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詩 編 06

あわれみを請う病人の祈り

 

翻訳比較



聖書協会共同訳2018
詩 6:1 指揮者によって。弦楽器で。シェミニトによる。賛歌。ダビデの詩。
詩 6:2 主よ、怒りに燃えて私を責めず/憤りに任せて懲らしめないでください。
詩 6:3 主よ、憐れんでください。/私は病み衰えています。/主よ、癒やしてください。/私の骨はおののいています。
詩 6:4 私の魂は震えおののいています。/主よ、いつまでなのですか。
詩 6:5 主よ、帰って来てください。/私の魂を助け出し/慈しみによって、お救いください。
詩 6:6 死ねば、誰もあなたを思い起こすことはありません。/陰府にあって、誰が感謝を献げるでしょう。
詩 6:7 私は嘆き疲れました。/夜ごと涙で寝床を浸し/床を漂わせています。
詩 6:8 憂いのために目は弱り/私を苦しめる者のために衰えました。
詩 6:9 退け、悪事を働く者は皆。/主は私の泣く声をお聞きになった。
詩 6:10 主が私の願いを聞き/主が私の祈りを受け入れてくださる。
詩 6:11 敵が皆、恥を受けておののくように。/恥にまみれて瞬く間に逃げ帰るように。

フランシスコ会訳2013
詩編6

フランシスコ訳聖書 Psa <6>編 聖書本文

◆憐れみを乞う病人の祈り

001指揮者に一任。琴に合わせる。 第八音で。ダビデの詩。

002主よ、怒りのあまり、わたしを 咎めることなく、

憤りに任せて、わたしを懲らしめないでください。

003主よ、わたしを憐れんでくださ い。

わたしは弱り衰えています。

主よ、わたしを癒やしてください。

わたしの骨は震えおののき、

004わたしの魂はひどくおののいて います。

主よ、あなたはいつまで……

005主よ、立ち戻って、わたしの命 を助け、

慈しみにふさわしく、わたしを救ってください。

006死の国では、あなたを覚えてい る者はおりません。

陰府の国で、誰があなたをほめたたえるでしょう。

007わたしは嘆き疲れ、

夜ごと、涙で枕をぬらし、

寝床を浸しています。

008悲しみのあまり、目はかすみ、

痛みのあまり、心は衰えました。

009すべて悪を行う者よ、わたしか ら離れ去れ。

主はわたしの嘆きの声を聞かれた。

010主はわたしの願いを聞き入れ、

主はわたしの祈りをかなえてくださった。

011わたしの敵はみな、恥じ入って おののき、

たちまち恥じ入って退くであろう。


 

新共同訳1987

6:1 【指揮者によって。伴奏付き。第八調。賛歌。ダビデの詩。】

6:2 主よ、怒ってわたしを責めないでください/憤って懲らしめないでください。

6:3 主よ、憐れんでください/わたしは嘆き悲しんでいます。主よ、癒してください、わたしの骨は恐れ

6:4 わたしの魂は恐れおののいています。主よ、いつまでなのでしょう。

6:5 主よ、立ち帰り/わたしの魂を助け出してください。あなたの慈しみにふさわしく/わたしを救ってください。

6:6 死の国へ行けば、だれもあなたの名を唱えず/陰府に入れば/だれもあなたに感謝をささげません。

6:7 わたしは嘆き疲れました。夜ごと涙は床に溢れ、寝床は漂うほどです。

6:8 苦悩にわたしの目は衰えて行き/わたしを苦しめる者のゆえに/老いてしまいました。

6:9 悪を行う者よ、皆わたしを離れよ。主はわたしの泣く声を聞き

6:10 主はわたしの嘆きを聞き/主はわたしの祈りを受け入れてくださる。

6:11 敵は皆、恥に落とされて恐れおののき/たちまち退いて、恥に落とされる。

 

