****************************************

ゼカリヤ書 7:1−7   

不誠実な断食

 

翻訳比較


聖書協会共同訳2018
◆主のための断食か
ゼカ 7:1 ダレイオス王の治世第四年、第九の月、すなわちキスレウの月の四日に、主の言葉がゼカリヤに臨んだ。
ゼカ 7:2 ベテルは、主に願い求めるために、サル・エツェルとレゲム・メレク、およびその従者たちを遣わし、
ゼカ 7:3 万軍の主の家に仕える祭司たちと預言者たちに尋ねさせた。「私は、長年行ってきたように、第五の月に断食をして、泣き悲しむべきでしょうか。」
ゼカ 7:4 すると、万軍の主の言葉が私に臨んだ。
ゼカ 7:5 「この地のすべての民と祭司たちに言いなさい。/『あなたがたは第五の月にも第七の月にも断食して/嘆いてきた。/こうして七十年になるが/あな たがたは本当に私のために断食したのか。
ゼカ 7:6 あなたがたが食べたり飲んだりするときは、ただ自分のために食べたり飲んだりしているだけではないのか。
ゼカ 7:7 これは、エルサレムとその周辺の町に人が住み、平穏であったとき、また、ネゲブやシェフェラにも人が住んでいたとき、主が先の預言者たちを通して 呼びかけた言葉ではなかったか。』」

フランシスコ会訳2013
ゼカリヤ書 7

フランシスコ訳聖書 Zec <7>章 聖書本文

5 断食の問題と不従順(71-14

◆不誠実な断食

001ダレイオス王の第四年、第九の 月、キスレウの月の四日、ゼカリヤに主の言葉が臨んだ。

002ベテル・サル・エツェルとレゲ ム・メレク、そしてその部下たちは主に伺いを立てるために使いを送って、

003万軍の主の神殿に仕える祭司と 預言者たちに尋ねさせた、「わたしが今まで長年行ってきたように、第五の月に断食して嘆くべきでしょうか」。

004すると、次のような万軍の主の 言葉がわたしに臨んだ、

005「この地のすべての民と祭司た ちに言え、『この七十年の間、お前たちが第五と第七の月に断食して嘆いたのは、本当にわたしのための断食だったのか。

006お前たちが飲み食いしたのは、 ただ自分たちのためではなかったのか。

007かつてエルサレムとその周りの 町々に人が住み、平和であったとき、またネゲブやシェフェラに人が住んでいたとき、主が先の預言者たちを通して告げたのは、まさにこ のことではなかったのか』」。


 

新共同訳1987

7:1 ダレイオス王の第四年になって、主の言葉がゼカリヤに臨んだ。それは九月、キスレウの月の四日のことであった。

7:2 ベテルはサル・エツェルとレゲム・メレクおよび彼の従者たちを遣わして、主の恵みを求めさせ、

7:3 また万軍の主の神殿の祭司たち、および預言者たちに次のような質問をさせた。「わたしは、長年実行してきたように、五月には節制して悲しみのときを持つべ きでしょうか。」

7:4 そのとき、万軍の主の言葉がわたしに臨んだ。

7:5 「国の民すべてに言いなさい。また祭司たちにも言いなさい。五月にも、七月にも/あなたたちは断食し、嘆き悲しんできた。こうして七十年にもなるが/果た して、真にわたしのために断食してきたか。

7:6 あなたたちは食べるにしても飲むにしても、ただあなたたち自身のために食べたり飲んだりしてきただけではないか。

7:7 エルサレムとその周りの町々に人が住み、平穏であり、ネゲブにもシェフェラにも人が住んでいたころ、主が先の預言者たちによって呼びかけられた言葉を知ら ないのか。」

 

新改訳1970

7:1 ダリヨス王の第四年の第九の月、すなわち、キスレウの月の四日に、ゼカリヤに主のことばがあった。

7:2 そのとき、ベテルは、サル・エツェルとレゲム・メレクおよびその従者たちを、主に願うために遣わし、

7:3 万軍の主の宮に仕える祭司たちと、預言者たちに尋ねさせた。「私が長年やってきたように、第五の月にも、断食をして泣かなければならないでしょうか。」

7:4 すると、私に次のような万軍の主のことばがあった。

7:5 「この国のすべての民と祭司たちに向かってこう言え。この七十年の間、あなたがたが、第五の月と第七の月に断食して嘆いたとき、このわたしのために断食し たのか。

7:6 あなたがたが食べたり飲んだりするとき、食べるのも飲むのも、自分たちのためではなかったか。

7:7 エルサレムとその回りの町々に人が住み、平和であったとき、また、ネゲブや低地に人が住んでいたとき、主が先の預言者たちを通して告げられたのは、次のこ とではなかったか。」

 

