ゼカリヤ書 5:1−4
飛んでいる巻物(第6の幻)
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆第六の幻
ゼカ 5:1 私が再び目を上げて見ると、巻物が飛んでいた。
ゼカ
5:2 御使いが私に尋ねた。「何が見えるか。」私が「飛んでいる巻物が見えます。その長さは二十アンマ、その幅は十アンマです」と答えると、
ゼカ
5:3 彼は私に言った。「これは全地の面に出て行く呪いである。盗む者は皆、その一方に記されていることに照らして取り除かれ、偽って誓う者も皆、もう
一方に記されていることに照らして取り除かれる。」
ゼカ
5:4 「私が、それを送り出した――万軍の主の仰せ。/それは盗人の家に入り/また私の名によって偽りを誓う者の家に入って/その家の中にとどまり/梁
も石も滅ぼす。」
フランシスコ会訳2013
ゼカリヤ書 5
フランシスコ訳聖書 Zec <5>章
聖書本文
◆3 巻物とエファ升(5・1-11)
◆飛んでいる巻物(第六の幻)
001わたしが再び目を上げて見る
と、飛んでいる巻物が見えた。
002み使いはわたしに言った、「何
が見えるか」。わたしは答えた、「飛んでいる巻物が見えます。その長さは二十アンマ、その幅は十アンマです」。
003彼はわたしに言った、「これは
全地の面に送り出される呪いだ。盗む者はみな、その一方の面に記されていることに照らして取り除かれ、偽って誓う者もみなほかの面に
記されていることに照らして取り除かれる。
004『わたしが送り出す――万軍の主の言葉――それは
盗人の家に赴き、またわたしの名を使って偽りの誓いを立てる者の家を訪れ、その家の中に留まって、その家を梁も石もともに滅ぼし尽く
す』」。
新共同訳1987
5:1
わたしが再び目を留めて見ると、一つの巻物が飛んでいた。
5:2
御使いがわたしに、「何を見ているのか」と尋ねたので、わたしは答えた。「巻物が飛んでいるのが見えます。その長さは二十アンマ、幅は十アンマです。」
5:3
彼はわたしに言った。「これは全地に向かって出て行く呪いである。すべての盗人はその一方の面に記されている呪いに従って一掃される。また偽って誓う者
も、他の面の呪いに従って一掃される。」
5:4
わたしがこれを送り出す、と万軍の主は言われる。それは盗人の家に/わが名によって偽りの誓いをする者の家に入り/その家の中に宿り/梁も石ももろともに
滅ぼし尽くす。
新改訳1970
5:1
私が再び目を上げて見ると、なんと、巻き物が飛んでいた。
5:2
彼は私に言った。「何を見ているのか。」私は答えた。「飛んでいる巻き物を見ています。その長さは二十キュビト、その幅は十キュビトです。」
5:3
すると彼は、私に言った。「これは、全地の面に出て行くのろいだ。盗む者はだれでも、これに照らし合わせて取り除かれ、また、偽って誓う者はだれでも、こ
れに照らし合わせて取り除かれる。」
5:4
「わたしが、それを出て行かせる。――万軍の主の御告げ。――それは、盗人の家にはいり、また、わたしの名を使って偽りの誓いを立てる者の家にはいり、そ
の家の真中にとどまり、その家を梁と石とともに絶ち滅ぼす。」
口語訳1955
5:1
わたしがまた目をあげて見ていると、飛んでいる巻物を見た。
5:2
彼がわたしに「何を見るか」と言ったので、「飛んでいる巻物を見ます。その長さは二十キュビト、その幅は十キュビトです」と答えた。
5:3
すると彼はまた、わたしに言った、「これは全地のおもてに出て行く、のろいの言葉です。すべて盗む者はこれに照して除き去られ、すべて偽り誓う者は、これ
に照して除き去られるのです。
5:4
万軍の主は仰せられます、わたしはこれを出て行かせる。これは盗む者の家に入り、またわたしの名をさして偽り誓う者の家に入り、その家の中に宿って、これ
をその木と石と共に滅ぼすと」。
5:1 我また目を擧て觀しに卷物の飛あり
5:2 彼われに汝何を見るやと言ければ我言ふ我卷物の飛ぶを見る其長は二十キユビトその寛は十キユビト
5:3
彼またわれに言けるは是は全地の表面を往めぐる呪詛の言なり凡て竊む者は卷物のこの面に照して除かれ凡て誓ふ者は卷物の彼の面に照して除かるべし
5:4
萬軍のヱホバのたまふ我これを出せり是は竊盗者の家に入りまた我名を指て僞り誓ふ者の家に入てその家の中に宿りその木と石とを並せて盡く之を燒べしと
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
・・・・
