箴言 30:1−14
アグルの言葉
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆アグルの言葉
箴 30:1 ヤケの子アグルの言葉。託宣。/その人は言う。/神よ、私は疲れた。/神よ、私は疲れた。/?み尽くされてしまいそうだ。
箴 30:2 私は誰よりも愚かで/人間としての分別もない。
箴 30:3 知恵を学んだこともなく/聖なる方の知識も知らない。
箴
30:4 誰が天に昇り、また降ったのか/誰がその両手の中に風を集めたのか/誰がその衣で水を包んだのか/誰が地の果てを定めたのか/その名は何か、そ
の子の名は何か、ということも/あなたは知っているはず。
箴 30:5 神の仰せはすべて精錬されており/神に逃れる人にとっての盾。
箴 30:6 御言葉に付け加えてはならない/あなたが懲らしめを受け/偽りの者とされないために。
箴 30:7 私は二つのことをあなたに願います。/私が死ぬまで、それらを拒まないでください。
箴 30:8 空しいものや偽りの言葉を私から遠ざけ/貧しくもせず、富ませもせず/私にふさわしい食物で私を養ってください。
箴 30:9 私が満ち足り、あなたを否んで/「主とは何者か」と言わないために。/貧しさのゆえに盗み、神の名を汚さないために。
箴 30:10 主人に僕のことを悪く言ってはならない。/僕があなたを呪い/あなたが罪に定められないために。
箴 30:11 父を呪い/母を祝福しない者たち。
箴 30:12 自分では清いと思い込み/自分の汚物を洗い落とさない者たち。
箴 30:13 どことなく高ぶった目線/驕ったまなざしの者たち。
箴 30:14 歯は剣、顎は刃物/国の中の苦しむ人、人々の中の貧しい人を/餌食とする者たち。
フランシスコ会訳2013
箴言30
フランシスコ訳聖書 Pro <30>章
聖書本文
◆第六集 アグルの言葉(30・1-14)
001マサ人のヤケの子、アグルの言
葉。これはこの偉大な人の宣言である。
神よ、わたしは疲れている。
神よ、わたしは疲れている。わたしは疲れ果てた。
002確かにわたしは人間の中で最も
愚鈍で、
わたしには、人間としての知性がない。
003神がわたしに知恵を悟らせた。
それでわたしは聖なる方の知識を学んだ。
004誰が天に昇り、また降ってきた
か。
誰が風を手のひらに集めたであろうか。
誰が水を着物に包んだであろうか。
誰が地の果てを固く定めたであろうか。
その名は何か。その子の名は何か。
お前は知っているのか。
005神の言葉はすべて純粋。
神はご自分に寄り頼む人の盾。
006神の言葉に何も付け加えてはな
らない。
さもないと、神はお前を責め、お前を偽り者となさる。
007わたしは二つのことをあなたに
お願いします。
わたしが死なないうちに、それをかなえてください。
008わたしを不実と偽りから遠ざけ
てください。
わたしに貧しさも富も与えないでください。
ただ、わたしに割りあてられたパンだけで、
わたしを養ってください。
009満ち足りると、わたしはあなた
を否み、
「主とは誰か」と、言うようになるでしょう。
また、貧しくなると、わたしは盗みをし、
わたしの神の名を汚すようになるでしょう。
010僕のことを、その主人に中傷し
てはならない。
恐らく僕はお前を呪い、お前は罪を着せられるであろう。
011自分の父を呪い、
自分の母を祝福しない者らがいる。
012自分自身を清い者と思い込んで
いるが、
その汚れは洗い落とされていない者らがいる。
013高慢な目を持ち、
高ぶった目つきをしている者らがいる。
014また、剣のような歯を持ち、
刃のような牙をしている者らがいる。
彼らは国じゅうの貧しい者を、
民のうちの貧しい者を、食い尽くす。
◆第七集 数による箴言(30・15-33)
015蛭には二人の娘がいる。その名
は「頂戴」と「頂戴」。
飽くことを知らないものが三つ、いや、四つあって、
「もう十分だ」と言わない。
016陰府と不妊の胎、水に飽くこと
のない土地、
「もう十分だ」と言わない火である。
017自分の父をあざけり
