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詩 編 19

創造主の導き

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
詩 19:1 指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。
詩 19:2 天は神の栄光を語り/大空は御手の業を告げる。
詩 19:3 昼は昼に言葉を伝え/夜は夜に知識を送る。
詩 19:4 語ることもなく、言葉もなく/その声は聞こえない。
詩 19:5 その声は全地に/その言葉は世界の果てにまで及んだ。/そこへ神は太陽のために幕屋を張った。
詩 19:6 太陽は花婿のように祝いの部屋を出て/勇者のように喜び勇んで道を駆け抜ける。
詩 19:7 天の果てを出で立ち/四方の果てまで行き巡る。/何一つその熱から隠れるものはない。
詩 19:8 主の律法は完全で、魂を生き返らせ/主の定めはまことで、無知な者を賢くする。
詩 19:9 主の諭しはまっすぐで、心を喜ばせ/主の戒めは純粋で、目を光り輝かせる。
詩 19:10 主への畏れは清く、いつまでも続く。/主の裁きは真実で、ことごとく正しい。
詩 19:11 金よりも、あまたの純金よりも好ましく/蜜よりも、蜂の巣の滴りよりも甘い。
詩 19:12 あなたの僕もこれらによって教えを受けました。/これらを守るとき報いは大きい。
詩 19:13 誰が知らずに犯した過ちに気付くでしょうか。/隠れた罪から私を解き放ってください。
詩 19:14 あなたの僕を傲慢から引き離し/これに支配されないようにしてください。/その時、私は全き者となって/多くの背きの罪から解き放たれるで しょう。
詩 19:15 私の口が語ることと心の思いとが/御前で喜ばれますように。/主よ、わが大岩、わが贖い主よ。

フランシスコ会訳2013
詩編19

フランシスコ訳聖書 Psa <19>編 聖書本文

◆創造主の導き*(18

001指揮者に一任。ダビデの詩。

002天は神の栄光を語り、

大空はみ手の業を告げる。

003昼は昼に言葉を語り、

夜は夜に知識を伝える。

004言葉もなく、話もなく、

昼と夜の声は聞こえないのだが。

005天と大空の叫びは地の隅々に及 び、

その言葉は世界の果てにまで至る。

神は天において太陽に幕屋を与えられた。

006太陽は花婿のように、その閨を 出て、

勇士のように喜び勇んで、その小道を走る。

007天の果てから上り出て、

その果てまで巡りゆき、

仮住まいに戻る道から外れることがない。

008主の教えは完全で、魂を生き返 らせ、

主の諭しは変わらず、わたしの精神に知恵を与える。

009主の定めは正しく、わたしの心 を喜ばせ、

主の戒めは清く、わたしの目を輝かせる。

010主の仰せは混じり気なく、いつ までも続き、

主の裁きは真実で、すべて正しい。

011金よりも、多くの純金よりも望 ましく、

蜜よりも、蜂の巣の滴りよりも甘い。

012まことに、あなたの僕はこれに よって教えられ、

これを守れば大きな報いがある。

013誰が自分の過ちを悟ることがで きようか。

隠れた罪から、わたしを清めてください。

014また、あなたの僕を引き留め て、

高ぶるものらへ走らないようにし、

彼らがわたしを支配しないようにしてください。

そうすれば、わたしは汚れることなく、

大きな咎を免れることができます。

015わたしの口の言葉があなたの望 みにかない、

わたしの心の思いがみ旨にかないますように。

わたしの岩、わたしの贖い主である主よ。


 