(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
口 語訳 黙 5:1
5:1
わたしはまた、御座にいますかたの右の手に、巻物があるのを見た。その内側にも外側にも字が書いてあって、七つの封印で封じてあっ
た。
(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
口 語訳 黙 10:9-11
10:9
そこで、わたしはその御使のもとに行って、「その小さな巻物を下さい」と言った。すると、彼は言った、「取って、それを食べてしまい
なさい。あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い」。
10:10
わたしは御使の手からその小さな巻物を受け取って食べてしまった。すると、わたしの口には蜜のように甘かったが、それを食べたら、腹
が苦くなった。
10:11
その時、「あなたは、もう一度、多くの民族、国民、国語、王たちについて、預言せねばならない」と言う声がした。
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
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ゼカリヤ書 5:5−11
升と女たち(第7の幻)
翻訳比較
聖書協会共同訳2018
◆第七の幻
ゼカ 5:5 私に語りかけた御使いが出て来て、私に言った。「目を上げて、そこに出て来るものが何かを見なさい。」
ゼカ
5:6 私が「それは何ですか」と尋ねると、彼は答えた。「そこに出て来るのはエファ升だ。」そして続けた。「これは全地にある彼らの罪である。」
ゼカ 5:7 さて、鉛の蓋が持ち上げられると、エファ升の中に一人の女が座っていた。
ゼカ 5:8 「これは邪悪である」と彼は言い、その女をエファ升の中に投げ戻し、升の口に鉛の重しを投げかぶせた。
ゼカ
5:9 私が目を上げて見ると、翼に風をはらんだ二人の女が出て来た。彼女たちは、こうのとりのような翼を持ち、エファ升を地と天の間に持ち上げた。
ゼカ 5:10 私に語りかけていた御使いに私は尋ねた。「あの二人はエファ升をどこに運んで行くのですか。」
ゼカ
5:11 彼は答えた。「シンアルの地に彼女のための神殿を建てる。そこが整えられると、彼女はその定められた場所に安置される。」
フランシスコ会訳2013
◆升と女たち(第七の幻)
005わたしと話していたみ使いは、
進み出てわたしに言った、「目を上げて、そこに出てくるものが何であるかを見なさい」。
006わたしが、「それは何ですか」
と尋ねると、彼は、「そこに出てきたものはエファ升だ」と答え、さらに言った、「これは全地にある彼らの罪だ」。
007そして、鉛の蓋が持ち上げられ
ると、エファ升の中に一人の女が座っていた。
008彼は、「この女は罪悪そのもの
である」と言って、その女をエファ升に押し返し、鉛の重しでその口を閉じた。
009それからわたしが目を上げて見
ると、二人の女が翼に風を孕んで出てきた。彼女たちは、こうのとりのような翼を持ち、天と地の間でエファ升を持ち去ろうとしていた。
010わたしは、わたしと話していた
み使いに尋ねた、「あの者たちはエファ升をどこに持って行くのですか」。
011彼はわたしに言った、「シンア
ルの地で、あの女のために神殿を建てる。神殿が揺らぐことなく建てられると、それは、その土台の上に安置される」。
新共同訳1987
5:5
わたしに語りかけた御使いが現れ、わたしに言った。「目を留めて、そこに出て来るものが何であるか、よく見るがよい。」
5:6
わたしが、「それは何ですか」と尋ねると、彼は、「そこに出て来たのはエファ升である」と答え、「それは全地を見る彼らの目である」と言った。
5:7
鉛の円盤が取り除かれると、エファ升の中に一人の女が座っていた。
5:8
彼は、「それは邪悪そのものである」と言って、かの女をエファ升の中に投げ返し、エファ升の口に鉛の重しを置いた。
5:9
わたしが目を留めて見ると、二人の女が翼に風を受けて出て来た。かの女たちはこうのとりの翼のような翼を持ち、地と天の間でエファ升を運び去ろうとしてい
た。
5:10
わたしに語りかけた御使いに、「かの女たちはどこにエファ升を持って行こうとしているのですか」と尋ねると、
5:11
彼はわたしに答えた。「かの女のため、シンアルの地に神殿を築こうとしているのだ。神殿が整えられると、その地に備えられた場所に置かれるはずだ。」
新改訳1970
5:5
