箴言 26:1−12
愚か者の姿
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
箴 26:1 夏の雪のように、また刈り入れ時の雨のように/愚かな者に誉れはふさわしくない。
箴 26:2 渡り行く鳥のように、飛び行くつばめのように/呪いが理由もなく襲い来ることはない。
箴 26:3 馬には鞭、ろばにはくつわ/愚かな者の背には杖。
箴 26:4 愚かな者にはその無知に合わせて受け答えをするな/あなたがその人に似た者とならないために。
箴 26:5 愚かな者にはその無知に合わせて受け答えせよ。/その人が自分を知恵ある者と思い込まないために。
箴 26:6 愚かな者に言葉を託す者は/自分の足を切り、暴虐を?み込む者。
箴 26:7 愚かな者が口にする箴言は/歩けない人の弱々しい足。
箴 26:8 愚かな者に誉れを与えるのは/石投げひもに石を縛りつけるようなもの。
箴 26:9 愚かな者が口にする箴言は/酔いどれが手に振るあざみ。
箴 26:10 愚かな者を雇い、通りすがりの人を雇う者は/敵味方の見境なく射抜く射手のよう。
箴 26:11 犬が自分の吐いたものに戻るように/愚かな者は自分の無知な行いを繰り返す。
箴 26:12 自分に知恵があると思い込む者を見たか/それよりも愚かな者のほうに希望がある。
フランシスコ会訳2013
箴言26
フランシスコ訳聖書 Pro <26>章
聖書本文
石を転がす者は、自分の上に、それが転がってくる。
028偽りの舌は自分が傷つ
けた者を憎み、
へつらいの口は滅びをもたらす。
◆愚か者
001夏の雪や、刈り入れ時
の雨と同じく、
名誉は愚か者にはふさわしくない。
002飛び回る雀のように、
飛び交う燕のように、
いわれのない呪いはやって来ない。
003鞭は馬のため、轡はろ
ばのため、
杖は愚か者の背のためにある。
004愚か者には、その愚か
な言葉で答えるな。
さもないと、お前も彼と同じになる。
005愚か者には、その愚か
さに従って答えよ。
さもないと、彼は自分を賢い者と思うだろう。
006愚か者の手に言づけを
託した者は、
自分の足を切り、身に害をこうむる。
007愚か者が口にする箴言 は、
足の不自由な人のなえた足のよう。
008愚か者に誉れを与える のは、
石投げに小石を結ぶようなもの。
009愚か者が口にする箴言 は、
酔っ払いが手にしている茨の枝のようなもの。
010愚か者や通行人を雇う のは、
誰彼なしに傷つける射手のようなもの。
011犬が自分の吐いた物に
戻ってくるように、
愚か者は、自分の愚かさを繰り返す。
012自分を賢いと思ってい
る人を、お前は見たことがあるか。
そのような人よりは、愚か者のほうが、まだ望みがある。
◆怠け者
013怠け者は、「道に若い
獅子がいる。
巷に獅子がいる」と言う。
014戸はちょうつがいで回
転する。
怠け者は寝台の上で転がる。
015怠け者は手を皿に突っ
込んでいても、
それを口に持っていくのを、おっくうがる。
016怠け者は、分別のある
答えをする七人の者よりも
自分を知恵ある者と自認する。
017自分に関わりのない行
きずりの争いに関わるのは、
犬を耳で捕まえる者のよう。
018燃え木や、矢を放っ て、
死をもたらす分別を失った者は、
019隣人を欺いて、
「わたしはただ戯れただけではないか」
と言う者に等しい。
020薪がなくなると、火は
消える。
陰口をたたく者がいなければ争いはやむ。
021燃える炭火に炭を、火
に薪をくべるように、
喧嘩好きは争いをかき立てる。
022陰口をたたく者の言葉
は、おいしい食べ物のようで、
腹の底まで下がって行く。
023邪な心をもつ燃える唇 は、
銀の滓を上塗りした土の器のようなもの。
024憎む者は、唇ではしら
ばくれたことを言うが、
心のうちには欺きが潜んでいる。
025口できれいごとを言っ
ても、彼を信じるな。
その心の中には、七つの忌み嫌われるものが潜んでいる。
026たとえ偽りをもって憎
しみを隠しても、
その悪意は集会の前で現れる。
027穴を掘る者は自分がそ
の穴に落ち、
新共同訳1987
26:1
夏の雪、刈り入れ時の雨のように/愚か者に名誉はふさわしくない。
26:2
鳥は渡って行くもの、つばめは飛び去るもの。理由のない呪いが襲うことはない。
