詩 編 144
王の勝利、民の幸福
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
詩 144:1 ダビデの詩。/わが岩、主をたたえよ。/私の手に戦いを/私の指に戦闘を教える方。
詩 144:2 わが慈しみ、わが城、わが砦/わが救い、わが逃れの盾/私の民を私に従うようにさせる方。
詩 144:3 主よ、人とは何者なのか/あなたがこれを知るとは。/人の子とは何者なのか/あなたがこれを思いやるとは。
詩 144:4 人間は息に似ている。/その日々はさながら過ぎゆく影。
詩 144:5 主よ、あなたの天を傾けて降り/山々に触れて煙を吐かせてください。
詩 144:6 稲妻を光らせて敵を散らし/矢を放って彼らをかき乱してください。
詩 144:7 高みから手を伸ばし/私を解き放って助け出してください/大水から、異国の子らの手から。
詩 144:8 彼らの口は空しいことを語る。/その右手は欺きを行う右手。
詩 144:9 神よ、私はあなたに新しい歌を歌おう/十弦の竪琴であなたをほめ歌おう。
詩 144:10 王たちに救いを与える方/僕ダビデを災いの剣から解き放つ方。
詩 144:11 私を解き放って助け出してください/異国の子らの手から。/彼らの口は空しいことを語り/その右手は欺きを行う右手。
詩 144:12 私たちの息子は/幼い時から健やかに育てられた若木のよう。/私たちの娘は/彫刻を施された宮殿の角の柱のよう。
詩 144:13 私たちの倉は満ちており/さまざまなものを備えている。/羊の群れは千倍にもなり/野にあって万倍にもなる。
詩 144:14 牛はよく子を産み/死産も流産もない。/巷に悲痛の叫びもない。
詩 144:15 幸いな者、このような民は。/幸いな者、主を神とする民は。
フランシスコ会訳2013
詩編144
フランシスコ訳聖書 Psa <144>編
聖書本文
◆王の勝利、民の幸福*(143)
001ダビデの詩歌。
わたしの岩である主はたたえられますように。
主はわたしの手に戦いを、
わたしの腕に戦を教えてくださる。
002主はわたしの城、わたしの砦、
わたしの慈しみ深い救い主。
わたしの寄り頼む盾、
わたしの民をわたしに服させる方。
003主よ、人とは何ものなので、
これをみ心に留められるのですか。
人の子とは何ものなので、これを顧みられるのですか。
004人は息に等しく、
その日々は薄れいく影のようです。
005主よ、天を押し下げて降り、
山々に触れて煙を吐かせてください。
006稲妻を閃かして八方に走らせ、
矢を作って四方に放ち、
007高い所から手を伸べてわたしを
救い、
大海原から、わたしを助け出してください、
異邦の子らの手からも。
008彼らの口は偽りを語り、
彼らの口は偽りを語り、
その右手は偽証の右手。
009神よ、わたしはあなたに新しい
歌を歌い、
十絃の琴を奏でて、あなたをほめ歌います。
010あなたは王たちに勝利を与え、
あなたの僕ダビデを救われます。
災いの剣から、011わたしを救い、
異邦の子らの手から、わたしを助け出してください。
*彼らの口は偽りを語り、
*その右手は偽証の右手。
012わたしたちの息子は若いころか ら
健やかに育つ草木のようであり、
わたしたちの娘は
彫刻の施された角の宮柱のようでありますように。
013わたしたちの倉は満たされ、
あらゆる貯えで溢れますように。
わたしたちの羊はいく千に、
わたしたちの野でいく万にまでなりますように。
014わたしたちの家畜は多くの宝物
を運び、
襲われることもなく、逃げ出すこともなく、
わたしたちの広場には
急を告げる叫びもありませんように。
015このような民は幸い、
主を神とする民は幸い。
新共同訳1987
144:1
【ダビデの詩。】主をたたえよ、わたしの岩を/わたしの手に闘うすべを/指に戦するすべを教えてくださる方を
144:2
わたしの支え、わたしの砦、砦の塔/わたしの逃れ場、わたしの盾、避けどころ/諸国の民をわたしに服従させてくださる方を。
144:3