新共同訳1987

19:1 【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】

19:2 天は神の栄光を物語り/大空は御手の業を示す。

19:3 昼は昼に語り伝え/夜は夜に知識を送る。

19:4 話すことも、語ることもなく/声は聞こえなくても

19:5 その響きは全地に/その言葉は世界の果てに向かう。そこに、神は太陽の幕屋を設けられた。

19:6 太陽は、花婿が天蓋から出るように/勇士が喜び勇んで道を走るように

19:7 天の果てを出で立ち/天の果てを目指して行く。その熱から隠れうるものはない。

19:8 主の律法は完全で、魂を生き返らせ/主の定めは真実で、無知な人に知恵を与える。

19:9 主の命令はまっすぐで、心に喜びを与え/主の戒めは清らかで、目に光を与える。

19:10 主への畏れは清く、いつまでも続き/主の裁きはまことで、ことごとく正しい。

19:11 金にまさり、多くの純金にまさって望ましく/蜜よりも、蜂の巣の滴りよりも甘い。

19:12 あなたの僕はそれらのことを熟慮し/それらを守って大きな報いを受けます。

19:13 知らずに犯した過ち、隠れた罪から/どうかわたしを清めてください。

19:14 あなたの僕を驕りから引き離し/支配されないようにしてください。そうすれば、重い背きの罪から清められ/わたしは完全になるでしょう。

19:15 どうか、わたしの口の言葉が御旨にかない/心の思いが御前に置かれますように。主よ、わたしの岩、わたしの贖い主よ。

 

新改訳1970

19:1 天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。

19:2 昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ、知識を示す。

19:3 話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。

19:4 しかし、その呼び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた。神はそこに、太陽のために、幕屋を設けられた。

19:5 太陽は、部屋から出て来る花婿のようだ。勇士のように、その走路を喜び走る。

19:6 その上るのは、天の果てから、行き巡るのは、天の果て果てまで。その熱を、免れるものは何もない。

19:7 主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ、主のあかしは確かで、わきまえのない者を賢くする。

19:8 主の戒めは正しくて、人の心を喜ばせ、主の仰せはきよくて、人の目を明るくする。

19:9 主への恐れはきよく、とこしえまでも変わらない。主のさばきはまことであり、ことごとく正しい。

19:10 それらは、金よりも、多くの純金よりも好ましい。蜜よりも、蜜蜂の巣のしたたりよりも甘い。

19:11 また、それによって、あなたのしもべは戒めを受ける。それを守れば、報いは大きい。

19:12 だれが自分の数々のあやまちを悟ることができましょう。どうか、隠れている私の罪をお赦しください。

19:13 あなたのしもべを、傲慢の罪から守ってください。それらが私を支配しませんように。そうすれば、私は全き者となり、大きな罪を、免れて、きよくなるでしょ う。

19:14 私の口のことばと、私の心の思いとが御前に、受け入れられますように。わが岩、わが贖い主、主よ。

 

口語訳1955

19:1 もろもろの天は神の栄光をあらわし、大空はみ手のわざをしめす。

19:2 この日は言葉をかの日につたえ、この夜は知識をかの夜につげる。

19:3 話すことなく、語ることなく、その声も聞えないのに、

19:4 その響きは全地にあまねく、その言葉は世界のはてにまで及ぶ。神は日のために幕屋を天に設けられた。

19:5 日は花婿がその祝のへやから出てくるように、また勇士が競い走るように、その道を喜び走る。

19:6 それは天のはてからのぼって、天のはてにまで、めぐって行く。その暖まりをこうむらないものはない。

19:7 主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする。

19:8 主のさとしは正しくて、心を喜ばせ、主の戒めはまじりなくて、眼を明らかにする。

19:9 主を恐れる道は清らかで、とこしえに絶えることがなく、主のさばきは真実であって、ことごとく正しい。

19:10 これらは金よりも、多くの純金よりも慕わしく、また蜜よりも、蜂の巣のしたたりよりも甘い。

19:11 あなたのしもべは、これらによって戒めをうける。これらを守れば、大いなる報いがある。

19:12 だれが自分のあやまちを知ることができましようか。どうか、わたしを隠れたとがから解き放ってください。

19:13 また、あなたのしもべを引きとめて、故意の罪を犯させず、これに支配されることのないようにしてください。そうすれば、わたしはあやまちのない者となっ て、大いなるとがを免れることができるでしょう。

19:14 わが岩、わがあがないぬしなる主よ、どうか、わたしの口の言葉と、心の思いが/あなたの前に喜ばれますように。

 


