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ゼファニヤ書 2:4−15  

諸国民の滅亡

 

翻訳比較

聖書協会共同訳2018

◆諸国民への裁き
ゼフ 2:4 ガザは捨て去られ/アシュケロンは荒れ果てる。/アシュドドは真昼に追い払われ/エクロンは根こそぎにされる。
ゼフ 2:5 ああ、海沿いの地に住む者、クレタの国民よ。/主の言葉があなたがたに向けられている。/ペリシテ人の地、カナンよ/私はあなたがたを滅ぼし/住 む者を一人も残さない。
ゼフ 2:6 海沿いの地は牧場となり/羊飼いの牧草地、羊の石囲いとなる。
ゼフ 2:7 その土地はユダの家の残りの者に渡される。/その土地で彼らは羊を飼い/夕暮れにはアシュケロンの家で憩う。/神である主が顧み/その繁栄を回復 してくださるからだ。
ゼフ 2:8 私はモアブのそしりと/アンモン人の罵りを聞いた。/彼らはわが民を嘲り/自分の領土について誇った。
ゼフ 2:9 それゆえ、私は生きている/――イスラエルの神、万軍の主の仰せ。/モアブはソドムのように/アンモン人はゴモラのように/いらくさの生い茂る 所、塩のくぼ地/とこしえに荒れ果てた地となる。/わが民の残りの者がその地を奪い取り/わが国の残された者がそれを受け継ぐ。
ゼフ 2:10 このことが起こるのは、彼らの高慢のゆえであり、万軍の主の民を嘲り、自ら誇ったからである。
ゼフ 2:11 主は彼らに対して恐るべき方となり、地上のすべての神々を消し去る。島々に住む諸国民もすべて、それぞれの地で主を礼拝する。
ゼフ 2:12 クシュの人々よ/あなたがたもまた私の剣によって刺し殺される。
ゼフ 2:13 主はまたその手を北に向かって伸ばし/アッシリアを滅ぼし、ニネベを荒れ果てた地とし/荒れ野のように乾いた地とされる。
ゼフ 2:14 そこには家畜の群れ、地のあらゆる獣が伏す。/烏もふくろうも、柱の頂に宿り/その声は窓辺にまで聞こえる。/荒廃は敷居に及び、杉の板は?が される。
ゼフ 2:15 これがかつて、歓喜に溢れていた町だろうか。/安らかに住み、心の中で/「私だけだ、私をおいて誰もいない」/と言っていた。/ああ、それは荒 れ果て/獣の住みかとなってしまった。/そこを通り過ぎる者は皆/嘲りの口笛を吹き、忌まわしげに手を振る。