主よ、人間とは何ものなのでしょう/あなたがこれに親しまれるとは。人の子とは何ものなのでしょう/あなたが思いやってくださるとは。
144:4
人間は息にも似たもの/彼の日々は消え去る影。
144:5
主よ、天を傾けて降り/山々に触れ、これに煙を上げさせてください。
144:6
飛び交う稲妻/うなりを上げる矢を放ってください。
144:7
高い天から御手を遣わしてわたしを解き放ち/大水から、異邦人の手から助け出してください。
144:8
彼らの口はむなしいことを語り/彼らの右の手は欺きを行う右の手です。
144:9
神よ、あなたに向かって新しい歌をうたい/十弦の琴をもってほめ歌をうたいます。
144:10
あなたは王たちを救い/僕ダビデを災いの剣から解き放ってくださいます。
144:11
わたしを解き放ち/異邦人の手から助け出してください。彼らの口はむなしいことを語り/彼らの右の手は欺きを行う右の手です。
144:12
わたしたちの息子は皆/幼いときから大事に育てられた苗木。娘は皆、宮殿の飾りにも似た/色とりどりの彫り物。
144:13
わたしたちの倉は/さまざまな穀物で満たされている。羊の群れは野に、幾千幾万を数え
144:14
牛はすべて、肥えている。わたしたちの都の広場には/破れも捕囚も叫び声もない。
144:15
いかに幸いなことか、このような民は。いかに幸いなことか/主を神といただく民は。
新改訳1970
144:1
ほむべきかな。わが岩である主。主は、戦いのために私の手を、いくさのために私の指を、鍛えられる。
144:2
主は私の恵み、私のとりで。私のやぐら、私を救う方。私の盾、私の身の避け所。私の民を私に服させる方。
144:3
主よ。人とは何者なのでしょう。あなたがこれを知っておられるとは。人の子とは何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。
144:4
人はただ息に似て、その日々は過ぎ去る影のようです。
144:5
主よ。あなたの天を押し曲げて降りて来てください。山々に触れて、煙を出させてください。
144:6
いなずまを放って、彼らを散らし、あなたの矢を放って、彼らをかき乱してください。
144:7
いと高き所からあなたの御手を伸べ、大水から、また外国人の手から、私を解き放し、救い出してください。
144:8
彼らの口はうそを言い、その右の手は偽りの右の手です。
144:9
神よ。あなたに、私は新しい歌を歌い、十弦の琴をもってあなたに、ほめ歌を歌います。
144:10
神は王たちに救いを与え、神のしもべダビデを、悪の剣から解き放されます。
144:11
私を、外国人の手から解き放し、救い出してください。彼らの口はうそを言い、その右の手は偽りの右の手です。
144:12
私たちの息子らが、若いときに、よく育った若木のようになりますように。私たちの娘らが、宮殿の建物にふさわしく刻まれた隅の柱のようになりますように。
144:13
私たちの倉は満ち、あらゆる産物を備えますように。私たちの羊の群れは、私たちの野原で、幾千幾万となりますように。
144:14
私たちの牛が子牛を産み、死ぬこともなく、出て行くこともなく、また、哀れな叫び声が私たちの町にありませんように。
144:15
幸いなことよ。このようになる民は。幸いなことよ。主をおのれの神とするその民は。
口語訳1955
144:1
わが岩なる主はほむべきかな。主は、いくさすることをわが手に教え、戦うことをわが指に教えられます。
144:2
主はわが岩、わが城、わが高きやぐら、わが救主、わが盾、わが寄り頼む者です。主はもろもろの民をおのれに従わせられます。
144:3
主よ、人は何ものなので、あなたはこれをかえりみ、人の子は何ものなので、これをみこころに、とめられるのですか。
144:4
人は息にひとしく、その日は過ぎゆく影にひとしいのです。
144:5
主よ、あなたの天を垂れてくだり、山に触れて煙を出させてください。
144:6
いなずまを放って彼らを散らし、矢を放って彼らを打ち敗ってください。