26:3
馬に鞭、ろばにくつわ/愚か者の背には杖。
26:4
愚か者にはその無知にふさわしい答えをするな/あなたが彼に似た者とならぬために。
26:5
愚か者にはその無知にふさわしい答えをせよ。彼が自分を賢者だと思い込まぬために。
26:6
愚か者に物事を託して送る者は/足を切られ、不法を呑み込まされる。
26:7
愚か者の口にすることわざは/歩けない人の弱い足。
26:8
愚か者に名誉を与えるのは/石投げ紐に石を袋ごとつがえるようなものだ。
26:9
愚か者の口にすることわざは/酔っぱらいの手に刺さるとげ。
26:10
愚か者を雇い、通りすがりの人を雇うのは/射手が何でもかまわず射抜くようなものだ。
26:11
犬が自分の吐いたものに戻るように/愚か者は自分の愚かさを繰り返す。
26:12
自分を賢者と思い込んでいる者を見たか。彼よりは愚か者の方がまだ希望が持てる。
新改訳1970
26:1
誉れが愚かな者にふさわしくないのは、夏の雪、刈り入れ時の雨のようだ。
26:2
逃げる雀のように、飛び去るつばめのように、いわれのないのろいはやって来ない。
26:3
馬には、むち。ろばには、くつわ。愚かな者の背には、むち。
26:4
愚かな者には、その愚かさにしたがって答えるな。あなたも彼と同じようにならないためだ。
26:5
愚かな者には、その愚かさにしたがって答えよ。そうすれば彼は、自分を知恵のある者と思わないだろう。
26:6
愚かな者にことづけする者は、自分の両足を切り、身に害を受ける。
26:7
愚かな者が口にする箴言は、足なえの垂れ下がった足のようだ。
26:8
愚かな者に誉れを与えるのは、石投げ器に石をゆわえるようだ。
26:9
愚かな者が口にする箴言は、酔った人が手にして振り上げるいばらのようだ。
26:10
愚かな者や通りすがりの者を雇う者は、すべての人を傷つける投げ槍のようだ。
26:11
犬が自分の吐いた物に帰って来るように、愚かな者は自分の愚かさをくり返す。
26:12
自分を知恵のある者と思っている人を見ただろう。彼よりも、愚かな者のほうが、まだ望みがある。
口語訳1955
26:1
誉が愚かな者にふさわしくないのは、夏に雪が降り、刈入れの時に雨が降るようなものだ。
26:2
いわれのないのろいは、飛びまわるすずめや、飛びかけるつばめのようなもので、止まらない。
26:3
馬のためにはむちがあり、ろばのためにはくつわがあり、愚かな者の背のためにはつえがある。
26:4
愚かな者にその愚かさにしたがって答をするな、自分も彼と同じようにならないためだ。
26:5
愚かな者にその愚かさにしたがって答をせよ、彼が自分の目に自らを知恵ある者と見ないためだ。
26:6
愚かな者に託して事を言い送る者は、自分の足を切り去り、身に害をうける。
26:7
あしなえの足は用がない、愚かな者の口には箴言もそれにひとしい。
26:8
誉を愚かな者に与えるのは、石を石投げにつなぐようだ。
26:9
愚かな者の口に箴言があるのは、酔った者が、とげのあるつえを手で振り上げるようだ。
26:10
通りがかりの愚か者や、酔った者を雇う者は、すべての人を傷つける射手のようだ。
26:11
犬が帰って来てその吐いた物を食べるように、愚かな者はその愚かさをくり返す。
26:12
自分の目に自らを知恵ある者とする人を、あなたは見るか、彼よりもかえって愚かな人に望みがある。
文
語訳1917
26:1 榮譽の愚なる者に適はざるは夏の時に雪ふり 穡收の時に雨ふるがごとし
26:2 故なき詛は雀の翔り燕の飛ぶが如くにきたるものにあらず
26:3 馬の爲には策あり 驢馬の爲には銜あり 愚なる者の背のために杖あり
26:4 愚なる者の痴にしたがひて答ふること勿れ 恐くはおのれも是と同じからん
26:5 愚なる者の痴にしたがひて之に答へよ 恐くは彼おのれの目に自らを智者と見ん
26:6 愚なる者に托して事を言おくる者はおのれの足をきり身に害をうく
26:7 跛者の足は用なし 愚なる者の口の箴もかくのごとし
26:8 榮譽を愚なる者に與ふるは石を投石索に繋ぐが如し
26:9 愚なる者の口にたもつ箴言は酔へるものの刺ある杖を手にて擧ぐるがごとし
26:10 愚なる者を傭ひ流浪者を傭ふ者は すべての人を傷くる射手の如し
