詩 編 56
情ぶかい神への信頼
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
詩 56:1 指揮者によって。「はるかな沈黙の鳩」に合わせて。ダビデの詩。ミクタム。ペリシテ人がダビデをガトで捕らえたとき。
詩 56:2 神よ、私を憐れんでください。/人が私を踏みにじり/戦いを挑む者が日夜私を虐げ
詩 56:3 敵対する者が日夜私を踏みにじります。/驕り高ぶる多くの者が私に戦いを挑みます。
詩 56:4 恐れに捕らわれる日/私はあなたに信頼します。
詩 56:5 神によって、神の言葉を賛美します。/神に信頼し、恐れることはありません。/肉なる者が私に何をなしうるでしょう。
詩 56:6 日夜、彼らは私の言葉を侮辱する。/私に対する彼らの謀はすべて悪。
詩 56:7 彼らは争いを仕掛けて待ち伏せし/私の歩みを見張っている/私の命を狙うかのように。
詩 56:8 神よ、彼らの救いは悪事の上にあります。/御怒りによってもろもろの民を倒してください。
詩
56:9 あなたは私のさすらいの日々を/数えてくださいました。/私の涙をあなたの革袋に蓄えてください。/あなたの記録にはそうするよう書かれていま
せんか。
詩 56:10 私があなたを呼び求める日/その時、敵は退きます。/私は、神がそばにおられることを知っています。
詩 56:11 神によって御言葉を賛美します。/主によって御言葉を賛美します。
詩 56:12 神に信頼し、恐れることはありません。/人間が私に何をなしうるでしょう。
詩 56:13 神よ、私にはあなたへの誓いがあります。/私は感謝の献げ物によってそれを果たします。
詩 56:14 あなたは死から私の魂を/つまずきから私の歩みを救い出してくださいました/神の前、命の光の中を進み行くために。
フランシスコ会訳2013
詩編56
フランシスコ訳聖書 Psa <56>編
聖書本文
◆情け深い神への信頼*(55)
001指揮者に一任。「遠くのテレビ
ン樹の鳩」に合わせる。ダビデのミクタム。ペリシテ人が彼をガトに抑留した時。
002神よ、わたしを憐れんでくださ
い。
人はわたしを踏みつけ、
一日じゅう、わたしを攻め虐げます。
003一日じゅう、敵がわたしを踏み
つけます、
わたしを攻める者は多いのです。
いと高き方よ、
004わたしは恐れるとき、
あなたに寄り頼みます。
005わたしは神に寄り頼み、み言葉
をたたえます。
*神に寄り頼み、わたしは恐れませ ん。
*肉にすぎない者がわたしに何をなし
えましょう。
006一日じゅう、彼らはわたしのす
ることを妨げ、
その思いはすべてわたしに逆らい悪を企みます。
007彼らはこぞって待ち伏せし、
わたしの足どりを見張り、命を狙っています。
008悪のために、彼らは報いを受け
ないのですか。
神よ、怒りをもって諸国の民を打ち倒してください。
009あなたはわたしのさすらいを数
え、
わたしの涙をあなたの革袋に蓄えられました。
あなたの巻物に載っているではありませんか。
010わたしがあなたを呼び求めると
き、
敵が退くなら、
わたしは知るでしょう、
神がわたしとともにおられることを。
011わたしは神に寄り頼み、み言葉
をたたえます。
*主に寄り頼み、み言葉をたたえま す。
012神に寄り頼み、わたしは恐れま
せん。
*人がわたしに何をなしえましょう。
013神よ、わたしにはあなたへの誓
いがあります。
あなたに感謝の献げ物をささげましょう。
014あなたはわたしの魂を死から救
い、
わたしの足をつまずきから救われたではありませんか、
わたしが命の光のうちに、
神の前を歩むために。
新共同訳1987
56:1
【指揮者によって。「はるかな沈黙の鳩」に合わせて。ダビデの詩。ミクタム。ダビデがガトでペリシテ人に捕えられたとき。】
56:2
神よ、わたしを憐れんでください。わたしは人に踏みにじられています。戦いを挑む者が絶えることなくわたしを虐げ
56:3
陥れようとする者が/絶えることなくわたしを踏みにじります。高くいます方よ/多くの者がわたしに戦いを挑みます。
56:4
恐れをいだくとき/わたしはあなたに依り頼みます。
56:5
神の御言葉を賛美します。神に依り頼めば恐れはありません。肉にすぎない者が/わたしに何をなしえましょう。
56:6
わたしの言葉はいつも苦痛となります。人々はわたしに対して災いを謀り
56:7
待ち構えて争いを起こし/命を奪おうとして後をうかがいます。
56:8
彼らの逃れ場は偶像にすぎません。神よ、怒りを発し/諸国の民を屈服させてください。
56:9
あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。あなたの記録に/それが載っているではありませんか。あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください。
56:10
神を呼べば、敵は必ず退き/神はわたしの味方だとわたしは悟るでしょう。
56:11
神の御言葉を賛美します。主の御言葉を賛美します。
56:12
神に依り頼めば恐れはありません。人間がわたしに何をなしえましょう。
56:13
神よ、あなたに誓ったとおり/感謝の献げ物をささげます。
56:14
あなたは死からわたしの魂を救い/突き落とされようとしたわたしの足を救い/命の光の中に/神の御前を歩かせてくださいます。
新改訳1970
56:1
神よ。私をあわれんでください。人が私を踏みつけ、一日中、戦って、私をしいたげます。
56:2
私の敵は、一日中、私を踏みつけています。誇らしげに私に戦いをいどんでいる者が、多くいます。
56:3
恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。
56:4
神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません。肉なる者が、私に何をなしえましょう。
56:5
一日中、彼らは私のことばを痛めつけています。彼らの思い計ることはみな、私にわざわいを加えることです。
56:6
彼らは襲い、彼らは待ち伏せ、私のあとをつけています。私のいのちをねらっているように。
56:7
神よ。彼らの不法のゆえに、彼らを投げつけてください。御怒りをもって、国々の民を打ち倒してください。
