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雅 歌 5:2−6:3    

第四の歌 心は目覚めている

 

翻訳比較


フランシスコ会訳2013
◆第四の歌 心は目覚めている(52-63

◆花 嫁

002わたしは眠っていましたが、心 は目覚めていました。

戸をたたいているわたしのいとしい方の声。

「開けておくれ、わたしの妹、わたしの愛する人よ。

わたしの小鳩、わたしの汚れない人よ。

わたしの頭は露にぬれ、

わたしの髪の毛も夜露にぬれている」。

003わたしは着物を脱いでしまいま した。

どうしてまた、それを着ることができましょう。

わたしは足を洗ってしまいました。

どうしてまた、汚せましょう。

004わたしのいとしい方が、戸の穴 に手を差し入れました。

あの方のためにわたしの心は高鳴りました。

005わたしは起きて、いとしい方の ために

戸を開けようとしました。

わたしの手からは没薬が、

わたしの指からは没薬の液が滴って、

閂の取っ手に流れました。

006わたしが、いとしい方のために 戸を開けると、

わたしのいとしい方は踵を返して行ってしまわれました。

あの方が背を向けて去ったとき、

わたしは気を失ってしまいました。

わたしは、あの方を捜しましたが、姿は見あたらず、

あの方を呼んでも、答えはありませんでした。

007町を見回る夜警たちが、わたし を見つけました。

彼らはわたしを打ち、わたしに傷を負わせました。

城壁を守る者たちが、

わたしのかぶり物をはぎ取りました。

008エルサレムのおとめたち、わた しに誓ってください。

あなた方が、わたしのいとしい方を見つけたら、

あなた方は、あの方に何と言ってくださるのでしょう。

「わたしは愛に病んでいる」と言ってください。

◆おとめたち

009女の中で最も美しい人。

あなたのいとしい方は、ほかのいとしい方よりも、

何が優れているのですか。

あなたが、このように、

わたしたちに誓ってもらいたいとは。

あなたのいとしい方は、ほかのいとしい方よりも、

何が優れているのですか。

◆花 婿

010わたしのいとしい方は、色白で 赤みを帯び、

万人よりも優れた方。

011その頭は純金で、

髪の毛はふさふさとし、烏のように黒く、

012その目は、

水の流れのほとりにいて、

乳で身を洗い、

池の淵で休んでいる鳩のようです。

013その?は芳しい香りを放つ

香料の花壇のようであり、

その唇は没薬の液を滴らしている

ゆりの花のようです。

014その手はタルシシュの宝石をは め込んだ

金の環、

その腰はサファイアをちりばめた

象牙細工。

015その足は純金の台座に据えられ た

アラバスタの柱。

その姿はレバノンのようで、

杉のように気高い。

016その言葉は極めて甘い。

あの方は、すべてが好ましいのです。

これがわたしのいとしい方。これがわたしの友です。

エルサレムの娘よ。

 

雅歌6

フランシスコ訳聖書 Sol <6>章 聖書本文

◆おとめたち

001あなたのいとしい方は、

どこへ行ってしまったのでしょうか。

女の中で最も美しい人よ。

あなたのいとしい方は、

どこへ向かって行かれたのでしょうか。

わたしたちも、あなたと一緒に、あの方を捜しましょう。

◆花 嫁

002わたしのいとしい方は、ご自分 の庭に、香料の花壇に、

下りて行かれました。

庭の中で戯れ、

ゆりの花を摘むために。

003わたしは、いとしい方のもの。

わたしのいとしい方は、わたしのもの。

あの方はゆりの花の間で戯れていらっしゃいます。



 

新共同訳1987

5:2 眠っていても/わたしの心は目覚めていました。恋しい人の声がする、戸をたたいています。「わたしの妹、恋人よ、開けておくれ。わたしの鳩、清らかなおと めよ。わたしの頭は露に/髪は夜の露にぬれてしまった。」

5:3 衣を脱いでしまったのに/どうしてまた着られましょう。足を洗ってしまったのに/どうしてまた汚せましょう。

5:4 恋しい人は透き間から手を差し伸べ/わたしの胸は高鳴りました。

5:5 恋しい人に戸を開こうと起き上がりました。わたしの両手はミルラを滴らせ/ミルラの滴は指から取っ手にこぼれ落ちました。

5:6 戸を開いたときには、恋しい人は去った後でした。恋しい人の言葉を追って/わたしの魂は出て行きます。求めても、あの人は見つかりません。呼び求めても、 答えてくれません。