26:11 狗のかへり來りてその吐たる物を食ふがごとく 愚なる者は重ねてその痴なる事をおこなふ
26:12 汝おのれの目に自らを智慧ある者とする人を見るか 彼よりも却て愚なる人に望あり
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 マタ 16:1-4
16:1 パリサイ人とサドカイ
人とが近寄ってきて、イエスを試み、天からのしるしを見せてもらいたいと言った。
16:2
イエスは彼らに言われた、「あなたがたは夕方になると、『空がまっかだから、晴だ』と言い、
16:3
また明け方には『空が曇ってまっかだから、きょうは荒れだ』と言う。あなたがたは空の模様を見分けることを知りながら、時のしるしを
見分けることができないのか。
16:4
邪悪で不義な時代は、しるしを求める。しかし、ヨナのしるしのほかには、なんのしるしも与えられないであろう」。そして、イエスは彼
らをあとに残して立ち去られた。
口 語訳
Uペテ2:22
2:22
ことわざに、「犬は自分の吐いた物に帰り、豚は洗われても、また、どろの中にころがって行く」とあるが、彼らの身に起ったことは、そ
のとおりである。
口 語訳 黙 3:17
3:17
あなたは、自分は富んでいる。豊かになった、なんの不自由もないと言っているが、実は、あなた自身がみじめな者、あわれむべき者、貧
しい者、目の見えない者、裸な者であることに気がついていない。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
マタ 7:6
7:6
聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。
口語訳
マタ 16:1-4
16:1
パリサイ人とサドカイ人とが近寄ってきて、イエスを試み、天からのしるしを見せてもらいたいと言った。
16:2 イエスは彼らに言われた、「あなたがたは夕方になると、『空がまっかだから、晴だ』と言い、
16:3
また明け方には『空が曇ってまっかだから、きょうは荒れだ』と言う。あなたがたは空の模様を見分けることを知りながら、時のしるしを見分けることができな
いのか。
16:4
邪悪で不義な時代は、しるしを求める。しかし、ヨナのしるしのほかには、なんのしるしも与えられないであろう」。そして、イエスは彼らをあとに残して立ち
去られた。
口語訳
マタ 21:24-27
21:24
そこでイエスは彼らに言われた、「わたしも一つだけ尋ねよう。あなたがたがそれに答えてくれたなら、わたしも、何の権威によってこれらの事をするのか、あ
なたがたに言おう。
21:25
ヨハネのバプテスマはどこからきたのであったか。天からであったか、人からであったか」。すると、彼らは互に論じて言った、「もし天からだと言えば、で
は、なぜ彼を信じなかったのか、とイエスは言うだろう。
21:26
しかし、もし人からだと言えば、群衆が恐ろしい。人々がみなヨハネを預言者と思っているのだから」。
21:27
そこで彼らは、「わたしたちにはわかりません」と答えた。すると、イエスが言われた、「わたしも何の権威によってこれらの事をするのか、あなたがたに言う
まい。
口語訳
ロマ 12:16
12:16
互に思うことをひとつにし、高ぶった思いをいだかず、かえって低い者たちと交わるがよい。自分が知者だと思いあがってはならない。
口語訳
Uペテ2:22
2:22
ことわざに、「犬は自分の吐いた物に帰り、豚は洗われても、また、どろの中にころがって行く」とあるが、彼らの身に起ったことは、そのとおりである。
口語訳
ルカ 18:11-12
18:11
パリサイ人は立って、ひとりでこう祈った、『神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、この取税人のような人
間でもないことを感謝します。
18:12 わたしは一週に二度断食しており、全収入の十分の一をささげています』。
口語訳 黙 3:17
3:17
あなたは、自分は富んでいる。豊かになった、なんの不自由もないと言っているが、実は、あなた自身がみじめな者、あわれむべき者、貧しい者、目の見えない
者、裸な者であることに気がついていない。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳
Uペテ2:22
2:22
ことわざに、「犬は自分の吐いた物に帰り、豚は洗われても、また、どろの中にころがって行く」とあるが、彼らの身に起ったことは、そ
のとおりである。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 Uペテ2:22
2:22
ことわざに、/「犬は、自分の吐いた物のところへ戻って来る」また、/「豚は、体を洗って、また、泥の中を転げ回る」と言われているとおりのことが彼らの
身に起こっているのです。
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ロマ 12:16
12:16
互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。自分を賢い者とうぬぼれてはなりません。
新共同 Uペテ2:22
2:22
ことわざに、/「犬は、自分の吐いた物のところへ戻って来る」また、/「豚は、体を洗って、また、泥の中を転げ回る」と言われているとおりのことが彼らの
身に起こっているのです。
新共同 ロマ 12:16
12:16
互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。自分を賢い者とうぬぼれてはなりません。
新共同 黙 3:17
3:17
あなたは、『わたしは金持ちだ。満ち足りている。何一つ必要な物はない』と言っているが、自分が惨めな者、哀れな者、貧しい者、目の見えない者、裸の者で
あることが分かっていない。
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箴言 26:13−28
怠け者の姿
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
箴 26:13 怠け者は言う。/「道に獅子が、広場に雄獅子が」と。
箴 26:14 扉はちょうつがいで回転/怠け者は寝床で回転。
箴 26:15 怠け者は手を平鍋に入れるが/その手を口に返すことを煩わしく思う。
箴 26:16 怠け者は聡明な答えを出す七人にもまさって/自分を知恵ある者だと思い込む。
箴 26:17 関わりのない争いに息巻く者は/通りすがりの犬の耳をつかむ者のよう。
箴 26:18 我を失った者は/火矢を、矢を、死を放つ。
箴 26:19 そして友人をだまして言う/「笑わせようとしただけではないか」と。
箴 26:20 薪がなくなれば火は消え/陰口を言う者がいなくなればいさかいは鎮まる。
箴 26:21 おき火には炭、火には薪/争いを燃え上がらせるのはいさかい好きな者。
箴 26:22 陰口を言う者の言葉はごちそう。/腹の隅々に下って行く。
箴 26:23 混じりもののある銀で覆われた土器。/それは、唇は熱いが心の悪い者。
箴 26:24 唇では取り繕っていても憎悪を抱く者。/その腹には欺きがある。
箴 26:25 声が品良く響いても信用するな。/その心には七つのいとうべきことがある。
箴 26:26 憎しみをごまかし隠しても/その悪は会衆の中で明らかにされる。
箴 26:27 穴を掘る者は、自分がそこに落ち/石を転がす者は、その石が自分に返って来る。
箴 26:28 偽りの舌は自分が傷つけた人を憎み/滑らかな口は破滅をもたらす。
フランシスコ会訳2013
(前記に含む)
新共同訳1987
26:13
怠け者は言う/「道に獅子が、広場に雄獅子が」と。
26:14
扉はちょうつがいに乗って回転する。怠け者は寝床の上で寝返りを打つ。
26:15
怠け者は鉢に手を突っ込むが/口にその手を返すことをおっくうがる。
26:16
怠け者は自分を賢者だと思い込む/聡明な答えのできる人七人にもまさって。
26:17
通行人が自分に関係のない争いに興奮するのは/犬の耳をつかむようなものだ。
26:18
分別を失った者が、火矢を、死の矢を射る。
26:19
友人を欺く者はそれに等しい。しかも、「ふざけただけではないか」と言う。
26:20
木がなければ火は消える。陰口を言う者が消えればいさかいは鎮まる。
26:21
炎には炭、火には木/争いを燃え上がらせるのはいさかい好きな者。
26:22
