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詩 編 141

悪のいざないに逆らう祈り

 

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
詩 141:1 賛歌。ダビデの詩。/主よ、私はあなたを呼び求めます。/急いで来てください。/あなたに呼びかけるとき/私の声に耳を傾けてください。
詩 141:2 私の祈りがあなたの前に/香として供えられますように。/高く上げた両手が夕べの供え物となりますように。
詩 141:3 主よ、私の口に見張りを置き/私の唇の戸を守ってください。
詩 141:4 私の心を悪事に向けないでください/不正を働く者らと共に/不正を重ねることがありませんように。/彼らの差し出すごちそうを食べることが/ ありませんように。
詩 141:5 正しき人が慈しみをもって私を打ち/私を戒めますように。/悪しき者の油が私の頭に塗られることが/ありませんように。/彼らの悪行の中に あっても/なお私の祈りを献げます。
詩 141:6 彼らの支配者らが岩の傍らに投げ落とされるとき/彼らは私の言葉を心地よいものとして/聞くようになるでしょう。
詩 141:7 地で石臼が砕かれるように/彼らの骨は陰府の口にまき散らされます。
詩 141:8 主よ、わが主よ、あなたに目を向け/あなたのもとに逃れます。/私の魂を捨て置かないでください。
詩 141:9 私を守ってください/彼らが仕掛けた網の罠から/悪事を働く者の罠から。
詩 141:10 悪しき者がこぞって自らの網に落ちますように。/私はその間に逃れ去ります。

フランシスコ会訳2013
詩編141

フランシスコ訳聖書 Psa <141>編 聖書本文

◆悪の誘いに逆らう祈り*(140

001ダビデの詩。

主よ、わたしはあなたに呼び求めます。

わたしのもとに急いでください。

あなたに呼び求めるとき、

わたしの声に耳を傾けてください。

002わたしの祈りを香のようにみ前 に立ち上らせ、

夕べの献げ物のように、

わたしの手を上げさせてください。

003主よ、わたしの口に見張りを置 き、

いと高き方よ、わたしの唇の戸を見守ってください。

004わたしの心を悪に傾かせず、

悪を行う者らとともに不正を行わせないでください。

彼らの珍味を味わわせないでください。

005正しい人がわたしを戒めるな ら、

それは神の慈しみ。

わたしは決して悪人の油をわたしの頭に塗らせません。

わたしは彼らの迫害のさなかにあっても祈ります。

006彼らに与する裁判官が岩の裂け 目に落とされるとき、

わたしの言葉がいかに優しいものであったかを

知るでしょう。

007「土塊が割れて砕かれているよ うに、

わたしたちの骨は陰府の口に散らされている」。

008主よ、わたしの神、わたしの目 はあなたを仰ぎ、

わたしはあなたに寄り頼みます。

わたしを見捨てないでください。

009彼らが仕掛ける罠からわたしを 守ってください、

悪を企む者らが掘った落とし穴からも。

010悪い者らをそれぞれ自分の網に 掛からせ、

わたしを無事に通り過ぎさせてください。


 

新共同訳1987

141:1 【賛歌。ダビデの詩。】主よ、わたしはあなたを呼びます。速やかにわたしに向かい/あなたを呼ぶ声に耳を傾けてください。

141:2 わたしの祈りを御前に立ち昇る香りとし/高く上げた手を/夕べの供え物としてお受けください。

141:3 主よ、わたしの口に見張りを置き/唇の戸を守ってください。

141:4 わたしの心が悪に傾くのを許さないでください。悪を行う者らと共にあなたに逆らって/悪事を重ねることのありませんように。彼らの与える好餌にいざなわれ ませんように。

141:5 主に従う人がわたしを打ち/慈しみをもって戒めてくれますように。わたしは油で頭を整えることもしません/彼らの悪のゆえに祈りをささげている間は。

141:6 彼らの支配者がことごとく/岩の傍らに投げ落とされますように。彼らはわたしの言葉を聞いて喜んだのです。

141:7 「あたかも地を裂き、地を割ったかのように/わたしたちの骨は陰府の口に散らされている。」

141:8 主よ、わたしの神よ、わたしの目をあなたに向け/あなたを避けどころとします。わたしの魂をうつろにしないでください。

141:9 どうか、わたしをお守りください。わたしに対して仕掛けられた罠に/悪を行う者が掘った落とし穴に陥りませんように。

141:10 主に逆らう者が皆、主の網にかかり/わたしは免れることができますように。

 

新改訳1970

141:1 主よ。私はあなたを呼び求めます。私のところに急いでください。私があなたに呼ばわるとき、私の声を聞いてください。

141:2 私の祈りが、御前への香として、私が手を上げることが、夕べのささげ物として立ち上りますように。

141:3 主よ。私の口に見張りを置き、私のくちびるの戸を守ってください。

141:4 私の心を悪いことに向けさせず、不法を行なう者どもとともに、悪い行ないに携わらないようにしてください。私が彼らのうまい物を食べないようにしてくださ い。

141:5 正しい者が愛情をもって私を打ち、私を責めますように。それは頭にそそがれる油です。私の頭がそれを拒まないようにしてください。彼らが悪行を重ねても、 なおも私は祈ります。

