、彼が出かけると、神の怒りが燃え上がり、主の使いが彼に敵対して道に立ちふさがった。バラムはろばに乗っており、ふたりの若者がそばにいた。
22:23
ろばは主の使いが抜き身の剣を手に持って道に立ちふさがっているのを見たので、ろばは道からそれて畑の中に行った。そこでバラムはろばを打って道に戻そう
とした。
22:24
しかし主の使いは、両側に石垣のあるぶどう畑の間の狭い道に立っていた。
22:25
ろばは主の使いを見て、石垣に身を押しつけ、バラムの足を石垣に押しつけたので、彼はまた、ろばを打った。
22:26
主の使いは、さらに進んで、右にも左にもよける余地のない狭い所に立った。
22:27
ろばは、主の使いを見て、バラムを背にしたまま、うずくまってしまった。そこでバラムは怒りを燃やして、杖でろばを打った。
22:28
すると、主はろばの口を開かれたので、ろばがバラムに言った。「私があなたに何をしたというのですか。私を三度も打つとは。」
22:29
バラムはろばに言った。「おまえが私をばかにしたからだ。もし私の手に剣があれば、今、おまえを殺してしまうところだ。」
22:30
ろばはバラムに言った。「私は、あなたがきょうのこの日まで、ずっと乗ってこられたあなたのろばではありませんか。私が、かつて、あなたにこんなことをし
たことがあったでしょうか。」彼は答えた。「いや、なかった。」
22:31
そのとき、主がバラムの目のおおいを除かれたので、彼は主の使いが抜き身の剣を手に持って道に立ちふさがっているのを見た。彼はひざまずき、伏し拝んだ。
22:32
主の使いは彼に言った。「なぜ、あなたは、あなたのろばを三度も打ったのか。敵対して出て来たのはわたしだったのだ。あなたの道がわたしとは反対に向いて
いたからだ。
22:33
ろばはわたしを見て、三度もわたしから身を巡らしたのだ。もしかして、ろばがわたしから身を巡らしていなかったなら、わたしは今はもう、あなたを殺してお
り、ろばを生かしておいたことだろう。」
22:34
バラムは主の使いに申し上げた。「私は罪を犯しました。私はあなたが私をとどめようと道に立ちふさがっておられたのを知りませんでした。今、もし、あなた
のお気に召さなければ、私は引き返します。」
22:35
主の使いはバラムに言った。「この人たちといっしょに行け。だが、わたしがあなたに告げることばだけを告げよ。」そこでバラムはバラクのつかさたちといっ
しょに行った。
口語訳1955
22:22
しかるに神は彼が行ったために怒りを発せられ、主の使は彼を妨げようとして、道に立ちふさがっていた。バラムは、ろばに乗り、そのしもべふたりも彼と共に
いたが、
22:23
ろばは主の使が、手に抜き身のつるぎをもって、道に立ちふさがっているのを見、道をそれて畑にはいったので、バラムは、ろばを打って道に返そうとした。
22:24
しかるに主の使はまたぶどう畑の間の狭い道に立ちふさがっていた。道の両側には石がきがあった。
22:25
ろばは主の使を見て、石がきにすり寄り、バラムの足を石がきに押しつけたので、バラムは、また、ろばを打った。
22:26
主の使はまた先に進んで、狭い所に立ちふさがっていた。そこは右にも左にも、曲る道がなかったので、
22:27
ろばは主の使を見てバラムの下に伏した。そこでバラムは怒りを発し、つえでろばを打った。
22:28
すると、主が、ろばの口を開かれたので、ろばはバラムにむかって言った、「わたしがあなたに何をしたというのですか。あなたは三度もわたしを打ったので
す」。
22:29
バラムは、ろばに言った、「お前がわたしを侮ったからだ。わたしの手につるぎがあれば、いま、お前を殺してしまうのだが」。
22:30
ろばはまたバラムに言った、「わたしはあなたが、きょうまで長いあいだ乗られたろばではありませんか。わたしはいつでも、あなたにこのようにしたでしょう
か」。バラムは言った、「いや、しなかった」。
22:31
このとき主がバラムの目を開かれたので、彼は主の使が手に抜き身のつるぎをもって、道に立ちふさがっているのを見て、頭を垂れてひれ伏した。
22:32
主の使は彼に言った、「なぜあなたは三度もろばを打ったのか。あなたが誤って道を行くので、わたしはあなたを妨げようとして出てきたのだ。
22:33