年老いた母をさげすむ目は
谷の烏にえぐり取られ、
鷲の子に食われる。
018わたしにとって不思議なことが
三つ、
いや、四つあって、わたしはそれを知らない。
019空を飛ぶ鷲の道、
岩の上を這う蛇の道、
海を走る船の道、
そして、おとめに向かう男の道。
020姦通する女の道もそうだ。
彼女は食べて口をぬぐい、
「わたしは悪を行わなかった」と言う。
021三つのことで大地は揺れる。
いや、四つのことで耐えられない。
022奴隷が王となり、
馬鹿者がパンに食べ飽き、
023嫌われた女が嫁ぎ、
女奴隷が女主人の跡を継ぐのが、それである。
024この地上には小さいものが四つ
ある。
しかし、それらは知恵者中の知恵者である。
025蟻は無力な種族であるが、
その食物を夏のうちに蓄える。
026岩狸は弱い種族であるが、
その巣を岩間に造る。
027蝗には王はいないが、
みな隊を組んで出かける。
028守宮は手で捕まえられるが、
王の宮殿にもいる。
029堂々とした足どりで歩くものが
三つある。
いや、堂々と歩き回るものが四つある。
030動物のうちで最も強く、
何ものからも退かない獅子、
031威張って歩く雄鶏と、雄山羊 と、
軍隊を率いて先頭を行く王がそれである。
032もし、お前が愚かにも高ぶり、
悪いことを企てたなら、お前の手を口にあてよ。
033乳をかき回すと凝乳ができ、
鼻をねじると血が出る。
怒りを爆発させると争いが起こる。
新共同訳1987
30:1
ヤケの子アグルの言葉。託宣。この人は言う、神よ、わたしは疲れた。神よ、わたしは疲れ果てた。
30:2
まことに、わたしはだれよりも粗野で/人間としての分別もない。
30:3
知恵を教えられたこともなく/聖なる方を知ることもできない。
30:4
天に昇り、また降った者は誰か。その手の内に風を集め/その衣に水を包むものは誰か。地の果てを定めたものは誰か。その名は何というのか。その子の名は何
というのか。あなたは知っているのか。
30:5
神の言われることはすべて清い。身を寄せればそれは盾となる。
30:6
御言葉に付け加えようとするな。責められて/偽る者と断罪されることのないように。
30:7
二つのことをあなたに願います。わたしが死ぬまで、それを拒まないでください。
30:8
むなしいもの、偽りの言葉を/わたしから遠ざけてください。貧しくもせず、金持ちにもせず/わたしのために定められたパンで/わたしを養ってください。
30:9
飽き足りれば、裏切り/主など何者か、と言うおそれがあります。貧しければ、盗みを働き/わたしの神の御名を汚しかねません。
30:10
僕のことを主人に中傷してはならない。彼はあなたを呪い、あなたは罪に定められる。
30:11
父を呪い、母を祝福しない世代
30:12
自分を清いものと見なし/自分の汚物を洗い落とさぬ世代
30:13
目つきは高慢で、まなざしの驕った世代
30:14
歯は剣、牙は刃物の世代/それは貧しい人を食らい尽くして土地を奪い/乏しい人を食らい尽くして命を奪う。
新改訳1970
30:1
マサの人ヤケの子アグルのことば。イティエルに告げ、イティエルとウカルに告げたことば。
30:2
確かに、私は人間の中でも最も愚かで、私には人間の悟りがない。
30:3
私はまだ知恵も学ばず、聖なる方の知識も知らない。
30:4
だれが天に上り、また降りて来ただろうか。だれが風をたなごころに集めただろうか。だれが水を衣のうちに包んだだろうか。だれが地のすべての限界を堅く定
めただろうか。その名は何か、その子の名は何か。あなたは確かに知っている。
30:5
神のことばは、すべて純粋。神は拠り頼む者の盾。
30:6
神のことばにつけ足しをしてはならない。神が、あなたを責めないように、あなたがまやかし者とされないように。
30:7
二つのことをあなたにお願いします。私が死なないうちに、それをかなえてください。
30:8
不信実と偽りとを私から遠ざけてください。貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で私を養ってください。