口語訳1955

7:1 ダリヨス王の第四年の九月、すなわちキスリウという月の四日に、主の言葉がゼカリヤに臨んだ。

7:2 その時ベテルの人々は、シャレゼル、レゲン・メレクおよびその従者をつかわして、主の恵みを請い、

7:3 かつ万軍の主の宮にいる祭司に問わせ、かつ預言者に問わせて言った、「わたしは今まで、多年おこなってきたように、五月に泣き悲しみ、かつ断食すべきで しょうか」。

7:4 この時、万軍の主の言葉がわたしに臨んだ、

7:5 「地のすべての民、および祭司に告げて言いなさい、あなたがたが七十年の間、五月と七月とに断食し、かつ泣き悲しんだ時、はたして、わたしのために断食し たか。

7:6 あなたがたが食い飲みする時、それは全く自分のために食い、自分のために飲むのではないか。

7:7 昔エルサレムがその周囲の町々と共に、人が住み、栄えていた時、また南の地および平野にも、人が住んでいた時に、さきの預言者たちによって、主がお告げに なった言葉は、これらの事ではなかったか」。


文語訳1917
7:1 ダリヨス王の四年の九月すなはちキスリウといふ月の四日にヱホバの言ゼカリヤに臨めり
7:2 ベテルかの時シヤレゼル、レゲンメレクおよびその從者を遣してヱホバを和めさせ
7:3 かつ萬軍のヱホバの室にをる祭司に問しめ且預言者に問しめて言けらく我今まで年久しく爲きたりしごとく尚五月をもて哭きかつ齋戒すべきやと
7:4 ここにおいて萬軍のヱホバの言我に臨めり云く
7:5 國の諸民および祭司に告て言へ汝らは七十年のあひだ五月と七月とに斷食しかつ哀哭せしがその斷食せし時果して我にむかひて斷食せしや
7:6 汝ら食ひかつ飮は全く己のために食ひ己のために飮ならずや
7:7 在昔ヱルサレムおよび周圍の邑々人の住ふありて平安なりし時南の地および平野にも人の住ひをりし時に已往の預言者によりてヱホバの宣ひたりし言を汝ら知ざ るや

 

****************************************

各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 エペ 2:13

2:13 ところが、あなたがたは、このように以前は遠く離れていたが、今ではキリスト・イエスにあって、キリストの血によって近いものとなっ たのである。

 

口 語訳 ロマ 14:6

14:6 日を重んじる者は、主のために重んじる。また食べる者も主のために食べる。神に感謝して食べるからである。食べない者も主のために食 べない。そして、神に感謝する。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

口 語訳 Tコリ10:31

10:31 だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである。

 

口 語訳 Tコリ11:20-22

11:20 そこで、あなたがたが一緒に集まるとき、主の晩餐を守ることができないでいる。

11:21 というのは、食事の際、各自が自分の晩餐をかってに先に食べるので、飢えている人があるかと思えば、酔っている人がある始末である。

11:22 あなたがたには、飲み食いをする家がないのか。それとも、神の教会を軽んじ、貧しい人々をはずかしめるのか。わたしはあなたがたに対 して、なんと言おうか。あなたがたを、ほめようか。この事では、ほめるわけにはいかない。

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

・・・・

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

・・・・

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

・・・・

 

****************************************

 

 

 

 

****************************************

ゼカリヤ書 7:8−14  

ヤーウェの応答

 

翻訳比較



聖書協会共同訳2018
ゼカ 7:8 主の言葉がゼカリヤに臨んだ。
ゼカ 7:9 「『万軍の主はこう言われる。/真実の裁きを行い/互いに慈しみ、憐れみ合え。
ゼカ 7:10 寡婦、孤児、寄留者/貧しい者を虐げてはならない。/互いに悪を心にたくらんではならない。』
ゼカ 7:11 ところが、彼らは聞くことを拒み、肩をこわばらせ、耳を閉じて聞き入れなかった。
ゼカ 7:12 彼らは心をダイヤモンドのように固くして、万軍の主がその霊により、先の預言者たちを通して送られた律法と言葉を聞き入れなかった。そこで、万 軍の主から激しい怒りが臨んだ。
ゼカ 7:13 『私が呼びかけても彼らが聞かなかったように、彼らが呼びかけても、私は聞かない――万軍の主は言われる。
ゼカ 7:14 私は彼らを、彼らの知らないあらゆる国々に追い散らした。その後、この地は荒れ果て、行き来する者もいなくなった。こうして彼らは、この慕わし い地を荒廃させた。』」


フランシスコ会訳2013

◆不従順に対する主の応答

008次のような主の言葉がゼカリヤ に臨んだ。

009万軍の主はこう仰せになる、 「正しい裁きを行い、互いに慈しみをもって思いやり、

010やもめと孤児、在留する他国の 者と貧しい者を虐げてはならない。互いに心の中で悪を企んではならない」。

011ところが、彼らはこれに注意を 払わず、背を向け、耳をふさいで聞き入れなかった。

012彼らは心を金剛石のように固く し、万軍の主がその霊をもって、先の預言者たちを通して送られた律法と言葉を聞き入れなかった。そこで、万軍の主から大きな怒りが臨 んだ。