5:7 街をめぐる夜警にわたしは見つかり/打たれて傷を負いました。城壁の見張りは、わたしの衣をはぎ取りました。

5:8 エルサレムのおとめたちよ、誓ってください/もしわたしの恋しい人を見かけたら/わたしが恋の病にかかっていることを/その人に伝えると。

◆おとめたちの歌

5:9 あなたの恋人はどんなにいいひと/だれにもまして美しいおとめよ。あなたの恋人はどんなにいいひと/こんな誓いをさせるとは。

◆おとめの歌

5:10 わたしの恋しい人は/赤銅色に輝き、ひときわ目立つ。

5:11 頭は金、純金で/髪はふさふさと、烏の羽のように黒い。

5:12 目は水のほとりの鳩/乳で身を洗い、形よく座っている。

5:13 頬は香り草の花床、かぐわしく茂っている。唇はゆりの花、ミルラのしずくを滴らせる。

5:14 手はタルシシュの珠玉をはめた金の円筒/胸はサファイアをちりばめた象牙の板

5:15 脚は純金の台に据えられた大理石の柱。姿はレバノンの山、レバノン杉のような若者。

5:16 その口は甘美、なにもかもわたしを魅惑する。エルサレムのおとめたちよ/これがわたしの恋する人、これがわたしの慕う人。

6:1 あなたの恋人はどこに行ってしまったの。だれにもまして美しいおとめよ/あなたの恋人はどこに行ってしまったの。一緒に探してあげましょう。

◆おとめの歌

6:2 わたしの恋しい人は園に/香り草の花床に下りて行きました。園で群れを飼い、ゆりの花を手折っています。

6:3 恋しいあの人はわたしのもの/わたしは恋しいあの人のもの/ゆりの中で群れを飼っているあの人のもの。

 

新改訳1970

5:2 私は眠っていましたが、心はさめていました。戸をたたいている愛する方の声。「わが妹、わが愛する者よ。戸をあけておくれ。私の鳩よ。汚れのないものよ。 私の頭は露にぬれ、髪の毛も夜のしずくでぬれている。」

5:3 私は着物を脱いでしまった。どうしてまた、着られましょう。足も洗ってしまった。どうしてまた、よごせましょう。

5:4 私の愛する方が戸の穴から手を差し入れました。私の心は、あの方のために立ち騒ぎました。

5:5 私は起きて、私の愛する方のために戸をあけました。私の手から没薬が、私の指から没薬の液が、かんぬきの取っ手の上にしたたりました。

5:6 私が、愛する方のために戸をあけると、愛する方は、背を向けて去って行きました。あの方のことばで、私は気を失いました。私が捜しても、あの方は見あたり ませんでした。私が呼んでも、答えはありませんでした。

5:7 町を行き巡る夜回りたちが私を見つけました。彼らは私を打ち、傷つけました。城壁を守る者たちも、私のかぶり物をはぎ取りました。

5:8 エルサレムの娘たち。誓ってください。あなたがたが私の愛する方を見つけたら、あの方に何と言ってくださるでしょう。私が愛に病んでいる、と言ってくださ い。

5:9 女のなかで最も美しい人よ。あなたの愛する方は、ほかの愛人より何がすぐれているのですか。あなたがそのように私たちに切に願うとは。あなたの愛する方 は、ほかの愛人より何がすぐれているのですか。

5:10 私の愛する方は、輝いて、赤く、万人よりすぐれ、

5:11 その頭は純金です。髪の毛はなつめやしの枝で、烏のように黒く、

5:12 その目は、乳で洗われ、池のほとりで休み、水の流れのほとりにいる鳩のようです。

5:13 その頬は、良いかおりを放つ香料の花壇のよう。くちびるは没薬の液をしたたらせるゆりの花。

5:14 その腕は、タルシシュの宝石をはめ込んだ金の棒。からだは、サファイヤでおおった象牙の細工。

5:15 その足は、純金の台座に据えられた大理石の柱。その姿はレバノンのよう。杉のようにすばらしい。

5:16 そのことばは甘いぶどう酒。あの方のすべてがいとしい。エルサレムの娘たち。これが私の愛する方、これが私の連れ合いです。

6:1 女のなかで最も美しい人よ。あなたの愛する方は、どこへ行かれたのでしょう。あなたの愛する方は、どこへ向かわれたのでしょう。私たちも、あなたといっ しょに捜しましょう。

6:2 私の愛する方は、自分の庭、香料の花壇へ下って行かれました。庭の中で群れを飼い、ゆりの花を集めるために。

6:3 私は、私の愛する方のもの。私の愛する方は私のもの。あの方はゆりの花の間で群れを飼っています。

 

口語訳1955

5:2 わたしは眠っていたが、心はさめていた。聞きなさい、わが愛する者が戸をたたいている。「わが妹、わが愛する者、わがはと、わが全き者よ、あけてくださ い。わたしの頭は露でぬれ、わたしの髪の毛は夜露でぬれている」と言う。

5:3 わたしはすでに着物を脱いだ、どうしてまた着られようか。すでに足を洗った、どうしてまた、よごせようか。

5:4 わが愛する者が掛けがねに手をかけたので、わが心は内におどった。

5:5 わたしが起きて、わが愛する者のためにあけようとしたとき、わたしの手から没薬がしたたり、わたしの指から没薬の液が流れて、貫の木の取手の上に落ちた。

5:6 わたしはわが愛する者のために開いたが、わが愛する者はすでに帰り去った。彼が帰り去ったとき、わが心は力を失った。わたしは尋ねたけれども見つからず、 呼んだけれども答がなかった。