144:7
高い所からみ手を伸べて、わたしを救い、大水から、異邦人の手から/わたしを助け出してください。
144:8
彼らの口は偽りを言い、その右の手は偽りの右の手です。
144:9
神よ、わたしは新しい歌をあなたにむかって歌い、十弦の立琴にあわせてあなたをほめ歌います。
144:10
あなたは王たちに勝利を与え、そのしもべダビデを救われます。
144:11
わたしを残忍なつるぎから救い、異邦人の手から助け出してください。彼らの口は偽りを言い、その右の手は偽りの右の手です。
144:12
われらのむすこたちはその若い時、よく育った草木のようです。われらの娘たちは宮の建物のために刻まれた/すみの柱のようです。
144:13
われらの倉は満ちて様々の物を備え、われらの羊は野でちよろずの子を産み、
144:14
われらの家畜はみごもって子を産むに誤ることなく、われらのちまたには悩みの叫びがありません。
144:15
このような祝福をもつ民はさいわいです。主をおのが神とする民はさいわいです。
文
語訳1917
144:2 戰することをわが手にをしへ 闘ふことをわが指にをしへたまふ わが磐ヱホバはほむべきかな
144:3 ヱホバはわが仁慈わが城なり わがたかき櫓われをすくひたまふ者なり わが盾わが依ョむものなり
ヱホバはわが民をわれにしたがはせたまふ
144:4 ヱホバよ人はいかなる者なれば之をしり 人の子はいかなる者なれば之をみこころに記たまふや
144:5 人は氣息にことならず その存らふる日はすぎゆく影にひとし
144:6 ヱホバよねがはくはなんぢの天をたれてくだり 手を山につけて煙をたたしめたまへ
144:7 電光をうちいだして彼等をちらし なんぢの矢をはなちてかれらを敗りたまへ
144:8 上より手をのべ我をすくひて 大水より外人の手よりたすけいだしたまへ
144:9 かれらの口はむなしき言をいひ その右の手はいつはりのみぎの手なり
144:10 神よわれ汝にむかひて新らしき歌をうたひ 十絃の琴にあはせて汝をほめうたはん
144:11 なんぢは王たちに救をあたへ 僕ダビデをわざはひの劍よりすくひたまふ神なり
144:12 ねがはくは我をすくひて外人の手よりたすけいだしたまへ かれらの口はむなしき言をいひ
その右の手はいつはりのみぎの手なり
144:13
われらの男子はとしわかきとき育ちたる草木のごとくわれらの女子は宮のふりにならひて刻みいだしし隅の石のごとくならん
144:14 われらの倉はみちたらひてさまざまのものをそなへ われらの羊は野にて千萬の子をうみ
144:15 われらの牡牛はよく物をおひ われらの衢にはせめいることなく亦おしいづることなく叫ぶこともなからん
144:16 かかる状の民はさいはひなり ヱホバをおのが神とする民はさいはひなり
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
拾う・・・
(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 ヘブ 2:6
2:6 聖書はある箇所で、こ
うあかししている、/「人間が何者だか
ら、/これを御心に留められ
るのだろうか。人の子が何者だから、/これをかえりみられるのだろうか。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 ヘブ 2:6
2:6 聖書はある箇所で、こ
うあかししている、/「人間が何者だか
ら、/これを御心に留められ
るのだろうか。人の子が何者だから、/これをかえりみられるのだろうか。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ヘブ 2:6
2:6
ある個所で、次のようにはっきり証しされています。「あなたが心に留められる人間とは、何者なのか。また、あなたが顧みられる人の子とは、何者なのか。
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