30:9
私が食べ飽きて、あなたを否み、「主とはだれだ。」と言わないために。また、私が貧しくて、盗みをし、私の神の御名を汚すことのないために。
30:10
しもべのことを、その主人に中傷してはならない。そうでないと、彼はあなたをのろい、あなたは罰せられる。
30:11
自分の父をのろい、自分の母を祝福しない世代。
30:12
自分をきよいと見、汚れを洗わない世代。
30:13
なんとも、その目が高く、まぶたが上がっている世代。
30:14
歯が剣のようで、きばが刀のような世代。彼らは地の苦しむ者を、人のうちの貧しい者を食い尽くす。
口語訳1955
30:1
マッサの人ヤケの子アグルの言葉。その人はイテエルに向かって言った、すなわちイテエルと、ウカルとに向かって言った、
30:2
わたしは確かに人よりも愚かであり、わたしには人の悟りがない。
30:3
わたしはまだ知恵をならうことができず、また、聖なる者を悟ることもできない。
30:4
天にのぼったり、下ったりしたのはだれか、風をこぶしの中に集めたのはだれか、水を着物に包んだのはだれか、地のすべての限界を定めた者はだれか、その名
は何か、その子の名は何か、あなたは確かにそれを知っている。
30:5
神の言葉はみな真実である、神は彼に寄り頼む者の盾である。
30:6
その言葉に付け加えてはならない、彼があなたを責め、あなたを偽り者とされないためだ。
30:7
わたしは二つのことをあなたに求めます、わたしの死なないうちに、これをかなえてください。
30:8
うそ、偽りをわたしから遠ざけ、貧しくもなく、また富みもせず、ただなくてならぬ食物でわたしを養ってください。
30:9
飽き足りて、あなたを知らないといい、「主とはだれか」と言うことのないため、また貧しくて盗みをし、わたしの神の名を汚すことのないためです。
30:10
あなたは、しもべのことをその主人に、あしざまにいってはならない、そうでないと彼はあなたをのろい、あなたは罪をきせられる。
30:11
世には父をのろったり、母を祝福しない者がある。
30:12
世には自分の目にみずからを清い者として、なおその汚れを洗われないものがある。
30:13
世にはまた、このような人がある――ああ、その目のいかに高きことよ、またそのまぶたのいかにつりあがっていることよ。
30:14
世にはまたつるぎのような歯をもち、刀のようなきばをもって、貧しい者を地の上から、乏しい者を人の中から食い滅ぼすものがある。
文
語訳1917
30:1 ヤケの子アグルの語なる箴言 かれイテエルにむかひて之をいへり 即ちイテエルとウカルとにいへる所のものなり
30:2 我は人よりも愚なり 我には人の聰明あらず
30:3 我いまた智慧をならひ得ず またいまだ至聖きものを暁ることをえず
30:4 天に昇りまた降りし者は誰か 風をその掌中に聚めし者は誰か 水を衣につつみし者は誰か
地のすべての限界を定めし者は誰か その名は何ぞ その子の名は何ぞ 汝これを知るや
30:5 神の言はみな潔よし 神は彼をョむものの盾なり
30:6 汝その言に加ふること勿れ 恐くは彼なんぢをせめ 又なんぢを?る者となしたまはん
30:7 われ二の事をなんぢに求めたり 我が死ざる先にこれをたまへ
30:8 即ち虚假と?言とを我より離れしめ 我をして貧からしめずまた富しめず 惟なくてならぬ糧をあたへ給へ
30:9 そは我あきて神を知ずといひヱホバは誰なりやといはんことを恐れ
また貧くして窃盗をなし我が神の名を汚さんことを恐るればなり
30:10 なんぢ僕をその主に讒ることなかれ 恐くは彼なんぢを詛ひてなんぢ罪せられん
30:11 その父を詛ひその母を祝せざる世類あり
30:12 おのれの目に自らを潔者となして尚その汚穢を滌はれざる世類あり
30:13 また一の世類あり 嗚呼その眼はいかに高きぞや その瞼は昂れり
30:14 その歯は劍のごとく その牙は刃のごとき世類あり 彼等は貧き者を地より呑み 窮乏者を人の中より食ふ
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 ヨハ 3:13