私と話していた御使いが出て来て、私に言った。「目を上げて、この出て行く物が何かを見よ。」
5:6
私が、「それは何ですか。」と尋ねると、彼は言った。「これは、出て行くエパ枡だ。」そして言った。「これは、全地にある彼らの罪だ。」
5:7
見よ。鉛のふたが持ち上げられ、エパ枡の中にひとりの女がすわっていた。
5:8
彼は、「これは罪悪だ。」と言って、その女をエパ枡の中に閉じ込め、その口の上に鉛の重しをかぶせた。
5:9
それから、私が目を上げて見ると、なんと、ふたりの女が出て来た。その翼は風をはらんでいた。彼女たちには、こうのとりの翼のような翼があり、彼女たち
は、あのエパ枡を地と天との間に持ち上げた。
5:10
そこで私は、私と話していた御使いに尋ねた。「あの者たちは、エパ枡をどこへ持って行くのですか。」
5:11
彼は私に言った。「シヌアルの地で、あの女のために神殿を建てる。それが整うと、そこの台の上に安置するためだ。」
口語訳1955
5:5
わたしと語る天の使は進んで来て、わたしに「目をあげて、この出てきた物が、なんであるかを見なさい」と言った。
5:6
わたしが「これはなんですか」と言うと、彼は「この出てきた物は、エパ枡です」と言い、また「これは全地の罪です」と言った。
5:7
そして見よ、鉛のふたを取りあげると、そのエパ枡の中にひとりの女がすわっていた。
5:8
すると彼は「これは罪悪である」と言って、その女をエパ枡の中に押し入れ、鉛の重しを、その枡の口に投げかぶせた。
5:9
それからわたしが目をあげて見ていると、ふたりの女が出てきた。これに、こうのとりの翼のような翼があり、その翼に風をはらんで、エパ枡を天と地との間に
持ちあげた。
5:10
わたしは、わたしと語る天の使に言った、「彼らはエパ枡を、どこへ持って行くのですか」。
5:11
彼はわたしに言った、「シナルの地で、女たちのために家を建てるのです。それが建てられると、彼らはエパ枡をそこにすえ、それの土台の上に置くのです」。
文
語訳1917
5:5 我に語へる天の使進み來りて我に言けるは請ふ目を擧てこの出きたれる物の何なるを見よ
5:6 これは何なるやと我言ければ彼言ふ此出來れる者はエパ舛なり又言ふ全地において彼等の形状は是のごとしと
5:7 かくて鉛の圓き蓋を取あぐれば一人の婦人エパ舛の中に坐し居る
5:8 彼是は罪惡なりと言てその婦人をエパ舛の中に投いれ鉛の錘をその舛の口に投かぶらせたり
5:9 我また目を擧て觀しに婦人二人出きたれり之に鶴の翼のごとき翼ありてその翼風を含む彼等そのエパ舛を天地の間に持擧ぐ
5:10 我すなはち我に語ふ天の使にむかひて彼等エパ舛を何處へ携へゆくなるやと言けるに
5:11 彼我に言ふシナルの地にて之がために家を建んとてなり是は彼處に置られてその臺の上に立ん
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各国旧約聖書における新約聖書の引照
・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを
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(英)AUTHORIZED
KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE
1994
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(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW
YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977
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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN
& TODD 1985
・・・・
(独)DIE
BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE
BIBELGESELLSCHAFT 1984
・・・・
(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987
・・・・
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