フランシスコ会訳2013

◆諸国の民に対して

004そうだ、ガザは見捨てられ、

アシュケロンは荒れ果てる。

アシュドドは真昼に追い払われ、

エクロンは根こそぎにされる。

005災いだ、海辺に住む者たち、ク レタの民よ。

ペリシテ人の地、カナンよ、

お前たちに主の言葉が向けられている。

「わたしはお前を滅ぼし、

住む者を残さないだろう」。

006海辺は羊飼いの牧草地となり、

羊の囲い場となる。

007ユダの家の残りの者が海辺を所 有することになる。

彼らは海辺で羊を飼い、

夕べには、アシュケロンの家に休む。

彼らの神、主が心配してくださり、

彼らの運命を回復してくださったからだ。

008「わたしはモアブの謗りと、

アンモンの子らの悪口を聞いた。

彼らはわたしの民を悪く言い、

自分の領土について驕り高ぶった。

009それ故、わたしは生きている

――イスラエルの神、万軍の主の言葉

モアブはソドムのように、

アンモンの子らはゴモラのように、

いらくさが生える所、塩の穴となり、

永遠に荒れ地となる。

わたしの民の残りの者がそこを略奪し、

わたしの国民の残りの者がそれを受け継ぐであろう」。

010こうなったのは彼らの高慢のた め、万軍の主の民をあざけり、尊大な態度をとったからだ。

011主は彼らにとって恐るべき方と なられる。そうだ、地上のすべての神々は抹殺される。遠い島々の者もみな、それぞれ自分の所で主を礼拝するようになる。

012クシュの人々よ、

お前たちもまた、主の剣によって刺し殺される。

013主はその手を北に伸ばし、アッ シリアを滅ぼし、

ニネベを荒れ地とし、

荒れ野のように乾いた土地とする。

014その中に獣の群れ、地のあらゆ る獣が伏す。

梟と山あらしはその柱頭をねぐらとし、

鳴き声は窓辺に聞こえ、烏が敷居で鳴く。

015これが、安心しきって生活し、

心の中で「わたしのほかに誰もいない」と言い、

たいした勢いだったあの町だろうか。

何と荒れ果て、

獣の伏す所となってしまったことか。

そこを通り過ぎる者はみな口笛を吹き、手を振る。


 

新共同訳1987

◆諸国民の滅亡

2:4 まことに、ガザは捨てられ/アシュケロンは荒れ果てる。アシュドドは真昼にその住民を追われ/エクロンは根こそぎにされる。

2:5 災いだ、海沿いの地に住む者、クレタの民は。主の言葉がお前たちに向けられている。カナンよ、ペリシテ人の地よ/わたしはお前を滅ぼし/住む者がないよう にする。

2:6 海沿いの地は牧場となり/羊飼いの井戸が掘られ、羊の囲いが造られる。

2:7 その土地は、ユダの家の残りの者の所有となる。その土地で、彼らは羊を飼い/夕暮れには、アシュケロンの家で憩う。主なる神が彼らを顧み/その繁栄を回復 されるからだ。

2:8 わたしはモアブの嘲りと/アンモン人の、ののしりを聞いた。彼らはわが民を嘲り/自分の領土について驕り高ぶった。

2:9 「それゆえ、と/イスラエルの神、万軍の主は言われる。わたしは生きている。モアブは必ずソドムのように/アンモン人はゴモラのようになり/とこしえに荒 れ果て、雑草の茂る所/塩のくぼ地となる。わが民の残りの者が彼らの地を奪い取り/国の生き残りの者がそれを受け継ぐ。」

2:10 このことが彼らに起こるのは、彼らの傲慢のゆえであり、万軍の主の民を嘲り、驕り高ぶったからだ。

2:11 主は彼らに対して恐るべき者として臨まれ、地上のすべての神々を滅ぼされる。島々に住む諸国の民も、それぞれの地で主にひれ伏す。

2:12 クシュ人よ、お前たちもまた/わたしの剣によって刺し殺される。

2:13 主はまたその手を北に向かって伸ばし/アッシリアを滅ぼし、ニネベを荒れ地とし/荒れ野のように干上がらせられる。

2:14 そこには、あらゆる獣が/それぞれ群れをなして伏す。ふくろうと山あらしは柱頭に宿り/その声は窓にこだまする。杉の板ははがされ、荒廃は敷居に及ぶ。

2:15 これが、かつてにぎやかであった都だろうか。かつて、人々は安らかに住み、心の中で/「わたしだけだ。わたしのほかにだれもいない」と言っていた。どうし て、都は荒れ果て/獣の伏す所となってしまったのか。ここを通り過ぎる者は皆/驚きのあまり、口笛を吹き、手を横に振る。

 

新改訳1970

2:4 だが、ガザは捨てられ、アシュケロンは荒れ果てる。アシュドデは真昼に追い払われ、エクロンは根こぎにされる。

2:5 ああ。海辺に住む者たち。ケレテ人の国。主のことばはおまえたちに向けられている。ペリシテ人の国カナン。わたしはおまえを消し去って、住む者がいないよ うにする。