3:13 天から下ってきた者、
すなわち人の子のほかには、だれも天に上った者はない。
口 語訳 黙 22:18
22:18
この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して、わたしは警告する。もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれ
ている災害を加えられる。
口 語訳 マタ
6:11
6:11
わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。
口 語訳 ルカ
18:11
18:11
パリサイ人は立って、ひとりでこう祈った、『神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、
この取税人のような人間でもないことを感謝します。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳 ヨハ
3:13
3:13
天から下ってきた者、すなわち人の子のほかには、だれも天に上った者はない。
口語訳 エペ
4:8
4:8
そこで、こう言われている、/「彼は高いところに上った時、/とりこを捕えて引き行き、/人々に賜物を分け与えた」。
口語訳 黙 19:12
19:12
その目は燃える炎であり、その頭には多くの冠があった。また、彼以外にはだれも知らない名がその身にしるされていた。
口語訳 黙 22:18
22:18
この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して、わたしは警告する。もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれている災害を加えられ
る。
口語訳 マタ
6:11
6:11
わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。
口語訳 ピリ
4:19
4:19
わたしの神は、ご自身の栄光の富の中から、あなたがたのいっさいの必要を、キリスト・イエスにあって満たして下さるであろう。
口語訳 ルカ
18:11
18:11
パリサイ人は立って、ひとりでこう祈った、『神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、この取税人のような人
間でもないことを感謝します。
口語訳 テト
1:15-16
1:15
きよい人には、すべてのものがきよい。しかし、汚れている不信仰な人には、きよいものは一つもなく、その知性も良心も汚れてしまっている。
1:16
彼らは神を知っていると、口では言うが、行いではそれを否定している。彼らは忌まわしい者、また不従順な者であって、いっさいの良いわざに関しては、失格
者である。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口語訳 ヨハ
3:13
3:13
天から下ってきた者、すなわち人の子のほかには、だれも天に上った者はない。
口語訳 マタ
6:11
6:11
わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。
口語訳 ピレ
1:8-20
1:8
こういうわけで、わたしは、キリストにあってあなたのなすべき事を、きわめて率直に指示してもよいと思うが、
1:9
むしろ、愛のゆえにお願いする。すでに老年になり、今またキリスト・イエスの囚人となっているこのパウロが、
1:10
捕われの身で産んだわたしの子供オネシモについて、あなたにお願いする。
1:11
彼は以前は、あなたにとって無益な者であったが、今は、あなたにも、わたしにも、有益な者になった。
1:12
彼をあなたのもとに送りかえす。彼はわたしの心である。
1:13
わたしは彼を身近に引きとめておいて、わたしが福音のために捕われている間、あなたに代って仕えてもらいたかったのである。
1:14