56:8
あなたは、私のさすらいをしるしておられます。どうか私の涙を、あなたの皮袋にたくわえてください。それはあなたの書には、ないのでしょうか。
56:9
それで、私が呼ばわる日に、私の敵は退きます。神が私の味方であることを私は知っています。
56:10
神にあって、私はみことばをほめたたえます。主にあって、私はみことばをほめたたえます。
56:11
私は、神に信頼しています。それゆえ、恐れません。人が、私に何をなしえましょう。
56:12
神よ。あなたへの誓いは、私の上にあります。私は、感謝のいけにえを、あなたにささげます。
56:13
あなたは、私のいのちを死から、まことに私の足を、つまずきから、救い出してくださいました。それは、私が、いのちの光のうちに、神の御前を歩むためでし
た。
口語訳1955
56:1
神よ、どうかわたしをあわれんでください。人々がわたしを踏みつけ、あだする人々がひねもすわたしをしえたげます。
56:2
わたしの敵はひねもすわたしを踏みつけ、誇りたかぶって、わたしと戦う者が多いのです。
56:3
わたしが恐れるときは、あなたに寄り頼みます。
56:4
わたしは神によって、そのみ言葉をほめたたえます。わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。肉なる者はわたしに何をなし得ましょうか。
56:5
彼らはひねもすわたしの事を妨害し、その思いはことごとくわたしにわざわいします。
56:6
彼らは共に集まって身をひそめ、わたしの歩みに目をとめ、わたしのいのちをうかがい求めます。
56:7
神よ、彼らにその罪を報い、憤りをもってもろもろの民を倒してください。
56:8
あなたはわたしのさすらいを数えられました。わたしの涙をあなたの皮袋にたくわえてください。これは皆あなたの書に/しるされているではありませんか。
56:9
わたしが呼び求める日に、わたしの敵は退きます。これによって神がわたしを守られることを知ります。
56:10
わたしは神によってそのみ言葉をほめたたえ、主によってそのみ言葉をほめたたえます。
56:11
わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。人はわたしに何をなし得ましょうか。
56:12
神よ、わたしがあなたに立てた誓いは/果さなければなりません。わたしは感謝の供え物をあなたにささげます。
56:13
あなたはわたしの魂を死から救い、わたしの足を守って倒れることなく、いのちの光のうちで神の前に/わたしを歩ませられたからです。
文
語訳1917
56:2 ああ神よねがはくは我をあはれみたまへ 人いきまきて我をのまんとし終日たたかひて我をしへたぐ
56:3 わが仇ひねもす急喘てわれをのまんとす誇りたかぶりて我とたたかふものおほし
56:4 われおそるるときは汝によりたのまん
56:5 われ神によりてその聖言をほめまつらん われ神に依ョみたればおそるることあらじ肉體われになにをなし得んや
56:6 かれらは終日わがことばを曲るなり その思念はことごとくわれにわざはひをなす
56:7 かれらは群つどひて身をひそめ わが歩に目をとめてわが霊魂をうかがひもとむ
56:8 かれらは不義をもてのがれんとおもへり 神よねがはくは憤ほりてもろもろの民をたふしたまへ
56:9 汝わがあまた土の流離をかぞへたまへり なんぢの革嚢にわが涙をたくはへたまへ こは皆なんぢの冊にしるしあるにあらずや
56:10 わがよびもとむる日にはわが仇しりぞかん われ神のわれを守りたまふことを知る
56:11 われ神によりてその聖言をはめまつらん 我ヱホバによりてそのみことばを讃まつらん
56:12 われ神によりたのみたれば懼るることあらじ 人はわれに何をなしえんや
56:13 神よわがなんぢにたてし誓はわれをまとへり われ感謝のささげものを汝にささげん
56:14 汝わがたましひを死よりすくひたまへばなり
なんぢ我をたふさじとわが足をまもり生命の光のうちにて神のまへに我をあゆませ給ひしにあらずや
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
口 語訳 ロマ 8:31
8:31 それでは、これらの事
について、なんと言おうか。もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口語訳
ヘブ 13:6
13:6
だから、わたしたちは、はばからずに言おう、/「主はわたしの助け主である。わたしには恐れはない。人は、わたしに何ができようか」。
口語訳
Uペテ3:16
3:16
彼は、どの手紙にもこれらのことを述べている。その手紙の中には、ところどころ、わかりにくい箇所もあって、無学で心の定まらない者たちは、ほかの聖書に
ついてもしているように、無理な解釈をほどこして、自分の滅亡を招いている。
口語訳
ロマ 2:3
2:3
ああ、このような事を行う者どもをさばきながら、しかも自ら同じことを行う人よ。あなたは、神のさばきをのがれうると思うのか。
口語訳
ロマ 8:31
8:31
それでは、これらの事について、なんと言おうか。もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 黙 7:17
7:17
御座の正面にいます小羊は彼らの牧者となって、いのちの水の泉に導いて下さるであろう。また神は、彼らの目から涙をことごとくぬぐい
とって下さるであろう」。
口 語訳 ヘブ
13:6
13:6
だから、わたしたちは、はばからずに言おう、/「主はわたしの助け主である。わたしには恐れはない。人は、わたしに何ができよう
か」。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
新共同 マタ 10:28
10:28
体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
新共同 ヘブ 13:6
13:6
だから、わたしたちは、はばからずに次のように言うことができます。「主はわたしの助け手。わたしは恐れない。人はわたしに何ができるだろう。」
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