2:6 海辺よ。おまえは牧場となり、牧者たちの牧草地となり、羊の囲い場となる。

2:7 海辺はユダの家の残りの者の所有となる。彼らは海辺で羊を飼い、日が暮れると、アシュケロンの家々で横になる。彼らの神、主が、彼らを訪れ、彼らの捕われ 人を帰すからだ。

2:8 わたしはモアブのそしりと、アモン人のののしりを聞いた。彼らはわたしの民をそしり、その領土に向かって高ぶった。

2:9 それゆえ、わたしは誓って言う。――イスラエルの神、万軍の主の御告げ。――モアブは必ずソドムのようになり、アモン人はゴモラのようになり、いらくさの 茂る所、塩の穴、とこしえの荒れ果てた地となる。わたしの民の残りの者が、そこをかすめ奪う。わたしの国民の生き残りの者が、そこを 受け継ぐ。

2:10 これは、彼らの高慢のためだ。彼らが万軍の主の民をそしり、これに向かって高ぶったからだ。

2:11 主は彼らを脅かし、地のすべての神々を消し去る。そのとき、人々はみな、自分のいる所で主を礼拝し、国々のすべての島々も主を礼拝する。

2:12 あなたがた、クシュ人も、わたしの剣で刺し殺される。

2:13 主は手を北に差し伸べ、アッシリヤを滅ぼし、ニネベを荒れ果てた地とし、荒野のようにし、砂漠とする。

2:14 その中に、獣の群れ、あらゆる地の獣が伏し、ペリカンと針ねずみはその柱頭をねぐらとし、ふくろうはその窓で鳴き、烏は敷居で鳴く。主が、杉でつくったこ の町をあばかれたからだ。

2:15 これが、安らかに過ごし、心の中で、「私だけは特別だ。」と言ったあのおごった町なのか。ああ、その町は荒れ果てて、獣の伏す所となる。そこを通り過ぎる 者はみな、あざけって、手を振ろう。

 

口語訳1955

2:4 ともあれ、ガザは捨てられ、アシケロンは荒れはて、アシドドは真昼に追い払われ、エクロンは抜き去られる。

2:5 わざわいなるかな、海べに住む者、ケレテの国民。ペリシテびとの地、カナンよ、主の言葉があなたがたに臨む。わたしはあなたを滅ぼして、住む者がないよう にする。

2:6 海べよ、あなたは牧場となり、羊飼の牧草地となり、また羊のおりとなる。

2:7 海べはユダの家の残りの者に帰する。彼らはその所で群れを養い、夕暮にはアシケロンの家に伏す。彼らの神、主が彼らを顧み、その幸福を回復されるからであ る。

2:8 「わたしはモアブのあざけりと、アンモンの人々の、ののしりを聞いた。彼らはわが民をあざけり、自ら誇って彼らの国境を侵した。

2:9 それゆえ、万軍の主、イスラエルの神は言われる、わたしは生きている。モアブは必ずソドムのようになる。アンモンの人々はゴモラのようになる。いらくさと 塩穴とがここを占領して、永遠に荒れ地となる。わが民の残りの者は彼らをかすめ、わが国民の残りの者はこれを所有する」。

2:10 この事の彼らに臨むのはその高ぶりによるのだ。彼らが万軍の主の民をあざけり、みずから誇ったからである。

2:11 主は彼らに対して恐るべき者となられる。主は地のすべての神々を飢えさせられる。もろもろの国の民は、おのおの自分の所から出て主を拝む。

2:12 エチオピヤびとよ、あなたがたもまた/わがつるぎによって殺される。

2:13 主はまた北に向かって手を伸べ、アッスリヤを滅ぼし、ニネベを荒して、荒野のような、かわいた地とされる。

2:14 家畜の群れ、もろもろの野の獣はその中に伏し、はげたかや、やまあらしはその柱の頂に住み、ふくろうは、その窓のうちになき、からすは、その敷居の上に鳴 く。その香柏の細工が裸にされるからである。