しかし、わたしは、あなたの承諾なしには何もしたくない。あなたが強制されて良い行いをするのではなく、自発的にすることを願っている。
1:15
彼がしばらくの間あなたから離れていたのは、あなたが彼をいつまでも留めておくためであったかも知れない。
1:16
しかも、もはや奴隷としてではなく、奴隷以上のもの、愛する兄弟としてである。とりわけ、わたしにとってそうであるが、ましてあなたにとっては、肉におい
ても、主にあっても、それ以上であろう。
1:17
そこで、もしわたしをあなたの信仰の友と思ってくれるなら、わたし同様に彼を受けいれてほしい。
1:18
もし、彼があなたに何か不都合なことをしたか、あるいは、何か負債があれば、それをわたしの借りにしておいてほしい。
1:19
このパウロが手ずからしるす、わたしがそれを返済する。この際、あなたが、あなた自身をわたしに負うていることについては、何も言うまい。
1:20
兄弟よ。わたしはあなたから、主にあって何か益を得たいものである。わたしの心を、主にあって力づけてもらいたい。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ヨハ 3:13
3:13
天から降って来た者、すなわち人の子のほかには、天に上った者はだれもいない。
新共同 エペ 4:8
4:8
そこで、/「高い所に昇るとき、捕らわれ人を連れて行き、/人々に賜物を分け与えられた」と言われています。
新共同 黙 19:12
19:12
その目は燃え盛る炎のようで、頭には多くの王冠があった。この方には、自分のほかはだれも知らない名が記されていた。
新共同 黙 22:18-19
22:18
この書物の預言の言葉を聞くすべての者に、わたしは証しする。これに付け加える者があれば、神はこの書物に書いてある災いをその者に加えられる。
22:19
また、この預言の書の言葉から何か取り去る者があれば、神は、この書物に書いてある命の木と聖なる都から、その者が受ける分を取り除かれる。
新共同 マタ 6:11
6:11
わたしたちに必要な糧を今日与えてください。
新共同 ルカ 18:11
18:11
ファリサイ派の人は立って、心の中でこのように祈った。『神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴
税人のような者でもないことを感謝します。
****************************************
箴言 30;15−33
数による格言
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
箴 30:15 蛭には二人の娘/「与えよ、与えよ」と言う。/満足しないものが三つ/いや四つのものが「もう十分」とは言わない。
箴 30:16 陰府と不妊の胎/水に満足したことのない地と/「もう十分」とは言わない火。
箴 30:17 父を嘲り、母への従順を侮る目を/谷の烏がつつき、鷲の雛がついばむ。
箴 30:18 私にとって、驚くべきことが三つ/いや四つのことに納得できない。
箴 30:19 天にある鷲の道/岩の上の蛇の道/海の中の船の道/そしておとめと共にいる男の道。
箴 30:20 姦淫する女の道もそうだ。/彼女は食べて口を拭い/悪いことはしていないと言う。
箴 30:21 大地は三つのことに震える/いや四つのことに耐えられない。
箴 30:22 奴隷が王となること/愚か者であるのにパンに満ち足りていること
箴 30:23 憎まれている女が結婚すること/仕え女であるのに女主人の座を継ぐこと。
箴 30:24 地の小さなものが四つ/それは知恵ある者の中の知恵ある者。
箴 30:25 蟻は力のない民/それは夏の間に食物を集める。
箴 30:26 岩狸は強くもない民/それは住みかを岩壁に置く。
箴 30:27 王を持たないばった/それはそろって隊列を組んで進み行く。
箴 30:28 手で捕まえられてしまうやもり/だがそれは王の宮殿にいる。
箴 30:29 足取りの堂々としているものが三つ/いや四つのものの歩みが堂々としている。