ろばはわたしを見て三度も身を巡らしてわたしを避けた。もし、ろばが身を巡らしてわたしを避けなかったなら、わたしはきっと今あなたを殺して、ろばを生か
しておいたであろう」。
22:34
バラムは主の使に言った、「わたしは罪を犯しました。あなたがわたしをとどめようとして、道に立ちふさがっておられるのを、わたしは知りませんでした。そ
れで今、もし、お気に召さないのであれば、わたしは帰りましょう」。
22:35
主の使はバラムに言った、「この人々と一緒に行きなさい。ただし、わたしが告げることのみを述べなければならない」。こうしてバラムはバラクのつかさたち
と一緒に行った。
文
語訳1917
22:22
然るにヱホバかれの往たるに縁て怒を發したまひければヱホバの使者かれに敵せんとて途に立り彼は驢馬に乗その僕二人はこれとともに在しが
22:23
驢馬ヱホバの使者が劍を手に抜持て途に立るを見驢馬途より身を轉して田圃に入ければバラム驢馬を打て途にかへさんとせしに
22:24 ヱホバの使者また葡萄園の途に立り其處には此旁にも石垣あり彼旁にも石垣あり
22:25 驢馬ヱホバの使者を見石垣に貼依てバラムの足を石垣に貼依たればバラムまた之を打り
22:26 然るにヱホバの使者また進みよりて狭き處に立けるが其處には右にも左にもまがる道あらざりしかば
22:27 驢馬ヱホバの使者を見てバラムの下に臥たり是においてバラム怒を發し杖をもて驢馬を打けるに
22:28 ヱホバ驢馬の口を啓きたまひたれば驢馬バラムにむかひて言ふ我なんぢに何を爲せばぞ汝かく三次我を打や
22:29 バラム驢馬に言ふ汝われを侮るが故なり我手に劍あらば今汝を殺さんものを
22:30
驢馬またバラムに言けるは我は汝の所有となりてより今日にいたるまで汝が常に乗ところの驢馬ならずや我つねに斯のごとく汝になしたるやとバラムこたへて否
と言ふ
22:31 時にヱホバ、バラムの目を啓きたまひければ彼ヱホバの使者の途に立て劍を手に抜持るを見身を鞠めて俯伏たるに
22:32
ヱホバの使者これに言ふ汝なにとて斯三度なんぢの驢馬を打や我汝の道の直に滅亡にいたる者なるを見て汝に敵せんとて出きたれり
22:33
驢馬はわれを見て斯みたび身を轉して我を避たるなり是もし身を轉らして我を避ずば我すでに汝を殺して是を生しおきしならん
22:34
バラム、ヱホバの使者に言けるは我罪を獲たり我は汝が我に敵せんとて途に立るを知ざりしなり汝もし之を惡しとせば我は歸るべし
22:35
ヱホバの使者バラムに言けるはこの人々とともに往け但し汝は我が汝に告る言詞のみを宣べしとバラムすなはちバラクの牧伯等とともに往り
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 使 22:9
22:9 わたしと一緒にいた者
たちは、その光は見たが、わたしに語りかけたかたの声は聞かなかった。
口 語訳
Uペテ2:16
2:16
そのために、自分のあやまちに対するとがめを受けた。ものを言わないろばが、人間の声でものを言い、この預言者の狂気じみたふるまい
をはばんだのである。
口 語訳 ユダ
1:11
1:11
彼らはわざわいである。彼らはカインの道を行き、利のためにバラムの惑わしに迷い入り、コラのような反逆をして滅んでしまうのであ
る。
口 語訳 ルカ
24:16
24:16
しかし、彼らの目がさえぎられて、イエスを認めることができなかった。
口 語訳 ルカ
24:31
24:31
彼らの目が開けて、それがイエスであることがわかった。すると、み姿が見えなくなった。
口 語訳
Uペテ2:14-15
2:14
その目は淫行を追い、罪を犯して飽くことを知らない。彼らは心の定まらない者を誘惑し、その心は貪欲に慣れ、のろいの子となってい
る。
2:15
彼らは正しい道からはずれて迷いに陥り、ベオルの子バラムの道に従った。バラムは不義の実を愛し、
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 ヤコ 1:19
1:19 愛する兄弟たちよ。こ
のことを知っておきなさい。人はすべて、聞くに早く、語るにおそく、怒るにおそくあるべきである。
口 語訳
Uペテ2:16
2:16