2:15 この町は勝ち誇って、安らかに落ち着き、その心の中で、「ただわたしだけだ、わたしの外にはだれもない」と/言った町であるが、このように荒れはてて、獣 の伏す所になってしまった。ここを通り過ぎる者は/皆あざけって、手を振る。



文語訳1917
2:4 夫ガザは棄られアシケロンは荒はてアシドドは白晝に逐はらはれエクロンは抜さらるべし
2:5 海邊に住る者およびケレテの國民は禍なるかな ベリシテ人の國カナンよ ヱホバの言なんぢらを攻む 我なんぢを滅して住者なきに至らしむべし
2:6 海邊は必ず牧塲となり牧者の洞および羊の牢そこに在ん
2:7 此地はユダの家の殘餘れる者に歸せん 彼ら其處にて草飼ひ暮に至ればアシケロンの家に臥ん そは彼らの神ヱホバかれらを顧みその俘囚を歸したまふべければなり
2:8 我すでにモアブの嘲弄とアンモンの子孫の罵言を聞けり 彼らはわが民を嘲り自ら誇りて之が境界を侵せしなり
2:9 是故に萬軍のヱホバ、イスラエルの神 言たまふ 我は活く 必ずモアブはソドムのごとくになりアンモンの子孫はゴモラのごとくにならん 是は共に蕁麻の蔓延る處となり鹽坑の地となりて長久に荒はつべし 我民の遺れる者かれらを掠めわが國民の餘されたる者かれらを獲ん
2:10 この事の彼らに臨むはその傲慢による 即ち彼ら萬軍のヱホバの民を嘲りて自ら誇りたればなり
2:11 ヱホバは彼等に對ひては畏ろしくましまし地の諸の神や饑し滅したまふなり 諸の國の民おのおのその處より出てヱホバを拜まん
2:12 エテオピア人よ汝等もまたわが劍にかかりて殺さる
2:13 ヱホバ北に手を伸てアッスリヤを滅したまはん 亦ニネベを荒して荒野のごとき旱地となしたまはん
2:14 而して畜の群もろもろの類の生物その中に伏し??および刺?其柱の頂に住み囀る者の聲窓の内にきこえ荒落たる物閾の上に積り香柏の板の細工露顯になるべし
2:15 是邑は驕り傲ぶりて安泰に立をり 唯我あり 我の外には誰もなしと心の中に言つつありし者なるが斯も荒はてて畜獣の臥す處となる者かな 此を過る者はみな嘶きて手をふるはん

 

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各国旧約聖書における新約聖書の引照

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(英)AUTHORIZED KING JAMES VERSION 1611・・・ZONDERVAN PUBLISHING HOUSE 1994

口 語訳 ルカ 1:68

1:68 「主なるイスラエルの神は、ほむべきかな。神はその民を顧みてこれをあがない、

 

口 語訳 ヨハ 4:21

4:21 イエスは女に言われた、「女よ、わたしの言うことを信じなさい。あなたがたが、この山でも、またエルサレムでもない所で、父を礼拝す る時が来る。

 

口 語訳 黙  18:7

18:7 彼女が自ら高ぶり、ぜいたくをほしいままにしたので、それに対して、同じほどの苦しみと悲しみとを味わわせてやれ。彼女は心の中で 『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。

 

(米)THE NEW SCOFIELD STUDY BIBLE・・・NEW YORK・OXFORD UNIVERSITY PRESS 1977

 

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(仏)THE NEW JERUSALEM BIBLE・・・・DARYON,LONGMAN & TODD 1985

 

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(独)DIE BIBEL MARTIN LUTHERS 1534 ・・・DEUTSCHE BIBELGESELLSCHAFT 1984

 

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(日)新共同訳・・・・日本聖書協会 1987  

新共同 ルカ 1:68

1:68 「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。主はその民を訪れて解放し、

 

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