箴 30:30 獣の中でも勇ましい雄獅子/何と向かい合っても決して退かない。
箴 30:31 尾を立てた雄鶏、雄山羊/そして民に向かって威張る王。
箴 30:32 愚かにも自ら高ぶっているなら/策を練っているなら、手を口に当てよ。
箴 30:33 乳を絞ると凝乳が出て来る。/鼻を絞ると血が出て来る。/怒りを絞ると争いが出て来る。
新共同訳1987
30:15
蛭の娘はふたり。その名は「与えよ」と「与えよ。」飽くことを知らぬものは三つ。十分だと言わぬものは四つ。
30:16
陰府、不妊の胎、水に飽いたことのない土地/決して十分だと言わない火。
30:17
父を嘲笑い、母への従順を侮る者の目は/谷の烏がえぐり出し、鷲の雛がついばむ。
30:18
わたしにとって、驚くべきことが三つ/知りえぬことが四つ。
30:19
天にある鷲の道/岩の上の蛇の道/大海の中の船の道/男がおとめに向かう道。
30:20
そうだ、姦通の女の道も。食べて口をぬぐい/何も悪いことはしていないと言う。
30:21
三つのことに大地は震え/四つのことに耐ええない。
30:22
奴隷が王となること/神を知らぬ者がパンに飽き足りること
30:23
憎むべき女が夫を持つこと/はしためが女主人を継ぐこと。
30:24
この地上に小さなものが四つある。それは知恵者中の知恵者だ。
30:25
蟻の一族は力はないが/夏の間にパンを備える。
30:26
岩狸の一族は強大ではないが/その住みかを岩壁に構えている。
30:27
いなごには王はないが/隊を組んで一斉に出動する。
30:28
やもりは手で捕まえられるが/王の宮殿に住んでいる。
30:29
足取りの堂々としているものが三つ/堂々と歩くものが四つある。
30:30
獣の中の雄、決して退かない獅子
30:31
腰に帯した男、そして雄山羊/だれにも手向かいさせない王。
30:32
増長して恥知らずになり/悪だくみをしているなら、手で口を覆え。
30:33
乳脂を絞るとバターが出てくる。鼻を絞ると血が出てくる。怒りを絞ると争いが出てくる。
新改訳1970
30:15
蛭にはふたりの娘がいて、「くれろ、くれろ。」と言う。飽くことを知らないものが、三つある。いや、四つあって、「もう十分だ。」と言わない。
30:16
よみと、不妊の胎、水に飽くことを知らない地と、「もう十分だ。」と言わない火。
30:17
自分の父をあざけり、母への従順をさげすむ目は、谷の烏にえぐりとられ、わしの子に食われる。
30:18
私にとって不思議なことが三つある。いや、四つあって、私はそれを知らない。
30:19
天にあるわしの道、岩の上にある蛇の道、海の真中にある舟の道、おとめへの男の道。
30:20
姦通する女の道もそのとおり。彼女は食べて口をぬぐい、「私は不法を行なわなかった。」と言う。
30:21
この地は三つのことによって震える。いや、四つのことによって耐えられない。
30:22
奴隷が王となり、しれ者がパンに飽き、
30:23
きらわれた女が夫を得、女奴隷が女主人の代わりとなることによって。
30:24
この地上には小さいものが四つある。しかし、それは知恵者中の知恵者だ。
30:25
蟻は力のない種族だが、夏のうちに食糧を確保する。
30:26
岩だぬきは強くない種族だが、その巣を岩間に設ける。
30:27
いなごには王はないが、みな隊を組んで出て行く。
30:28
やもりは手でつかまえることができるが、王の宮殿にいる。
30:29
歩きぶりの堂々としているものが三つある。いや、その歩みの堂々としているものが四つある。
30:30
獣のうちで最も強く、何ものからも退かない雄獅子、
30:31
いばって歩くおんどりと、雄やぎ、軍隊を率いる王である。
30:32
もし、あなたが高ぶって、愚かなことをしたり、たくらんだりしたら、手を口に当てよ。
30:33
乳をかき回すと凝乳ができる。鼻をねじると血が出る。怒りをかき回すと争いが起こる。
口語訳1955
30:15
蛭にふたりの娘があって、「与えよ、与えよ」という。飽くことを知らないものが三つある、いや、四つあって、皆「もう、たくさんです」と言わない。