陰口は食べ物のように呑み込まれ/腹の隅々に下って行く。
26:23
唇は燃えていても心に悪意を抱いている者は/混じりもののある銀で覆った土器のよう。
26:24
唇をよそおっていても憎悪を抱いている者は/腹に欺きを蔵している。
26:25
上品な声を出すからといって信用するな/心には七つの忌むべきことを持っている。
26:26
憎しみはごまかし隠しても/その悪は会衆の中で露見する。
26:27
穴を掘る者は自分がそこに落ち/石を転がせばその石は自分に返ってくる。
26:28
うそをつく舌は憎んで人を砕き/滑らかな舌はつまずきを作る。
新改訳1970
26:13
なまけ者は「道に獅子がいる。ちまたに雄獅子がいる。」と言う。
26:14
戸がちょうつがいで回転するように、なまけ者は寝台の上でころがる。
26:15
なまけ者は手を皿に差し入れても、それを口に持っていくことをいとう。
26:16
なまけ者は、分別のある答えをする七人の者よりも、自分を知恵のある者と思う。
26:17
自分に関係のない争いに干渉する者は、通りすがりの犬の耳をつかむ者のようだ。
26:18
気違いは、燃え木を死の矢として投げるが、
26:19
隣人を欺きながら、「ただ、戯れただけではないか。」と言う者も、それと同じだ。
26:20
たきぎがなければ火が消えるように、陰口をたたく者がなければ争いはやむ。
26:21
おき火に炭を、火にたきぎをくべるように、争い好きな人は争いをかき立てる。
26:22
陰口をたたく者のことばは、おいしい食べ物のようだ。腹の奥に下っていく。
26:23
燃えるくちびるも、心が悪いと、銀の上薬を塗った土の器のようだ。
26:24
憎む者は、くちびるで身を装い、心のうちでは欺きを図っている。
26:25
声を和らげて語りかけても、それを信じるな。その心には七つの忌みきらわれるものがあるから。
26:26
憎しみは、うまくごまかし隠せても、その悪は集会の中に現われる。
26:27
穴を掘る者は、自分がその穴に陥り、石をころがす者は、自分の上にそれをころがす。
26:28
偽りの舌は、真理を憎み、へつらう口は滅びを招く。
口語訳1955
26:13
なまけ者は、「道にししがいる、ちまたにししがいる」という。
26:14
戸がちょうつがいによって回るように、なまけ者はその寝床で寝返りをする。
26:15
なまけ者は手を皿に入れても、それを口に持ってゆくことをいとう。
26:16
なまけ者は自分の目に、良く答えることのできる七人の者よりも、自らを知恵ありとする。
26:17
自分に関係のない争いにたずさわる者は、通りすぎる犬の耳をとらえる者のようだ。
26:18
隣り人を欺いて、「わたしはただ戯れにした」という者は、燃え木または矢、または死を、投げつける気が変な人のようだ。
26:19 合節
26:20
たきぎがなければ火は消え、人のよしあしを言う者がなければ争いはやむ。
26:21
おき火に炭をつぎ、火にたきぎをくべるように、争いを好む人は争いの火をおこす。
26:22
人のよしあしをいう者の言葉は/おいしい食物のようで、腹の奥にしみこむ。
26:23
くちびるはなめらかであっても、心の悪いのは/上ぐすりをかけた土の器のようだ。
26:24
憎む者はくちびるをもって自ら飾るけれども、心のうちには偽りをいだく。
26:25
彼が声をやわらげて語っても、信じてはならない。その心に七つの憎むべきものがあるからだ。
26:26
たとい偽りをもってその憎しみをかくしても、彼の悪は会衆の中に現れる。
26:27
穴を掘る者は自らその中に陥る、石をまろばしあげる者の上に、その石はまろびかえる。
26:28
偽りの舌は自分が傷つけた者を憎み、へつらう口は滅びをきたらせる。
文
語訳1917
26:13 惰者は途に獅あり 衢に獅ありといふ
26:14 戸の蝶ホによりて轉るごとく惰者はその牀に輾轉す
26:15 惰者はその手を盤にいるるも之をその口に擧ることを厭ふ
26:16 惰者はおのれの目に自らを善く答ふる七人の者よりも智慧ありとなす
26:17 路をよぎり自己に關りなき爭擾にたづさはる者は狗の耳をとらふる者のごとし
26:18
26:19 ?にその鄰を欺くことをなして我はただ戯れしのみといふ者は 火箭または鎗または死を擲つ狂人のごとし