そのために、自分のあやまちに対するとがめを受けた。ものを言わないろばが、人間の声でものを言い、この預言者の狂気じみたふるまい
をはばんだのである。
口 語訳 マタ
15:19
15:19
というのは、悪い思い、すなわち、殺人、姦淫、不品行、盗み、偽証、誹りは、心の中から出てくるのであって、
口 語訳 ルカ
24:16
24:16
しかし、彼らの目がさえぎられて、イエスを認めることができなかった。
口 語訳
Uペテ2:15-16
2:15
彼らは正しい道からはずれて迷いに陥り、ベオルの子バラムの道に従った。バラムは不義の実を愛し、
2:16
そのために、自分のあやまちに対するとがめを受けた。ものを言わないろばが、人間の声でものを言い、この預言者の狂気じみたふるまい
をはばんだのである。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 Uペテ2:16
2:16 そのために、自分のあ
やまちに対するとがめを受けた。ものを言わないろばが、人間の声でものを言い、この預言者の狂気じみたふるまいをはばんだのである。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 Uペテ2:16
2:16
それで、その過ちに対するとがめを受けました。ものを言えないろばが人間の声で話して、この預言者の常軌を逸した行いをやめさせたのです。
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 Uペテ2:16
2:16
それで、その過ちに対するとがめを受けました。ものを言えないろばが人間の声で話して、この預言者の常軌を逸した行いをやめさせたのです。
新共同 ルカ 24:16
24:16
しかし、二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。
新共同 ルカ 24:31
24:31
すると、二人の目が開け、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。
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民数記 22:36−41
バラク、バラムを手厚くもてなす
翻訳比較
民
22:36 バラクはバラムが来たと聞くと、アルノン川の境、国境の端にあるモアブの町まで行って彼を出迎えた。
民
22:37 バラクがバラムに、「あなたを招くために何度も使いを送ったではないか。どうして私のところに来なかったのか。あなたを手厚くもてなすことが
私にできないとでも言うのか」と言うと、
民
22:38 バラムはバラクに、「御覧のとおり、私は今あなたのところに来ました。しかし、私に何を告げることができましょうか。私はただ、神が私の口に
授けられる言葉だけを語りましょう」と言った。
民 22:39 バラムはバラクと共に行き、キルヤト・フツォトに着いた。
民 22:40 バラクは牛と羊を屠り、バラムと、彼と共に戻って来た高官たちに贈った。
◆バラムの第一の託宣
民 22:41 朝になると、バラクはバラムを伴ってバモト・バアルに彼を上らせた。そこからイスラエルの民の一部が見えた。
フランシ スコ会訳2013
036バラクはバラムが来たと聞き、アルノン川沿いに
あって国境の端に位置するイル・モアブまで彼を迎えに出てきた。
037バラクはバラムに言った、「わたしが人を遣わして
最初にあなたをお招きしたとき、なぜわたしの所に来てくださらなかったのですか。わたしにはあなたを手厚くもてなすことがほんと
うにできないのでしょうか」。
038バラムはバラクに言った、「ご覧なさい。わたしは
今、あなたの所に来ています。しかし、わたしが勝手に何か告げることができるでしょうか。わたしには、神がわたしの口に置かれる
言葉だけしか告げられません」。
039バラムはバラクとともに出かけ、キルヤト・フツォ トに来た。
040バラクは牛や羊を屠ってささげ、バラムおよび彼と ともにいた高官たちをもてなした。
041翌朝、バラクはバラムを連れてバモト・バアルに
上った。そこからは、民の一部を見ることができた。
新共同訳1987
22:36
バラクはバラムが来たと聞くと、モアブのアルまで行って迎えた。この町は国境沿いのアルノン河畔にあった。