30:16
すなわち陰府、不妊の胎、水にかわく地、「もう、たくさんだ」といわない火がそれである。
30:17
自分の父をあざけり、母に従うのを卑しいこととする目は、谷のからすがこれをつつき出し、はげたかがこれを食べる。
30:18
わたしにとって不思議にたえないことが三つある、いや、四つあって、わたしには悟ることができない。
30:19
すなわち空を飛ぶはげたかの道、岩の上を這うへびの道、海をはしる舟の道、男の女にあう道がそれである。
30:20
遊女の道もまたそうだ、彼女は食べて、その口をぬぐって、「わたしは何もわるいことはしない」と言う。
30:21
地は三つのことによって震う、いや、四つのことによって、耐えることができない。
30:22
すなわち奴隷たる者が王となり、愚かな者が食物に飽き、
30:23
忌みきらわれた女が嫁に行き、はしためが女主人のあとにすわることである。
30:24
この地上に、小さいけれども、非常に賢いものが四つある。
30:25
ありは力のない種類だが、その食糧を夏のうちに備える。
30:26
岩だぬきは強くない種類だが、その家を岩につくる。
30:27
いなごは王がないけれども、みな隊を組んでいで立つ。
30:28
やもりは手でつかまえられるが、王の宮殿におる。
30:29
歩きぶりの堂々たる者が三つある、いや、四つあって、みな堂々と歩く。
30:30
すなわち獣のうちでもっとも強く、何ものの前にも退かない、しし、
30:31
尾を立てて歩くおんどり、雄やぎ、その民の前をいばって歩く王がそれである。
30:32
あなたがもし愚かであって自ら高ぶり、あるいは悪事を計ったならば、あなたの手を口に当てるがよい。
30:33
乳をしめれば凝乳が出る、鼻をしめれば血がでる、怒りをしめれば争いが起る。
30:15
蛭に二人の女あり 與ヘよ與へよと呼はる 飽ことを知ざるもの三あり 否な四あり皆たれりといはず
30:16 即ち陰府姙まざる胎水に滿されざる地 足りといはざる火これなり
30:17 おのれの父を嘲り母に從ふことをいやしとする眼は 谷の鴉これを抜いだし鷲の雛これを食はん
30:18 わが奇とするもの三あり否な四あり共にわが識ざる者なり
30:19 即ち空にとぷ鷲の路 磐の上にはふ蛇の路 海にはしる舟の路 男の女にあふの路これなり
30:20 淫婦の途も亦しかり 彼は食ひてその口を拭ひ われ惡きことを爲ざりきといふ
30:21 地は三の者によりて震ふ否な四の者によりて耐ることあたはざるなり
30:22 即ち僕たるもの王となるに因り愚なるもの糧に飽るにより
30:23 厭忌はれたる婦の嫁ぐにより婢女その主母に續に因りてなり
30:24 地に四の物あり微小といへども最智し
30:25 蟻は力なき者なれどもその糧を夏のうちに備ふ
30:26 山鼠ば強からざれどもその室を磐につくる
30:27 蝗は王なけれどもみな隊を立ていづ
30:28 守宮は手をもてつかまり王の宮にをる
30:29 善あゆむもの三あり否な四あり皆よく歩く
30:30 獣の中にて最も強くもろもろのものの前より退かざる獅子
30:31 肚帶せし戰馬 牡野羊 および當ること能はざる王これなり
30:32 汝もし愚にして自から高ぶり或は惡きことを計らば汝の手を口に當つべし
30:33 それ乳を搾れば乾酪いで鼻を搾れば血いで 怒を激ふれば爭端おこる
****************************************
各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
・・・・
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 マタ 24:28
24:28
死体のある所には、はげ鷹が集まるものだ。」
新共同 ルカ 17:33
17:33
自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。
****************************************