文 語訳1917
19:2 もろもろの天は神のえいくわうをあらはし 穹蒼はその手のわざをしめす
19:3 この日ことばをかの日につたへこのよ知識をかの夜におくる
19:4 語らずいはずその聲きこえざるに
19:5 そのひびきは全地にあまねく そのことばは地のはてにまでおよぶ 神はかしこに帷幄を日のためにまうけたまへり
19:6 日は新婿がいはひの殿をいづるごとく勇士がきそひはしるをよろこぶに似たり
19:7 そのいでたつや天の涯よりし その運りゆくや天のはてにいたる 物としてその和?をかうぶらざるはなし
19:8 ヱホバの法はまたくして霊魂をいきかへらしめ ヱホバの證詞はかたくして愚なるものを智からしむ
19:9 ヱホバの訓諭はなほくして心をよろこばしめ ヱホバの誡命はきよくして眼をあきらかならしむ
19:10 ヱホバを惶みおそるる道はきよくして世々にたゆることなく ヱホバのさばきは眞實にしてことごとく正し
19:11 これを黄金にくらぶるもおほくの純精金にくらぶるも 彌増りてしたふべく これを蜜にくらぶるも蜂のすの滴瀝にくらぶるもいやまさりて甘し
19:12 なんぢの僕はこれらによりて?戒をうく これらをまもらば大なる報賞あらん
19:13 たれかおのれの過失をしりえんや ねがはくは我をかくれたる愆より解放ちたまへ
19:14 願くはなんぢの僕をひきとめて故意なる罪ををかさしめず それをわが主たらしめ給ふなかれ さればわれ?なきものとなりて大なる愆をまぬかるるをえん
19:15 ヱホバわが磐わが贖主よ わがくちの言わがこころの思念なんぢのまへに悦ばるることを得しめたまへ


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 ロマ 10:18

10:18 しかしわたしは言う、 彼らには聞えなかったのであろうか。否、むしろ/「その声は全地にひびきわたり、/その言葉は世界のはてにまで及んだ」。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ロマ 1:19-20

1:19 なぜなら、神について 知りうる事がらは、彼らには明らかであり、神がそれを彼らに明らかにされたのである。

1:20 神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからであ る。したがって、彼らには弁解の余地がない。

 

口 語訳 ロマ 10:18

10:18 しかしわたしは言う、彼らには聞えなかったのであろうか。否、むしろ/「その声は全地にひびきわたり、/その言葉は世界のはてにまで 及んだ」。

 

口 語訳 ロマ 7:12

7:12 このようなわけで、律法そのものは聖なるものであり、戒めも聖であって、正しく、かつ善なるものである。

 

口 語訳 ロマ 6:12-14

6:12 だから、あなたがたの死ぬべきからだを罪の支配にゆだねて、その情欲に従わせることをせず、

6:13 また、あなたがたの肢体を不義の武器として罪にささげてはならない。むしろ、死人の中から生かされた者として、自分自身を神にささ げ、自分の肢体を義の武器として神にささげるがよい。

6:14 なぜなら、あなたがたは律法の下にあるのではなく、恵みの下にあるので、罪に支配されることはないからである。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口 語訳 ロマ 1:20

1:20 神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからであ る。したがって、彼らには弁解の余地がない。

 

口 語訳 ロマ 10:18

10:18 しかしわたしは言う、彼らには聞えなかったのであろうか。否、むしろ/「その声は全地にひびきわたり、/その言葉は世界のはてにまで 及んだ」。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

新共同 ロマ 1:19-20

1:19 なぜなら、神について知りうる事柄は、彼らにも明らかだからです。神がそれを示されたのです。

1:20 世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。従って、彼らには 弁解の余地がありません。

 

新共同 ロマ 10:18

10:18 それでは、尋ねよう。彼らは聞いたことがなかったのだろうか。もちろん聞いたのです。「その声は全地に響き渡り、/その言葉は世界の果てにまで及ぶ」ので す。

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 ロマ 10:18

10:18 それでは、尋ねよう。彼らは聞いたことがなかったのだろうか。もちろん聞いたのです。「その声は全地に響き渡り、/その言葉は世界の果てにまで及ぶ」ので す。

 

新共同 ロマ 6:12-14

6:12 従って、あなたがたの死ぬべき体を罪に支配させて、体の欲望に従うようなことがあってはなりません。

6:13 また、あなたがたの五体を不義のための道具として罪に任せてはなりません。かえって、自分自身を死者の中から生き返った者として神に献げ、また、五体を義 のための道具として神に献げなさい。

6:14 なぜなら、罪は、もはや、あなたがたを支配することはないからです。あなたがたは律法の下ではなく、恵みの下にいるのです。

 

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