141:6 彼らのさばきづかさらが岩のかたわらに投げ落とされたとき、彼らは私のいかにも喜ばしいことばを聞くことでしょう。

141:7 人が地を掘り起こして砕くときのように、私たちの骨はよみの入口にまき散らされました。

141:8 私の主、神よ。まことに、私の目はあなたに向いています。私はあなたに身を避けます。私を放り出さないでください。

141:9 どうか、彼らが私に仕掛けたわなから、不法を行なう者の落とし穴から、私を守ってください。

141:10 私が通り過ぎるそのときに、悪者はおのれ自身の網に落ち込みますように。

 

口語訳1955

141:1 主よ、わたしはあなたに呼ばわります。すみやかにわたしをお助けください。わたしがあなたに呼ばわるとき、わが声に耳を傾けてください。

141:2 わたしの祈を、み前にささげる薫香のようにみなし、わたしのあげる手を、夕べの供え物のようにみなしてください。

141:3 主よ、わが口に門守を置いて、わがくちびるの戸を守ってください。

141:4 悪しき事にわが心を傾けさせず、不義を行う人々と共に/悪しきわざにあずからせないでください。また彼らのうまき物を食べさせないでください。

141:5 正しい者にいつくしみをもってわたしを打たせ、わたしを責めさせてください。しかし悪しき者の油をわがこうべに/そそがせないでください。わが祈は絶えず 彼らの悪しきわざに/敵しているからです。

141:6 彼らはおのれを罪に定める者にわたされるとき、主のみ言葉のまことなることを学ぶでしょう。

141:7 人が岩を裂いて地の上に打ち砕くように、彼らの骨は陰府の口にまき散らされるでしょう。

141:8 しかし主なる神よ、わが目はあなたに向かっています。わたしはあなたに寄り頼みます。わたしを助けるものもないままに/捨ておかないでください。

141:9 わたしを守って、彼らがわたしのために設けたわなと、悪を行う者のわなとをのがれさせてください。

141:10 わたしがのがれると同時に、悪しき者をおのれの網に陥らせてください。

 

文 語訳1917
141:2 ヱホバよ我なんぢを呼ふ ねがはくは速かにわれにきたりたまへ われ汝をよばふときわが聲に耳をかたぶけたまへ
141:3 われは薫物のごとくにわが祈をみまへにささげ 夕のそなへものの如くにわが手をあげて聖前にささげんことをねがふ
141:4 ヱホバよねがはくはわが口に門守をおきて わがくちびるの戸をまもりたまへ
141:5 惡事にわがこころを傾かしめて邪曲をおこなふ者とともに惡きわざにあづからしめ給ふなかれ 又かれらの珍?をくらはしめたまふなかれ
141:6 義者われをうつとも我はこれを愛しみとしその我をせむるを頭のあぶらとせん わが頭はこれを辭まず かれらが禍害にあふときもわが祈はたえじ
141:7 その審士ははほの崕になげられん かれらわがことばの甘美によりて聽ことをすべし
141:8 人つちを耕しうがつがごとく我儕のほねははかの口にちらさる
141:9 されど主ヱホバよわが目はなほ汝にむかふ 我なんぢに依ョめり ねがはくはわが霊魂をともしきままに捨おきたまなかれ
141:10 我をまもりてかれらがわがためにまうくる羂とよこしまを行ふものの機とをまぬかれしめたまへ
141:11 われは全くのがれん あしきものをおのれの網におちいらしめたまへ


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳   5:8

5:8 巻物を受けとった時、 四つの生き物と二十四人の長老とは、おのおの、立琴と、香の満ちている金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖徒の 祈である。

 

口 語訳 黙  8:3

8:3 また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈 に加えて、御座の前の金の祭壇の上にささげるためのものであった。

 

口 語訳 Tテモ2:8

2:8 男は、怒ったり争ったりしないで、どんな場所でも、きよい手をあげて祈ってほしい。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ルカ 1:10

1:10 香をたいている間、多 くの民衆はみな外で祈っていた。

 

口 語訳 黙  5:8

5:8 巻物を受けとった時、四つの生き物と二十四人の長老とは、おのおの、立琴と、香の満ちている金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏 した。この香は聖徒の祈である。

 

口 語訳 黙  8:3-4

8:3 また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈 に加えて、御座の前の金の祭壇の上にささげるためのものであった。

8:4 香の煙は、御使の手から、聖徒たちの祈と共に神のみまえに立ちのぼった。

 

口 語訳 Tテモ2:8

2:8 男は、怒ったり争ったりしないで、どんな場所でも、きよい手をあげて祈ってほしい。

 

口 語訳 ガラ 6:1

6:1 兄弟たちよ。もしもある人が罪過に陥っていることがわかったなら、霊の人であるあなたがたは、柔和な心をもって、その人を正しなさ い。それと同時に、もしか自分自身も誘惑に陥ることがありはしないかと、反省しなさい。

 

口 語訳 Uコリ1:9

1:9 心のうちで死を覚悟し、自分自身を頼みとしないで、死人をよみがえらせて下さる神を頼みとするに至った。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

新共同 ヤコ 3:5-6

3:5 同じように、舌は小さな器官ですが、大言壮語するのです。御覧なさい。どんなに小さな火でも大きい森を燃やしてしまう。

3:6 舌は火です。舌は「不義の世界」です。わたしたちの体の器官の一つで、全身を汚し、移り変わる人生を焼き尽くし、自らも地獄の火によって燃やされます。

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

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