22:37
バラクはバラムに言った。「あなたを招くために、何度も使いを送らなければなりませんでした。どうして来られなかったのですか。あなたを優遇することがわ
たしにできないでしょうか。」
22:38
バラムはバラクに答えた。「御覧のとおり、あなたのところにやって来ました。しかしわたしに、何かを自由に告げる力があるでしょうか。わたしは、神がわた
しの口に授けられる言葉だけを告げねばなりません。」
22:39
バラムはバラクに同行し、キルヤト・フツォトに着いた。
22:40
バラクは牛と羊の群れを屠って、バラムに贈り、また彼と共に帰って来た長たちに贈った。
◆バラムの託宣
22:41
朝になると、バラクはバラムを伴ってバモト・バアルに上った。そこからイスラエルの民の一端が見えた。
新改訳1970
22:36
バラクはバラムが来たことを聞いて、彼を迎えに、国境の端にあるアルノンの国境のイル・モアブまで出て来た。
22:37
そしてバラクはバラムに言った。「私はあなたを迎えるために、わざわざ使いを送ったではありませんか。なぜ、すぐ私のところに来てくださらなかったのです
か。ほんとうに私にはあなたを手厚くもてなすことができないのでしょうか。」
22:38
バラムはバラクに言った。「ご覧なさい。私は今あなたのところに来ているではありませんか。私に何が言えるでしょう。神が私の口に置かれることば、それを
私は語らなければなりません。」
22:39
こうしてバラムはバラクといっしょに出て行って、キルヤテ・フツォテに来た。
22:40
バラクは牛と羊をいけにえとしてささげ、それをバラムおよび彼とともにいたつかさたちにも配った。
22:41
朝になると、バラクはバラムを連れ出し、彼をバモテ・バアルに上らせた。バラムはそこからイスラエルの民の一部を見ることができた。
口語訳1955
22:36
さて、バラクはバラムがきたと聞いて、国境のアルノン川のほとり、国境の一端にあるモアブの町まで出て行って迎えた。
22:37
そしてバラクはバラムに言った、「わたしは人をつかわしてあなたを招いたではありませんか。あなたはなぜわたしのところへきませんでしたか。わたしは実際
あなたを優遇することができないでしょうか」。
22:38
バラムはバラクに言った、「ごらんなさい。わたしはあなたのところにきています。しかし、今、何事かをみずから言うことができましょうか。わたしはただ神
がわたしの口に授けられることを述べなければなりません」。
22:39
こうしてバラムはバラクと一緒に行き、キリアテ・ホゾテにきたとき、
22:40
バラクは牛と羊とをほふって、バラムおよび彼と共にいたバラムを連れてきたつかさたちに贈った。
22:41
明くる朝バラクはバラムを伴ってバモテバアルにのぼり、そこからイスラエルの民の宿営の一端をながめさせた。
文語訳1917
22:36 さてまたバラクはバラムの來るを聞てモアブの境の極處に流るるアルノンの旁の邑まで出ゆきて之を迎ふ
22:37
バラクすなはちバラムに言けるは我ことさらに人を遣はして汝を招きしにあらずや汝なにゆゑ我許に來らざりしや我あに汝に尊榮を得さすることを得ざらんや
22:38
バラム、バラクに言けるは視よ我つひに汝の許に來れり然ど今は我何事をも自ら言を得んや我はただ神の我口に授る言語を宣んのみと
22:39 斯てバラムはバラクとともに往てキリアテホゾテに至りしが
22:40 バラク牛と羊を宰りてバラムおよび之と偕なる牧伯等に餽れり
22:41 而してその翌朝にいたりバラクはバラムを件ひこれを携へてバアルの崇邱に登イスラエルの民の極端を望ましむ
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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1994
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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
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