新改訳1970

6:1 主よ。御怒りで私を責めないでください。激しい憤りで私を懲らしめないでください。

6:2 主よ。私をあわれんでください。私は衰えております。主よ。私をいやしてください。私の骨は恐れおののいています。

6:3 私のたましいはただ、恐れおののいています。主よ。いつまでですか。あなたは。

6:4 帰って来てください。主よ。私のたましいを助け出してください。あなたの恵みのゆえに、私をお救いください。

6:5 死にあっては、あなたを覚えることはありません。よみにあっては、だれが、あなたをほめたたえるでしょう。

6:6 私は私の嘆きで疲れ果て、私の涙で、夜ごとに私の寝床を漂わせ、私のふしどを押し流します。

6:7 私の目は、いらだちで衰え、私のすべての敵のために弱まりました。

6:8 不法を行なう者ども。みな私から離れて行け。主は私の泣く声を聞かれたのだ。

6:9 主は私の切なる願いを聞かれた。主は私の祈りを受け入れられる。

6:10 私の敵は、みな恥を見、ただ、恐れおののきますように。彼らは退き、恥を見ますように。またたくまに。

 

口語訳1955

6:1 主よ、あなたの怒りをもって、わたしを責めず、あなたの激しい怒りをもって、わたしを懲らしめないでください。

6:2 主よ、わたしをあわれんでください。わたしは弱り衰えています。主よ、わたしをいやしてください。わたしの骨は悩み苦しんでいます。

6:3 わたしの魂もまたいたく悩み苦しんでいます。主よ、あなたはいつまでお怒りになるのですか。

6:4 主よ、かえりみて、わたしの命をお救いください。あなたのいつくしみにより、わたしをお助けください。

6:5 死においては、あなたを覚えるものはなく、陰府においては、だれがあなたを/ほめたたえることができましょうか。

6:6 わたしは嘆きによって疲れ、夜ごとに涙をもって、わたしのふしどをただよわせ、わたしのしとねをぬらした。

6:7 わたしの目は憂いによって衰え、もろもろのあだのゆえに弱くなった。

6:8 すべて悪を行う者よ、わたしを離れ去れ。主はわたしの泣く声を聞かれた。

6:9 主はわたしの願いを聞かれた。主はわたしの祈をうけられる。

6:10 わたしの敵は恥じて、いたく悩み苦しみ、彼らは退いて、たちどころに恥をうけるであろう。

 


文 語訳1917
6:2 ヱホバよねがはくは忿恚をもて我をせめ烈しき怒をもて我をこらしめたまふなかれ
6:3 ヱホバよわれを憐みたまへ われ萎みおとろふなり ヱホバよ我を醫したまへ わが骨わななきふるふ
6:4 わが霊魂さへも甚くふるひわななく ヱホバよかくて幾何時をへたまふや
6:5 ヱホバよ歸りたまへ わがたましひを救ひたまへ なんぢの仁慈の故をもて我をたすけたまへ
6:6 そは死にありては汝をおもひいづることなし 陰府にありては誰かなんぢに感謝せん
6:7 われ歎息にてつかれたり 我よなよな床をただよはせ涙をもてわが衾をひたせり
6:8 わが目うれへによりておとろへ もろもろの仇ゆゑに老ぬ
6:9 なんぢら邪曲をおこなふ者ことごとく我をはなれよ ヱホバはわが泣こゑをききたまひたり
6:10 ヱホバわが懇求をききたまへり ヱホバわが祈をうけたまはん
6:11 わがもろもろの仇ははぢて大におぢまどひ あわただしく恥てしりぞきぬ


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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 マタ 25:41

25:41 それから、左にいる人々にも言うであろう、『のろわれた者どもよ、わたしを離れて、悪魔とその使たちとのために用意されている永遠の 火にはいってしまえ。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ヨハ 12:27

12:27 今わたしは心が騒いで いる。わたしはなんと言おうか。父よ、この時からわたしをお救い下さい。しかし、わたしはこのために、この時に至ったのです。

 

口 語訳 マタ 7:23

7:23 そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』。

 

口 語訳 ルカ 13:27

13:27 彼は、『あなたがたがどこからきた人なのか、わたしは知らない。悪事を働く者どもよ、みんな行ってしまえ』と言うであろう。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口 語訳 マタ 7:23

7:23 そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』。

 

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 マタ 7:23

7:23 そのとき、わたしはきっぱりとこう言おう。『あなたたちのことは全然知らない。不法を働く者ども、わたしから離れ去れ。』」

 

新共同 ルカ 13:27

13:27 しかし主人は、『お前たちがどこの者か知らない。不義を行う者ども、皆わたしから立ち去れ』と言うだろう。

 

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