26:20 薪なければ火はきえ 人の是非をいふ者なければ爭端はやむ
26:21 ?火に炭をつぎ火に薪をくぶるがごとく爭論を好む人は爭論を起す
26:22 人の是非をいふものの言はたはぶれのごとしと雖もかへつて腹の奧に入る
26:23 温かき口唇をもちて惡き心あるは銀の滓をきせたる瓦片のごとし
26:24 恨むる者は口唇をもて自ら飾れども 心の衷には虚偽をいだく
26:25 彼その聲を和らかにするとも之を信ずるなかれ その心に七の憎むべき者あればなり
26:26 たとひ虚偽をもてその恨をかくすとも その惡は會集の中に顯はる
26:27 坑を掘るものは自ら之に陷らん 石を轉ばしあぐる者の上にはその石まろびかへらん
26:28 虚偽の舌はおのれの害す者を憎み 諂ふ口は滅亡をきたらす
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 エペ 5:4
5:4 また、卑しい言葉と愚
かな話やみだらな冗談を避けなさい。これらは、よろしくない事である。それよりは、むしろ感謝をささげなさい。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
エペ 5:4
5:4
また、卑しい言葉と愚かな話やみだらな冗談を避けなさい。これらは、よろしくない事である。それよりは、むしろ感謝をささげなさい。
口語訳
マタ 23:27
23:27
偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは白く塗った墓に似ている。外側は美しく見えるが、内側は死人の骨や、あら
ゆる不潔なものでいっぱいである。
口語訳
ルカ 11:39
11:39
そこで主は彼に言われた、「いったい、あなたがたパリサイ人は、杯や盆の外側をきよめるが、あなたがたの内側は貪欲と邪悪とで満ちている。
口語訳
マタ 23:28
23:28 このようにあなたがたも、外側は人に正しく見えるが、内側は偽善と不法とでいっぱいである。
口語訳
ルカ 8:17
8:17
隠されているもので、あらわにならないものはなく、秘密にされているもので、ついには知られ、明るみに出されないものはない。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 マタ
23:25-28
23:25
偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。杯と皿との外側はきよめるが、内側は貪欲と放縦とで満ちている。
23:26
盲目なパリサイ人よ。まず、杯の内側をきよめるがよい。そうすれば、外側も清くなるであろう。
23:27
偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは白く塗った墓に似ている。外側は美しく見えるが、内
側は死人の骨や、あらゆる不潔なものでいっぱいである。
23:28
このようにあなたがたも、外側は人に正しく見えるが、内側は偽善と不法とでいっぱいである。
口 語訳
Tヨハ3:18
3:18
子たちよ。わたしたちは言葉や口先だけで愛するのではなく、行いと真実とをもって愛し合おうではないか。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 マタ 12:45
12:45
そこで、出かけて行き、自分よりも悪いほかの七つの霊を一緒に連れて来て、中に入り込んで、住み着く。そうなると、その人の後の状態は前よりも悪くなる。
この悪い時代の者たちもそのようになろう。」
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 エペ 5:4
5:4
卑わいな言葉や愚かな話、下品な冗談もふさわしいものではありません。それよりも、感謝を表しなさい。
新共同 マタ 23:28
23:28
このようにあなたたちも、外側は人に正しいように見えながら、内側は偽善と不法で満ちている。
新共同 ルカ 8:17
8:17
隠れているもので、あらわにならないものはなく、秘められたもので、人に知られず、公にならないものはない。
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