5:7 町をまわり歩く夜回りらは/わたしを見ると、撃って傷つけ、城壁を守る者らは、わたしの上着をはぎ取った。

5:8 エルサレムの娘たちよ、わたしはあなたがたに誓って、お願いする。もしわが愛する者を見たなら、わたしが愛のために病みわずらっていると、彼に告げてくだ さい。

5:9 女のうちの最も美しい者よ、あなたの愛する者は、ほかの人の愛する者に、なんのまさるところがあるか。あなたの愛する者は、ほかの人の愛する者に、なんの まさるところがあって、そのように、わたしたちに誓い、願うのか。

5:10 わが愛する者は白く輝き、かつ赤く、万人にぬきんで、

5:11 その頭は純金のように、その髪の毛はうねっていて、からすのように黒い。

5:12 その目は泉のほとりのはとのように、乳で洗われて、良く落ち着いている。

5:13 そのほおは、かんばしい花の床のように、かおりを放ち、そのくちびるは、ゆりの花のようで、没薬の液をしたたらす。

5:14 その手は宝石をはめた金の円筒のごとく、そのからだはサファイヤをもっておおった/象牙の細工のごとく、

5:15 その足のすねは金の台の上にすえた/大理石の柱のごとく、その姿はレバノンのごとく、香柏のようで、美しい。

5:16 その言葉は、はなはだ美しく、彼はことごとく麗しい。エルサレムの娘たちよ、これがわが愛する者、これがわが友なのです。

6:1 女のうちの最も美しい者よ、あなたの愛する者はどこへ行ったか。あなたの愛する者はどこへおもむいたか。わたしたちはあなたと一緒にたずねよう。

6:2 わが愛する者は園の中で、群れを飼い、またゆりの花を取るために自分の園に下り、かんばしい花の床へ行きました。

6:3 わたしはわが愛する人のもの、わが愛する者はわたしのものです。彼はゆりの花の中で、その群れを飼っています。



文語訳1917
5:2 われは睡りたれどもわが心は醒ゐたり 時にわが愛する者の聲あり 即はち門をたたきていふ わが妹わが佳? わが鴿 わが完きものよ われのために開け わが首には露滿ち わが髮の毛には夜の點滴みてりと
5:3 われすでにわが衣服を脱り いかでまた着るべき 已にわが足をあらへり いかでまた汚すべき
5:4 わが愛する者戸の穴より手をさしいれしかば わが心かれのためにうごきたり
5:5 やがて起いでてわが愛する者の爲に開かんとせしとき 沒藥わが手より沒藥の汁わが指よりながれて關木の把柄のうへにしたたれり
5:6 我わが愛する者の爲に開きしに わが愛する者は已に退き去りぬ さきにその物いひし時はわが心さわぎたり 我かれをたづねたれども遇ず 呼たれども答應なかりき
5:7 邑をまはりありく夜巡者等われを見てうちて傷つけ 石垣をまもる者らはわが上衣をはぎとれり
5:8 ヱルサレムの女子等よ 我なんぢらにかたく請ふ もしわが愛する者にあはば汝ら何とこれにつぐべきや 我愛によりて疾わづらふと告よ
5:9 なんぢの愛する者は別の人の愛する者に何の勝れるところありや 婦女の中のいと美はしき者よ なんぢが愛する者は別の人の愛する者に何の勝れるところありて斯われらに固く請ふや
5:10 わが愛する者は白くかつ紅にして萬人の上に越ゆ
5:11 その頭は純金のごとく その髮はふさやかにしてKきこと烏のごとし
5:12 その目は谷川の水のほとりにをる鴿のごとく 乳にて洗はれて美はしく嵌れり
5:13 その頬は馨しき花の床のごとく 香草の壇のごとし その唇は百合花のごとくにして沒藥の汁をしたたらす
5:14 その手はきばみたる碧玉を嵌し黄金の釧のごとく 其躰は玉をもておほひたる象牙の彫刻物のごとし
5:15 その脛は蝋石の柱を黄金の臺にてたてたるがごとく その相貌はレバノンのごとく その優れたるさまは香柏のごとし
5:16 その口ははなはだ甘く誠に彼には一つだにうつくしからぬ所なし ヱルサレムの女子等よ これぞわが愛する者 これぞわが伴侶なる

6:1 婦女のいと美はしきものよ 汝の愛する者は何處へゆきしや なんぢの愛する者はいづこへおもむきしや われら汝とともにたづねん
6:2 わが愛するものは己の園にくだり 香しき花の床にゆき 園の中にて群を牧ひ また百合花を採る
6:3 我はわが愛する者につき わが愛する者はわれにつく 彼は百合花の中にてその群を牧ふ


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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 黙  3:20

3:20 見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしはその中にはいって彼と食を共に し、彼もまたわたしと食を共にするであろう。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 ルカ 11:7

11:7 彼は内から、『面倒を かけないでくれ。もう戸は締めてしまったし、子供たちもわたしと一緒に床にはいっているので、いま起きて何もあげるわけにはいかな い』と言うであろう。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

口 語訳   3:20

3:20 見よ、わたしは戸の外 に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしはその中にはいって彼と食を共にし、彼もまたわたしと食 を共にするであろう。

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 黙  3:20

3:20 見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたし と共に食事をするであろう。

 

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