013「わたしが呼んだとき、聞かな かったように、彼らが呼んでもわたしは聞かない」と万軍の主は仰せになる。

014「わたしは、彼らの知らないす べての国々に彼らを追い散らした。この地は彼らが去った後、荒れ果て、行き来する者もなくなった。こうして彼らはこの喜びの地を荒れ 地とした」。


 

新共同訳1987

7:8 そのとき、主の言葉がゼカリヤに臨んだ。

7:9 「万軍の主はこう言われる。正義と真理に基づいて裁き/互いにいたわり合い、憐れみ深くあり

7:10 やもめ、みなしご/寄留者、貧しい者らを虐げず/互いに災いを心にたくらんではならない。」

7:11 ところが、彼らは耳を傾けることを拒み、かたくなに背を向け、耳を鈍くして聞こうとせず、

7:12 心を石のように硬くして、万軍の主がその霊によって、先の預言者たちを通して与えられた律法と言葉を聞こうとしなかった。こうして万軍の主の怒りは激しく 燃えた。

7:13 「わたしが呼びかけても彼らが聞かなかったように、彼らが呼びかけても、わたしは聞かない」と万軍の主は言われる。

7:14 「わたしは彼らを、彼らの知らなかったあらゆる国に散らした。その後に、地は荒れ果て、行き来する者もなくなった。彼らは喜びの地を荒廃に帰させた。」

 

新改訳1970

7:8 ついで、ゼカリヤに次のような主のことばがあった。

7:9 万軍の主はこう仰せられる。「正しいさばきを行ない、互いに誠実を尽くし、あわれみ合え。

7:10 やもめ、みなしご、在留異国人、貧しい者をしいたげるな。互いに心の中で悪をたくらむな。」

7:11 それなのに、彼らはこれを聞こうともせず、肩を怒らし、耳をふさいで聞き入れなかった。」

7:12 彼らは心を金剛石のようにして、万軍の主がその御霊により、先の預言者たちを通して送られたおしえとみことばを、聞き入れなかった。そこで、万軍の主から 大きな怒りが下った。

7:13 「呼ばれたときも、彼らは聞かなかった。そのように、彼らが呼んでも、わたしは聞かない。」と万軍の主は仰せられる。

7:14 「わたしは、彼らを知らないすべての国々に彼らを追い散らす。この国は、彼らが去ったあと、荒れすたれて、行き来する者もいなくなる。こうして彼らはこの 慕わしい国を荒れすたらせた。」

 

口語訳1955

7:8 主の言葉が、またゼカリヤに臨んだ、

7:9 「万軍の主はこう仰せられる、真実のさばきを行い、互に相いつくしみ、相あわれみ、

7:10 やもめ、みなしご、寄留の他国人および貧しい人を、しえたげてはならない。互に人を害することを、心に図ってはならない」。

7:11 ところが、彼らは聞くことを拒み、肩をそびやかし、耳を鈍くして聞きいれず、

7:12 その心を金剛石のようにして、万軍の主がそのみたまにより、さきの預言者によって伝えられた、律法と言葉とに聞き従わなかった。それゆえ、大いなる怒り が、万軍の主から出て、彼らに臨んだのである。

7:13 「わたしが呼ばわったけれども、彼らは聞こうとしなかった。そのとおりに、彼らが呼ばわっても、わたしは聞かない」と万軍の主は仰せられる。

7:14 「わたしは、つむじ風をもって、彼らを未知のもろもろの国民の中に散らした。こうして彼らが去った後、この地は荒れて行き来する者もなく、この麗しい地は 荒れ地となったのである」。


文語訳1917
7:8 ヱホバの言ゼカリヤに臨めり云く
7:9 萬軍のヱホバかく宣へり云く正義き審判を行ひ互に相愛しみ相憐め
7:10 寡婦孤兒旅客および貧者を虐ぐるなかれ人を害せんと心に圖る勿れと
7:11 然るに彼等は肯て耳を傾けず背を向け耳を鈍くして聽ず
7:12 且その心を金剛石のごとくし萬軍のヱホバがその御霊をもて已往の預言者に由て傳へたまひし律法と言詞に聽したがはざりき是をもて大なる怒萬軍のヱホバより 出て臨めり
7:13 彼かく呼はりたれども彼等聽ざりき其ごとく彼ら呼はるとも我聽じ萬軍のヱホバこれを言ふ
7:14 我かれらをその識ざる諸の國に吹散すべし其後にてこの地は荒て往來する者なきに至らん彼等かく美しき國を荒地となす

 

****************************************

各国旧約聖書における新約聖書の引照

・・・標題区分内にある新約聖書引照のすべてを 拾う・・・

 

(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 使  7:57

7:57 人々は大声で叫びながら、耳をおおい、ステパノを目がけて、いっせいに殺到し、

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

・・・・

 

(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

・・・・

 

(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

・・・・

 

(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

 

・・・・

 

****************************************